JPS5918382B2 - ブテンジオ−ルジアセテ−トノイセイカホウ - Google Patents

ブテンジオ−ルジアセテ−トノイセイカホウ

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JPS5918382B2
JPS5918382B2 JP13825775A JP13825775A JPS5918382B2 JP S5918382 B2 JPS5918382 B2 JP S5918382B2 JP 13825775 A JP13825775 A JP 13825775A JP 13825775 A JP13825775 A JP 13825775A JP S5918382 B2 JPS5918382 B2 JP S5918382B2
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JP
Japan
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diacetate
butene
diol
platinum
reaction
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JP13825775A
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JPS5175017A (ja
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マルチン ヴアイツ ハンス
ハルテイツヒ ユルゲン
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BASF SE
Original Assignee
BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/28Preparation of carboxylic acid esters by modifying the hydroxylic moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/293Preparation of carboxylic acid esters by modifying the hydroxylic moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 カルボン酸アルリルエステル、特に酢酸アルリルエステ
ルを酸の存在下に、そして触媒の存在又は不在において
異性化させることは公知である。
たとえばブテンー1−ジオール− 3 ・ 4−ジアセ
0 テート及びブテンー 2−ジオール−1 ・ 4−
ジアセテートを、酢酸中でパラジウム化合物の存在下に
相対する異性体にすることができる(上村ら著□濃化学
雑誌」第72巻5号1096頁1969年参照)。
5 また酢酸アルリルエステルを触媒としての白金一塩
素化合物の存在下に異性化することは、ドイツ特許出願
公告第2134115号公報に記載されている。
前記の異性化反応は、両異性体がたとえばビタミン類及
びブタンジオール−1 ・4の製0 造のための前駆生
成物として別種の二つの工業上の重要性を有するので重
要である。パラジウム含有触媒の欠点は、貴金属の還元
によりひき起こされるその迅速な不活性化及び白金含有
触媒に比して異性化速度が遅いことである。
’5 しかし原子価の高い白金化合物も異性化条件下で
比較的迅速に還元される。貴金属化合物が完全に金属に
還元されると、異性化触媒としてのその活性を失なう。
このことは、アセテートの転移を経済的な手段で行なう
ために、異性化反応を高い変i0化率において行なわね
ばならない場合には、高い触媒濃度を必要とすることに
なる。これに対し低い変化率においてしか操作されない
と、用いられた化合物から反応生成物を分離するために
はきわめて高い蒸留の費用をかけねばならない。ドイツ
特許j5出願公告第2134115号公報には、酸化剤
たとえば塩化銅(10又は塩化鉄叫を異性化混合物に加
えることにより、触媒の寿命を延長しうることがAl■
;−記載されているが、実施例は全く示されておらず、
またこの実状は追試によつて証明されなかつた。
そのほかこの種の反応方法は、異性化触媒の回収仕上げ
処理に際し煩わしい金属の分離を行なわねばならない欠
点をも有する。さらにこの方法は、異性化反応中の温度
供給が特に重要であるということによつて制限される。
すなわち一方において合理的な平衡に調整するためには
より高い温度において操作しなければならないが、他方
においてこの高い温度は還元によつて触媒をより迅速に
不活性にする。本発明の課題は、触媒が延長された寿命
及び高い活性を達成する方法を見出すことである。
本発明者らは、転移反応を酸素又は酸素を含有するガス
の存在下に行なうとき、白金又はパラジウムのハロゲン
化物、あるいは・・ロゲン化水素又はハロゲン化アルカ
リ金属化合物を添加した白金又はパラジウムの酸化物又
は酢酸塩の存在下に、物に高い収率でそして触媒を迅速
に不活性化することなしに、ブテン−1−ジオール−3
・4−ジアセテート及びブテン−2−ジオール−1・4
−ジアセテートを相互に転移しうることを見出した。本
