JPS59192666A - ブレ−キユニツト - Google Patents

ブレ−キユニツト

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JPS59192666A
JPS59192666A JP6798183A JP6798183A JPS59192666A JP S59192666 A JPS59192666 A JP S59192666A JP 6798183 A JP6798183 A JP 6798183A JP 6798183 A JP6798183 A JP 6798183A JP S59192666 A JPS59192666 A JP S59192666A
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sleeve
brake
ratchet gear
inner hole
spring
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羽田 安久
修 赤松
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、鉄道車両にフレーキカを付与するブレーキ
ユニット、特に、自動隙間調整機構を備えたブレーキユ
ニットに関する。
従来のこの種のブレーキユニットとしては、特公昭50
−35992号公報に開示されるブレーキユニットがあ
るが、ます、このブレーキユニ・7トについて、第8図
乃至第11図に基づいて説明する。支点ピン1によって
枠体2に回転自在に軸支された制動レバー3の上方は、
図外のブレーキシリンダと連結されているので、該制動
レバー3の下方は、ブレーキシリンダの作動に伴って、
支点ピンlを中心として前後方向へ回転移動自在となっ
ている。そして、該制動レバー3の下方に形成された円
孔4内には、2分割ブシュ5が圧入されている。該ブシ
ュ5の各分割部には球面凹部が形成され、外面が球面を
なしている軸受6と球面接触している。軸受6には円孔
7が設けられ、この円孔7の軸心は支点ピン1の軸心と
直角で該支点ピン1の下に位置しており、第8図に示す
位置においては円孔4の軸心と鋭角の関係にある。円孔
7内には内部に雌ねじを形成したスリーブ8が嵌入され
ている。そして、該スリーブ8内には後端に雄ねしが形
成された押棒9が相対的に前後動自在に螺合されている
。又、該押棒9の前端は、上端を枠体2に回転自在に軸
支された図外の吊り具の下端にピン10で軸支された図
外の制輪子が連結されている。このような構成からなる
ブレーキユニットにおいて、ブレーキシリンダに圧力流
体が供給されると、制動レバー3が支点ピン1を中心に
回転して、スリーブ8、押棒9及び制輪子を前方へ押し
て、制輪子の前方に位置する図外の車輪踏面を押圧しブ
レーキを作用させ、逆に、ブレーキを弛める際には、ブ
レーキシリンダ内の圧力流体を排出することによって、
図外の復帰機構により制動レバー3を支点ピン1を中心
に逆回転させ、スリーブ8、押棒9及び制輪子を後方へ
移動させる。
このような動作の繰り返しによって、制輪子の制動面が
摩耗すると、押棒9の前方への移動量は制動作用毎に増
大する。従って制輪子が摩耗してその後制動作用をして
も、押棒9やブレーキシリンダのピストンを同じ移動距
離に維持するために、フレーキュニットには、以下に詳
述する自動隙間調整機構が設けられている。
この自動隙間調整機構は、前記押棒9の雄ねし及び該雄
ねじと螺合する雌ねしを内部に形成したスリーブ8に加
えて、ラチェット歯車11、爪12及び前記制動レバー
3と爪12を連結する駆動機構から構成される。
ラチェット歯車11は、スリーブ8の外周に外嵌されて
いるのでスリーブ8と一体となって回転する。このラチ
ェット歯車11の両側は隙間調整環I3に溝型に設けら
れた両壁に接し、該環13は一対のスリーブ軸受14を
介してスリーブ8と共に動くように該スリーブ8に取付
けられる。爪12は、第9図に示すように、その一端が
