JPS59184539A - 半導体結晶の転位密度測定方法 - Google Patents
半導体結晶の転位密度測定方法Info
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- JPS59184539A JPS59184539A JP58056832A JP5683283A JPS59184539A JP S59184539 A JPS59184539 A JP S59184539A JP 58056832 A JP58056832 A JP 58056832A JP 5683283 A JP5683283 A JP 5683283A JP S59184539 A JPS59184539 A JP S59184539A
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- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体結晶、例えばs+ 、GLAs 、
GaPなどの結晶中に存在する転位密度の測定方法に関
し、特に1歩留り良くデバイスを作製するために、結晶
を破壊することなく、迅速に、かつ容易に転位密度を測
定しようとするものである。
GaPなどの結晶中に存在する転位密度の測定方法に関
し、特に1歩留り良くデバイスを作製するために、結晶
を破壊することなく、迅速に、かつ容易に転位密度を測
定しようとするものである。
現在作製されている半導体単結晶には多くの転位が含ま
れており1例えばQ、単結晶は、102〜1050m/
cm3程度の転位(線状欠陥)を含んでいることが知ら
れている。
れており1例えばQ、単結晶は、102〜1050m/
cm3程度の転位(線状欠陥)を含んでいることが知ら
れている。
これら転位の存在は、結晶中にトラップ準位を作り、キ
ャリアーの易動度を低下させたり、あるいは発光ダイオ
ードやレーザーダイオードの発光特性や寿命を劣化する
などデバイス特性に悪影響を及ぼす。
ャリアーの易動度を低下させたり、あるいは発光ダイオ
ードやレーザーダイオードの発光特性や寿命を劣化する
などデバイス特性に悪影響を及ぼす。
また、一般に、転位密度はウェーハ毎に異なり、ウェー
ハ面内においても不均一な分布をとることが多い。
ハ面内においても不均一な分布をとることが多い。
従来、結晶中の転位密度は電気的に測定することができ
ないので、次の方法がとられていた。
ないので、次の方法がとられていた。
(1)エッチピット法
この方法は、溶液反応を利用したもので、半導体結晶ご
とに、適当な腐食液、例えばG、A 、単結晶に対して
は硫酸H!S04と過酸化水素(Hρ、)の混合水溶液
を用い、この溶液に結晶を浸して、転位が結晶表面に交
わった個所を溶解させてくぼみ(エッチピット)を作り
、これを光学顕微鏡などを用いて計数する。
とに、適当な腐食液、例えばG、A 、単結晶に対して
は硫酸H!S04と過酸化水素(Hρ、)の混合水溶液
を用い、この溶液に結晶を浸して、転位が結晶表面に交
わった個所を溶解させてくぼみ(エッチピット)を作り
、これを光学顕微鏡などを用いて計数する。
この方法は、結晶表面にくぼみを作るので、測定した結
晶をそのままデバイスの作製に用いることかできないと
いう欠点を有している。さらに、腐食液の成分が結晶中
に侵入する恐れも大きく、特に分子線エビタクシ−(M
BE)で作製された超薄膜結晶についての1111定に
は適用することができない。
晶をそのままデバイスの作製に用いることかできないと
いう欠点を有している。さらに、腐食液の成分が結晶中
に侵入する恐れも大きく、特に分子線エビタクシ−(M
BE)で作製された超薄膜結晶についての1111定に
は適用することができない。
(2)エッチヒロック法
この方法では、(1)に述べた方法と異なり、転位か結
晶表面に交った個所が隆起するように腐食したり熱処理
を行う。
晶表面に交った個所が隆起するように腐食したり熱処理
を行う。
例えば、転位が交わった個所と熱化学反応を起して特殊
な醇化物を生成する物質を結晶表面に塗布しておき、熱
処理を施して酸化物を生成させる。次に、転位のない表
面部分にある物質を溶解して転位が表面と交わった個所
に酸化物の隆起を残し、これを(1)と同様に光学顕微
鏡などを用いて計数する。
な醇化物を生成する物質を結晶表面に塗布しておき、熱
