JPS59186929A - シクロオレフインの製法 - Google Patents

シクロオレフインの製法

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JPS59186929A
JPS59186929A JP58059811A JP5981183A JPS59186929A JP S59186929 A JPS59186929 A JP S59186929A JP 58059811 A JP58059811 A JP 58059811A JP 5981183 A JP5981183 A JP 5981183A JP S59186929 A JPS59186929 A JP S59186929A
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JP
Japan
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catalyst
reaction
carried out
selectivity
ruthenium
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JP58059811A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Mitsui
三井 修
Yohei Fukuoka
福岡 陽平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシクロオレフィンの製法、さらに評し 1 − くいえば、ルテニウム触媒を用いて単環芳香族炭化水素
を部分的に水添することにより、対応するシクロオレフ
ィンを工業的に有利に製造する方法の改良に関するもの
である。
従来、シクロオレフィンの製造方法としては、種々の方
法が行われているが、その中のシクロヘキセンはシクロ
ヘキサノールの脱水やハロゲン化シクロヘキサンの脱ハ
ロゲン化水素による方法は、原料の単環芳香族炭化水素
からシクロオレフィンを製造するのに、2以上の反応ス
テップを必要として反応の効率がよくないため、得られ
たシクロオレフィンはコストが割高となる欠点がある。
これに対し2単環芳香族炭化水素を部分的に核水素化し
て直接シクロオレフィンを得る方法は、プロセスが簡略
化されていて、安価なシクロオレフィンを製造しつる可
能性があるため特に注目され、これまでにも(1)液体
アンモニア溶媒中でアルカリ金属の存在下で行う方法(
特公昭40−6864号公報、同40−6865号公報
、同43−8102号公報)、(2)低級アルコールを
溶媒としてルテニウムを触媒とする方法(アメリカ特許
3,391.206号明細書)、(3)ルテニウム触媒
及びIa族金属、11a族金属、Mn、Zn又はアンモ
ニアの塩化i若しくは硫酸塩を含む中性又は酸性水溶液
の存在下に(特開昭50−142536号公報)、ある
いは予めこれらの金属の塩を含む水溶液で処理した触媒
の存在下(特開昭51−98243号公報)に行う方法
、(4)kfニウム触媒及ヒコバルト、ニッケル、銅の
炭酸塩若しくは塩基性炭酸塩の水溶液の存在下に行う方
法(特開昭53−46939号公報) 、(5)少なく
とも1種の周期律表第■族元素の還元されたカチオンを
触媒とし、水及びアルカリ剤を存在させて行う方法(特
開昭47−42645号公報)など多数が提案されてい
る。
しかしながら、これらの従来の方法はいずれもなんらか
の欠点を有しており、工業的に実施する・場合必ずしも
満足しうるものとはいえない。例えば(1)の方法にお
いては、シクロオレフィンの収率は比較的高いものの、
工業的プロセスとしてはけん雑であって経済的でなく、
(2)〜(4)の方法においてはシクロオレフィンの選
択率が低くて経済的でない。他方、(5)の方法は比較
的高選択率でシクロオレフィンが得られる点で注目され
ている。この方法は、液相中で水素又はNaBH4又は
Ti013 などの還元剤で処理されC得ら、FLる少
