JPS5918152B2 - 狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法 - Google Patents
狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法Info
- Publication number
- JPS5918152B2 JPS5918152B2 JP14304678A JP14304678A JPS5918152B2 JP S5918152 B2 JPS5918152 B2 JP S5918152B2 JP 14304678 A JP14304678 A JP 14304678A JP 14304678 A JP14304678 A JP 14304678A JP S5918152 B2 JPS5918152 B2 JP S5918152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- carbon dioxide
- narrow gap
- arc welding
- welding method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は狭開先炭酸ガスアーク溶接方法に関する。
炭酸ガスアーク溶接は機械的性質が被覆アーク溶接に比
べて遜色がなく、割れも少ないので、最近かなり普及し
ており、それに使用される開先形状は第１図ａに示すよ
うな形状であつたが、構造物が大型化するにつれて板厚
が厚くなるため、溶接時間が長くかかり、また溶接歪が
大きくなる等の問題が発生した。
べて遜色がなく、割れも少ないので、最近かなり普及し
ており、それに使用される開先形状は第１図ａに示すよ
うな形状であつたが、構造物が大型化するにつれて板厚
が厚くなるため、溶接時間が長くかかり、また溶接歪が
大きくなる等の問題が発生した。
そこでこの解決策として第１図ｂに示すような形状の狭
開先による狭開先溶接法が提案されたが、それに使用さ
れる装置は非常に複雑なものになつている。本発明はこ
れらの問題を溶接施工面より解決したもので、以下その
一実施例を図面に基づいて説明する。
開先による狭開先溶接法が提案されたが、それに使用さ
れる装置は非常に複雑なものになつている。本発明はこ
れらの問題を溶接施工面より解決したもので、以下その
一実施例を図面に基づいて説明する。
第２図は円周突合溶接の場合を示し、例えばトーチ１を
被溶接管２の真上の位置イに置くと、溶５ 融金属が溶
接後方（管回転方向ハ下手側）へ垂れ落ち易くなり、溶
着不良が発生する。
被溶接管２の真上の位置イに置くと、溶５ 融金属が溶
接後方（管回転方向ハ下手側）へ垂れ落ち易くなり、溶
着不良が発生する。
しかも狭開先であるため、初層ビードの始端部と開先底
面との接触角が小さくなつて盛り上がるため、ビード上
部は早期に凝固し、上層ビードとの重なり目に１０溶込
み不良を生じやすい。そこで溶接トーチ１を溶接方向（
管回転方向ハ上手側）へある角度θだけ傾けた位置口に
配置した場合、ビードの盛り上りは小さくなるので、そ
れだけ接触角は大きくなることが期待でき、従つ１５て
上層ビードとの重なり目に生じる溶込み不良を解消でき
る。
面との接触角が小さくなつて盛り上がるため、ビード上
部は早期に凝固し、上層ビードとの重なり目に１０溶込
み不良を生じやすい。そこで溶接トーチ１を溶接方向（
管回転方向ハ上手側）へある角度θだけ傾けた位置口に
配置した場合、ビードの盛り上りは小さくなるので、そ
れだけ接触角は大きくなることが期待でき、従つ１５て
上層ビードとの重なり目に生じる溶込み不良を解消でき
る。
勿論溶融金属の溶接後方への垂れ落ちがなくなることは
容易に了解できる。第３図は溶接条件として、極性をＤ
、Ｃ、Ｒ、Ｐ、、溶接速度を３８０ｍｍ／一、シールド
ガス流量をク０３０１／一、ワイヤー突出し長さを３Ｏ
ｎとし、さらに溶接電流を３００Ａまたは３４０Ａもし
くは４００Ａとして実験した、溶接開始点におけるトー
チ傾斜角θとビード接触角との関係を示す。
容易に了解できる。第３図は溶接条件として、極性をＤ
、Ｃ、Ｒ、Ｐ、、溶接速度を３８０ｍｍ／一、シールド
ガス流量をク０３０１／一、ワイヤー突出し長さを３Ｏ
ｎとし、さらに溶接電流を３００Ａまたは３４０Ａもし
くは４００Ａとして実験した、溶接開始点におけるトー
チ傾斜角θとビード接触角との関係を示す。
すなわち接触角が小さいと上記のような弊害が有２５り
、大きすぎると移行溶滴が溶接方向に流れ落ちて溶着効
率を低下させるが、トーチ傾斜角θを１０〜２００とし
た場合、接触角は１００〜１４００の適正領域Ａ内にお
さまり、問題がないことが分つた。３０以上本発明によ
れば狭開先炭酸ガス溶接において板厚が厚くなつた時な
どの場合に生ずる欠点、すなわち溶接後方への溶融金属
の垂れ落ちによる溶着不良、初層ビードの始端部におけ
る上層ビードとの重なり目に生ずる溶込み不良などの欠
点を３５解消でき、しかも移行溶滴が溶接方向に流れ落
ちることによる溶着効率の低下の心配もなく、溶接品質
を著しく向上できる。
、大きすぎると移行溶滴が溶接方向に流れ落ちて溶着効
率を低下させるが、トーチ傾斜角θを１０〜２００とし
た場合、接触角は１００〜１４００の適正領域Ａ内にお
さまり、問題がないことが分つた。３０以上本発明によ
れば狭開先炭酸ガス溶接において板厚が厚くなつた時な
どの場合に生ずる欠点、すなわち溶接後方への溶融金属
の垂れ落ちによる溶着不良、初層ビードの始端部におけ
る上層ビードとの重なり目に生ずる溶込み不良などの欠
点を３５解消でき、しかも移行溶滴が溶接方向に流れ落
ちることによる溶着効率の低下の心配もなく、溶接品質
を著しく向上できる。
第１図Ａ，ｂは開先形状を説明する正面図、第２図は本
発明の一実施例の溶接施工状態を示す側面図、第３図は
実験結果を示す特性図である。 １・・・・・・トーチ、２・・・・・・被溶接管。
発明の一実施例の溶接施工状態を示す側面図、第３図は
実験結果を示す特性図である。 １・・・・・・トーチ、２・・・・・・被溶接管。
Claims (1)
- １ 管を回転させながら管の円周突合溶接を狭開先炭酸
ガスアーク溶接法で施工するに際し、トーチを管の真上
位置から溶接方向に１０〜２０°の傾斜角だけずらして
位置させることを特徴とする狭開先炭酸ガスアーク溶接