処理を施して酸化物を生成させる。次に、転位のない表
面部分にある物質を溶解して転位が表面と交わった個所
に酸化物の隆起を残し、これを(1)と同様に光学顕微
鏡などを用いて計数する。
この方法も、長時間にわたって結晶を高温で熱処理する
必要がある場合も生じ、結晶の微細構造が損傷されると
いう欠点を有している。
必要がある場合も生じ、結晶の微細構造が損傷されると
いう欠点を有している。
(3)デフレーション法
転位が存在している個所には、一般に応力が働いており
、不純物原子をこのような結晶中に高温で拡散させると
、不純物原子は転位の近傍に集まりやすい。母体結晶が
可視光に対して透明であって、不純物原子が可視領域に
吸収をもつならば、可視光によりこのような結晶を照射
し、光学顕微鏡を用いて観察すると、転位のところが色
づいて見える。この方法を用いると、転位の立体配置を
観察することが可能である。
、不純物原子をこのような結晶中に高温で拡散させると
、不純物原子は転位の近傍に集まりやすい。母体結晶が
可視光に対して透明であって、不純物原子が可視領域に
吸収をもつならば、可視光によりこのような結晶を照射
し、光学顕微鏡を用いて観察すると、転位のところが色
づいて見える。この方法を用いると、転位の立体配置を
観察することが可能である。
しかし、この方法も、高温で熱処理を行うので、破壊検
査の一種である。
査の一種である。
(4)X線回折顕微法
一般に完全結晶では多重反射が起こるので、X線の回折
強度は弱い。しかし、結晶中に転位があると、多重反射
による散乱が生じないので、このような結晶からのx1
回折強度は、強くなる。従って、X線フィルム、乾板あ
るいはX線に感度をもつテレビカメラなどを用いること
によって転位を撮像することができる。
強度は弱い。しかし、結晶中に転位があると、多重反射
による散乱が生じないので、このような結晶からのx1
回折強度は、強くなる。従って、X線フィルム、乾板あ
るいはX線に感度をもつテレビカメラなどを用いること
によって転位を撮像することができる。
しかし、X線回折顕微法は、シリコン結晶では広く用い
られているが、G、A、のような半導体は別に比べてX
線に対する吸収係数が10倍程度大きいので、撮像に長
時間を要する。また、強力なX線を用いて短時間に撮像
を行うこともできるが、装置が極めて高価なものとなる
。したがって、従来、(A、に対しては、欠点はあるも
のの、エッチピット法による評価が主として行われてい
た。
られているが、G、A、のような半導体は別に比べてX
線に対する吸収係数が10倍程度大きいので、撮像に長
時間を要する。また、強力なX線を用いて短時間に撮像
を行うこともできるが、装置が極めて高価なものとなる
。したがって、従来、(A、に対しては、欠点はあるも
のの、エッチピット法による評価が主として行われてい
た。
そこで、本発明の目的は、かかる欠点を解決して半導体
結晶中の転位密度を、結晶を破壊することなく、迅速か
つ容易に測定しようとするものである。
結晶中の転位密度を、結晶を破壊することなく、迅速か
つ容易に測定しようとするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は、断続光を半導
体結晶についての試料に照射して、試料に断続的に熱を
生ぜしめ、試料に接する気体を膨張、収縮させて音響波
を発生させ、音響波を検出する光音響分光装置を用い、
転位密度が既知の半導体結晶についての複数個の標準試
料を用意し、複数個の標準試料についての音響信号を光
音響分光装置により測定し、転位密度と音響信号との関
係を示す特性曲線を求め、転位密度が未知の試料につい
ての音響信号を光音響分光装置により測定し、その測定
された音響信号に対する転位密度を特性曲線から読み取
ることにより、未知試料についての転位密度を測定する
ことを特徴とするものである。
体結晶についての試料に照射して、試料に断続的に熱を
生ぜしめ、試料に接する気体を膨張、収縮させて音響波
を発生させ、音響波を検出する光音響分光装置を用い、
転位密度が既知の半導体結晶についての複数個の標準試
料を用意し、複数個の標準試料についての音響信号を光
音響分光装置により測定し、転位密度と音響信号との関
係を示す特性曲線を求め、転位密度が未知の試料につい
ての音響信号を光音響分光装置により測定し、その測定