なくとも1種の第■族元素の還元されたカチオンを触媒
として、水及びアルカリ剤の存在下に核水素化する方法
であって、数多くの実施態様も開示されている。しか1
−ながら、これらの実施態様を見ると、前記の触媒のみ
ではシクロオレフィンの選択性は極めて低く、したがっ
て前記の触媒の他にZn、Or十+      十+ 
     ++      ++      −++十
     刊Hg  、  Hg  +Ni  、Mo
  、Fe  %Fe   、CO及びCu  などの
塩化物、臭化物、硫酸塩をカチオン助触媒として加え、
さらにOr、MO又はWのカルボニル化合物などの添加
物を加えた複雑な触媒系を用いて、シクロオレフィンの
選択性向上を図っており、その上アルカリ剤の多量の使
用が要求されている。
このように、(5)の方法において(は、複雑な触媒系
及び多量のアルカリ剤を用いることによって、 3− 比較的高選択率でシクロオレフィンを得ることはできる
が、反応速度は著しぐ低下して、反応に要する時間が極
めて長くなるため、触媒として供されるルテニウムの単
位時当シの目的物の生成量が低く、しかも添加する化合
物の陰イオン及び高濃度のアルカリの存在が反応器など
の材質の腐食の原因となって、腐食しにくい高価な材質
を必要とするなどの欠点がある。
本発明者らは、このような従来技術がもつ欠点を改良し
、工業的に有利にシクロオレフィンを得る方法を開発す
るために鋭意研究を重ねた結果、ルテニウム触媒を用い
て単環芳香族炭化水素を部分的に水素添加してシクロオ
ンフィンを製造する場合、前記の従来技術のような複雑
な触媒系とせずに、単に該触媒をあらかじめ所定の処理
を施すことにより、単環芳香族炭化水素の水添速度を著
しく抑制することなしに高選択率でシクロオレフィンが
得られ、その目的を達成しうろことを見出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至ったO  4− すなわち、本発明は、単環芳香族炭化水素を部分的に水
素添加してシクロオレフィンを製造するに当り、水、ア
ルカリ剤及びあらかじめ気相中水素ガス雰囲気下で処理
したルテニウムを含む触媒の存在下に水素添加を行うこ
とを特徴とするシクロオレフィンの製法、及び前記の方
法においてさらに亜鉛化合物を存在させて水素添加を行
うことを特徴とするシクロオレフィンの製法を提供する
ものである。
本発明方法において用いるルテニウムを含む触媒は、ル
テニウム単独又はルテニウムに他の金属を加えたルテニ
ウムを主成分とするものであって、必要に応じ担体に担
持して用いることができる。
この担体としては、例えばゼオライト、アルミナ、シリ
カ、シリカアルミナ、活性炭などの通常担体として用い
られるもの以外に、Mg、 Oa、 Sr、Cu、C!
d、Hg、Ti、Zr、Fe、(!o、Ni、crなど
の酸化物、複合酸化物、水酸化物、炭酸塩などが挙げら
れる。これらの担体の中で特にゼオライト、アルミナ、
シリカ、シリカアルミナ、活性炭、酸化亜鉛、水酸化亜
鉛、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化チタン
、酸化チタンなどが好適である。
また、本発明方法において、気相中水素ガス雰囲気下で
処理するのに供されるルテニウムを含む触媒の形態につ
いては、ルテニウムを含むものであれば特に制限はなく
5例えばルテニウムブラック、塩化物、兵化物、ヨウ化
物、硝酸塩、硫酸塩、水酸化物、ルテニウムレッド、あ
るいは各種のルテニウムを含む錯体などを用いることが
でき、またこれらをイオン交換法、浸せき法、共沈法な
どの通常用いられている方法によって担体に担持して使
用することもできる。好ましい触媒の例としては、入手
が容易なノ・ロゲン化ルテニウムを、前記の好ましい担
体に担持したものが挙げられる。
本発明方法においては、前記のルテニウムを含む触媒を
気相中、水素ガス雰囲気下で処理を行う。
この処理は通常100〜600℃の温度範囲で行われる
が、処理温度が低すぎると十分な効果が得られず、また