ピン15で回転自在に取付けられ、このピン15の両端
はある間隔をもった一対のリンク16の左端寄りに支持
される。このリンク16の中間はピン17によって隙間
調整環13に形成された腕18に回転自在に支持される
。一対のリンク16の右端寄りで該リンク16は作動棒
19の上端とピン2゜で揺動自在に接続される。作動棒
19は、隙間調整環13に取付けた摩耗ブシュ21を滑
動可能に貫通しており、前記リンク1Gはピン17を中
心にして、作動棒19に外嵌しているばね22にょって
、左回りに回転するように付勢されている。
又、一端が作動棒19に貫通して固定されている両押え
23の他端はラチェット歯車11に圧接して、ラチェッ
ト歯車11の自由回転を阻止している。作動棒19の下
部は、隙間調整用の主動桿24と連結されている。該主
動桿24ばベルクランクレバー25にピン26によって
回転自在に支持されている。又、該ベルクランクレバー
25にはピン27によってローラ28が回転自在に取付
けられ、このローラ28は、隙間調整環13に形成され
た平面29に接し、このローラ28と平面29の接触線
はベルクランクレバー25の支点となる。隙間調整ロー
ラ取付座30は枠体2の一方の側ffiにボルト31で
取イ」けられ、その上端にはローラ32がピン33によ
って回転自在に支持されている。そして、このローラ3
2は、ベルクランクレバーの腕34に形成された円弧面
35に接しこのレバー25がローラ28と平面29間の
接触線で構成される前記支点の周りに回転する時ローラ
32はこの円弧面35に沿って転る。
爪12の下端にはカム面36と爪尖端37が形成され、
該爪12の中間部は下端を前記隙間調整環13と同一体
の垂直腕38に支持された第1ばね39の上端と連結し
ているので、該第1ばね39は爪12のカム面36がラ
チェット歯車11の3つの歯に接する図示した位置へ隙
間調整機構の各部材を通常押しやる。
次に、上述のような構成からなる従来のブレーキユニッ
トの隙間調整の動作について説明する。
ブレーキを作動させる際に、制動レバー3が支点ピン1
を中心として右回転すると、自動隙間調整機構を構成す
る隙間調整環13、ラチェット歯車11、爪12、リン
ク16、作動環19及び主動桿24は押棒9とスリーブ
8が前方へ動くとき同時に前方へ動く。ローラ32はへ
ルクランクレバー25の腕34の円弧面35に接し且つ
このローラ32は枠体2に固定された取付座30にピン
33で回転自在に取付げられている。その結果、Sl 
        ローラ32とピン33は枠体2に関し
動くことができない。従って、ローラ32は第10図で
腕34の左方への動きを抑える。更に、ローラ28は同
時に前方へ動く隙間調整環13に形成された平面29に
接する。よって、ローラ32は隙間調整環13の平面2
9とローラ28の間の接触線の回りに第8図と第11図
で右回りにベルクランクレバー25を回転させ、この時
このローラ32は隙間調整環13、ラチェット歯車11
、爪12、リンク16、作動環19及び主動桿24の前
方への移動に応動して腕34の円弧面35に沿って転る
ベルクランクレバー25はピン26で主動桿24と連結
されているので、ベルクランクレバー25のこの右回り
は主動桿24を下方へ動かす。この主動桿24の下動は
作動環19を下方へ押し下げ、更に、この作動環19の
下動はピン20で連結したリンク16をピン17の回り
に第9図で右回りに回転させる。このリンク16の他端
にはピン15で爪12が回転自在に取付&Jられている
ので、このリンク16の右回転は爪12を第9図で上方
へ動かし、従って爪12のカム面36はラチェット歯車
11の歯の上を滑る。このラチェット歯車11は前方へ
制動レバー3で動かされる2分割ブシュ5に支持された
スリーブ8とキー8aによって一体となっているためこ
の状態では回転できない。制輪子摩耗が規定値以上でな
ければカム面36と爪尖端37は歯4oを通過して該歯
4oと隣りの歯41の間に爪尖端37が位置するほど十
分な距離を上昇しない。その結果、制動がこの状態で弛
