JPS59182693A - 映像信号記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号記録方式に係り、特に輝度信号及び線
順次色差１５号を時分割多重し、この時分割多重信号を
周波数変調して記録媒体上のトラックに、１−ラック間
のガートバンドを小又はカードバンド無く記録する方式
に関する。

従来技術 従来より、映像信号を周波数変調し、これにより得られ
た被周波数変調波であるＦＭ映像信号を例えば磁気記録
媒体にトラックを形成して記録するに際し、相隣るトラ
ックは互いにアジマス角度の異なるヘッドにより記録形
成することにより、再生時はアジマス損失効果を利用し
て隣接トラックからのクロストークを大幅に低減するこ
とができるので、トラック間のガートバンドを小又はガ
ートバンド無く記録して記録媒体の利用効率を高めるこ
とが行なわれている。しかし、このアジマス記録再生方
式において、隣接トラックからのクロストークの大幅な
低減ができるのは、ＦＭ映像信号がアジマス損失効果が
大である高周波数領域を占有するような記録帯域に選定
することの伯に、各トラックの水平同期信号記録位置が
トラック幅方向上整列する（所謂］」並び）ように記録
してフィールド相関を利用することが必要である。

これは、ＦＭ波にノイズが混入した場合に復調信号に現
われるノイズは、三角ノイズとして知られているように
、キャリア周波数に近い周波数のノイズはど抑圧効果は
大で、ノイズがキャリア周波数から離れるほど比例的に
抑圧効果が小となることが一般に知られており、上記の
ｌ」並びしていないトラックパターンの記録媒体再生時
には、再生ずべきトラックの再生信号とその隣接トラッ
クからのクロストーク成分との間のライン相関が無くな
り、再生ＦＭ映像信号のキャリア周波数とクロストーク
成分のキャリア周波数とは一般に接近しておらず、ＦＭ
波の最大周波数偏移分だけ離れる場合も生じ、これによ
り復調信号に現われるクロストークによるノイズレベル
を小に抑圧できなくなるからである。従って、］」並び
記録されていないＦＭ映像信号の記録媒体を再生する場
合は、隣接トラックからのクロストークはアジマス損失
効果だけでは充分ではなく、クロストークによるビート
妨害によって画面が見苦しくなる。

そこで、従来は相隣るトラック間のＦＭキＶリア周波数
を水平走査周波数の１／２の奇数倍だけ異ならせて、隣
接トラックから混入するクロストークによるビート妨害
を視覚的に軽減する、所謂ＦＭキャリアインターリーブ
という方法が広く行なわれている。この方法は映像信号
にライン相関があることにより、再生すべきトラックか
らの再生ＦＭ映像信号と隣接トラックからのクロストー
ク成分の両ＦＭキャリア周波数を水平走査周波数の１／
２の奇数倍だけ異ならせると、クロストーク成分による
ビートの位相が１水平走査期間（１Ｈ）毎に反転覆ると
いう性質を利用して、ビート妨害を視覚的に見えにくく
する方法である。ｐ一方、近年の半導体技術、精密加工
技術、小形部品技術などの飛躍的な進歩発展もあって、
記録再生装置の画質の高品位化や装置の小形軽量化の実
現が可能になってきた。装置の小形軽量化のためにはカ
セットサイズやドラム径の縮小化が太きく影響し、・小
型力セラ１−に所要の記録時間を確保覆るためには、テ
ープ走行速度を遅くする必要があり、このような小型軽
量化の記録再生装置において、高品位の画質を得るため
に、各種の記録再生方式が提案されているが、その中の
一つとして搬送色信号をＦＭ復調して得た２種の色差信
号を時間軸圧縮づると共に輝度信号も時間軸圧縮し、こ
れらの信号を時分割多重し、この時分割多重信号を周波
数変調して記録媒体に記録し、再生時は記録時とは逆の
信号処理を行なってもとの標準方式のカラー映像信号の
再生出力を得る構成の記録再生装置があった（例えば、
特開昭５３−５９２６号公報参照）。