高すぎるとルテニウムが気体として蒸発するため、好ま
しくは250〜550℃、さらに好ましくは300〜5
00℃の温度範囲で行われる。また処理に要する時間は
処理温度によって左右されるが、1分〜24時間、通常
30分〜5時間程度である。この処理は通常常圧Fに水
素ガスを流通することによって行われるが、所望に応じ
、処理時間を短くするために、水素ガスによる加圧下で
行うこともできる。
この水素ガス処理は、密閉系又は開放系のいずれにおい
ても行うことができ、また反応速度をコントロールする
ために、水素ガスの流通速度を変化させたり、あるいは
不活性ガスを共存させたりすることもできる。さらに、
触媒の安定性を向上させるために、この水素ガス処理の
前に、乾燥、予熱、酸化処理又は不活性ガス導入などの
前処理を施すこともできる。
このような水素ガス処理を施したルテニウムを含む触媒
を用いて単環芳香族炭化水素を部分的に水素添加すると
、シクロオレフィンの選択率向上の効果が認められるが
、その原因については明確でない。しかしながら、本発
明の処理を施した触媒と他の処理を施した触媒又は未処
理触媒をそれぞれ分析したところ、次に示すような差が
認められる0すなわち、NaBH4処理触媒のX線回折
ではルテニウムに基づく2θ=44°近辺の解析線がま
ったくみられないのに対し、本発明方法で用いる水素ガ
ス雰囲気下処理触媒のX線回折では、2θ=44°に明
らかな解析線がみられる。また、ESOAによりルテニ
ウムのパインデイングエナジイーを測定したところ、N
aBH4処理触媒では、463 eVにピークがみられ
るのに対し、本発明方法で用いる水素ガス雰囲気下処理
触媒では461 eV近辺にピークがみられる。他方、
未処理触媒を反応終了後取り出し、lIC8CAにより
ルテニウムのノくインデイングエナジイーを測定すると
、463 eVにピークがみられる。このように、本発
明方法で用いる触媒は従来のものとは明らかに異なった
ものということができる。
本発明方法において用いるアルカリ剤としては、周期律
表のIa及びla族金属、すなわちリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウムなどの水酸化物、酸化物及び炭
酸塩、並びにアンモニア及び水溶性の有機塩基、例えば
メチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミンなどの
アルキルモノアミン、エチレンジアミン、プロピレンジ
アミンなどのアルキレンジアミン、ピリジン、第四級ア
ンモニウム塩などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で
用いてもよいし、2種以上組合わせて用いてもよい。
このアルカリ剤の使用量は通常0.01〜10mol/
lの濃度範囲であるが、一般にアルカリ剤の濃度が高い
ほど単環芳香族炭化水素の水添反応速度は遅くなり、ま
た低いほどシクロオレフィンへの選択性が低下する傾向
にあるため、好ましくは0.05〜5mol/Lの濃度
範囲である。
本発明方法において用いる原料の単環芳香族炭化水素と
しては、例えばベンゼン、トルエン、0−1m−11)
−キシレン、エチルベンゼンナトカ好ましく挙げられる
本発明方法における部分的核水素化反応は、通常液相懸
濁法にて連続的又は回分的に行われるが、固定相式でも
行うことができる。
この反応においては、一般に反応温度が低く、かつ水素
圧力も低いと、単環芳香族炭化水素の転化率及びシクロ
オレフィンの収率が小さく、また反応温度が高く、かつ
水素圧力も高い条件では、単環芳香族炭化水素の転化率
は大きくなるが、シクロオレフィンの収率が小さくなる
傾向にある。
この反応条件は、使用する触媒や添加物の種類や量など
を考慮して適宜選択されるが、通常水素圧は1〜200
に9/crlG、好ましくは10〜100 K9 /c
nlGの範囲であり、反応温度は室温〜250℃、好ま
しくは100〜200℃の範囲である。
