JPH0318986B2 - - Google Patents

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JPH0318986B2
JPH0318986B2 JP4049384A JP4049384A JPH0318986B2 JP H0318986 B2 JPH0318986 B2 JP H0318986B2 JP 4049384 A JP4049384 A JP 4049384A JP 4049384 A JP4049384 A JP 4049384A JP H0318986 B2 JPH0318986 B2 JP H0318986B2
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JP
Japan
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welding
speed
filler wire
output level
bead
Prior art date
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Application number
JP4049384A
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English (en)
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JPS60184468A (ja
Inventor
Tadanobu Murakami
Fumiho Arakida
Makoto Katsuki
Mitsuru Fujii
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/16Arc welding or cutting making use of shielding gas
    • B23K9/167Arc welding or cutting making use of shielding gas and of a non-consumable electrode

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はTIG溶接の高能率化において、特に溶
接速度の増大に伴うTIG溶接のビード終端処理法
に関するものである。
TIG溶接は、第1図に示す如く被溶接材の開先
10に不活性ガスによる雰囲気20を形成し、そ
れに包まれた中でタングステン電極21(以下ト
ーチと云う)よりアーク22を発生させ、その高
温によつて被溶接材を溶融させと同時に、フイラ
ーワイヤ23を送給してその開先内に溶け込ま
せ、被溶接材と融合させてビード3を形成させる
ものであるが、その時の溶接電流I、フイラーワ
イヤの送給速度VF及びトーチの進行速度VTの三
者の関係が溶接の品質に大きな影響を与えるもの
で、従来の方法では溶接の終端部のクレーター処
理において、問題が生じ易かつた。
以下図面によつて従来の技術の一例とその問題
点を説明する。
従来技術によるクレーター処理方法に、第2図
に示すような溶接電流I、溶接速度(トーチの移
動速度)VT、フイラーワイヤ送給速度VFのシー
ケンスがある。横軸Tは時間を示す。Aは本溶接
域であつて、設定された出力で本溶接が実行され
ていたことを示し、点で溶接停止信号が与えら
れ、ついで予め設定された時間T1を経過した後
点に至り、アークが消滅し溶接が停止する。
溶接電流Iは、本溶接域AではI1(amp)の出
力であるが、点より点までに漸減し、点で
出力0となりアークが消滅する。フイラーワイヤ
送給速度VFは、本溶接域AでVF1(cm/min)出
力していたものが、点で溶接停止信号が与えら
れると同時に0となり、フイラーワイヤは送給さ
れなくなる。溶接速度VTはで溶接停止信号が
与えられても、本溶接域Aの時と同じ出力VT1
(cm/min)でトーチが走行を続け、点で溶接
電流Iと共に0となり、停止する。即ち本例の特
徴としては、フイラーワイヤ送給を溶接停止信号
により停止させ、点で形成されていた溶融プー
ルを溶接電流Iの減少により徐々に縮少凝固さ
せ、最終的には微少な溶融プールの状態になつた
時に、アークを切り、これによつてクレーター割
れの発生を防ぐことである。さらに点から点
までトーチを走行させることにより、ビード終端
部形状を整えることである。
このように、第2図に示されたシーケンスに従
つてその終端処理をした一実施例のビード形状を
第3図a、第3図bおよび第3図cに示す。第3
図aは平面図、第3図bはa図のE−E断面図、
第3図cはa図の側面断面図である。図で明らか
なように、この例による固定管1及び2の突合せ
U型開先10をTIG溶接にて初層の裏波溶接を行
つた場合のビードの形状は、本溶接域Aで示す出
力でビード3が裏波9と共に形成されており、
点でフイラーワイヤ送給が停止されると同時に溶
接電流Iも漸減を始めるので、溶融プールは時間
T1の間に徐々に縮小し、点でアーク消滅の時
には微小なクレーター5となり、割れの欠陥は発
生しない。また時間帯T1の間においてもトーチ