この記録再生装置は、輝度信号と色差信号の両帯域の相
違を勘案し、帯域が狭い方の信号である色差信号の方を
水平帰線消去期間内で伝送することができるように、Ｉ
　Ｈ期間内で伝送される−の色差信号を１Ｈ期間の約２
０％の期間に時間軸圧縮し、また帯域利用率などの点か
ら有利なように輝度信号については時間軸圧縮色差信号
と同じ程度の帯域を占めるように１Ｈ１期間の約８０％
の期間に時間軸圧縮して伝送し、更に２つの色差信号に
ついては１ｌ−１ｆＦｉに交互に伝送する線順次信号と
して時分割多重し、この信号をＦＭ変調器に供給し、こ
のＦＭ変調器の出力信号を磁気テープ等に記録し、再生
時は記録時とは逆の信号処理を行なって再生カラー映像
信号を得る記録再生方式（以下、これをタイムブレック
ス方式と呼ぶものとづる）に基づいて構成されていた。

かかる時分割多重信号を伝送づるタイムブレックス方式
によれば、輝度信号と色差信号とが同時に伝送される期
間は存在しないので、ＮＴＳＣ方式やＰＡＬ方式ｈラー
映像信号の如く輝度信号と搬送色信号とを夫々帯域共用
多重化して伝送する場合に生ｆることがある輝度信号と
色差信号との間での相互干渉やモアレを生ずることはな
く、またタイムブレックス方式における上記の時間軸圧
縮輝度信号及び時間軸圧縮色差信号は、共に低周波数帯
域ではエネルギが大で、高周波数帯域でエネルギが小と
なるエネルギ分布をもっこととなり、周波数変調に適し
た信号形態であるから、変調指数が大きくとれＳ／Ｎを
大幅に改善することがＣき、また更に伝送帯域を有効に
利用し１ηる等の特長を有りる。

発明が解決しようと覆る問題点 しかるに、上記のタイムプレックス方式に基づく時分割
多重信号は、線順次色差信号を含んでいるため、ライン
相関がなく、よって相隣るトラックのＦＭキャリア周波
数を水平走査周波数の１／２の奇数倍だけ異ならせる前
記ＦＭキＡアリアインターリーブの手法をそのまま適用
しても、隣接トラックからのり０ストークによるビート
妨害を視覚的に軽減することができないという問題点が
あった。

そこで、本発明はタイムプレックス方式において、相隣
るトラックのＦＭキャリア周波数を水平走査周波数ｒ＋
の１／４の奇数倍だけ異ならせることにより、上記の問
題点を解決した映像信号記録方式を提供することを目的
とづる。

問題点を解決するための手段 本発明は、２種の時間（＊ｆ’Ｅ縮色差偏色差信号平走
査期間毎に交互に伝送され、がっ、１水平走査期間内に
−の該時間軸圧縮色差信号が水平同期信号と時間軸圧縮
された１水平走査期間分の輝度信号又は非時間軸圧縮輝
度信号とに夫々時分割多重された時分割多重信号を周波
数変調し、該周波数変調された時分割多重信号を１フイ
ールドの自然数１８の期間を単位として記録媒体にトラ
ックを形成して記録する記録方式であって、該記録媒体
上の相隣るトラックに記録される上記周波数変調ざ１１
に時分割多重信号のキャリア周波数を、互いに水平走査
周波数の１７４の奇数倍に相当する周波数たり異ならせ
て記録するよう構成したものであり、以下その各実施例
について図面と共に説明する。

実施例 第１図は本発明方式の第１実施例を再生系と共に示すブ
ロック系統図である。同図中、入力端子１には前記した
タイムプレックス方式に基づく時分割多重信号が入来す
る。この時分割多重信号は次の如くにして生成される。