められると、爪12はラチェット歯車11を回転させず
に第1ばね39によって元の位置に戻り、この第1ばね
39は爪12をピン15の回りに第9図で左回りに押し
やりブレーキ作用中面に沿って滑る当該歯の端にカム面
36を接触維持する。
しかし、ブレーキ作用中、ラチェット歯車11の歯4】
の外端を爪尖端37が通過するほど十分に制輪子が摩耗
すると、爪尖端37は歯4oと歯41の間に止まる。爪
尖端37がこの位置になると、爪12は第1ばね39の
作用によりその後ブレーキ弛めでラチェット歯車11と
スリーブ8を回転させる。押棒9は制輪子と吊り具に接
続されているので回転しないために、押4p9と螺合し
ているスリーブ8はねし戻され、よって制輪子を車輪踏
面の方向へ動かして制輪子の摩耗から生じた隙間をつめ
る。
上述のような従来のブレーキユニットによると、ブレー
キ作用中、すなわち、ブレーキシリンダからのブレーキ
力を受けてスリーブ8、押棒9、自動隙間調整機構が一
体となって前進して制輪子が車輪踏面に押しf」けられ
ている状態のとき、車両の撮動、軸ばねのたわみにより
車輪と台車枠との相対的な位置関係のずれが生しると、
前記スリーブ8、押棒9、自動隙間調整機構が台車枠に
取イζJけられている関係上、上記相対的な位置関係の
ずれは結局車輪踏面と制輪子の間の隙間のずれになって
表れる。そのため、前記の説明における爪尖端37は、
制輪子が摩耗していないにもかかわらず、−山を乗り越
えて歯40と歯41の間に止まる。爪尖端37がこの位
置に止まると、ブレーキ弛めでスリーブ8を回転させて
押棒9すなわち制輪子を車輪踏面の方向へ動かして制輪
子と車輪踏面との間の隙間をつめる。しかし、該隙間は
制輪子が規定値以上に摩耗していないにもかかわらずつ
められたものであるか組通常の設定値よりも小さくなっ
ている。制輪子と車輪踏面の間の隙間は、ブレーキシリ
ンダのストローク、制動レバー3の長さ等に影響を与え
、大き過ぎるとブレーキユニットの大型化、ブレーキ応
答性の低下、空気消費の増大化を招くため、必要最小限
に小さく設定されている。従って、この必要最小限に小
さく設定された値よりも更に隙間が小さくなる前記従来
のブレーキユニットにおいては、走行中の振動や積車、
空車時の軸ばねのたわみにより、制輪子が車輪踏面に接
触する欠点を有している。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、車軸踏面に制輪子が接触してブレーキが作用する
と同時に自動隙間調整を停止する構造とすることにより
、走行中の振動や積車、空車時の軸ばねのたわめに影響
を受けることなく常に設定された値の間隙を保持させる
ことを目的と゛する。
7この発明の特徴とするところは、前記従来のブレーキ
ユニットにおいて、前後方向に貫通する内孔を有しブレ
ーキシリンダ出力を受ける調整体を本体内に前後動自在
に設け、該調整体の内孔を後方の小径内孔とその前方の
大径内孔とから構成し、該調整体の内孔に前記スリーブ
を前後動自在に嵌入し、前記スリーブの中途部に大径部
を設け、該スリーブ大径部前端に第1かさ歯を形成し、
該スリーブの大径部前方に前記ラチェ・ント歯車を回転
自在に且つ前記調整体と共に前後動自在に外嵌し、該ラ
チェット歯車の後端に前記第1かさ歯Gこ噛合する第2
かさ歯を形成し、前記調整体の大径内孔内に、その前端
をスリーブ大径部の段部に当接し且一つその後端を調整
体の小径内孔と大径内孔との間の段部に当接させて予圧
縮した第2ばねを装着し、該第水ばねの予圧縮による押
圧力を設定フ゛レーキカに相当させ、該第2ばねが圧縮
されたとき前記第1かさ歯と第2かさ歯との噛合を解除
するように構成したところにある。
この発明の実施例について以下図面の記載Gこ基づいて
説明する。
尚、前記従来のブレーキユニットと共通する構成部材に
ついては、同符号をイ1してその説明を省略する。
まず、第1図乃至第4図に示すこの発明の第1の実施例
について説明する。
この発明のブレーキユニットは、前記従来のブレーキユ