また、触媒の量はルテニウムの担持量や反応器の型式な
どによって左右されるが、液相懸濁法によって水添反応
を行う場合は、通常単環芳香族炭化水素に対してo、o
oi〜50重量%、好ましくは0.01〜20重量%の
触媒を反応系に共存させることが望ましい。一方、固定
相方式で水添反応を行う場合の液空間速度(LH8V 
)は通常0.001〜100 t/z/h r 、好ま
しくは0.01〜50 L/l/hrである。
さらに、反応時間については、原料の単環芳香族炭化水
素の転化率を大きくすると、シクロオレフィンの選択率
が低下し、シクロパラフィンの副生量が多くなるので、
この副生パラフィンの評価によって反応時間を調節する
ことが好ましい。また反応時間は反応器の形式、反応温
度、反応圧力、触媒や添加物の種類や量などを考慮して
適宜選択されるが、通常数秒ないし数時間である。
本発明方法においては、単環芳香族炭化水素の水添速度
を速め、かつシクロオレフィンへの選択性を高めるため
に、反応系に水を共存させて水添反応を行うことが必要
である。この水の量としては、用いる単環芳香族炭化水
素に対して0.01〜100重量倍共存させることがで
きるが、この量が多すぎると反応器を大きくする必要が
あるばかりでなく、シクロオレフィンへの選択性をむし
ろ低下するなどの問題が生じるので、好ましい量は通1
1− 常1〜20重量倍の範囲である。
さら((、本発明方法においては、周期律表の第1a及
び第■a族金属の〕・ロゲン化物、炭酸塩、硫酸塩、硝
酸塩、リン酸塩などの塩類、あるいはCu、 Cd、 
Hg、 Ti、Or、 Ni、MOlFe、V。
Sn などの塩化物、臭化物、硫酸塩、酸化物、水酸化
物などの添加物を反応系に共存させることにより、シク
ロオレフィンの選択率を向上させることができるが、特
に添加物として亜鉛化合物を反応系に共存させることに
よって、シクロオレフィンの選択率を著しく向上させう
る。
これらの添加物は、その陰イオンの種類によっては反応
器などの材質の腐食の原因ともなって、高価な材質の選
定を余儀なくされるおそれもあるため、酸化物や水酸化
物の形で反応系に共存させることが好ましい。また、こ
の酸化物や水酸化物の形で反応系に共存させると、シク
ロオレフィンの選択率向上という点においても、著しい
効果を示す。
前記添加物を反応系に共存させる方法としては、−12
〜 該添加物を反応系に直接添加してもよいし、予め水に溶
かした水溶液として添加してもよく、また該添加物を予
め触媒担体に吸着させた形で反応系に添加してもよい。
その最適添加量は、用いる添加物の種類及びアルカリ剤
や触媒の使用量によって異なるが、通常アルカリ水溶液
に対して0.01ppm〜10重量%の範囲であるが、
水添反応速度の点から、好ましく Fil ppm〜5
重量%程度である。また、触媒担体上に該添加物を吸着
させて使用する場合は、10重量%以下が好ましい。さ
らに、添加物として酸化亜鉛、炭酸亜鉛、水酸化亜鉛な
どを用いる場合は、触媒の担体として反応系に添加して
もよい。
本発明方法は、水、アルカリ剤及び気相中水素ガス雰囲
気下で処理した触媒の存在下に、又はこれらにさらに亜
鉛化合物を共存させた状態で、単環芳香族炭化水素を部
分的に水素添加してシクロオレフィンを製造する方法で
あって、本発明方法により処理された触媒は、従来方法
(特開昭47−42645号公報)で用いる、液相中で
水素又はNa BH4やTiCl3などの還元剤を用い
て還元した触lに比べて、高いシクロオレフィン選択率
を示す。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
実施例1 担体にシリカ(日揮化学社N−601)を用い、これを
粉砕して100メツシユパスに整える。次いでこのシリ
カf Rub!15・3H20(日本エンゲルノ飄ルト
社製)を溶解した水溶液に分散させ、3時間かきまぜた
のち静置すると、ルテニウムの黒褐色が消失し、シリカ
ゲルに吸着したことが分る。次にこれを沖過後*  2
0 mmHg、 80℃で6時間真空乾燥する。このも