された音響信号に対する転位密度を特性曲線から読み取
ることにより、未知試料についての転位密度を測定する
ことを特徴とするものである。
以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に本発明測定方法に用いる光音響分光法の測定装
置の一例を示す。ここで、1はキセノンアークランプで
あり、この光をモノクロメータ−(分光器)2を通して
単一色化する。その単色光出力をメカニカル光チヨツパ
−3により数10Hzの断続光となし、この断続光を、
ビームスプリッタ−4により2分割し、その一方をプリ
ズム5を通して試料照射光6となし光音tlI!(PA
)セルフ中の半導体結晶試料に照射する。一方、断続光
の約10%をビームスプリッタ−4によって分割し、そ
の分割光を参照光8として周波数依存性がない物質、例
えばすすを入れた参照用光音1! (PA)セル8に入
射させる。参照セル9を用いるのは、入射光強度が波長
によって異なるので、後述するように、入射光強度で音
響信号を規格化することにより、入射光強度に依存しな
い信号出力を得るためである。
置の一例を示す。ここで、1はキセノンアークランプで
あり、この光をモノクロメータ−(分光器)2を通して
単一色化する。その単色光出力をメカニカル光チヨツパ
−3により数10Hzの断続光となし、この断続光を、
ビームスプリッタ−4により2分割し、その一方をプリ
ズム5を通して試料照射光6となし光音tlI!(PA
)セルフ中の半導体結晶試料に照射する。一方、断続光
の約10%をビームスプリッタ−4によって分割し、そ
の分割光を参照光8として周波数依存性がない物質、例
えばすすを入れた参照用光音1! (PA)セル8に入
射させる。参照セル9を用いるのは、入射光強度が波長
によって異なるので、後述するように、入射光強度で音
響信号を規格化することにより、入射光強度に依存しな
い信号出力を得るためである。
PAセルフおよび8からの各音響信号lOおよび11を
光ナヨッパ−3から得た同期信号12と共に、それぞれ
、同期整波増幅器13および14に供給して帯域幅を絞
って位相検波を行い、整波出力15および16をそれぞ
れ得る。次いで、除算器17において、未知試料に対す
る整流出力15を参照光整流出力16で除算し、規格化
された音響出力を取り出し、この規格化された音響出力
を記録計18により記録する。
光ナヨッパ−3から得た同期信号12と共に、それぞれ
、同期整波増幅器13および14に供給して帯域幅を絞
って位相検波を行い、整波出力15および16をそれぞ
れ得る。次いで、除算器17において、未知試料に対す
る整流出力15を参照光整流出力16で除算し、規格化
された音響出力を取り出し、この規格化された音響出力
を記録計18により記録する。
第2図に、上述した光音響セルフまたは8の内部構造の
一例を示す。ここで、21はパイレックスガラス容器で
あり、この容器21には研磨したステンレス基板22を
収容し、その基板22上には、熱伝導性グリース23を
介して、十分に化学研磨された半導体結晶、例えばOA
、単結晶を試料24としてはりつける。25はしんちゅ
う製の試断ホルダである。この容器21の上方には石英
窓26を固着し、試料24上に容器21の内壁と石英窓
28とで限界される空間にはガス、例えば30を封入し
ておく。更に、マイクロホン27を収容したアルミニウ
ム酸の気密容器2日を容器21と隣接して配置し、上述
の空間と、マイクロホン27の収容されている気密空間
とを音響ガイド29を介して連通させる。
一例を示す。ここで、21はパイレックスガラス容器で
あり、この容器21には研磨したステンレス基板22を
収容し、その基板22上には、熱伝導性グリース23を
介して、十分に化学研磨された半導体結晶、例えばOA
、単結晶を試料24としてはりつける。25はしんちゅ
う製の試断ホルダである。この容器21の上方には石英
窓26を固着し、試料24上に容器21の内壁と石英窓
28とで限界される空間にはガス、例えば30を封入し
ておく。更に、マイクロホン27を収容したアルミニウ
ム酸の気密容器2日を容器21と隣接して配置し、上述
の空間と、マイクロホン27の収容されている気密空間
とを音響ガイド29を介して連通させる。
ここで、第1図示のプリズム5からの断続単色光が石英
窓26を介して試料24に入射すると、この試料24が