の走行は続いているため、点における溶融金属
は徐々に減少しながら溶接線4方向に引かれてな
だらかな傾斜6を呈することになり、再溶接のビ
ード中継もグラインダー等によつて整形すること
なしに、実施できる。以上が従来の溶接方法であ
るが、このようなクレーター処理方法では出力に
対し限界があり、TIG溶接の能率向上を図るた
め、溶接電流I及び溶接速度VTを増大させた場
合、Iが180〜200A以上、VTが14〜16cm/min以
上の領域となると次のような問題が発生した。
溶接電流I、溶接速度VTを増加させるに従つ
て、溶融プールは溶接線4方向に長くなり、第3
図a、第3図bで示したビード終端形状とは異な
つたものとなつた。この状態を第4図aに示す。
即ち高出力レベルにした場合には、前記第2図の
シーケンスによつて点で溶接停止信号が与えら
れ、溶接電流I1が徐々に減少するT1の時間帯にお
いても、溶接速度VT1は高速のままでトーチが移
動するため、溶融プール形状は溶接線4方向に長
く引かれて長大となり、しかも溶接速度VT1が大
なるためクレーター5の凝固が急激に行われ、そ
の中央部には割れ7が発生する。さらに、〜
間においては、フイラーワイヤの供給がないた
め、開先10の先端部のルートフエイス11は溶
融過多となり、下向き溶接の時は、第4図bに示
すようなビードの垂れ12が発生し、上向き溶接
の時は第4図cに示すような裏波に凹み8が発生
する。
従来技術の第2の例としては、第5図に示す方
法である。その特徴とする所は溶接停止信号が
点で与えられるとフイラーワイヤ送給速度VF1
徐々に減速され、で停止すること、及びフイラ
ーワイヤの送給が停止した後もしばらく溶接電流
Iは本溶接域Aの電流I1が維持された後、徐々に
減少し、点に至つてトーチの進行の停止と共に
電流I1も0となることである。このように溶接終
端部において溶接速度VTを一定にしておき、フ
イラーワイヤ送給速度VFを徐々に減速させるこ
とで、単位溶接長当りの溶着量を減少させてビー
ド終端部の形状を整える方法であるが、この場
合、フイラーワイヤの溶融プールへの移行形態に
おいて、フイラーワイヤ送給速度が低下するとア
ークにさらされる時間がなくなるため、フイラー
ワイヤ先端部が球状となり、フイラーワイヤから
の離脱が断続し、溶融プールへの移行も断続的な
球滴移行となり、終端部のビード形成に乱れを生
じる。また、溶接速度VTが大きな場合は、球滴
移行によるビード形状は移行位置のずれが大きく
なるため、尚一層の乱れを生ずることになる。ま
た、フイラーワイヤ送給速度VFが0となつてフ
イラーワイヤの送給が止まつても、しばらく本溶
接域と同じ溶接電流I1でアークが出ていること
は、溶融過多及びクレーターの助長を招くことに
なる。
以上の如くTIG溶接の能率向上化を図る上で、
ビード終端処理法が技術的に大きな障害となつて
いた。
本発明は上記のような従来の問題点を解決すべ
くなされたもので、その目的は、TIG溶接の高能
率化において、特に溶接速度の増大に伴つて生ず
るビード終端部のクレータ割れおよび終端形状の
不整を発生させないようなTIG溶接のビード終端
処理法を提供するものである。
本発明に係るTIG溶接のビード終端処理法は、
高出力でTIG溶接を実行し、溶接停止の場合、溶
接停止信号が与えられると、溶接電流、フイラー
ワイヤ送給速度、および溶接速度を一旦低出力レ
ベルに落し、その後フイラーワイヤ送給を停止さ
せ、次いで溶接電流を徐々に減少させることを特
徴とするものである。
この方法の要点としては、溶接停止信号を出力
レベルの切替信号により高出力レベル(溶接電流
I≧180〜200A)から低出力レベル(100≦I<
180)へ落とす共に、低出力レベルにおける単位
溶接長さ当りの溶着金属量を高出力レベルにおけ
るものと同一にし、高低両レベルにおいて形成さ
れるビード高さに相違を生じさないように、フイ
ードワイヤ送給速度及び溶接速度を設定すること
である。さらに溶接線4に対し直角方向にトーチ
を往復運動させるオツシレーシヨンを行つて溶接
する場合には、高低両出力レベルの単位溶接長当
りのオツシレーシヨン回数が同様になるように、
低出力レベル時の溶接速度に対してオツシレーシ
ヨンの回数を設定し、低出力レベル時のビード形
状を高出力レベル時のそれと変化させないことで
ある。次に本発明による実施例を第6図に従つて
説明する。本溶接域Aにおいては高出力レベルの
フイラーワイヤ送給速度VFh、溶接電流Ih、溶接
速度VThでTIG溶接が行われていたが、溶接の終
端部に達し点で停止信号が与えられると、各出
力は、低出力レベルの溶接電流I、溶接速度
VT、フイラーワイヤ送給速度VFに低下し、
溶接停止信号が与えられた点より点までの時
間帯T2(通常10秒以下)の間において、低出力レ
ベル溶接を行う。この時のフイラーワイヤ送給速
度VFの設定に当ては、溶接電流I、溶接速度
VTの出力レベルが変化しても、ビード形状を変
化させないようにVTh/VTh≒VF/VTの関係
を基準として設定する。次に点よりの時間帯
T1において、溶接電流Iは徐々に減少し、点
で0となりアークを消滅する。溶接速度VT
同じく点より点に至る時間帯T1の間も走行
を続け、点において停止する。
