JPS6125149Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6125149Y2
JPS6125149Y2 JP8246779U JP8246779U JPS6125149Y2 JP S6125149 Y2 JPS6125149 Y2 JP S6125149Y2 JP 8246779 U JP8246779 U JP 8246779U JP 8246779 U JP8246779 U JP 8246779U JP S6125149 Y2 JPS6125149 Y2 JP S6125149Y2
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JP
Japan
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arc
chamber
movable contact
fluid
discharge chamber
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Expired
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JP8246779U
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JPS561345U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案はアーク回転形しや断器の改良に関する。
周知の如く、アーク回転形しや断器はしや断時
アークを絶縁消弧流体中で回転駆動せしめ狭隘な
空間で消弧せしめるものである。ところで、この
種しや断器では中電流域におけるしや断能性が他
の領域に比べ若干劣る欠点がある。特に最近の要
求はIEC規格にも見られる如く、定格しや断電流
×(10%〜30%)のしや断条件(再起電圧)が極
めて過酷であり、従来のものでこの条件を満たす
には強力な磁界を必要とする。
ところが、この為には磁気駆動コイル、位相調
整装置等を大形化、強迅化することが必要であ
り、必然的に装置全体の大形化をまねき、小形、
低価格等のこの種しや断器における本質的要求に
反することとなる。
本案は以上の点に鑑み提案されたもので、アー
クによる昇圧流吹付けを併用し昇圧室を排出室で
包囲し常時両室を連通させることにより、アーク
回転機構を大形化、強迅化することなく中電流域
における消弧能力がすぐれ背丈が高くならず、経
済的な装置を提供することを目的とする。
以下、図面に示す実施例に基づいて本案を説明
する。図において、1は固定接触子でこの外側に
磁気駆動コイル2を配設し両者を電気的に接続し
ている。前記接触子1とコイル2の間には導電性
材料で構成した円筒状の短絡環3が配設されてお
り、この環3の下端内周には耐アーク性材料より
成るアークランナー4が、又、下端外周にはコイ
ル支持用円板5がそれぞれ溶接等により固定され
ている。前記円板5若しくは短絡環3の先端は前
記コイル2の他端に電気的に接続されている。
更に前記コイル2の略々中央には必要に応じ鉄
心6が配設されこれで磁界強化が計られている。
そして、この鉄心6はアーク走行部に対向する部
分が絶縁カバー7で覆われ鉄心6が中間電極とな
つてアークランナー4へのアークの移行を遅らせ
るのが防止せしめられている。
そして、これらは側壁8と仕切板9で構成され
た昇圧室10内に収納されている。前記側壁8は
金属、絶縁物の何れでもよいが、仕切板9は絶縁
物で構成する。又、前記仕切板9には中央孔が設
けられていてこの孔を可動接触子11が貫通して
いる。
更に、前記昇圧室10及び可動接触子11は
SF6ガス、圧縮空気等の絶縁消弧流体12を充填
した容器13に全体が包み込まれる様に収納され
ており、容器13と前記側壁8との間には充分な
容積が用意されている。前記可動接触子11には
中空部14が設けられており、又昇圧室10に入
り込まない位置に放出用の開口15が設けられて
いて、容器13内に形成される排出室16と前記
昇圧室10とは常時連通せしめられている。
なお、前記排出室16の容積は昇圧室10のそ
れよりも充分大きく選定されている。
上述の構成において、閉路状態では両接触子
1,11が接触しているので、支障なく通電が行
なわれる。
しや断に際し、可動接触子11を固定接触子1
から開離すると、この間にアークが発生し、やが
てこれがアークランナー4と可動接触子11間に
アーク17として移行する。
このため、磁気駆動コイル2が回路に挿入され
て回路電流が前記コイル2に流れ、これを中心と
して破線の如く磁束18が発生する。この磁束1
8の直交する成分によりアーク17はアークラン
ナー4と可動接触子11の間で回転駆動せしめら
れる。このとき、アーク17には前記コイル2に
近い箇所ほど即ち、アークランナー4上で最も強
い駆動力を受ける。
又、中電流域ではアーク17の有するアークエ
ネルギーがかなり大きいため、絶縁消弧流体12
が分解、加熱されて昇圧室10内の圧力は上昇す
る。この圧力により可動接触子11の中空部1
4、開口15を経由して矢印Aで示す如く流体流
が生じる。この流体流によつて、可動接触子11
の先端側のアークには流体吹付効果によるアーク
の冷却、絶縁消弧流体の置換が行なわれる。従つ
て、アーク17には回転駆動に加え流体吹付が行
なわれることとなり、電流零点で消弧される。
大電流域では前記矢印Aで示す流体流が更に強
力となつて消弧が容易となる。
昇圧室10と排出室16とが常時連通されてい
るのでアークの発生直後から前記流体流Aによる
吹付けを開始しそれだけ消弧が早期に行なわれ
る。しかも排出室16は前記昇圧室10よりも充
分に大きい容積を持ち且つこれを包み込む様に配
設されているのでしや断器の高さはそれほど高く
ならない。又、しや断時の熱や圧力は一旦昇圧室
10の側壁13で受け止められ、排出室16の容
器13はそれほど強迅なもので構成する必要がな
い。
以上詳述した通り、本案によるときは、アーク
による昇圧流吹付けを併用したのでアーク回転機
構を大形化、強迅化することなく中電流域におけ
る消弧能力を向上し得る。又、昇圧室を排出室の
空間で包囲したので装置の背丈をそれほど高くす
る必要もなく排出室の容器に強迅さが要求される
こともない。装置が経済的であるといつた実用的
な効果を奏する。
なお、可動側に磁気駆動コイルを設けたものに
も本案は適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本案の1実施例を示す縦断面図である。 1……固定接触子、2……磁気駆動コイル、1
0……昇圧室、11……可動接触子、12……絶
縁消弧流体、14……中空部、15……開口、1
6……排出室、17……アーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定接触子と、これに遊離する可動接触子と、
    前記両接触子間に発生したアークを回転駆動せし
    める機構と、これらを収納すると共に絶縁消弧流
    体が充填された昇圧室と、この昇圧室全体を包囲
    する空間で形成されこの空間に絶縁消弧流体が充
    填された排出室と、前記可動接触子の内部に設け
    られ前記昇圧室と排出室を常時連通している中空
    部とより成ることを特徴とするアーク回転形しや
    断器。
JP8246779U 1979-06-15 1979-06-15 Expired JPS6125149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8246779U JPS6125149Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15

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JP8246779U JPS6125149Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15

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Publication Number Publication Date
JPS561345U JPS561345U (ja) 1981-01-08
JPS6125149Y2 true JPS6125149Y2 (ja) 1986-07-29

Family

ID=29315692

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JP8246779U Expired JPS6125149Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220742Y2 (ja) * 1981-01-09 1990-06-06

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Publication number Publication date
JPS561345U (ja) 1981-01-08

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