ニットが具備するスリーブ8、押棒9、ラチェット歯車
11、爪12、第1ばね39に加えて、ブレーキユニッ
ト本体内において前後動自在に設けられると共に、その
内孔に前記スリーブ8を前後動自在に嵌入した調整体4
2、スリーブ8に形成した第1かさ歯43、該第1かさ
歯43に噛合するラチェツト歯11に形成した第2かさ
歯44、調整体42とスリーブ8の間に予圧縮して装着
した第2ばね45を主構成要素とする。
前記スリーブ8の後方(車輪と反対側)は、軸受6の円
孔7に嵌入されると共に、後方端には軸受6の後方移動
を阻止する止め輪46がスリーブ8から外れ出ないため
の止めナツト47とともに設けられている。この止めナ
ツト47は、図外の手動回転機構と接続されている。又
、軸受6の前方(車輪側)には、スペーサ48がスリー
ブ8に前後動自在に外嵌されている。そして、該スペー
サ48よりも更に前方に位置するスリーブ8の中途部に
は後方端外周に歯49を形成した大径部50が形成され
ると共に、該大径部50よりも更に前方にはラチェット
歯車11が回転自在に外嵌されている。前記調整体42
は、前後方向に貫通する内孔51を有し、該内孔51内
にはスリーブ8を前後動自在に嵌入している。更に、該
調整体42の外周に設けた第2図に示す腕52は、調整
体42が前後方向に移動自在であるが回転不能となるよ
うに制動レバー3に接続されている。前記調整体42の
内孔51の後方に形成した小径内孔53には前記大径部
50の歯49が嵌入され、内孔51の前方に形成した大
径内孔54にはスリーブ8の大径部50に外嵌している
第2ばね45が嵌入されている。該第2ばね45は、そ
の後端はすべり座金55を介して小径内孔53と大径内
孔54が形成する段部56に当接し、その前端はスリー
ブ8の前方外周に設けた止め金57に前方移動を阻止さ
れているすべり座金58に当接することによって、その
予圧縮による押圧力が設定ブレーキ力に相当するように
なっている。又、調整体42には、前記大径部50の歯
49をばね59によって押圧する両押え60が設けられ
ており、これによって、スリーブ8は車両の振動等によ
る自由回転を阻止されている。前記ラチェット歯車11
に面するスリーブ8の大径部50の前端には第1かさ歯
43が形成されると共に、該第1かさ歯43と噛合う第
2かさ歯44がラチェット歯車11の後端に形成されて
いる。更に該ラチェット歯車11は、調整体42と一体
となってスリーブ8の外周を前後動できるようにその前
方端をスリーブ8に外嵌した押え板61を介して調整体
42に止めボルト62によって固定されている。この結
果、ラチェット歯車11は第1かさ歯43と第2かさ1
         歯44が噛み合っていない時には単
独でスリーブ8に対して回転できるが、前後動は調整体
42と一体でなければできない。押棒9の軸心と直角方
向の中心線を有する調整体42の側方に形成した円筒穴
63内には、作動棒64が上下動自在に嵌入されている
。この作動棒64の゛上端には、第4図に示すように、
調整体42に固定した止め輪65によって上方移動を阻
止されているばね受66に上端が当接しているばね67
の下端が当接しているので、作動棒64は下方へ付勢さ
れている。
そして、該作動棒64にはボルト68によって爪すンク
支え69が固定されている。この爪すンク支え69の内
部には、上端をピン70で回転自在に固定した爪リンク
71が設けられている。更に該爪リンク71の内部には
、爪12の歯を前記ラチェット歯車11に面するように
して爪12がピン72によって回転自在に固定されると
共に、該爪12の一端側と爪リンク71の一端側の間に
は、爪12の上方側がラチェット歯車11に当接する方
向に回転(−1勢するばね73が設けられ、更に、爪リ
ンク71の他端側と爪すンク支え69の間には、前記ば
ね73の回転(d勢力に勝る回転付勢力を有する第1ば
ね39が設けられているので、結局、爪12はその下方
側がラチェット歯車11に当接するようにピン72を中
心にして第3図において時計回り方向へ回転イ」勢され
