JPS59183096A

JPS59183096A - スクロ−ル型圧縮装置

Info

Publication number: JPS59183096A
Application number: JP5604183A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Hatori; 羽鳥　三男; Shigemi Nagatomo; 長友　繁美; Kanji Sakata; 坂田　寛二; Makoto Hayano; 早野　誠
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-03-31
Filing date: 1983-03-31
Publication date: 1984-10-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、タンク内にスクロール型圧縮機構を収容して
なるスクロール型圧縮装置の改良に関する。

〔発明の背景技術とその問題点〕

従来、ガスを圧縮する装置として、スクロール型圧縮装
置が知られている。この圧縮装置は、一対のスクロール
翼を軸方向に組合せて圧縮機構を構成したもので、小型
、高効率、低振動等の利点を備えている。

ところで、このようなスクロール型圧縮装置は、通常、
タンク内の底部に潤滑油を収容するとともに上記タンク
内の上部に互いを軸方向に組合せて互いの間で圧縮室を
構成する形状にそれぞれが形成されるとともに上記圧縮
室内で互いにかみ合うスクロール翼をそれぞれが有した
固定要素と可動ｇＮ素とからなるスクロール型圧縮機構
を配置し、上記圧縮室の吸込口を夕／り外に通じさせる
とともに上記圧縮室の吐出口を上記タンク内を経由させ
てタンク外に通じさせ、上記タンク内の上記スクロール
型圧縮機構と潤滑油との間に設けられたモータの動力で
上記可動要素を自転の伴なわない旋回運動させることに
よシガス圧縮を行なうように構成されている。

そして、各摺動部に潤滑油を供給する手段としては、上
記モータの回転軸を潤滑油中まで延ばし、この回転軸内
に形成された孔の遠心ポンプ作用で潤滑油を汲み上げ、
これを各摺動部に分配供給する方式が採用されている。

しかしながら、上記のように構成された圧縮装置にあっ
ては、モータがりｙり内の下部に設けられているので、
モータへの電力供給機構の設置に格別な配慮を行なわな
ければならず、この結果、装置全体の製作および組立て
が面倒化する問題があった。

そこで、このような不具合を解消するだめに、タンク内
の上方にモータを配置するとともに上記モータよシ下方
にスクロール型圧縮機構を配置することが考えられる。

しかし、このようにすると、スクロール型圧縮機構の可
動要素をモータ側に配置しなければならないので、必然
的に固定要素が潤滑油側に位置したものとなる。

このため、従来装置のように遠心ポンプ機構で潤滑油を
汲み上げて各摺動部に供給する方式が採用できない。こ
れは、いわゆる横型構成にした場合でも云える。したが
って、何らかの汲み上げ手段の出現が望まれていた。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、タンク内の上方にモータを配置
し、これより下方にスクロール型圧縮機構を配置したも
のや損型構成としたものにあって、構成の複雑化を招く
ことなしにタンク底部に収容されている潤滑油を汲み上
げて各摺動部に供給できるスクロール型圧縮装置を提供
することにおる。

〔発明の概要〕

本発明は、一端側が潤滑油中に通じ、他端側かスクロー
ル型圧縮機構の上方まで延びて各摺動部へ潤滑油を案内
する案内路の入口に通じた油通路を設けるとともに上記
油通路の途中にその可動部がスクロール型圧縮機構のｏ
Ｔｉｉｉｊ要素の旋回運動に連動して動作するポンプ機
構を設けたことを特徴としている。

〔発明の効果〕

上記のように、スクロール型圧縮機構の可動９素から動
力を祠てポンプ機構を動作させ、これによって潤滑油を
スクロール型圧縮機傳よシ上方位置まで汲み上げるよう
にしている。したがって）構成の複雑化を招くことなく
、潤滑Ｙ由を各摺動部に供給でき、モータを上方配置に
したときや横型構成にしたときの問題点を解消すること
かできる。

〔発明の実施例〕

以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図において、１は縦長に形成されたタンクであシ、
このタンク１内のやや下方寄シの位置に上記タンク１内
を上下方向に仕切る形態にフレーム２が固定され、この
フレーム２の下方にスフローフ型圧縮機構１が配置され
、またフレーム２の上方に上記スクロール型圧縮憬構３
に駆ｍ動力を与えるモータ４が配置され、さらにタンク
１の底部に潤滑油５が収容されている０スクロ一ル型圧
縮機構３は、固定要素１１と、この固定要素１１の上方
に配置された一ｒＴＪ動賛素１２とで構成されている。