標準方式（ＮＴＳＣ。

ＰＡＬあるいはＳＥＣＡＭ方式）のカラー映像信号より
輝度信号と搬送色信号とを夫／／分離し、輝度信号は１
ト１内の水平帰線消去期間を除く映像期間の例えば８０
％程度の期間で伝送されるように時間軸圧縮され、他方
、搬送色信号は復調されて２種の色差信号（例えばＲ−
Ｙ、Ｂ−Ｙ）とされた後線順次色差信号に変換され、更
に映像期間の約２０％程度の期間で伝送されるように時
間軸圧縮される。しかる後に、これらの時間軸圧縮輝度
信号及び時間軸圧縮線順次色差信号は別途生成した水平
同期信号と共に時分割多重される。なお、色差信号は線
順次で伝送されるので、再生系で再生色差信号が２種の
どちらかであるかを判別さけるための判別用バースト信
号（例えば約１．５Ｍ１−１　ｚ程麿のバースト波）が
水平同期信号に２１１周期で重畳される。

このようにして、標準方式カラー映像信号が第２図＜Ａ
）に示す如く、水平走査期間が６４μｓで、映像期間が
５２μｓ、フィールド周波数が５０　Ｈｚのカラーパー
信号である場合は、上記のタイムプレックス方式に基づ
く時分割多重信号は、同図、（Ｂ）に示り如き波形とな
る。第２図（Ｂ）において、（Ｒ−Ｙ）ｃは時間軸圧縮
された色差Ｉ八日（Ｒ−Ｙ）を示し、（Ｂ−Ｙ）ｃは時
間軸圧縮された色差信号（Ｂ−Ｙ）を示し、Ｈ，Ｓは水
平同期信号を示す。この時分割多重信号は２種の時間、
軸圧縮色差信号（Ｒ−Ｙ）ｃ’、　　（Ｂ−Ｙ）ｃが１
’Ｈ＠に交々に伝送され、かつ、１１−１内に−の時間
軸圧縮色差信号（Ｒ−Ｙ）ｃ又は（Ｂ−Ｙ）Ｃが水平同
期信号］］、Ｓと時分割多重された１）」分の輝度信号
との時分割多重信号であり、更に前記した理由から判別
用バースト信号が時間軸圧縮色差信号（Ｂ−Ｙ）ｃの伝
送ラインの水平同期信号に重畳されている。

この時分割多重信号は第１図に示すＡＧＣ回路２に供給
され、ここで規定レベルに制御された後ＦＭ変調器３及
び記録回路４に夫々供給される。

このＦＭ変調器３は無変調時のキャリア周波数［ＣでＡ
ＧＣ回路２よりの時分割多重信号を、キヤリアが時分割
多重信号のシンクチツプレベルのときの所定の第１の周
波数から、ホワイトピークレベルのときの所定の第２の
周波数までの間で偏移するように周波数変調する。この
ＦＭ変調器３より取・・り出されたＦＭ時分割多重信号
は周波数変換器５に供給され、ここで局部発振回路６よ
りの第１の局部発振周波数ｆｏ、との和の周波数成分子
（、−＋４ｏ、が１ｑられるような周波数変換をされた
後、周波数変換器７に供給され、ここて局部発振回路８
よりの第２の局部発振周波数ｆｏ、どの差の周波数成分
（ｆ　ｃ　＋　ｆｏ＋　）　−［ｏ２が得られるような
周波数変換をされる。