る。又、作動棒64がばね67によって最下方位置へ付
勢されている状態、すなわち、ブレーキの弛め状態にお
いて、爪12の下方側がラチェット歯車11に当接しな
いように、調整体42の内部に回転自在に固定したロー
ラ74に爪リンク71のラチェット歯車11側の下方傾
斜部75が乗り上げるようになされていると共に、爪1
2の上方側がはね730回転付勢力によってラチェット
歯車11に当接しないように調整体42の内部には爪1
2の回転を阻止するストッパーピン76が設けられてい
る。
又、前記作動棒64の下端の調整体42よりの突出部7
7には、ローラ78がピン79により回転自在に固定さ
れると共に、該ローラ78の下方には、制動レバー3の
下方に固定した腕80が位置している。
上記構成からなるこの発明の第1の実施例の動作につい
て説明する。
まず、手動隙間調整について説明する。ブレーキの弛め
状態において、制輪子の取替え等を行う場合には、押棒
9の後方端に設けた止めナツト47を図外の手動回転機
構を介して回転させる。これにより、該止めナツト47
と固定しているスリーブ8も回転する。この時、爪リン
ク71の下方1頃斜部75がローラ74に乗り上げてい
るためにピン70を中心としてラチェット歯車11と反
対側へ回転移動した位置で静止していると共に、爪12
がピン7Gによって第1ばね39による回転付勢力が阻
止されているために、ラチェット歯車11の歯と爪12
の歯の各々は噛み合うことができない状態となっている
ので、スリーブ8の回転は容易に行うことができる。両
押え6oのばね59の付勢力による大径部5oの歯49
への押圧は、この場合妨げとはならない。このスリーブ
8の回転によって、スリーブ8内に形成した雌ねじと螺
合している雄ねじを有する押棒9が、前後方向に移動し
、従って、この押棒9の先端に固定した図外の制輪子と
車輪踏面の間の隙間を調整することができる。
次に、自動隙間調整機構による調整について説明する。
最初に、制輪子と車輪踏面の間の隙間が、設定値内であ
る時のブレーキ作用時の動作について説明する。
ブレーキシリンダに圧力流体を供給することによって、
支点ピン1を中心として制動レバー3の下方を前方へ回
転移動させると、スペーサ48、調整体42、第2はね
45、スリーブ8、押棒9へと順次ブレーキシリンダ出
力が伝達される。また、該制動レバー3の下方に固定し
た腕−80は、ローラ78を介して作動棒64、該作動
棒64に固定した爪すンク支え69を押し上げる。する
と、爪すンク支え69にピン70によって回転自在に固
定されている爪リンク71も上昇するので、その下方傾
斜部75もローラ74から次第に外れてゆく。このため
、爪リンク71は第1ばね39の゛押圧力によって次第
にラチェット歯車11万同−移動しつつ上昇し、遂には
、ラチェット歯車11と完全に当接するまで回転する。
この爪リンク71の移動に伴い、爪12の歯はクチエソ
1〜歯車11の外周の歯の背に沿って湯る。クチエソ1
〜歯車11は、その後端に形成した第2かさ歯44がス
リーブ8の大径部50の前端に形成した第1かさ歯43
と噛み合っており、しかも、スリーブ8はその大径部5
0に形成した歯49が両押え60によって自由回転を阻
止されているので、この爪12の歯との沿り当接によっ
ては回転しない。押棒9の先端の制輪子が、車輪踏面と
接触することによって、ブレーキ力が第2ばね45の力
よりも太き(なると、制動レバー3から2分割ブシュ5
、軸受6、スペーサ48を介して調整体42が前方へ押
されるので、第2ばね45は圧縮されて、スペーサ48
は遂には大径部50の後方端に当接する。ラチェット歯
車11ば調整体42と共に前方へ移動するために、この
スペーサ48の大径部50の後方端への当接によって、
爪]2の各歯がラチェット歯車11の一歯を乗り越えな
い状態のまま第2かさ歯44と第1かさ歯43の噛み合
いが外れて、ラチェット歯車11は単独でスリーブ8に
対して回転自在となるt従って、これより後の作動棒6
4の移動すなわち爪12の移動はラチェット歯車11と