のを未処理触媒として触媒〔A1〕とする。
次いで触媒[A1]20rを径20朋のパイレックス管
中に入れて管状電気炉にセットしたのち、室温で窒素ガ
スにて置換し、窒素ガス雰囲気下に400℃まで昇温後
、水素ガスを50 Nt/hrの流速で流1−ながら、
400℃で2時間保ち、次いで窒素ガス置換しながら室
温まで冷却して触媒を取り出す。この処理触媒を触媒〔
B〕とした。
内容積1tのかきまぜ機付5US316製オートクレー
ブに前記触媒[B]5f、カセイソーダ301を溶解し
た水400コ及びベンゼン100df:入れ、窒素置換
したのちかきまぜながら昇温する。昇温後、水素ガスを
反応圧50に9/cdGに保つように補給し、175℃
で30分間水素化反応を行った。
反応後、急冷して有機物層を分取し、ガスクロマトグラ
フィーで分析した。その結果を第1表に示す。第1表に
はシクロヘキセンの選択率を示しであるが、残りの生成
物はすべてシクロヘキサンであり、それ以外のものは検
出されなかった。
実施例2,3 ベンゼン転化率の低いところをみるために、実施例1に
おける反応時間を5分及び15分に変える以外は、まっ
た〈実施例1と同様にして水素化反応を行った。その結
果を第1表に示す。
比較例1〜3 15一 実施例1で調製した未処理段階の1 % Ru/5i0
2触媒[AI]srを使用し、所望の反応時間を選ぶ以
外は、実施例1と同一条件で水添反応を行った、その結
果を第1表に示す。
比較例4〜6 実施例1で調製した未処理段階の1 % Ru/5i0
2触媒[A1]10fを、水100−の入った200ゴ
三つロフラスコに分散させ、窒素ガス置換を行う。
次いで窒素ガスプローしながらNaBH,11fを添加
して1時間かきまぜたのち、窒素雰囲気中で濾過水洗後
、2Q111Hg、 80℃で6時間真空乾燥して触媒
〔C1〕を調製した。
この触媒〔C1〕51を用い、所望の反応時間を選ぶ以
外は、実施例1と同一条件で水添反応を行った。その結
果を第1表に示す。
16− 第    1    表 実施例4 担体にNa型型上ゼオライト Union Carbi
deCoa5K−40)ペレットを用い、これを粉砕し
て80メツシユパスの粉体とする。これQRuO13・
3 H2O’i溶解した水溶液に分散させ、かきまぜた
のち静置すると、ルテニウムの色が消え、Y−ゼオライ
トに吸着したことが分る。漣過後20m+1Hg、80
℃にて6時間真空乾燥した触媒〔A2〕を比較例で用い
る。
この触媒〔A2〕202を径20111のパイレゾクス
管中に入れて管状電気炉にセットし、次いで空気を50
 Nt/Kr流しながら30分で400℃まで昇温し、
400℃に2時間保ったのち室温まで冷却する。室温で
窒素ガスにて置換後水素ガスを同じ< 50 Nt/h
r流し、再び400℃まで昇温し、400℃で2時間保
ったのち、窒素ガス置換しながら室温まで冷却後、取り
出した触媒CD]を実施例に用いた。
内容積1tのかきまぜ式5US316製オートクレーブ
に前記触媒〔D〕5f、水400CC、カセイソーダ3
0f、ベンゼン100ccを入れて、窒素置換後かきま
ぜながら昇温する。次いで水素ガスを反応圧50に9/
dGを保つよう補給して、175℃で15分間水素化反
応を行った。
反応後、有機物層をガスクロマトグラフィーで分析した
結果を第2表に示す。第2表にはシクロヘキセンの選択
率を示しであるが、残シの生成物はすべてシクロヘキサ
ンであシ、それ以外のものは検出されなかった。
実施例5,6 実施例4における反応時間を5分及び30分に変える以
外は、実施例4とまったく同様にして水添反応を行った
。その結果を第2表に示す。
比較例7〜9 実施例4で調製した5%Ru / y−ゼオライト触媒
[A2]sr、水400CC、カセイソーダ301゜ベ
ンゼン100CC(i−用い、実施例4と同様にして反
応圧50KP/ctIG、温度175℃の条件で水添反
応を行った。その結果を第2表に示す。
比較例1O〜12 実施例4で調製した5%Ru / y−ゼオライト触媒
(A2)toyを水100−の入った200ゴ三つロフ