ここで、第１の局部発振周波数ｆｏ、と第２の局部発振
周波数ｆｏ２とは、それらの差の周波数ｆｏ。

−ｆｏ２が、入力時分割多重信号の水平走査周波数ｆ＋
−＋（第２図（Ｂ）の例では１５．６２５にトｌｚ）の
１／４の奇数倍の周波数となるように選定されている。

従って、周波数変換器７より取り出されたＦＭ時分割多
重信号は、そのキャリア周波数がＦＭ変調器３の出力Ｆ
Ｍ＠分割多重信号のそれに比し、水平走査周波数ｒＨの
１／４の奇数ｆ８の周波数（ｆｏｌ−ｒ０２　）だｔノ
異なった信号に変換されたことになり、次段の記録回路
９に供給される。なＪ−）、周波数変換器を５．７て示
づ如く２段縦続接続したのは、互いに水平走査周波数ｆ
　ｌ−１の１／／Ｉの奇数倍だり異なる２つのキャリア
周波数が近接している場合、仮に１段の周波数変換器の
みて周波数変換をすると、入力ＦＭ時分割多重信号と局
部発振周波数が近接していて、所要キャリア周波数の「
Ｍ時分割多重信号をフィルタ回路で分１１ｆ　ｐＰ波し
にくいからである。しかし、原理的には局部発振周波数
（ｆｏｌ　−ｆｏｅ、’　）を単一の周波数変換器に供
給して、所要キャリア周波数のＦＭ時分割多重信号を得
ることも可能である。

記録回路４より増幅等の信号処理を受けて取り出された
キャリア周波数［Ｃの第１のＦＭ時分割多重信号は磁気
ヘッド１ｏに供給され、また記録回路９より取り出され
た、キャリア周波数「Ｃとは水平走査周波数ｆＨの１／
４倍の周波数だ１）異なるキャリア周波数の第２のＦＭ
時分割多重信号は磁気ヘッド１１に供給される。ここで
、磁気ヘッド１０及び１１は回転ドラム、又は上下の固
定シリンダにはさまれて回転するヘッドディスク等の回
転体に　１８０°の角度間隔で取付（プられており、ま
たそれらのアジマス角度が互いに異なるにうに構成され
ており、上記の回転体に１８０°強の角度範囲に亘つ（
巻回されて一定速度で走行する磁気テープ１２」二を交
互に１フイールドの自然数倍（ここでは−例とＬ’Ｕ１
倍とする）の周期て摺動走査する（実際には若干のＡ−
バーラップ走査期間があるが、本光明の要旨とは関係が
ないのでその詳細な説明は省略する。）。これにより、
磁気チーブ１２上には、周知の如く、テープ長手方向に
対し一℃傾斜したヒデ゛７１１・ラックが、カードバン
ド無く、又はガートバンドが極めＣ小となるようにされ
て順次に記録形成され、また１本のビデオミーラックに
は１フイ一ルド分のＦＭ時分割多重信号が記録される。

また、磁気テープ１２上の相隣る２本のビデオミーラッ
クの一方には磁気ヘッド１０により第１のＦＭ時分割多
重信号が記録されており、使方のトラックには磁気ヘッ
ド１１により第２のＦＭ時分割多重信号が記録されてお
り、従って両トラックのＦＭキＡ７リア周波数は、互い
に水平走査周波数ｆｌ−１の１／４の奇数倍だけ異なら
しめられで記録されている。

以上が本発明方式の第１実施例で、次に上記の如く記録
された磁気テープ１２の再生系の動作について説明する
。第１図において、磁気ヘッド１０により再生された前
記第１のＦＭ時分割多重信号は再生増幅器１３て所要レ
ベルに増幅された後、スイッチ回路１４に供給される。

一方、磁気ヘッド１１により再生された前記第２のＦＭ
時分割多重信号は、再生増幅器１５を通して周波数変換
器１６に供給され、ここで局部発振回路８よりの第２の
局部発振周波数ｆ　ｏ　２との和の周波数成分が得られ
るような周波数変換を行なわれる。これにより、周波数
変換器１６より取り出される再生ＦＭ時分割多重信号は
、キャリア周波数が（ｆｃ＋ｆｏ＋）となり、更に次段
の周波数変換器１７で局部発振回路６よりの第１の局部
発振周波数ｆｏ。