一体に行われるので爪12の各歯はクチエソ1−歯車1
1の一歯を乗り越えない状態を持続する。
ブレーキの弛め時においても、所定のブレーキ力に戻る
までの間、すなわち、第2かさ歯44と第1かさ歯43
が噛み合う迄の間は、爪12とラチェ・ノ1〜歯車11
が一体となって移動するために、作動棒64のばね67
の押圧力による下降すなわぢ爪12の下降と共にラチェ
ット歯車11も前記とは逆回転して追随する。このため
、第2かさ歯44と第1かさ歯43が再び噛み合った状
態におけるラチェット歯車11と爪12の当接位置は、
第2かさ歯44と第1かさ歯43の噛み合いが外れた状
態における当接位置、ずなわち、爪12の−各歯はラチ
ェット歯車11の一歯を乗り越えない位置である。そし
て、更に作動棒64が下降すると、爪リンク71の下方
傾斜部75がローラ74に当って滑って乗り上げ次第に
ラチェット歯車11から離れ、従って、爪12もラチェ
ット歯車11から離反するので、隙間調整は行われない
。このとき、爪12の上方はばね73によってクチエソ
l−歯車11方向へ付勢されているが、ピン76によっ
てその回転を阻止されるため、爪12の各歯はラチェッ
ト歯車11の各歯と当接しない状態を維持したまま次の
ブレーキ作用を待機する。
このように、ブレーキ力が発生してからの押棒9の前方
移動によるラチェット歯車11の回転は、スリーブ8の
回転とは無関係となるので、隙間調整は行われないので
ある。
制輪子と車輪踏面との間の隙間が、設定値以上である時
のブレーキ作用時の動作について説明する。
この場合においては、押棒9の前方移動距離が前記設定
値以内の場合と比較して増加するために、作動レバー3
の下方の支点ピン1を中心とする回転角度が増加し、そ
の結果、作動棒64及び爪12は前記よりも上方へ移動
するので、爪12の歯はラチェット歯車11の一歯を乗
り越える。ブレーキ力が第2ばね45の力よりも大きく
なって、ラチェット歯車11がスリーブ8に対して単独
回転自在となった場合にも、前記したのと同様の理由に
よって、この−山を乗り越えた状態を持続する。
爪12の歯がラチェット歯車11の一歯を乗り越えた状
態においてブレーキが弛められると、作動棒9、爪すン
ク支え69、爪リンク71及び爪12が、ばね67の力
によって下降する際に、ラチェット歯車11を第3図で
時計回り方向へ回転させる。この時、ラチェット歯車1
1ば、第2かさ歯44と第1かさ@43が噛み合ってい
ることから、スリーブ8と一体となっているので、スリ
ーブ8も時計回り方向へ回転する。しかし、このスリー
ブ8内の雌ねじと螺合する雄ねじを外周に形成している
押棒9の先端には、図外の吊り具に1、       
 固定された制輪子を連結しているので、押棒9はスリ
ーブ8と共に回転しない。従って、押棒9は押棒9に対
してスリーブ8が回転したねじのピンチ分だけ前方へ押
しだされるので、隙間調整が可能となるのである。
このようにして、規定値分たけ制輪子が摩耗する毎に、
押棒9がスリーブ8の前方へ押し出されて、制輪子と車
輪踏面の間の隙間が設定値となるように自動調整される
のである。
この発明の第2の実施例は、第5図乃至第7図に示され
る。
この第2の実施例が前記第1の実施例と異なるところは
、支点ピン1を中心に回転する制動レバー3に代えて、
図外のブレーキシリンダによって上下動するくさひ81
によって、スリーブ8、押棒9、自動隙間調整機構を一
体となって前後動させる点であるか、この相異に基因し
てその構成も異なるので、その異なる点のみを説明し、
他の同一構成については同符号を(t して説明を省略
する。
くさび81の傾斜作用面82に当接するローラ83が調
整体42に設けられている。該調整体42の後端には、
スリーブ8を中心穴に嵌入したつば部8イが形成されて
いる。該つば部84は、くさび81によるブレーキ力が
第2ばね45の力よりも大きくなった時、スリーブ8の
大径部5oの後端に当接して、それ以上の調整体42の
スリーブ8に対する前方移動を阻止するためのもので、
