JPS591920Y2 - 船舶の推進装置 - Google Patents

船舶の推進装置

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Publication number
JPS591920Y2
JPS591920Y2 JP1979001526U JP152679U JPS591920Y2 JP S591920 Y2 JPS591920 Y2 JP S591920Y2 JP 1979001526 U JP1979001526 U JP 1979001526U JP 152679 U JP152679 U JP 152679U JP S591920 Y2 JPS591920 Y2 JP S591920Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
gear
input
engine
main
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979001526U
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English (en)
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JPS55101700U (ja
Inventor
博 田戸
征之 久保
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舶用機関の低速、低負荷運転時における燃料の
経済性の向上をはかるように、その減速逆転機に小形補
助機関を設けた、船舶の推進装置に関するものである。
従来、舶用機関を搭載せる船舶、特に漁船において、底
曳漁を除く一般の漁労時には、機関を全力にて運転せし
める必要が無く、漁労中は殆んど低速、低負荷で運転せ
しめる場合が多い。
一方、近年漁船に搭載される舶用機関の出力は、ますま
す増大される傾向にあり、一本釣源に使用される場合は
、その漁場への往復時に機関を全力にて運転せしめる必
要があるので、大出力の舶用機関を搭載しているが、漁
労中はその大出力の機関を極く抵低速で、且つ長時間使
用することになる。
そのため、機関の燃焼不良による白煙、異臭が発生する
ばかりでなく、機関の回転速度にも変動が生じ、その漁
労作業に不具合を発生せしめ、更に燃料経済上極めて不
利であるという問題があった。
そこで、低力燃焼時の問題を解決するため、トローリン
グ装置等を使用して、漁労中における機関の回転速度を
上昇せしめる方法を取っているものもあるが、この場合
、機関の騒音が増大し、漁労作業に支障を来たすという
欠点があった。
そこで本考案は、前記従来の問題点及び欠点を解消する
ため、舶用機関の低速、低負荷運転時における燃料経済
性を向上せしめると共に、漁労時にその船舶の推進装置
を安定した状態で低速運転せしめることにより、漁労作
業性を向上せしめることを目的とするもので゛ある。
即ち、本考案は、舶用主機関1の入力軸2からの入力を
、クラッチ及び減速装置を介して出力軸10に取出す減
速逆転機4において、該減速逆転機4の主軸5を、前記
主機関1の入力軸2と同一直線上に配置し、該入力軸2
と主軸5とをクラッチ3により嵌脱自在に結合すると共
に、該主軸5に、出力軸10に入力を伝達する歯車6を
固設し、該減速逆転機4の上部側には、小形補助機関1
5を併設し、該小形補助機関15の入力軸16と、その
同一直線上に配置した軸17とをクラッチ19により嵌
脱自在に結合すると共に、該軸17に、前記主軸5の歯
車6と噛合う歯車18を固設し、前記主機関1の入力軸
2または小形補助機関15の入力軸16からの入力を、
共通の主軸5を介して出力軸10に伝達するようにした
船舶の推進装置から構成される。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図に示す本考案の実施例における船舶に
搭載された主機関1の入力軸2側には、減速逆転機4が
固設されている。
この減速逆転機4内には、入力軸2とその同一軸線上に
ある主軸5とを嵌脱自在に結合するクラッチ3が内蔵さ
れている。
また、クラッチ3をその一端に有する主軸5の他端側に
は、歯車6が固設され、その歯車6の部材と、主軸5に
対し回転自在に嵌装された歯車1の部材とを嵌脱自在に
結合する前進クラッチ9が設けられている。
この歯車7には、出力軸10に固設された大歯車8が噛
合うように配設されているので、この船舶の推進装置を
正転せしめる際には、クラッチ3及び前進クラッチ9を
入れることにより、主機関1の矢印■で示す入力は入力
軸2、主軸5、歯車6、歯車7、大歯車8を介して出力
軸10に伝達され、図示されていないプロペラを正転せ
しめる矢印Oで゛示す出力として取出されている。
一方、推進装置を逆転せしめる際には、前進クラッチ9
を切離し、第2図に示すように配置されている歯車12
及び14を有する逆転装置における第3図に示す逆転ク
ラッチ13を入れることにより、主軸5の回転を、歯車
6と噛合う歯車12に伝達し、更に歯車12と一緒に回
転する副軸11に逆転クラッチ13により連結された歯
車14が、大歯車8と歯合して回転を伝えるので、出力
軸10が逆転するようになっている。
そこで本考案では、船舶の通常航行用の主機関1の他に
、低速、低負荷航行専用の小形補助機関15を減速逆転
機4の上部側に固設せしめ、その小形補助機関15の入
力軸16と、その同一線上に設けられた軸17とを嵌脱