固定吸素１１は円板状の基板１３と、この基板１３の一
方の面周徊、部に突設された環状壁１４と、この環状壁
１４で囲まれた部分に上記環状壁１４とほぼ等しい高さ
に突設されたヌクロール、ＪＮＪ５と、基板１３の中央
部に設けられた吐出口１６と、環状壁１４に設けられた
吸込口１７とで構成されている。そして、上記のように
構成された固定胃素１ノは、環状壁１４およびスクロー
ル翼１５０１７がタンク１および環状壁１４を気密に貫
通して設けられた吸込管１８に接続されている。

一方、可動要素１２は、前記環状壁１４の内径よシ大き
い外径の基板１９と、この基板１９の一方の面に前記ス
クロール翼１５の高さとほぼ等しい高さに突設されたス
クロール翼２０と、基板１９の他方の血中央部に突設さ
れた小軸２１とで構成されている。そして、上記可動要
素１２は、スクロール数２０の突設方向を下方として１
．上記スクロール翼２０とスクロール翼１５とがかみ合
い、かつ基板１９０周辺部が環状壁１４の端面に摺接す
るように装着され、この装着状態が上記基板１９と前述
したフレーム２との間に設けられたオルダム機構３１に
よって保持されている。

オルダム機構３１は、第２図に示すように、基板１９の
上面で、かつ小軸２１を境にして両側に、同一線上に位
置するように固定されたキー　３２　ａ　、　３２　ｂ
と、フレーム２の下面で、かつ上記キー３２ａ、３２ｂ
の配列線と直交する線上に固定されたキー３３　ａ　、
　３３　ｂと、これらキー３３ａ、３３ｂ　、３２ａ、
３２ｂがそれぞれ微小間隙をもって嵌入する溝３４ａ〜
３４ｄを上下面に有した可動リンダ３５とで構成されし
かして、前記フレーム２には、前記小軸２１の軸心線と
は偏心した軸受孔４ノが上下方向に貫通して設られてい
る。この軸受孔４１は、小袖２ノ側に位置する部分が犬
伯ミに形成されている。そして、上記軸受孔４ノ内に前
述したモータ４の回転軸４２が回転自在に支持されてい
る。回転Ｑｌ］４２には、前述した軸受孔４ノの大径部
分に位置する部分に大径部４３が形成されておシ、この
大径部４３に前述した小軸２１が嵌合する孔４４が形成
されている。

しかして、前記フレーム２の上部でかつ回転軸４２を囲
んでいる部分には、潤滑油供給口５１が設けられている
。そして、上記供給口５１と前記潤滑油５が収容されて
いる部分とは配管５２．フレーム２ビ］に設けられたポ
ンプ機構５３および配管５４によって接続されている。

ボンｆ機構５３は、フレーム２の前記基板１９の外周面
と対向する位置に回転１１［］４．？の軸心掘と直交す
るように設けられシリンダを構成する長孔５５と、との
長孔５５内に摺動自在に挿着されピストンを構成するロ
ッド５６と、このロッド５６に常に基板１９側へ向かう
偏寄力を作用するスジリンダ６７と、ロッド５６によっ
て閉じられシリンダ内を配管５２に通じさせる孔と、上
記シリンダ内と配管５４との間に介挿され、上記シリン
ダ内から配管５４へ向かう方向には流動抵抗が大きく、
その逆の方向には流動抵抗が小さい流体ダイオード５８
とで構成されている、上記流体ダイオード５８は、第３
図（ａ）（ｂ）に示すように、円形の空洞５９と、この
空洞５９の中火部を配管５４に接続する孔６ｏと、空洞
５９の周縁部を前記シリンダを構成する空間に接続する
上記周縁部から接線方向に延びた孔６１とで構成てれて
いる。

