JPS59179763A - 恒弾性合金 - Google Patents
恒弾性合金Info
- Publication number
- JPS59179763A JPS59179763A JP5357083A JP5357083A JPS59179763A JP S59179763 A JPS59179763 A JP S59179763A JP 5357083 A JP5357083 A JP 5357083A JP 5357083 A JP5357083 A JP 5357083A JP S59179763 A JPS59179763 A JP S59179763A
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- JP
- Japan
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- constant
- alloy
- modulus
- characteristic
- strength
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は精密機器を中心に応用される弾性率の温度依存
性が極めて少ない恒弾性合金に関する。
性が極めて少ない恒弾性合金に関する。
一般に、恒弾性合金はトルク指示計、時計計測用ぜんま
い等の精密部品、精密ペロー、絶対圧力計、流量計、工
業用圧力計、ブルドン管等の精密構造部品、或いは音叉
音片、発振機等の振動体材料など温度変化による弾性率
の変化をきらう機器の材料として広く利用はれている。
い等の精密部品、精密ペロー、絶対圧力計、流量計、工
業用圧力計、ブルドン管等の精密構造部品、或いは音叉
音片、発振機等の振動体材料など温度変化による弾性率
の変化をきらう機器の材料として広く利用はれている。
従来、上述した恒弾性合金としてはFe−Ni系のニリ
ンパー合金が著名であるが、この材料は冷間加工状態で
使わなけれはならず、しかも冷間加工条件が恒弾性特性
や機械的特性に大きく影響されるという欠点があった。
ンパー合金が著名であるが、この材料は冷間加工状態で
使わなけれはならず、しかも冷間加工条件が恒弾性特性
や機械的特性に大きく影響されるという欠点があった。
このようなことから、近年はFe−Ni−Cr−Tl−
At系の析出形の恒弾性合金が多く利用されるようにな
ってきた。この析出形の恒弾性合金は、冷間加工と熱処
理条件を選定することによシ恒弾性特性を評価する一つ
の指標である熱弾性係数(TEC)を比較的容易に零に
することが可能であると共に、強度的にも優れた特性を
示すものである。しかしながら、この析出形恒弾性合金
の恒弾性特性は、通常70〜80℃程度寸でしか保持で
きず、高温雰囲気で使用する場合に大きな限界があ)、
その応用範囲も限られていた。
At系の析出形の恒弾性合金が多く利用されるようにな
ってきた。この析出形の恒弾性合金は、冷間加工と熱処
理条件を選定することによシ恒弾性特性を評価する一つ
の指標である熱弾性係数(TEC)を比較的容易に零に
することが可能であると共に、強度的にも優れた特性を
示すものである。しかしながら、この析出形恒弾性合金
の恒弾性特性は、通常70〜80℃程度寸でしか保持で
きず、高温雰囲気で使用する場合に大きな限界があ)、
その応用範囲も限られていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、恒弾性特性を
130℃以上まで大幅に向上させると共に、強度的にも
従来の析出形恒弾性合金と同等以上の優れた特性を有す
る恒弾性合金を提供しようとするものである。
130℃以上まで大幅に向上させると共に、強度的にも
従来の析出形恒弾性合金と同等以上の優れた特性を有す
る恒弾性合金を提供しようとするものである。
本発明は重量%でニッケル(Nf)40.0〜44.5
%、クロム(Cr ) 4.0〜6−5%、チタン(T
i ) 0.5〜1.9%、アルミニウム(At)0.
1〜1.0%、ジルコニウム(Zr ) 0.2〜2.
0%、残部鉄(Fe)と附随的不純物よシなることを第
1発明とし、更にモリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)
lタンタル(Ta )及びタングステン(W)のうちの
1種又は2種以上の金属を0.1〜5.5%添加するこ
とを第2発明とするものである。
%、クロム(Cr ) 4.0〜6−5%、チタン(T
i ) 0.5〜1.9%、アルミニウム(At)0.
1〜1.0%、ジルコニウム(Zr ) 0.2〜2.