第1の実施例のスペーサ48に相当するものである。又
、爪すンク支え69、作動棒64等は、水平方向に移動
自在に調整体42に取付けられている点のみが異なるだ
けで、その構成及び作用は同一である。尚、作動棒64
の調整体42よりの突出部774こピン79で回転自在
に固定したローラ78は、調整体42の前後動に伴い図
外のブレーキ作用中1−の枠体に固定した1頃斜ガイド
85に案内される。
このような構成からなるこの発明の第2の実施例のブレ
ーキユニットによると、ブレーキ作用開始時において、
くさび81がブレーキシリンダの作用によって下降する
に従い、該くさび81の傾斜作用面82に当接するロー
ラ83が前方へ押されるので、m整体42も同時に前方
へ移動する。
この調整体42の前方移動に伴い、作動棒64のローラ
78が傾斜ガイド85に乗り上げてゆくので、作動棒6
4が第6図及び第7図で右方へ移動して、第1の実施例
と全く同様に隙間調整機構を作動させる。ブレーキの弛
め時の場合は、調整体42が図外のばねによって元の後
方位置へ復帰させられる点が前記第1の実施例と異なる
だけで、他の作用効果はすべて同しである。
以上の説明からも明らかなように、この発明のブレーキ
ユニットによると、ブレーキ力か設定値を越えるとラチ
ェット歯車11とスリーブ8の連結を解除するために、
ブレーキ作用中に車両の振動や積車、空車時の軸ばねの
たわみによって、車輪と台車枠との相対的な位置関係の
ずれが生して車輪踏面と制輪子の間の隙間距離が大きく
なった場合であっても、これらに影響を受けることなく
、正確な隙間調整を行うことが可能となる。このため、
車輪踏面と制輪子の間の隙間を必要最小限に設定しても
、制輪子が車輪踏面に接触する危険性はなくなる。更に
、このように隙間を必要最小限に設定できることにより
、ブレーキシリンダのストロークの短縮化、制動レバー
やくさびの長さの短縮化を図ることができるので、ブレ
ーキ応答性1−の小型化、ブレーキ応答性の向上、空気
消費の節約という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の第1の実施例を示し、第
1図は要部縦断面図、第2図は第1図のn−n線断面図
、第3図は第1図のm−m線断面図、第4図は第3図の
IV −IV線断面図、第5図乃至第7図はこの発明の
第2の実施例を示し、第5図は要部縦断面図、第6図は
第5図のVl−Vl線断面図、第7図は第6図の■−■
線断面図、第8図乃至第11図は従来のブレーキユニッ
トを示し、第8図は要部縦断面図で且つ第9図の■−■
線断面図、第9図は第8図のIX−IX線断面図、第1
0図は第9図のX−X線方向の一部省略正面図、第11
図は第10図のXI−XI線断面図をそれぞれ示・、 
       す。 8−スリーブ、9−押捺、11−ラチェット歯車、12
−爪、39−第1ばね、42−調整体、43−第1かさ
歯、44−第2かさ歯、45−第2ばね、5〇−大径部
、51−内孔、53−小径内孔、54−大径内孔、56
一段部。 特許出願人 日本エヤーブレーキ株式会社代理人 弁理
士渡辺三彦 第°A図 手続補正書く自発) 昭和59年 4月 5日 特許庁長官 若杉和夫殿      適1、事件の表示 昭和58年特許願第067981号 2、発明の名称 ブレーキユニット 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 神戸市中央区脇浜海岸通1番46号名称 (40
1>  日本エヤーブレーキ株式会社代表者 齋藤賢四
部 4、代理人 〒530電話大阪06 (361)383
1住所 犬販市北区太融寺町2番21号 (])  明細書の発明の詳細な説明の欄(2)図面の
第1図 6、補正の内容 (1)  明細書の発明の詳細な説明の欄■明細書第1
2頁第1行目 「7」を削除する。 ■ 明細書第18頁第11行目 「第1ばね39」を「ばね73」に補正する。 ■ 明細書第20頁第1行目 「ラチェット歯車11」を「爪12がラチェット歯車1
1」に補正する。 ■ 明細書第23頁第9行目から第10行目「作動棒9
