JPS6131153Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6131153Y2 JPS6131153Y2 JP16926781U JP16926781U JPS6131153Y2 JP S6131153 Y2 JPS6131153 Y2 JP S6131153Y2 JP 16926781 U JP16926781 U JP 16926781U JP 16926781 U JP16926781 U JP 16926781U JP S6131153 Y2 JPS6131153 Y2 JP S6131153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- diesel engine
- shaft
- governor
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 10
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 10
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、例えば高速艇のように、高速時と
低速時とで負荷が極端に変動する船舶の主機関と
して用いるのに好適なV型デイーゼル機関に関す
る。
低速時とで負荷が極端に変動する船舶の主機関と
して用いるのに好適なV型デイーゼル機関に関す
る。
一般に、高速艇は船体に比して非常に大きな出
力のデイーゼル機関(主機関)を塔載するため、
出入港時等低速運航をする場合、デイーゼル機関
の負荷が極端に下がり、安定した低速運転が著し
く困難になる。そこで従来、この種の高速艇にあ
つては、例えば第1図に示すように、船体1に2
台のデイーゼル機関2,2を塔載し、この2台の
デイーゼル機関2,2の回転を歯車装置3を介し
てプロペラ4に伝達するようにしており、高速時
には両デイーゼル機関2,2を同時に駆動し、他
方低速時には一方のデイーゼル機関2のみを駆動
し、これによつて低速時にデイーゼル機関2,2
の負荷が極端に下がるのを防止している。
力のデイーゼル機関(主機関)を塔載するため、
出入港時等低速運航をする場合、デイーゼル機関
の負荷が極端に下がり、安定した低速運転が著し
く困難になる。そこで従来、この種の高速艇にあ
つては、例えば第1図に示すように、船体1に2
台のデイーゼル機関2,2を塔載し、この2台の
デイーゼル機関2,2の回転を歯車装置3を介し
てプロペラ4に伝達するようにしており、高速時
には両デイーゼル機関2,2を同時に駆動し、他
方低速時には一方のデイーゼル機関2のみを駆動
し、これによつて低速時にデイーゼル機関2,2
の負荷が極端に下がるのを防止している。
しかしながらこのような場合、複数のデイーゼ
ル機関2,2を塔載しなければならず、しかもデ
イーゼル機関2,2をプロペラ4との間に介在す
る歯車装置3が複雑となり、このため出力に対す
る重量が嵩み、ひいては高速艇の速度性能が低下
し、また歯車装置8が複雑になる分費用が嵩むと
いう欠点があつた。
ル機関2,2を塔載しなければならず、しかもデ
イーゼル機関2,2をプロペラ4との間に介在す
る歯車装置3が複雑となり、このため出力に対す
る重量が嵩み、ひいては高速艇の速度性能が低下
し、また歯車装置8が複雑になる分費用が嵩むと
いう欠点があつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
低速時においてデイーゼル機関の負荷が極端に低
下するのを防止することができるのは勿論、出力
に対する重量の軽減を図るこができ、しかも歯車
装置を簡略化することができるV型デイーゼル機
関を提供することを目的とする。
低速時においてデイーゼル機関の負荷が極端に低
下するのを防止することができるのは勿論、出力
に対する重量の軽減を図るこができ、しかも歯車
装置を簡略化することができるV型デイーゼル機
関を提供することを目的とする。
この考案の特徴は、V型デイーゼル機関の各シ
リンダ列に互いに独立したガバナおよび操縦装置
を配設し、これによつて1台のV型デイーゼル機
関をあたかも2台のデイーゼル機関のように運転
することができるようにした点にある。
リンダ列に互いに独立したガバナおよび操縦装置
を配設し、これによつて1台のV型デイーゼル機
関をあたかも2台のデイーゼル機関のように運転
することができるようにした点にある。
以下、このような特徴を有するこの考案の一実
施例について第2図および第3図を参照して説明
する。図中符号11はV型デイーゼル機関(主機
関)で、このV型デイーゼル機関11にはシリン
ダー12が2列V字状に複数宛配設されている。
各シリンダー12には燃料噴射ポンプ13がそれ
ぞれ配設されている。またV型デイーゼル機関1
1のクランクシヤフト(図示せず)には中間シヤ
フト14が接続されており、クランクシヤフトの
回転が中間シヤフト14および歯車装置15を介
してプロペラ16に伝達されるようになされてい
る。またクランク軸の端部には歯車列17が設け