ラスコに分散させて窒素ガス置換を行う。次いで窒素ガ
スブローしながらNaBH41tを添加して1時間かき
まぜたのち、ろ過洗浄し、201111Hg、80℃で
5時間真空乾燥して触媒〔C2〕ヲ調製した。
19− この触媒[C2J 5 f、水400CC、カセイソー
ダ30f1ベンゼンtoocc′ft用い、実施例4と
同様にして反応圧5(IP/6/lG、温度175℃の
条件で水添反応を行った。その結果を第2表に示す。
第    2    表 実施例7〜10 実施例1において、担体としてアルミナ(ケラツエン社
)を用い、反応時にカセイソーダ30f−2〇− を溶解した水400−を用いる代シに、 LiOH6f
を溶解した水溶液400−を用い、かつ所望の反応時間
を選ぶ以外は実施例1とまったく同様にして水添反応を
行った。その結果を第3表に示す。
比較例13 、14 触媒として、実施例7〜10において調製する段階の未
処理触媒〔A3〕を用い、実施例7〜10と同一条件で
、反応時間をそれぞれ変えて水添反応を行った。その結
果を第3表に示す。
実施例11〜13 実施例7〜10で調製した未処理触媒〔A3〕を400
℃で2時間酸化後、400℃で2時間水素ガス雰囲気下
で還元処理し、得られた触媒52を用いて、実施例7〜
lOと同一条件で反応を行った〇その結果を第3表に示
す。
第    3    表 実施例14〜17 触媒として1%RU/炭酸カルシウムを使用し、その調
製法及び反応条件は実施例11〜13と同様にし、反応
時間をそれぞれ変えて反応を行った。
その結果を第4表に示す。
比較例15 、16 触媒として、実施例14〜17において調製する段階の
未処理触媒〔A4〕を用い、実施例11〜13と同一条
件で反応時間をそれぞれ変えて水添反応を行った。その
結果を第4表に示す。
比較例17〜20 比較例15 、16において、カセイソーダを602に
増やす以外は、比較例15 、16と同一条件で反応時
間をそれぞれ変えて水添反応を行った。その結果を第4
表に示す。
第    4    表 実施例18 内容積500−のかきまぜ弐EIUEI 316製オー
トクレーブに、実施例1と同様の方法で水素ガス雰囲気
下で処理したルテニウムブラック(日本エンゲルハルト
社製) o、os t、水200rn!、、カセイソー
ダ10f及びベンゼン150tdQ入れ、窒素置換後か
きまぜながら昇温し、130℃に達した時水素ガスを供
給し、反応圧30に9/dGに保つように水素ガスを補
給しながら、150℃で5分間水素化反応を行った。そ
の結果、ベンゼンの転化率30.8チであり、シクロヘ
キセンの選択率は18.2%であった。残りの生成物は
シクロ)キサンのみであった。
実施例19 添加物として塩化亜鉛3.2fを添加する以外は、実施
例18と同一条件で水添反応を行った。その結果、ベン
ゼン転化率4.8%と低下したが、シクロヘキセンの選
択率は64.2%に向上した。
比較例21 実施例18における水素ガス雰囲気下処理ルテニウムブ
ラックの代りに、未処理ルテニウムブラックを用いる以
外は、実施例18とまったく同様にして水添反応を行っ
た。その結果、ベンゼンの転化率28.5 %であり、
シクロヘキセンの選択率は12.1 es#あった。残
りの生成物はシクロヘキサンである。
実施例20 担体にゼオライト(ユニオンカーバイド社製、MS−4
A )を用い、水素還元条件を250℃、3時間として
1%Ru/MS−4Aを調製【7た。
この触媒10f、)ルエン200 m及びカセイカリ1
09を溶解した水300−を1を容5US316製オー
トクレーブに仕込み、かきまぜながら反応圧100Kp
/dG、温度150℃で2時間水添反応を行った。その
結果、トルエン転化率33.4 %、メチルシクロヘキ
セン選択率54.3%(うち、1−メチルシクロヘキセ
ン21.6 %、3−及び4−メチルシクロヘキセン3
2.7 % >であった。
比較例22 実施例20において調製する段階の未処理触媒〔A5〕
102及びカセイカリ10Fを溶解した水3007!’