反応はより高い反応温度においても実施することができ
る。たとえばブテン−1−ジオール−3・4−ジアセテ
ートの異性化を、0.1重量%の塩化白金を用いて10
0℃で溶剤の不在において行なうと、およそブテン−1
−ジオール−3・4−ジアセテート33%/ブテン−2
−ジオール−1・4−ジアセテート67%において生じ
る平衡に達したのちに、用いられた白金ぱ99%以上ま
で金属の形で存在する。
これに対し同じ条件下で、ただし転位反応の間にさらに
酸素を反応混合物中に導入すると、白金は平衡に達した
のちに56%までが金属白金から成るにすぎない。従つ
て反応混合物中に存在する触媒はさらにブテンジオール
ジアセテートを異性化させることができる。同様のこと
は、溶剤たとえば酢酸の存在においても観察することが
できる。触媒としては特に白金及びパラジウムのハロゲ
ン化物等に塩化物、臭化物又は沃化物が適しており、他
のハロゲン化合物たとえばHCl.HBr、LiCl.
LiBr,.NaCl,.KCl,.KBrlNaBr
などが存在する場合には、パラジウム及び白金の酸化物
又は酢酸塩も同様に用いることができる。
触媒はそのままの形で又は担体たとえば活性炭に担持さ
せて使用することができる。
たとえばパラジウム塩又は白金塩の溶液を、他の金属塩
を添加して又は添加せずに担体材料上に施すことができ
る。次いでたとえば水素又はヒドラジンによる還元によ
つて、金属を不溶性の形で担体上に固着させることがで
きる。その後の酸化により触媒は異性化に対して活性な
形に変えられる。他の金属塩、たとえばテルル、セレン
、砒素、ビスマス又は錫の元素の塩を加えることにより
、触媒活性に好ましい影響を与えることができる。本異
性化法を実施するためには、触媒(場合により担持触媒
)を両異性体の一方あるいはこれら異性体の平衡になつ
ていない混合物に加える。
次いで室温ないし230℃好ましくは100〜150℃
の温度において、それぞれの平衡が生じる。溶剤を用い
ることもできるが通常は必要でない。溶剤としては、た
とえば芳香族及び脂肪族の炭化水素、エーテル、エステ
ル、カルボン酸又はアルコールならびにたとえばハロゲ
ン原子を有する前記の化合物が適している。所望の異性
体が低い沸点を有する化合物(ブテン−1−ジオール−
3・4−ジアセテート)である場合には、この化合物を
反応が進行するにつれて留去することにより連続的に除
去することができる。
所望の異性体がより高い沸点を有する化合物であるとき
は、たとえば分留により反応混合物から取り出すことが
できる。これはほぼ平衡に達している反応系から触媒を
たとえばr過により前もつて除去して行なわれる。本方
法によれば粗製の、すなわち蒸留されない反応排出物を
用いることもできる。実施例 1 塩化白金50η及びブテン−1−ジオール−3・4−ジ
アセテート57を100゜Cで1時間攪拌する。
反応の間に酸素を連続的に液相中に導通する(1分間に
つき約1m1)。反応の終了後この溶液は淡黄色に着色
している。白金の析出は観察されない(比較例1参照)
。反応生成物を真空中で蒸留したのち、白金の大部分は
酸化された形で存在することが認められる。反応排出物
は49%までがブテン−1−ジオール−3・4−ジアセ
テート、そして51%までがシス一及びトランス−ブテ
ン2−ジオール−1・4−ジアセテートから成る。実施
例 2実施例1と同様にして、ただし氷酢酸5tを加え
て反応を行なう。
蒸留による仕上げ処理ののち、反応生成物は33%まで
がブテン−1−ジオール−3・4−ジアセテート、そし
て67%までがブテン−2−ジオール−1・4−ジアセ
テートから成る。実施例 3及び4 塩化パラジウム50T!19及びブテン−1−ジオル一
3・4−ジアセテート9%とブテン−2−ジオール−1
・4−ジアセテート90%とを含むジアセテート混合物
57を、溶剤なしでならびに氷酢酸5m1と共に100
℃で1時間撹拌する。
反応の間に両方の反応混合物中に弱い酸素流を導入する
。実施例1と同様に仕上げ処理したのちのアセテートの
組成は下記のとおりである。触媒は反応の終了後にも大
部分が溶解された形で存在している。
実施例 5 蒸留装置中で、ブテン−1−ジオール−3・4−ジアセ
テート9%及びブテン−2−ジオール1・4−ジアセテ
ート90%を含むジアセテート混合物1007を、塩化
白金0.50yの存在下に0.5關Hgにおいて、長さ
20crrLの塔を経て蒸留する。
沸騰細管を通して毎時2N1の酸素を反応混合物中に導
入する。2.5時間後に蒸留は終了する。
留出物は70℃の留出温度において捕集され、これは9
9.5%までがブテン−1−ジオール−3・4−ジアセ
テートから成る(収率は用いられたジアセテート混合物
に対し95%)。蒸留残査は全白金を含有しており、そ
の61%は金属の形で存在する。実施例 6〜16 ブテンジオールジアセテート混合物を固体触媒を用いて
酸素と共に異性化させる(後記の表参照)。
それぞれ触媒1yをジアセテート5.0yと共に100
℃で2時間攪拌し、若干の場合に溶剤として氷酢酸を用
いる。反応溶液の組成はガスクロマトグラフイ一により
測定した。担持触媒は下記のようにして製造される。
白金塩又はパラジウム塩を場合により他の金属塩と共に
、好適な溶剤に溶解し、担体材料(活性炭)を加え、そ
して溶剤を蒸発除去することにより触媒を製造する。た
とえばH2、CO、ヒドラジン又はホルムアルデヒドを