られ、この歯車列17を介してクランクシヤフト
の回転がガバナ18,18に伝達されるようにな
されている。各ガバナ18,18とV型デイーゼ
ル機関11の各シリンダー列に配設された燃料噴
射ポンプ18との各間にはリンク装置19,19
が配設されている。このリンク装置19はガバナ
18に設けられた回動腕18aに一端部を相対回
動自在に取り付けられたリンク19aと、このリ
ンク19aの他端部に相対回動自在に取り付けら
れ、かつ軸19cを中心にして軸19cと共に回
動するクランク19bと、軸19cの一端部に取
り付けられ、かつ軸19cと共に回動するクラン
ク軸19dと、このクランク19dの一端部に相
対回動自在に取り付けられ、矢印方向に移動する
リンク19eとから構成されており、上記各ガバ
ナ18は、各リンク19eの間に並んだ状態で配
置されている。リンク19eにはリンクを介して
燃料噴射ポンプ13の噴射量調節用ラツク(図示
せず)が取り付けられ、これによつて各燃料噴射
ポンプ13の燃料噴射量が適正な量となるように
制御されている。また、各ガバナ18,18およ
びV型デイーゼル機関11の各シリンダー列に配
設された燃料噴射ポンプ13は互いに独立した操
縦装置(図示せず)によつてそれぞれ操縦される
ようになされている。すなわち、各シリンダー列
には、互いに独立した操縦系統が配設され、これ
によつて各シリンダー列は互いに独立して操縦し
得るようになされている。
施例について第2図および第3図を参照して説明
する。図中符号11はV型デイーゼル機関(主機
関)で、このV型デイーゼル機関11にはシリン
ダー12が2列V字状に複数宛配設されている。
各シリンダー12には燃料噴射ポンプ13がそれ
ぞれ配設されている。またV型デイーゼル機関1
1のクランクシヤフト(図示せず)には中間シヤ
フト14が接続されており、クランクシヤフトの
回転が中間シヤフト14および歯車装置15を介
してプロペラ16に伝達されるようになされてい
る。またクランク軸の端部には歯車列17が設け
られ、この歯車列17を介してクランクシヤフト
の回転がガバナ18,18に伝達されるようにな
されている。各ガバナ18,18とV型デイーゼ
ル機関11の各シリンダー列に配設された燃料噴
射ポンプ18との各間にはリンク装置19,19
が配設されている。このリンク装置19はガバナ
18に設けられた回動腕18aに一端部を相対回
動自在に取り付けられたリンク19aと、このリ
ンク19aの他端部に相対回動自在に取り付けら
れ、かつ軸19cを中心にして軸19cと共に回
動するクランク19bと、軸19cの一端部に取
り付けられ、かつ軸19cと共に回動するクラン
ク軸19dと、このクランク19dの一端部に相
対回動自在に取り付けられ、矢印方向に移動する
リンク19eとから構成されており、上記各ガバ
ナ18は、各リンク19eの間に並んだ状態で配
置されている。リンク19eにはリンクを介して
燃料噴射ポンプ13の噴射量調節用ラツク(図示
せず)が取り付けられ、これによつて各燃料噴射
ポンプ13の燃料噴射量が適正な量となるように
制御されている。また、各ガバナ18,18およ
びV型デイーゼル機関11の各シリンダー列に配
設された燃料噴射ポンプ13は互いに独立した操
縦装置(図示せず)によつてそれぞれ操縦される
ようになされている。すなわち、各シリンダー列
には、互いに独立した操縦系統が配設され、これ
によつて各シリンダー列は互いに独立して操縦し
得るようになされている。
しかして、このようなV型デイーゼル機関(主
機関)を高速艇に塔載して低速運転する場合、V
型デイーゼル機関11のいずれか一方のシリンダ
ー列を停止させ、他方のみを駆動する。従つて、
V型デイーゼル機関の負荷が極端に下がるのを防
止することができ、安定した低速運転をすること
ができる。他方、高速運転する場合には、両シリ
ンダー列を共に駆動することは勿論である。
機関)を高速艇に塔載して低速運転する場合、V
型デイーゼル機関11のいずれか一方のシリンダ
ー列を停止させ、他方のみを駆動する。従つて、
V型デイーゼル機関の負荷が極端に下がるのを防
止することができ、安定した低速運転をすること
ができる。他方、高速運転する場合には、両シリ
ンダー列を共に駆動することは勿論である。
なお、この考案は高速艇に限られることなく、
主機関の負荷が高速時と低速時とで極端に変動す
る船舶に適用することができる。
主機関の負荷が高速時と低速時とで極端に変動す
る船舶に適用することができる。
以上説明したように、この考案によるV型デイ
ーゼル機関によれば、V型デイーゼル機関(主機
関)の各シリンダー列にガバナおよび操縦装置を
それぞれ別個に配設しているから、低速時には一
方のシリンダー列のみを、高速時には両シリンダ
ー列を駆動することにより、1台のV型デイーゼ
ル機関をあたかも2台のデイーゼル機関のように
運転することができ、縦つて低速時においてV型
デイーゼル機関の負荷が極端に低下するのを防止
することができ、従来の2機1軸、4機1軸等の
機関で1個のプロペラを駆動するのと同等の運転