断続的に加熱され、従って断続的に熱が発生して、試料
24に接するガス30が繰返し膨張・収縮して音響波が
発生する。この音響波は音響ガイド29を通して気密容
器28中に内蔵されているマイクロホンにより検出され
る。
窓26を介して試料24に入射すると、この試料24が
断続的に加熱され、従って断続的に熱が発生して、試料
24に接するガス30が繰返し膨張・収縮して音響波が
発生する。この音響波は音響ガイド29を通して気密容
器28中に内蔵されているマイクロホンにより検出され
る。
このような光音響分光装置を用いて、転移密度の予めわ
かっている種々のG、A 、単結晶について音響信号を
測定した結果、第3図および第4図に示すように転移密
度と音響信号との間に相関関係のあることが確認された
。第3図は、G、A 、単結晶の4個の標準試料A、A
B、B、Cについて、大きさと厚みをそろえ、これらの
試料の転位密度(エッチビット密度)をエッチビット法
により測定してその値[cm−”] を横軸にとり、縦
軸には、これらの試料に半透明波長1500nm(約0
.82eV ;・印)と1470nm(約0.84eV
;○印)の断続単色光(断続周波数33Hz)を照射
して音響信号強度を測定し、試料Aを基準にして(音響
信号強度を1とする)規格化、すなわち他の試料との音
響信号強度の比をプロットし、各点を点線で結んだもの
である。ここで照射光として1500nmと1470n
mを用いたのは、このエネルギー領域に不純物もしくは
空孔などの欠陥に起因すると考えられる吸収体があるか
らである。この図から明らかなように、転位密度が10
3/cI112〜105/c112の範囲では、音響信
号(点線)は転位密度と共に約4割も減少する。
かっている種々のG、A 、単結晶について音響信号を
測定した結果、第3図および第4図に示すように転移密
度と音響信号との間に相関関係のあることが確認された
。第3図は、G、A 、単結晶の4個の標準試料A、A
B、B、Cについて、大きさと厚みをそろえ、これらの
試料の転位密度(エッチビット密度)をエッチビット法
により測定してその値[cm−”] を横軸にとり、縦
軸には、これらの試料に半透明波長1500nm(約0
.82eV ;・印)と1470nm(約0.84eV
;○印)の断続単色光(断続周波数33Hz)を照射
して音響信号強度を測定し、試料Aを基準にして(音響
信号強度を1とする)規格化、すなわち他の試料との音
響信号強度の比をプロットし、各点を点線で結んだもの
である。ここで照射光として1500nmと1470n
mを用いたのは、このエネルギー領域に不純物もしくは
空孔などの欠陥に起因すると考えられる吸収体があるか
らである。この図から明らかなように、転位密度が10
3/cI112〜105/c112の範囲では、音響信
号(点線)は転位密度と共に約4割も減少する。
次に第3図の場合と同じ試料に不透明波長(840nm
)の断続光(33f(z)を照射して得た結果を第4図
に示す。第3図と異なり、840nmの光に対して音響
信号強度は転位密度と共に増大し、変化の割合はきわめ
て少ない。
)の断続光(33f(z)を照射して得た結果を第4図
に示す。第3図と異なり、840nmの光に対して音響
信号強度は転位密度と共に増大し、変化の割合はきわめ
て少ない。
この結果は定性的に次のように解釈することができる。
バンドギャップより大きなエネルギーの光でG−3中結
晶を照射したとき、G占 は〜0.85eVおよび1.
41eVの蛍光を発生するが、これらの蛍光量子効率の
総和をηとし、吸収係数をα、反射率をRとすれば、音
響信号強度は、不透明波長では(1−R) (1−η)
に比例し、半透明波長では(1−R)α(1−η)に比
例することが知られている。このうち、Rは試料を変え
ても変化しない。さらにまた、第4図によれば不透明波
長における信号の転移密度依存性はきわめてわずかであ
るから、ηは転位密度にほとんど依存しない。それゆえ
、半透明波長における転移密度依存性の音響信号の変化
は吸収係数αに依存するものであり、αの変化はバンド
間に存在する不純物レベルによる光の吸収が転移密度の
増加につれて減少したためと理解される。転移の箇所で
は不純物や点欠陥が補捉され、補捉された不純物は不純
物準位の形式に寄与しなくなると考えられる。
晶を照射したとき、G占 は〜0.85eVおよび1.