また、前記固定要素１２の基板１３の下面にはカバー６
３が取シ付けてあシ、このカバー６３内は配管６４を介
してフレーム２の上部空間に通じている。なお、第１図
中６５は高圧ガスを送り出す送出管を丞し、また６６は
潤滑油供給口５１から供給されたγ閏滑油を回転軸４２
に沿って下方へ案内する溝を示し、６７は潤滑油を戻す
溝を示している。

しかして、この装置は次のようにしてガ゛ス圧縮を行な
う０すなわち、モータ４を回転させると、その回転力が
軸４２を介して可動要素１２に伝えられる。この場合、
可動要素１２の小袖２ノは軸４２に対して偏心しておシ
、また、オルダム機構３１によって支持されているので
、この可動要素１２は自転の伴なわない旋回運動を行な
う。しだがって、可動要素１２のスクロール翼２０も旋
回運動を行なう。この旋回運動に伴なって、固定要素１
１と可動要素１２との間に形成された、いわゆる圧縮室
Ｐの容積が第４図（、）　（ｂ）　（ｃ）に示すように
周期的に小さくｈｈ、これによって圧縮されたガスが吐
出口１６から吐出され、圧縮装置としての機能が発揮さ
れる。

そして、上記のように、可動要素１１が旋回運動すると
、この可動要素１１の基板１９の外周面に摺接している
ポンプ機構５３のロッド５６が往復動する。しだがって
、シリンダ内の容積が周期的に小さくなったシ大きくな
ったシし、犬きくなったとき流体ダイオード５８を介し
てシリンダ内に潤滑油５を吸込み、小さくなったとき、
これを吐出する。流体ダイオード５８は、第３図（、）
　（ｂ）に実線矢印で示すように流体が流れると＠（吸
込時）には流動抵抗が十分に小さく、また破線矢印で示
すように流体が流れるとき（吐出時）には空洞５９の内
周面に沿いながら流れるので流動抵抗が非常に大きくな
る。このため、シリンダから吐出したイ閏滑油の大部分
は配管５２を通って潤滑油供給口５ノへと供給される。

このように汲み上げられた潤滑油は、溝６６内を流下し
、軸受孔４１の内周面と回転軸４２との間を潤滑した後
、孔４４の内周面と小軸１し２１との間を潤滑し、次にオルダム機構３１を潤滑し、
続いて、環状壁１４と基板１９との摺動部を潤滑して圧
縮室Ｐ内に入シ、スクロール翼１５．２０の摺動面を潤
滑した後、吐出口１６からガスと一緒に吐出されてＩｇ
ｍする。したがって、良好な潤滑がなされることになり
、結局前述した効果が得られることになる。なお、本発
明は横型構成にした場合にも適用できることは勿論であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るスクロール型圧縮装置
の縦断面図、第２図は同装置のオルダム機構を説明する
だめの図、第３図は同装置曖に組込まれた流体ダイオー
ドを説明するだめの図、第４図は同装置の圧縮原理を説
明するだめの図である。１・・・タンク、２・・・フレーム、３・・・スクロー
ル型圧縮機構、４・・・モータ、５・・・潤滑油、１１
・・・固定要素、１２・・・可動要素、１５．２０・・
・スクロール翼、１６・・・吐出口、１７・・・吸込口
、３１・・・メルダム機構、５２．５４・・・配管、５
３・・・ポンプ機構、５８・・・流体ダイオード。出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦ｊ：、ｌ：、
　３　　図１訴］第２図第３　図（ａ）　　　　　　　　　　（ａ）０（ｂ）（ｂ）１（Ｃ）

Claims

【特許請求の範囲】

タンク内の底部に潤滑油を収容するとともに上記タンク
内の上部にモータおよび可動要素と固定要素とからなる
スクロール型圧縮機構を配置し、上記モータの動力を上
記可動要素に−伝え、この可動要素を自転の伴なわない
旋回運動させることによって上記スクロール型圧縮機構
に圧縮動作を行なわせるようにしたスクロール型圧縮装
置において、一端側が前記潤滑油中に通じ他端側か前記
スクロール型圧縮機構よシ上方へ延びて各摺動部へ潤滑
油を案内する案内路の入口に通じた油通路と、この油通
路の途中に設けられ可動部が前記可動要素の旋回運動に
連動して動作するポｙｆ機構とを具備してなることを特
徴とするスクロール型圧縮装置。