0%、残部鉄(Fe)と附随的不純物よシなることを第
1発明とし、更にモリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)
lタンタル(Ta )及びタングステン(W)のうちの
1種又は2種以上の金属を0.1〜5.5%添加するこ
とを第2発明とするものである。
次に、本発明の恒弾性合金を槁成する各成分の作用及び
その添加量の限定理由について説明する。
その添加量の限定理由について説明する。
ニッケル(N1)は恒弾性特性を維持するために最も効
果的な元素であシ、その添加量が40.0%未満及び4
4,5%を越えると、有効な恒弾性特性が得られない。
果的な元素であシ、その添加量が40.0%未満及び4
4,5%を越えると、有効な恒弾性特性が得られない。
クロム(Cr )はニッケルと同様に恒弾性特性を維持
するために有効な元素で、bb、その添加量が4.0%
未満及び65%を越えると、充分な恒弾性特性が得られ
ない。またクロムの添加は合金の耐食性の向上の点から
も有効である。
するために有効な元素で、bb、その添加量が4.0%
未満及び65%を越えると、充分な恒弾性特性が得られ
ない。またクロムの添加は合金の耐食性の向上の点から
も有効である。
チタン(TI)は時効処理によシ析出して合金強度を向
上させるのに有効な元素でるり、その添加量が0.5%
未満では充分な強度向上か得られず、かといって1.9
%を越えると、恒弾性特性の劣化を招く。
上させるのに有効な元素でるり、その添加量が0.5%
未満では充分な強度向上か得られず、かといって1.9
%を越えると、恒弾性特性の劣化を招く。
アルミニウム(At)はチタンと同様に合金強度を向上
させるのに有効な元素であシ、その添加量が0.1未満
では充分な強度向上を達成できず、かといって10%を
越えると、恒弾性特性の劣化を招く。
させるのに有効な元素であシ、その添加量が0.1未満
では充分な強度向上を達成できず、かといって10%を
越えると、恒弾性特性の劣化を招く。
ジルコニウム(Zr)はチタン及びアルミニウムとの複
合添加によシ強度向上に寄与する。こうしたゾルコニウ
ムの添加量が0.2%未満では充分な強度向上を達成で
きず、かといって2.0%を越えると、恒弾性特性の劣
化を招く。
合添加によシ強度向上に寄与する。こうしたゾルコニウ
ムの添加量が0.2%未満では充分な強度向上を達成で
きず、かといって2.0%を越えると、恒弾性特性の劣
化を招く。
更に、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タンタル
(Ta)、タングステン(W)はその添加量を0.1〜
5.51%の範囲に規定することによシ、単独又は2種
以上用いても、恒弾性特性を劣化させることなく、合金
の機械的特性の向上を図ることができる。
(Ta)、タングステン(W)はその添加量を0.1〜
5.51%の範囲に規定することによシ、単独又は2種
以上用いても、恒弾性特性を劣化させることなく、合金
の機械的特性の向上を図ることができる。
次に、本発明の恒弾性合金の製造法について簡単に説明
する。
する。
まず、真空又は不活性ガス雰囲気中で誘導溶解法婢によ
シ所定の合金組成に溶成し、熱間加工によシ所定形状ま
で加工する。更に、冷間加工を行なって所定の形状にし
た後、時効処理を施して恒弾性合金を製造する。この場
合、冷間加工は加工率10〜90%の範囲で施され、時
効処理条件としては、例えば200〜750℃で01〜
100時間の加熱を行なう。
シ所定の合金組成に溶成し、熱間加工によシ所定形状ま
で加工する。更に、冷間加工を行なって所定の形状にし
た後、時効処理を施して恒弾性合金を製造する。この場
合、冷間加工は加工率10〜90%の範囲で施され、時
効処理条件としては、例えば200〜750℃で01〜
100時間の加熱を行なう。
次に、本発明の詳細な説明する。
実施例1
下記表に示す成分組成の合金を高周波真空溶解法により
製造し、得られたインゴットを熱間加工して厚さ2 I
Iの板胴とした。次いで、この板材を1000℃×1時
間、加熱保持した後、水焼入れを行ない、更に50%の
冷間圧延を行なって厚さ1朋とした。
製造し、得られたインゴットを熱間加工して厚さ2 I
Iの板胴とした。次いで、この板材を1000℃×1時
間、加熱保持した後、水焼入れを行ない、更に50%の
冷間圧延を行なって厚さ1朋とした。
得られた根羽を試験素材として時効処理後、恒弾性特性
と引張強さを測定した。その結果を、同表に併記した。
と引張強さを測定した。その結果を、同表に併記した。
恒弾性特性は、熱弾性係数を用いて評価し、測定Fil
X10X100mmに切り出した試験片の固有振動数(
横振動法)の周波数の温度依存性で評価した。この測定
値をペースにして弾性率(ヤング率E)を求め、温度に
よる変化状態を図示した特性図中に曲線aで示した。
X10X100mmに切り出した試験片の固有振動数(
横振動法)の周波数の温度依存性で評価した。この測定
値をペースにして弾性率(ヤング率E)を求め、温度に
よる変化状態を図示した特性図中に曲線aで示した。
また、弾性率の温度変化依存性(変化率)をe、熱膨張
係数の温度依存性(変化率)をαとする七、熱弾性係数
=e×αで表わされる。この熱弾性係数は恒弾性特性を
評価する指標として用いられ、これが零に近い程、恒弾
性特性に優れているが、本実施例1の合金はこの熱弾性
係数が常温(20℃)から130℃の間T 8 X 1
0−6[:1/l?:)と極めて低い値を示した。
係数の温度依存性(変化率)をαとする七、熱弾性係数
=e×αで表わされる。この熱弾性係数は恒弾性特性を
評価する指標として用いられ、これが零に近い程、恒弾
性特性に優れているが、本実施例1の合金はこの熱弾性
係数が常温(20℃)から130℃の間T 8 X 1
0−6[:1/l?:)と極めて低い値を示した。
実施例2〜9
下記表に示す成分組成の合金を実施例1と同様な方法で
製造し、得られた板材から試験片を切シ出し、恒弾性特
性温度範囲と引張強さを測定した。その結果を同表に併
記した。なお、表中には本発明合金の成分組成からはず
れる合金を比較例1〜3として併記し、かつ従来合金に
ついても従来例として併記した。従来例に合金について
は、弾性率の温度依存性を図示の特性図中に曲+vi!