との差の周波数成分が得られるような周波数変換を行な
われることにより、周波数変換器１７よりキャリア周波
数「Ｃの再生時分割多重信号としＣ取り出される。

スイッチ回路１４は再生増幅器１３よりのキ（アリア周
波数ｆＣの再生時分割多重信号と、周波数変換器１４よ
りのキャリア周波数ｆＣの再生時分割多重信号とを夫々
１トラック走査期間毎に交互に切換えて一つの連続した
再生時分割多重信号月としてＦＭ復調回路１８へ出力し
、ここでＦＭ復調してもとの第２図（Ｒ）に示す如き波
形の再生時分割多重信号を１９る。この再生時分割多重
信号は水平走査周波数［Ｈの１ｌ４倍の周波数成分（［
０ｌ−ｆｏ２）を除去づるためにまず低域フィルタ１９
と高域フィルタ２０に夫々供給され、ここで帯域が低域
と高域とに分割される。高域フィルタ２０より取り出さ
れた前記周波数（ｆｏｌ−ｆｏ２）を含む高周波数信号
は、２Ｈ遅延回路２１を通して加算回路２２に供給され
る一方、直接加算回路２２に供給される。この２Ｈ遅延
回路２１と加算回路２２とは、くし形フィルタを構成し
ており、高域フィルタ２０より取り出された高周波数（
ｇ　Ｆ中の水平走査周波数［Ｈの１／４の奇数倍の周波
数成分は、２　Ｈ毎に位相が１８０°Ｆ４なっているの
で、加算回路２２より水平走査周波数［Ｈの１／４の奇
数イ８の周波数成分（ｆｏ＋−ｆｏ２）が打消された高
周波数信号が取り出される。

加算回路２２より上記周波数成分（ｆｏ、−ｆｏ２）か
除去されて取り出された高周波Ｆ！倍信号、１成域フィ
ルタ１９よりの低周波数成分は合成回路２３に１１（給
され、ここで合成されて不要周波数成分（ｒｏｌ−ｆｏ
２）が打消された再生時分割多重信号とされ、更に映像
信号出力回路２４．出力端子２５を経て時間軸伸長回路
（図示せず）に供給され、ここで夫々もとの時間軸に伸
長されて再生輝度信号及び再生線順次色差信号に変換さ
れる。再生線順次色差信号は更に所望の標準方式の搬送
色信号の信号形態となるようにエンコードされた後、上
記の再生輝度信号と多重されて例えば第２図（Ａ）に示
す如き波形の再生標準方式カラー映像信号に変換されて
からモニター用ディスプレイ装置に供給されＣカラー画
像が表示される。

ところで、スイッチ回路１４よりの再生ＦＭ時分割多重
信号中に隣接トラックからのクロストーク成分がアジマ
ス損失効果によって低減されてはいるものの含まれてい
る。ここで、時分割多重信号は前記した如く、２種の色
差信号が時間軸圧縮されて線順次で伝送されるため、ラ
イン相関はなく、２］−１毎の相関がある。従って、相
関の周期は１／［Ｈではなく、２／［Ｈとなる。一方、
相隣るｉ−ラックのＦＭキ（アリア周波数の差は前記し
た如く、ｆ　Ｈ／４の奇数倍であり、よって上記クロス
トーク成分は２ライン毎に位相が反転覆ることとなり、
クロストークによるヒート妨害（ノイズ）を視覚上軽減
することがで、芦る。このクロストーク成分の視覚上の
軽減効果は、再生時分割多重信号中の輝度信号部分は勿
論のこと、色差信号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）の各々の成
分についても２ライン毎にクロス１〜−り成分によるビ
ートはオフセット関係となるため、クロストーク成分の
視覚的軽減効果がある。