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14304678A JPS5918152B2 (ja) | 1978-11-20 | 1978-11-20 | 狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14304678A JPS5918152B2 (ja) | 1978-11-20 | 1978-11-20 | 狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5570479A JPS5570479A (en) | 1980-05-27 |
| JPS5918152B2 true JPS5918152B2 (ja) | 1984-04-25 |
Family
ID=15329639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14304678A Expired JPS5918152B2 (ja) | 1978-11-20 | 1978-11-20 | 狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5918152B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS611917A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-07 | Rinnai Corp | 燃焼制御装置 |
| JPS61135156U (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-22 | ||
| JPS62190323A (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-20 | Seiichi Ueno | バツテリ−式ガス灯自動点灯制御装置 |
| CN104014909A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-03 | 中国华冶科工集团有限公司 | 管道焊接方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107186324B (zh) * | 2017-06-10 | 2019-04-23 | 中国人民解放军装甲兵工程学院 | 一种用于板类钛合金磨损件弧焊再制造的焊枪偏移量确定方法 |
| JP6934035B2 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-09-08 | 株式会社クボタ | 挿し口突部の形成方法 |
-
1978
- 1978-11-20 JP JP14304678A patent/JPS5918152B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS611917A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-07 | Rinnai Corp | 燃焼制御装置 |
| JPS61135156U (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-22 | ||
| JPS62190323A (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-20 | Seiichi Ueno | バツテリ−式ガス灯自動点灯制御装置 |
| CN104014909A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-03 | 中国华冶科工集团有限公司 | 管道焊接方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5570479A (en) | 1980-05-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5918152B2 (ja) | 狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法 | |
| JP2009039724A (ja) | ガスシールドアーク溶接方法 | |
| JPS6339346B2 (ja) | ||
| JPH0356828B2 (ja) | ||
| JPH0866771A (ja) | 固定管の狭開先突合せ溶接における積層溶接方法 | |
| SU1320030A1 (ru) | Способ автоматического регулировани глубины проплавлени при дуговой сварке | |
| JPH057115B2 (ja) | ||
| JPS6218266B2 (ja) | ||
| JPS6035234B2 (ja) | 狭開先炭酸ガスア−ク溶接方法 | |
| JPH049096Y2 (ja) | ||
| US4481402A (en) | Multi-position plate welding using modified double-J joint | |
| JP3726540B2 (ja) | 鋼管矢板継手の２電極溶接方法 | |
| JPH0252590B2 (ja) | ||
| JPH0318986B2 (ja) | ||
| JPH0694067B2 (ja) | 高速回転ア−ク隅肉溶接方法 | |
| JPH0353068B2 (ja) | ||
| JPH0373387B2 (ja) | ||
| JPH10258361A (ja) | 横向溶接方法 | |
| JPS59127970A (ja) | 鋼の消耗電極式ア−ク溶接法 | |
| JPS6031598B2 (ja) | 鉄管の全姿勢狭開先片面ｍｉｇ自動溶接方法 | |
| JPH05140B2 (ja) | ||
| JPS5533833A (en) | High speed inclined position submerged arc welding method | |
| JPH0671653B2 (ja) | 両面同時溶接方法 | |
| JP2656423B2 (ja) | 立向自動溶接方法 | |
| JPH08206827A (ja) | 横向き溶接法 |