尚、開先形状によつては、トーチを溶接線4に
対して、直角方向に往復運動するオツシレーシヨ
ンによつて溶接を行うことがあるが、このような
場合、高出力レベル時と低出力レベル時とのビー
ドの表面外観を均一にするためには、第7図に示
されるような点以降の低レベルのオツシレーシ
ヨン回数Nと高出力レベルのオツシレーシヨン
回数Nhとの間でNh/VTh≒N/VTの関係を
保つように設定することが必要である。
本発明の実施例として、固定管の円周溶接を行
う場合を挙げると、固定管の円周溶接はその溶接
姿勢が逐次変化するので、これに伴い溶接条件が
変化をするようになる。一般にこのような場合は
エンコーダー等を用いた角度検出器や走行装置の
回転数検出器によつて溶接条件の切替えを行うも
のである。又溶接停止信号も円周継手の任意の位
置で与えられるものであるから、ビード終端処理
のための第6図に示す〜の時間帯T2の低出
力レベル条件も一定のものとは限らない。これの
対策としては、低出力レベル条件を溶接姿勢別に
準備しておき、前述の角度検出器等により溶接停
止信号が与えられた溶接位置を検出し、その位置
に適合する低出力レベル条件を選択して出力させ
れば、どの位置で溶接を停止させても良好なビー
ド終端処理を行うことが出来る。
以上の説明から明らかなように、本発明によつ
て、高出力レベルのTIG溶接のビード終端処理が
可能になつたため、以下のような効果が得られ
た。
(1) TIG溶接の高能率化のために溶接電流、溶接
速度、フイラーワイヤの送給量を自由に選択し
ても、そのビード終端部に欠陥を生じないよう
処理することが出来るようになつた。
(2) 固定管円周継手のTIG溶接を高能率の溶接条
件で行うことが出来るようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はTIG溶接の模式図、第2図は従来のシ
ーケンス図、第3図aは従来のビード平面図、第
3図bは第3図aのE−E断面図、第3図cは第
3図aの側面断面図、第4図aは高出力レベルビ
ード平面図、第4図bは高出力レベル下向ビード
側面図、第4図cは高出力レベル上向ビード側面
図、第5図は従来のシーケンス図、第6図は本発
明実施例のシーケンス図、第7図はオツシレーシ
ヨン条件図である。 1,2:固定管、3:ビード、4:溶接方向
線、5:クレータ、6:傾斜、7:割れ、8:凹
み、9:裏波、10:開先、11:ルートフエー
ス、12:垂れ、20:不活性ガス雰囲気、2
1:タングステン電極、22:アーク、23:フ
イラーワイヤ、24:裏波。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高出力レベルでTIG溶接を施行した後、該溶
    接の停止を行なうに際して、溶接停止信号が与え
    られたときに溶接電流を一旦低出力レベルに低下
    させると同時にフイラーワイヤ送給速度および溶
    接速度を前記高出力レベル時における単位長さ当
    りの溶着金属量とほぼ同じ溶着金属量を保持する
    ように一旦低レベルに低下させ、この低出力レベ
    ルでの溶接を所定時間保持したのち、前記フイラ
    ーワイヤの送給を停止させると共に前記溶接電流
    を徐々に減少させることを特徴とするTIG溶接の
    ビード終端処理法。 2 溶接進行方向と直交する方向へトーチを往復
    オツシレーシヨン運動させつつ高出力レベルで
    TIG溶接を施行した後、該溶接の停止を行なうに
    際して、溶接停止信号が与えられたときに溶接電
    流を一旦低出力レベルに低下させると同時にフイ
    ラーワイヤ送給速度および溶接速度を前記高出力
    レベル時における単位長さ当りの溶着金属量とほ
    ぼ同じ溶着金属量を保持するように一旦低レベル
    に低下させ、この低下した溶接速度に対する単位
    長さ当りのオツシレーシヨン回数を前記高出力レ
    ベル時の単位長さ当りのオツシレーシヨン回数と
    ほぼ同じになるように設定して前記低出力レベル
    での溶接を所定時間保持したのち、前記フイラー
    ワイヤの送給を停止させると共に前記溶接電流を
    徐々に減少させることを特徴とするTIG溶接のビ
    ード終端処理法。
JP4049384A 1984-03-05 1984-03-05 Tig溶接のビ−ド終端処理法 Granted JPS60184468A (ja)

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RU2650463C1 (ru) * 2017-01-27 2018-04-13 Российская Федерация, от имени которой выступает Государственная корпорация по атомной энергии "Росатом" (Госкорпорация "Росатом") Способ автоматической сварки неплавящимся электродом

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