次に本発明方式の第２実施例について説明覆るに、第３
図は本発明方式の第２実施例とその再生系のブロック系
統図を示す。同図中、第１図と同一構成部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。第３図において、ＡＧ
Ｃ回路２より取り出された時分割多重信号は差電位発生
回路２６に供給される。一方、入力端子２７に入来した
磁気ヘットｉｏ、ｉ１の回転位相に同期したパルスに基
づいてスイッチングパルス発生回路２８より２トラック
走査周期の矩形波が、スイッチングパルスとして差電位
発生回路２６に供給される。これにより入力時分割多重
信号は１トラック走査周期おき毎に一定電位が付加され
て差電位発生回路２６より取り出されてＦＭ変調器２９
に供給される。

差電位発生回路２６の出ノｊ時分割多重信号は、例えば
そのシンクチップレベルが上記１トラック走査期間（例
えば１フイールド）毎に上記一定電位だけ交互に゛上下
にシフトされて、相隣る１フイ一ルド間ではこの一定電
位だけ段差が設けられることになる。この一定電位は、
ＦＭ変調器２９の出力ＦＭ時分割多重信号中のシンクデ
ツプレベルに相当するＦＭキ１アリア周波数が、相隣る
１フイ一ルド間にａ３いて水平走査周波数［１（の１／
４の奇数倍の周波数だけ異なるような値に選定されてい
る。

これにより、ＦＭ変調器２９からはＦＭキ（アリア周波
数が「Ｃである第１のＦＭ時分割多重信号と、第１のに
Ｍ時分割多重信号の「Ｍキレ９１周波数とはｆ　Ｈ／　
４の奇数倍の周波数だ１］異なる［Ｍキ（アリア周波数
の第２のＦＭ時分割多重信号が１トラック走査周期（こ
こでは１フイ一ルド周期）で交互に取り出され、記録回
路４及び９に夫々供給される。従って、磁気テープ１２
上の相隣るビデオトラックのＦＭ時分割多重信号のキャ
リア周波数は互いに「Ｈ／４の奇数倍の周波数だけ異な
らしめて記録されＣいる。

次に再生系の動作について説明するに、第３図において
ＦＭ復調回路１８から取り出される再生時分割多重信号
は、そのシンクチップレベルが１フイールド毎に一定電
位だけ交互に上下にシフトされた信号であるため、電位
差補正回路２９によりスイッチングパルス発生回路２８
よりの２フイ一ルド周期のスイッチングパルス（矩形波
）に応じて上記の電位差が打消される。これにより、電
位差補正回路２９がらシンクチップレベルが常に一定の
電圧に固定された再生時分割多重信号が取り出されて低
域フィルタ１９及び高域フィルタ２０に夫々供給される
。

非線形増幅回路３ｏは第４図に承り如く、高域フィルタ
２０の出力信号がベースに供給される初段のトランジス
タＱ１のコレクタ側はタイオードＤ１及びＤ２が豆いに
逆方向に並列接続されており、更に可変抵抗器ＶＲを介
して出力段のトランジスタＱ２のベースに接続された構
成とされており、タイオートＤ＋　、Ｄ２を通過りる信
号レベルが小なる場合は高抵抗値を示し、大なる場合は
低抵抗値を示して、信号レベルの大小により減衰かを異
ならしめる回路である。一方、クロストークとして隣接
トラックから再生時分に１多重信号に混入するｆ＋−＋
／４の奇数倍の不要周波数成分は、磁気ヘッド１０．１
１のビデオトラックに対するトラックずれに略比例して
増大し、トラックずれの最大量を１０％とすると、この
不要周波数成分は−２０」以下となる。

そこで、この非線形増幅回路３０の特性を一２０ｄＢ以
下の信号については減衰量を大に、−２０ｄＢ以上の信
号については減衰量を小にするように設計することによ
り、上記の不要周波数成分を除去することができる。た
だし、−２０お以上の信号にこの不要周波数成分が重畳
しているときは、この不要周波数成分は完全には除去す
ることはできないが、不要周波数成分の存在は視覚上で
は何ら問題とはならない。非線形増幅回路３ｏの第４図
のトランジスタＱ２のコレクタから取り出された高周波
数信号は合成回路２３に供給され、ここで低域フィルタ
１９よりの低周波数信号と合成される。