」を1作動棒64」に補正する。 (2)図面の第1図 別紙の通り。(4仲31ムし矧【延す 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、本体内に回転自在に且つ前後動自在に設けられ、ブ
    レーキシリンダ出力が伝達されて前後動するスリーブと
    、該スリーブ内に相対的に前後動自在に甥合され、本体
    前方へ突出し吊り具に軸支された前端に制輪子が連結さ
    れた押棒と、前記スリーブと共に回転するようにスリー
    ブ外周に外嵌されたラチェット歯車と、前記スリーブの
    前後動に応動自在に設けられ、ラチェット歯車外周の歯
    に沿って移動する爪と、該爪をラチェット歯車外周の歯
    に押圧する第1ばねと、を備えたブレーキユニットにお
    いて、 前後方向に貫通する内孔を有し前記ブレーキシリンダ出
    力を受ける調整体を本体内に前後動自在に設け、該調整
    体の内孔を後方の小径内孔とその前方の大径内孔とから
    構成し、該調整体の内孔に前記スリーブを前後動自在に
    嵌入し、前記スリーブの中途部に大径部を設け、該スリ
    ーブ大径部前端に第1かさ歯を形成し、該スリーブの大
    径部前方に前記ラチェット歯車を回転自在に且つ前記調
    整体と共に前後動自在に外嵌し、該ラチェット歯車の後
    端に前記第1かさ歯に噛合する第2かさ歯を形成し、前
    記調整体の大径内孔内に、その前端をスリーブ大径部の
    段部に当接し且つその後端を調整体の小径内孔と大径内
    孔との間の段部に当接させて予圧縮した第2ばねを装着
    し、該第2はねの予圧縮による押圧力を設定ブレーキ力
    に相当させ、該第2ばねが圧縮されたとき前記第1かさ
    歯と第2かさ歯との噛合を解除するように構成したブレ
    ーキユニ、7ト。
JP6798183A 1983-04-18 1983-04-18 ブレ−キユニツト Granted JPS59192666A (ja)

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JPS646981B2 JPS646981B2 (ja) 1989-02-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5692586A (en) * 1995-02-27 1997-12-02 Nabco Ltd. Brake having a pressure responsive slack adjuster
JP2013092425A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 East Japan Railway Co ブレーキ試験装置
US8915337B2 (en) 2011-10-19 2014-12-23 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Brake device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5692586A (en) * 1995-02-27 1997-12-02 Nabco Ltd. Brake having a pressure responsive slack adjuster
US8915337B2 (en) 2011-10-19 2014-12-23 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Brake device
JP2013092425A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 East Japan Railway Co ブレーキ試験装置

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