41eVの蛍光を発生するが、これらの蛍光量子効率の
総和をηとし、吸収係数をα、反射率をRとすれば、音
響信号強度は、不透明波長では(1−R) (1−η)
に比例し、半透明波長では(1−R)α(1−η)に比
例することが知られている。このうち、Rは試料を変え
ても変化しない。さらにまた、第4図によれば不透明波
長における信号の転移密度依存性はきわめてわずかであ
るから、ηは転位密度にほとんど依存しない。それゆえ
、半透明波長における転移密度依存性の音響信号の変化
は吸収係数αに依存するものであり、αの変化はバンド
間に存在する不純物レベルによる光の吸収が転移密度の
増加につれて減少したためと理解される。転移の箇所で
は不純物や点欠陥が補捉され、補捉された不純物は不純
物準位の形式に寄与しなくなると考えられる。
このように5あらかじめ音響信号■と転位密度との関係
を示す特性曲線を得ておけば、標準試料と大きさおよび
厚みが同じ未知試料について音響信号を測定し、前述し
た試料Aの音響信号との比をとることにより、転位密度
を簡単にかつ非破壊で知ることができる。また、」−述
したごとく比をとらず各試料についての音響信号の強度
と転位密度との関係を示す特性曲線を得て、この曲線を
用いて未知試料の転位密度を測定することも可能である
。
を示す特性曲線を得ておけば、標準試料と大きさおよび
厚みが同じ未知試料について音響信号を測定し、前述し
た試料Aの音響信号との比をとることにより、転位密度
を簡単にかつ非破壊で知ることができる。また、」−述
したごとく比をとらず各試料についての音響信号の強度
と転位密度との関係を示す特性曲線を得て、この曲線を
用いて未知試料の転位密度を測定することも可能である
。
なお、試料の大きさと厚みを揃えたのは実験の都合によ
るものであり、必ずしも揃える必要はない。
るものであり、必ずしも揃える必要はない。
以上述べたことから明らかなように、本発明によれば、
(1)転位密度を結晶を破壊することなく簡、単な光音
響分光装置を用いて測定することができる。
響分光装置を用いて測定することができる。
(2)1個の結晶についての測定時間は10分以内であ
り、エッチピット法などに比べて迅速な測定が可能であ
る。
り、エッチピット法などに比べて迅速な測定が可能であ
る。
(3)照射光を走査して広い面積をもつ試料につき、試
料上の各点の音響信号を測定しておけば、広い面積をも
つ試料の転位密度の測定も可能である。
料上の各点の音響信号を測定しておけば、広い面積をも
つ試料の転位密度の測定も可能である。
(4)本発明測定方法は、G、A、の他にも02など他
の半導体結晶の転位密度の測定のみならず、広く絶縁体
結晶の転位密度の測定にも有効に適用することができる
。
の半導体結晶の転位密度の測定のみならず、広く絶縁体
結晶の転位密度の測定にも有効に適用することができる
。
第1図は本発明測定方法で用いる光音響分光装置の一例
を示すブロック線図、第2図はその光音響セルの具体例
を示す断面図、第3図および第4図は転位密度と規格化
光音響信号強度との関係を示す特性曲線図である。 1・・・キセノンアークランプ、 2・・・モノクロメータ−1 3・・・メカニカルチョッパー、 4・・・ビームスプリッタ−1 5・・・プリズム、 8・・・試料照射光、 7・・・光音響(、PA)セル、 8・・・参照光、 8・・・参照用光音@ (PA)セル、10・・・音響
信号、 11・・・参照光音響信号、 12・・・同期信号、 13.14・・・同期整流増幅器、 15.18・・・整流出力、 17・・・除算器、 18・・・記録計、 21・・・パイレックスガラス容器、 22・・・ステンレス基板、 23・・・熱伝導性グリース、 24・・・試料、 25・・・しんちゅう製試料ホルダ、 26・・・石英窓、 27・・・マイクロホン、 28・・・アルミニウム製気密容器、 29・・・音響ガイド、 30・・・ガス。 特許出願人 日本放送協会
を示すブロック線図、第2図はその光音響セルの具体例
を示す断面図、第3図および第4図は転位密度と規格化
光音響信号強度との関係を示す特性曲線図である。 1・・・キセノンアークランプ、 2・・・モノクロメータ−1 3・・・メカニカルチョッパー、 4・・・ビームスプリッタ−1 5・・・プリズム、 8・・・試料照射光、 7・・・光音響(、PA)セル、 8・・・参照光、 8・・・参照用光音@ (PA)セル、10・・・音響
信号、 11・・・参照光音響信号、 12・・・同期信号、 13.14・・・同期整流増幅器、 15.18・・・整流出力、 17・・・除算器、 18・・・記録計、 21・・・パイレックスガラス容器、 22・・・ステンレス基板、 23・・・熱伝導性グリース、 24・・・試料、 25・・・しんちゅう製試料ホルダ、 26・・・石英窓、 27・・・マイクロホン、 28・・・アルミニウム製気密容器、 29・・・音響ガイド、 30・・・ガス。 特許出願人 日本放送協会
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 l)断続光を半導体結晶についての試料に照射して、前
記試料に断続的に熱を生ぜしめ、前記試料に接する気体
を膨張、収縮させて音響波を発生させ、前記音響波、を
検出する光音響分光装置を用い、転位密度が既知の半導
体結晶についての複数個の標準試料を用意し、該複数個