本実施例の場合も、第１実施例と同様にして隣接トラッ
クから再生時分割多重信号中に混入するクロストークに
よるビート妨害を視覚上軽減づることができる。

応用例 なお、本発明は上記の両実施例に限定されるものではな
く、例えば入力時分割多重信号中の輝度信号は色差信号
の時間軸圧縮比を大とづることにより時間軸圧縮されて
おらず、又は映像期間の例えば約２０％の信号部分の伝
送が遮断されたような非時間軸圧縮輝度信号であっても
再生画像に若干の不具合は生ずるものの適用することが
でき、また［Ｍ変調器３，２９の発振周波数を決定して
いる素子あるいは信号を、入力時分割多重信号の１トラ
ック走査周期毎に切換えて互いに［Ｈ／４の奇数倍の周
波数だけ異なる２種のキャリア周波数を１トラック走査
周期毎に交互に得るようにしてもよい。この場合は周波
数変換器５．７１局部発振回路６．８．差電位発生回路
２６は不要となる。また、本発明方式とは直接の関係は
ないが、２Ｈ遅延回路２１及び加算回路２２よりなるく
し形フィルタの代りに非線形増幅回路３ｏを用いてもよ
く、逆に非線形増幅回路３０の代りに上記のくし形フィ
ルタを用いてもよい。

効　　果 上述の如く、本発明によれば、タイムプレックス方式に
基づくライン相関性のない時分割多重信号を周波数変調
しＣ記録媒体に記８覆るに際し、相隣る１〜ラツクのキ
ャリア周波数を水平走査周波数ｆ　ｌ−１の１／４倍の
奇数倍だけ異ならせて記録したので、この記録媒体を再
生したときに再生時分割多重信号中に、隣接トラックか
らクロストークとして再生されて混入４るＦＭ時分割多
重信号の１ｔＪＩ調成分を２ライン毎にＩＱ相反転させ
ることができ、よって上記クロストークによるご−Ｉ〜
妨害を輝度信号１色差信号いずれの場合も視覚上軽減す
ることができる等の特長を有するちのである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第３図は夫々本発明方式の各実施例とその再
生系を示ずブロック系統図、第２図（Ａ）、（Ｂ）は椋
準方式カラー映像信号波形と時分割多重信号の一例を示
す波形図、第４図は第３図図示ブロック系統中の非線形
増幅回路の一例を示づ回路図である。 １・・・時分割多重信号入力端子、３．２９・・・ＦＭ
変調器、５，７，１６．１７・・・周波数変換器、６．
８・・・局部発振回路、１０．１１・・・磁気ヘッド、
１２・・・磁気テープ、１４・・・スイッチ回路、１８
・・・ＦＭ復調回路、２１・・・２ト１遅延回路、２２
・・・加算回路、２Ｇ・・・差電位発生回路、２８・・
・スイッチングパルス発生回路、２９・・・電位差補正
回路、３０・・・非線形増幅回路。 第１図 （！ 第２図 第３図 ４ 第４図 囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２種の時間軸圧縮色差信号が１水平走査期間毎に交互に
   伝送され、かつ、１水平走査期間内に−の該時間軸圧縮
   色差信号が水平同期信号と時間軸圧縮された１水平走査
   期間分の輝度信号又は非時間軸圧縮輝度信号とに夫々時
   分割多重された時分割多重信号を周波数変調し、該周波
   数変調された時分割多重信号を１フイールドの自然数倍
   の期間を単位として記録媒体にトラックを形成して記録
   する記録方式であって、該記録媒体上の相隣るトラック
   に記録される該周波数変調された時分割多重信号のキャ
   リア周波数を、互いに水平走査周波数の１／４の奇数倍
   に相当する周波数だけ異ならせて記録することを特徴と
   する映像信号記録方式。