自在に連結するクラッチ19を設け、軸17上には主軸
5に固設された歯車6と噛合う歯車1Bが固設されてい
る。
即ち、漁労時の低速、低負荷運転時においては、主機関
1の人力軸2と主軸5との連結を嵌脱するクラッチ3を
切り離し、クラッチ19を入れることにより、小形補助
機関15からの矢印iで示す入力を、減速逆転機4を介
して出力軸10に伝達し、船舶を低速で航行せしめるこ
とができる。
即ち、小形補助機関15からの入力iは、従来と同様に
配設されている主機関1の減速逆転機4を介して出力軸
10に伝達されるようになっている。
なお、前記小形補助機関15の出力は、主機関1の出力
のおそれ1/9以下にすることが望ましい。
このように、本考案によれば、減速逆転機4の主軸5を
、主機関1の入力軸2と同一直線上に配置して、その入
力軸2と主軸5とをクラッチ3により嵌脱自在に結合す
ると共に、その主軸5に、出力軸10に入力を伝達する
歯車6を固設し、かつ減速逆転機4の上部側には、小形
補助機関15を併設して、この小形補助機関15の入力
軸16と、その同一直線上に配置した軸17とをクラッ
チ19により嵌脱自在に結合すると共に、その軸17に
、主軸5の歯車6と噛合う歯車18を固設しているので
、減速逆転機4の上部側の空間を有効利用して小形補助
機関15をコンパクトにまとめることができ、しかも主
機関1または小形補助機関15からの入力を共通の主軸
5を介して出力軸10に取出すことができるので、これ
らにより推進装置のコンパクト化をはかることができる
また、本考案の推進装置を搭載した船舶においては、通
常の航行の際には、大出力の主機関1にて航行せしめ、
漁労時などの低速、低負荷運転時には、小形補助機関1
5のみを使用して航行できるので、燃料経済性の向上を
はかることができ、また漁労時等に適正な出力の小形補
助機関15にて安定した低速運転が可能となるので、漁
労作業性の向上をはかる上でも有効である。
更に、漁労時に燃料不良により白煙及び悪臭の発生がな
くなり、漁労作業環境を良くすることができる。
従って、本考案によれば、舶用機関の低速、低負荷運転
時における燃料経済性を向上せしめると共に、漁労時に
その船舶の推進装置を安定した状態で低速運転せしめて
、漁労作業性を著しく向上させることのできる、コンパ
クトな推進装置を提供することができる等の効果がある
なお、本考案は機関の低力燃焼が問題となる全ての舶用
機関に対して有効に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における小形補助機関を設けた
減速逆転機要部の側断面図、第2図は第1図における減
速逆転機の背面図、第3図は第1図における減速逆転機
の逆転装置の要部側断面図である。 1・・・主機関、2・・・入力軸、3・・・クラッチ、
4・・・減速逆転機、5・・・主軸、6・・・歯車、1
0・・・出力軸、15・・・小形補助機関、16・・・
入力軸、17・・・軸、18・・・歯車、19・・・ク
ラッチ、■、i・・・入力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舶用主機関1の入力軸2からの入力を、クラッチ及び減
    速装置を介して出力軸20に取出す減速逆転機4におい
    て、該減速逆転機4の主軸5を、前記主機関1の入力軸
    2と同一直線上に配置し、該入力軸2と主軸5とをクラ
    ッチ3により嵌脱自在に結合すると共に、該主軸5に、
    出力軸10に入力を伝達する歯車6を固設し、該減速逆
    転機4の上部側には、小形補助機関15を併設し、該小
    形補助機関15の入力軸16と、その同一直線上に配置
    した軸17とをクラッチ19により嵌脱自在に結合する
    と共に、該軸17に、前記主軸5の歯車6と噛合う歯車
    18を固設し、前記主機関1の入力軸2または小形補助
    機関15の入力軸16からの入力を、共通の主軸5を介
    して出力軸10に伝達するようにした船舶の推進装置。
JP1979001526U 1979-01-09 1979-01-09 船舶の推進装置 Expired JPS591920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979001526U JPS591920Y2 (ja) 1979-01-09 1979-01-09 船舶の推進装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979001526U JPS591920Y2 (ja) 1979-01-09 1979-01-09 船舶の推進装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55101700U JPS55101700U (ja) 1980-07-15
JPS591920Y2 true JPS591920Y2 (ja) 1984-01-19

Family

ID=28803755

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979001526U Expired JPS591920Y2 (ja) 1979-01-09 1979-01-09 船舶の推進装置

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JPS55101700U (ja) 1980-07-15

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