JPH023237Y2 - - Google Patents

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JPH023237Y2
JPH023237Y2 JP183680U JP183680U JPH023237Y2 JP H023237 Y2 JPH023237 Y2 JP H023237Y2 JP 183680 U JP183680 U JP 183680U JP 183680 U JP183680 U JP 183680U JP H023237 Y2 JPH023237 Y2 JP H023237Y2
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JP
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gas
expansion chamber
port
discharge port
recess
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JP183680U
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Description

【考案の詳細な説明】 本案はガスしや断器の改良に関し、その目的は
絶縁回復特性の向上にある。
周知の如く、ガスしや断器の高いしや断性能は
優れた絶縁回復特性によるところが大きく、この
絶縁回復特性には電流しや断時のアークによつて
熱せられたイオン化ガスの挙動が大きく影響す
る。第1図は従来装置の要部断面図にして閉路状
態を示し、上部取付台1に、筒状の固定アークコ
ンタクト2、シールド3、および吸着剤5が取り
付けられている。上部取付台1はSF6ガスのよう
な絶縁及び消弧性を有するガス7を充填した極間
絶縁筒8に固定されている。
可動側は、吹付ノズル9、可動アークコンタク
ト10、摺動棒11、及び吹付シリンダ12が操
作機構(図示せず)により駆動されるように構成
されている。
上述の構成において、しや断動作時に発生する
アークにより生成される絶縁性の低い熱ガスの挙
動は、大略矢印にて示す如くなる。
即ち、可動側が矢印13方向に操作され、吹付
シリンダ12により圧縮された消弧性ガス7がア
ーク接触子2,10間に発生したアークに吹付け
られて消弧する。その際、前記アークにより熱せ
られたガス7はその一部が低絶縁性ガス7aとな
り膨張する。この低絶縁性ガスは固定アークコン
タクト2の中から吸着剤5へ導かれ、有害な分解
生成物が除去されて清浄ガスとなり極間絶縁筒8
内に環流する。
ところが、しや断電流が大きくなつてくると、
固定アークコンタクト2の内部を上昇する低絶縁
性ガス7aの上方への吹き上げの勢いが強大とな
り、上部取付台1中央のA部に突き当たつた低絶
縁性ガスが吸着剤の方へ流れずに、点線にて示す
矢印のようにそのまま再び固定アークコンタクト
2の方向へ逆流して後続の吹き上げガスの上昇を
妨げこのガスを極間近傍に吹き戻してコンタクト
間の絶縁回復特性に悪影響を及ぼすことがある。
本案は、上部導電筒の上方に膨張室を構成する
と共にこの室の上面を排出ガスがガス排出口に逆
流しない様な形状とすることにより上記欠点の改
善を企図したものである。
以下、第2図に基づいて本案を説明する。第2
図において、31は上部導電筒にして、この筒は
極間絶縁筒8上に載置されており、前記絶縁筒8
の内部に中間室32が構成されている。その中央
には筒状の固定アークコンタクト2を保持する筒
状取付体33aがあり、前記上部導電筒31にリ
ブ33bにて支持されている。
又、前記上部導電筒31には、その内側に円環
状の容器5aに充填された吸着剤5が取り付けら
れている。前記筒状取付体33aの上端にはガス
排出口33dが構成されており、その周囲に戻し
口33eが構成されている。
前記上部導電筒31の上端にはキヤツプ34が
取り付けられ、中間室32の上部に当該しや断器
のしや断容量に見合つた充分な容積の膨張室35
が構成されている。この膨張室35の上面はガス
排出口33dからの排出ガスの流れが滑らかに拡
散できるように円環状の凹部が形成されており、
且つその凹部の断面が略々半円状に構成されてい
る。
この実施例では、膨張室35の上面中央部のガ
ス排出口33dに対向した排出ガス当接部にテフ
ロン等の耐熱性絶縁物からなる略々円錐状の整流
体36が突出して位置せしめられ、その基部の周
面を前記凹部の内側周面から外側周面に連続せし
めている。
又、前記ガス排出口33dは33fの如く寸法