用いて、あるいはメタノールで飽和した窒素気流中で還
元することにより、活性物質を担体上に固着させる。担
体上にはそれぞれ約5%の貴金属及び約1〜5%の他の
添加物が存在する。次いでこの触媒を用いて酸素の存在
下に本反応を行なう。その結果を次表に示す。
表中のCis.transBEDA−1・4は、シス一
及びトランス−ブテン−2−ジオール−1・4−ジアセ
テート、BEDA−3・4はブテン−1−ジオール−3
・4−ジアセテートの略称である。比較例 1 実施例1と同様にして、ただし酸素の不在において異性
化反応を行なうと、ブテン−1−ジオール−3・4−ジ
アセテート30%及びブテン−2−ジオール−1・4−
ジアセテート68%が得られる。
蒸留残査中に含有される白金は、99%までが金属白金
から成る。仕上げ処理する前の反応溶液は無色である。
白金ぱ沈殿として反応器中に残る。蒸留残査にさらにブ
テン−1−ジオール3・4−ジアセテート5.07を加
えて、実施例1と同様に操作すると、反応排出物は98
%までがブテン−1−ジオール−3・4−ジアセテート
、そして1%までがブテン−2−ジオール−1・4−ジ
アセテートから成る。すなわち異性化反応は実際上全く
起こらない。比較例 2 ブテン−1−ジオール−3・4−ジアセテート9%及び
ブテン−2−ジオール−1・4−ジアセテート90%を
含むジアセテート混合物の蒸留を、実施例5の条件にお
いて塩化白金0.50f1と共に窒素雰囲気下に行なう
と、95。
07の留出物が得られ、この留出物は69%までがブテ
ン−1−ジオール−3・4−ジアセテート、そして3.
0%までがブテン−2−ジオール−1・4−ジアセテー
トから成る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 転移反応を酸素又は酸素含有ガスの存在下に行なう
    ことを特徴とする、液相中で白金又はパラジウムのハロ
    ゲン化物、あるいはハロゲン化水素又はハロゲン化アル
    カリ金属化合物を添加した白金又はパラジウムの酸化物
    又は酢酸塩の存在下に、ブテン−1−ジオール−3・4
    −ジアセテート及びブテン−2−ジオール−1・4−ジ
    アセテートを相互に転移させる方法。 2 ブテン−2−ジオール−1・4−ジアセテートを転
    移させて得られる異性体混合物を、白金又はパラジウム
    のハロゲン化物、あるいはハロゲン化水素又はハロゲン
    化アルカリ金属化合物を添加した白金又はパラジウムの
    酸化物又は酢酸塩、ならびに酸素の存在下に蒸留するこ
    とを特徴とする、前記異性体の混合物からブテン−1−
    ジオール−3・4−ジアセテートを収得する方法。
JP13825775A 1974-11-19 1975-11-19 ブテンジオ−ルジアセテ−トノイセイカホウ Expired JPS5918382B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19742454768 DE2454768C2 (de) 1974-11-19 1974-11-19 Verfahren zur Isomerisierung von Butendioldiacetaten

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5175017A JPS5175017A (ja) 1976-06-29
JPS5918382B2 true JPS5918382B2 (ja) 1984-04-26

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ID=5931220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13825775A Expired JPS5918382B2 (ja) 1974-11-19 1975-11-19 ブテンジオ−ルジアセテ−トノイセイカホウ

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JP (1) JPS5918382B2 (ja)
CH (1) CH597138A5 (ja)
DE (1) DE2454768C2 (ja)
FR (1) FR2291964A1 (ja)
GB (1) GB1519038A (ja)

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CN1153666C (zh) 1998-11-16 2004-06-16 三菱化学株式会社 阳图制版光敏平版印刷板及其制造方法
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FR2291964B1 (ja) 1978-10-06
CH597138A5 (ja) 1978-03-31
JPS5175017A (ja) 1976-06-29
DE2454768C2 (de) 1983-04-28
DE2454768A1 (de) 1976-05-26
FR2291964A1 (fr) 1976-06-18
GB1519038A (en) 1978-07-26

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