bで示した。
製造し、得られた板材から試験片を切シ出し、恒弾性特
性温度範囲と引張強さを測定した。その結果を同表に併
記した。なお、表中には本発明合金の成分組成からはず
れる合金を比較例1〜3として併記し、かつ従来合金に
ついても従来例として併記した。従来例に合金について
は、弾性率の温度依存性を図示の特性図中に曲+vi!
bで示した。
上表から明らかな如く、本発明合金は従来の析出型恒弾
性合金が恒弾性特性を示す温度範囲が高々80℃と低い
のに対し、130℃以上まで向上し、しかも従来合金を
しのぐ引張強さを有している。また、モリブデン、ニオ
ズ、タンタル、タングステンを所定量添加することによ
シ、引張強さが更に向上することがわかる。これに対し
、本発明合金の成分組成に比べてチタンが2.3%と多
い比較例1の合金は恒弾性特性の向上化を十分達成でき
ない。本発明合金の成分組成に比べてジルコニウムが0
1%と少ない比較例2の合金は十分な強度向上を達成で
きない。更に、比較例3の合金ではタンタルとタングス
テンの総添加量が5.8%と多いいために恒弾性特性の
温度範囲の向上が不充分である。
性合金が恒弾性特性を示す温度範囲が高々80℃と低い
のに対し、130℃以上まで向上し、しかも従来合金を
しのぐ引張強さを有している。また、モリブデン、ニオ
ズ、タンタル、タングステンを所定量添加することによ
シ、引張強さが更に向上することがわかる。これに対し
、本発明合金の成分組成に比べてチタンが2.3%と多
い比較例1の合金は恒弾性特性の向上化を十分達成でき
ない。本発明合金の成分組成に比べてジルコニウムが0
1%と少ない比較例2の合金は十分な強度向上を達成で
きない。更に、比較例3の合金ではタンタルとタングス
テンの総添加量が5.8%と多いいために恒弾性特性の
温度範囲の向上が不充分である。
以上詳述した如く、本発明によれば恒弾性特性を130
℃以上まで大巾に向上させると共に、強度的にも従来の
析出型恒弾性合金と同等以上の優れた特性を有し、応用
範囲の広い恒弾性合金を提供できる。
℃以上まで大巾に向上させると共に、強度的にも従来の
析出型恒弾性合金と同等以上の優れた特性を有し、応用
範囲の広い恒弾性合金を提供できる。
図面は本発明合金と従来合金の弾偵率の温度変化依存性
を示す特性図である。
を示す特性図である。
Claims (2)
- (1)重量%でニッケル(Ni)40.0〜44.5%
。 クロム(Cr ) 4.0〜6.5%、チタン(Ti
) 0.5〜1.9%。 アルミニウム(At)0.1〜1.0%、ジルコニウム
(Zr ) 0.2〜2.0%、残部鉄(Fe)と附随
的不純物よシなる恒弾性合金。 - (2)重量%でニッケル(Ni)40.0〜44.5%
。 クロム(Cr ) 4.0〜6.5%、チタン(Ti
) 0.5〜1.9%。 アルミニウム(At ) 0.1〜1.0%、ジルコニ
ウム(Zr ) 0.2〜2.0%、モリブデン(Mo
)、=オブ(Nb)。 タンタル(Ta)及びタングステン(W)のうちの1種
又は2種以上の金属0.1〜5,5%、残部鉄(F@)
と附随的不純物よシなる恒弾性合金。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5357083A JPS59179763A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 恒弾性合金 |
US06/578,702 US4517158A (en) | 1983-03-31 | 1984-02-09 | Alloy with constant modulus of elasticity |
DE8484300843T DE3460583D1 (en) | 1983-03-31 | 1984-02-10 | An alloy with constant modulus of elasticity |
EP84300843A EP0122689B1 (en) | 1983-03-31 | 1984-02-10 | An alloy with constant modulus of elasticity |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5357083A JPS59179763A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 恒弾性合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59179763A true JPS59179763A (ja) | 1984-10-12 |
JPH0359974B2 JPH0359974B2 (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=12946486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5357083A Granted JPS59179763A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 恒弾性合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59179763A (ja) |
-
1983
- 1983-03-31 JP JP5357083A patent/JPS59179763A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0359974B2 (ja) | 1991-09-12 |
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