制御効果を発揮することができる。従つて従来の
方式に比較して機関重量を軽減することができ、
また歯車装置を簡略化することができる上に、各
ガバナを各リンク装置の第2リンクの間に並んで
配置したものであるから、従来の装置に比べて、
2つのガバナを設置しても場所をとらず、従つ
て、機関の小型化を実現できる等の効果を有す
る。
ーゼル機関によれば、V型デイーゼル機関(主機
関)の各シリンダー列にガバナおよび操縦装置を
それぞれ別個に配設しているから、低速時には一
方のシリンダー列のみを、高速時には両シリンダ
ー列を駆動することにより、1台のV型デイーゼ
ル機関をあたかも2台のデイーゼル機関のように
運転することができ、縦つて低速時においてV型
デイーゼル機関の負荷が極端に低下するのを防止
することができ、従来の2機1軸、4機1軸等の
機関で1個のプロペラを駆動するのと同等の運転
制御効果を発揮することができる。従つて従来の
方式に比較して機関重量を軽減することができ、
また歯車装置を簡略化することができる上に、各
ガバナを各リンク装置の第2リンクの間に並んで
配置したものであるから、従来の装置に比べて、
2つのガバナを設置しても場所をとらず、従つ
て、機関の小型化を実現できる等の効果を有す
る。
第1図は従来の複数の主機関を塔載した高速艇
の一例の概略を示す平面図、第2図および第3図
はこの考案の一実施例を示し、第2図はその概略
を示す図、第3図はリンク装置の一例を示す図で
ある。 11……V型デイーゼル機関(主機関)、12
……シリンダー、13……燃料噴射ポンプ、18
……ガバナ、18a……回動腕、19……リンク
装置、19a……第1リンク、19b……第1ク
ランク、19c……軸、19d……第2クラン
ク、19e……第2リンク。
の一例の概略を示す平面図、第2図および第3図
はこの考案の一実施例を示し、第2図はその概略
を示す図、第3図はリンク装置の一例を示す図で
ある。 11……V型デイーゼル機関(主機関)、12
……シリンダー、13……燃料噴射ポンプ、18
……ガバナ、18a……回動腕、19……リンク
装置、19a……第1リンク、19b……第1ク
ランク、19c……軸、19d……第2クラン
ク、19e……第2リンク。
Claims (1)
- 燃料噴射ポンプ13をそれぞれ付設した複数の
シリンダー12が2列V字状に配設され、かつ上
記2つのシリンダー列に、それぞれ個々に独立し
てガバナ18及び操縦装置が関連づけられている
と共に、上記各ガバナ18と各シリンダー列の燃
料噴射ポンプ13との間にそれぞれリンク装置1
9が設けられてなるV型デイーゼル機関におい
て、上記各リンク装置19が、それぞれ上記各ガ
バナ18の回動腕18aに一端部を相対回動自在
に取り付けられた第1リンク19aと、この第1
リンク19aの他端部に相対回動自在に取り付け
られ、かつ軸19cを中心にしてこの軸19cと
共に回動する第1クランク19bと、上記軸19
cの一端部に取り付けられ、かつこの軸19cと
共に回動する第2クランク19dと、この第2ク
ランク軸19dの一端部に相対回動自在に取り付
けられた第2リンク19eとから構成されると共
に、上記各ガバナ18が、上記2つの第2リンク
19eの間に並びで配置されたことを特徴とする
V型デイーゼル機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16926781U JPS5873932U (ja) | 1981-11-13 | 1981-11-13 | V型デイ−ゼル機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16926781U JPS5873932U (ja) | 1981-11-13 | 1981-11-13 | V型デイ−ゼル機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5873932U JPS5873932U (ja) | 1983-05-19 |
JPS6131153Y2 true JPS6131153Y2 (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=29961258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16926781U Granted JPS5873932U (ja) | 1981-11-13 | 1981-11-13 | V型デイ−ゼル機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5873932U (ja) |
-
1981
- 1981-11-13 JP JP16926781U patent/JPS5873932U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5873932U (ja) | 1983-05-19 |
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