の標準試料についての音響信号を前記光音響分光装置に
より測定し、前記転位密度と前記音響信号との関係を示
す特性曲線を求め、転位密度が未知の試料についての音
響信号を前記光音響分光装置により測定し、その測定さ
れた音響信号に対する転位密度を前記特性曲線から読み
取ることにより、当該未知試料についての転位密度を測
定することを特徴とする半導体結晶の転位密度測定方法
。 2、特許請求の範囲第1項記載の方法において。 前記複数個の標準試料のうちの1個に対する他のg準試
料の音響信号の比を算出して前記特性曲線を求めること
を特徴とする半導体結晶の転位密度測定方法。 3)特許請求の範囲第1項または第2項のいずれかの項
に記載の方法において、前記断続光の波長を、前記試料
として用いる半導体結晶の吸収帯の波長に設定すること
を特徴とする半導体結晶の転位密度測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58056832A JPS59184539A (ja) | 1983-04-02 | 1983-04-02 | 半導体結晶の転位密度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58056832A JPS59184539A (ja) | 1983-04-02 | 1983-04-02 | 半導体結晶の転位密度測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59184539A true JPS59184539A (ja) | 1984-10-19 |
JPH033946B2 JPH033946B2 (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=13038354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58056832A Granted JPS59184539A (ja) | 1983-04-02 | 1983-04-02 | 半導体結晶の転位密度測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59184539A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6227036B1 (en) | 1998-10-28 | 2001-05-08 | The Regents Of The University Of Michigan | Multiple microphone photoacoustic leak detection and localization system and method |
JP2008145262A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 成分濃度測定装置 |
JP2008267919A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 成分濃度測定装置 |
JP2015219026A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 昭和電工株式会社 | 光音響分光方法および光音響分光装置 |
WO2017154450A1 (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | 国立大学法人北海道大学 | 金属酸化物の同定方法 |
-
1983
- 1983-04-02 JP JP58056832A patent/JPS59184539A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6227036B1 (en) | 1998-10-28 | 2001-05-08 | The Regents Of The University Of Michigan | Multiple microphone photoacoustic leak detection and localization system and method |
JP2008145262A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 成分濃度測定装置 |
JP2008267919A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 成分濃度測定装置 |
JP2015219026A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 昭和電工株式会社 | 光音響分光方法および光音響分光装置 |
WO2017154450A1 (ja) * | 2016-03-10 | 2017-09-14 | 国立大学法人北海道大学 | 金属酸化物の同定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033946B2 (ja) | 1991-01-21 |
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