1だけ戻し口33eから膨張室35内に突出した
位置に形成してもよい。
その他第1図と同一若しくは相当部分には同一
符号を付して示している。
上述の構成におけるしや断時のガス挙動を第2
図に基づき説明する。可動側が矢印13方向に操
作され、吹付シリンダ12によつて圧縮された消
弧性ガスが、アークコンタクト2,10間に発生
したアークに吹付けられて消弧する。その際、ア
ークによつて熱せられたガスは低絶縁性ガスとな
り、矢印7aの様に膨張しつつ固定アークコンタ
クト2内から上昇しガス排出口33dから膨張室
35内に排出される。この低絶縁性ガスは、膨張
室35内で充分に膨張冷却されたうえ、整流体3
6に当たりその基部周面から凹部周面に沿つて戻
し口33eに矢印の如く導かれる。このガスは中
間室32に至る途中においてその中の分解生成物
が吸着剤5に吸収される。その結果、コンタクト
2,10周辺には清浄なガスが環流し次回しや断
に備えることとなる。
以上詳述した通り、本案は上部導電筒の上方に
充分な容積を有するガスの膨張室を設けこの上面
に円環状の凹部を形成すると共にこの凹部の断面
を略々半円状とし、上面中央部に下方に突出した
略々円錐状の整流体を設けたので、ガス排出口か
ら吹き上げられる熱い低絶縁性ガスを膨張冷却後
整流体、凹部に沿つて戻し口へ円滑に導くことが
できる。従つてしや断にともなうこの様なガスが
膨張室内で速やかに冷却されるうえ、反転逆流し
てコンタクト付近に戻ることがなく、しや断器の
絶縁回復特性を向上することができる。
又、膨張室上面のガス排出口に対向する位置に
ガス排出口側に突出して整流体を設けているので
絶縁回復特性が更に向上し、この整流体をテフロ
ン等の耐熱性絶縁物で構成すれば、万一のアーク
の照射による膨張室内面の溶損をも防ぐことがで
き、これにともないしや断に有害な金属蒸気の発
生を防止し得る。更に、筒状取付体のガス排出口
を前述の如く戻し口より膨張室内に突出して構成
すると低絶縁性ガスが逆流するのをより有効に阻
止し得る等の極めて実際的な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を示す要部縦断面図、第2図
は本案の1実施例を示す要部縦断面図である。 2:固定接触子、8:極間絶縁筒、10:可動
接触子、33d:ガス排出口、33e:戻し口、
34:キヤツプ、35:膨張室、36:整流体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 接離する一対の接触子が収納された極間絶縁
    筒の上部に膨張室を構成し、この膨張室に前記
    一対の接触子を開離して電流しや断する際の排
    ガスを導くガス排出口を開口すると共にこのガ
    ス排出口の外周に前記極間絶縁筒内への戻し口
    を開口し、前記膨張室の上面に円環状の凹部を
    形成すると共に前記凹部の断面を略々半円状と
    し、前記上面の中央部に、前記ガス排出口側に
    突出した略々円錐状の整流体を設け、前記整流
    体の基部の周面を前記凹部の周面に連続せしめ
    前記ガス排出口からの排ガスを前記整流体から
    前記凹部の周面に沿つて前記戻し口へ導くよう
    に構成して成ることを特徴とするガスしや断
    器。 (2) 前記ガス排出口が前記戻し口よりも前記膨張
    室内に突出せしめられている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のガスしや断器。
JP183680U 1980-01-10 1980-01-10 Expired JPH023237Y2 (ja)

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JPS56104031U JPS56104031U (ja) 1981-08-14
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DE3275041D1 (en) * 1981-09-30 1987-02-12 Sprecher Energie Ag Compressed-gas circuit breaker
JP5751024B2 (ja) * 2011-05-31 2015-07-22 富士電機株式会社 閉鎖配電盤
JP6017105B1 (ja) * 2016-01-19 2016-10-26 三菱電機株式会社 ガス遮断器

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