i i tオートクレーブに仕込み、水素圧100Kj
l/crlGで2時間かきまぜて触媒の還元を作った。
次いでトルエン200−を圧送し、150℃で2時間水
添反応を行った。その結果、トルエン転化率28.2%
、メチルシクロヘキセン選択率4.2.3%(うち、1
−メチルシクロヘキセン12.7%、3−及び4−メチ
ルシクロヘキセン29.6%)であった。
実施例21 実施例7で調製した1%Ru/アルミナ触媒〔軛を用い
、ベンゼンをトルエンに変えた以外は、実施例1とまっ
たく同一条件で3時間水添反応を行った。その結果トル
エンの転化率27.2 %、メチルシクロヘキセン選択
率43.8 % (うち、1−メチルシクロヘキセン1
8.2%、3−及び4−メチルシクロヘキセン25.6
%)であった。
実施例22 実施例21におけるトルエンをp−キシレンに変える以
外は、実施例21とまったく同様にして水添反応を行っ
た。その結果、p−キシレン転化率21.5%、ジメチ
ルシクロヘキセン選択率52.8%(異性体の確認はし
ていない)であった。
実施例23〜27 触媒担体としてシリカ(日揮化学X−603)粉末及び
ルテニウム化合物としてRuCl3・3H20’i使用
し、吸着及び乾燥は実施例4と同様に行ったが、その後
の触媒の酸化及び還元条件を第5表に示すように変えて
調製した。ただ1〜、この時の空気及び水素ガスの流量
並びに操作方法は実施例4と同様にして行った。このよ
うにして調製しまた触媒52を用いて実施例4と同一条
件で30分間水添反応を行った。その結果を第5表に示
す。
27− 28一 実施例28 触媒として0.6チRu/5K−40を使用し、その調
製法及び反応条件は実施例1と同様に行った。
その結果を第6表に示す。
実施例29 実施例28と同一触媒を用い、反応時に水酸化亜鉛0.
12fを添加した以外は、実施例28と同一条件で水添
反応を行った。その結果を第6表に示す。
実施例30 実施例29における水酸化亜鉛の代りに、リン、 酸亜
鉛Zn3(PO4)2 ・4H200,15tを用いる
以外は、実施例29とまったく同様にして反応を行った
。その結果を第6表に示す。
第    6    表 実施例31〜36 実施例28と同一触媒を用い、酸化亜鉛の添加量を種々
変えて実施例28と同一条件で水添反応を行った。その
結果を第7表に示す。
第    7    表 実施例37 、38 実施例23〜27で用いたRu/シリカ触媒を用い、添
加物として硫酸亜鉛、アルカリ剤としてカセイソーダ1
グを用いた以外は、実施例28と同一条件で水添反応を
行った。その結果を第8表に示す。
31− 第    8    表 比較例23 実施例4で調製した5%Ru / Y−ゼオライト触媒
[Dl] s y、水400CC,ベンゼン100cc
を用い、反応圧5oK9/−G、温度175℃の条件で
5分間水添反応を行った。その結果、ベンゼン転化率4
0.5 %、シクロヘキセン選択率5.2%であった。
比較例24 比較例10〜12で調製した触媒[C2] 5 S’を
用い、比較例23と同様の条件で水添反応を行った。そ
の結果、ベンゼン転化率39.6%、シクロヘキセン選
択率4.8%であった。
32−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単環芳香族炭化水素を部分的に水素添加してシクロ
    オレフィンを製造するに当シ、水、アルカリ剤及びあら
    かじめ気相中水素ガス雰囲気下で処理したルテニウムを
    含む触媒の存在下に水素添加を行うことを特徴とするシ
    クロオレフィンの製法。 2 単環芳香族炭化水素を部分的に水素添加してシクロ
    オレフィンを製造するに当シ、水、アルカリ剤、あらか
    じめ気相中水素ガス雰囲気下で処理したルテニウムを含
    む触媒及び亜鉛化合物の存在下に水素添加を行うことを
    特徴とするシクロオレフィンの製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0645356A1 (de) * 1993-09-20 1995-03-29 BASF Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von Cyclohexen durch partielle Hydrierung von Benzol
CN1048192C (zh) * 1995-03-16 2000-01-12 中国石化齐鲁石油化工公司 一种用于从石油和天然气加工过程中产生的硫化氢中回收硫磺的二氧化钛催化剂

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0645356A1 (de) * 1993-09-20 1995-03-29 BASF Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung von Cyclohexen durch partielle Hydrierung von Benzol
CN1048192C (zh) * 1995-03-16 2000-01-12 中国石化齐鲁石油化工公司 一种用于从石油和天然气加工过程中产生的硫化氢中回收硫磺的二氧化钛催化剂

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