JPS5917753B2 - 顔料付螢光体およびその製造方法 - Google Patents
顔料付螢光体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS5917753B2 JPS5917753B2 JP15548776A JP15548776A JPS5917753B2 JP S5917753 B2 JPS5917753 B2 JP S5917753B2 JP 15548776 A JP15548776 A JP 15548776A JP 15548776 A JP15548776 A JP 15548776A JP S5917753 B2 JPS5917753 B2 JP S5917753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- parts
- weight
- pigment particles
- pigmented
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
- Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は顔料粒子(カラーフィルター粒子)で表面を被
覆された螢光体(以下顔料付螢光体と称する)、特にカ
ラーテレビジヨン用陰極線管の顔料付螢光体およびその
製造方法に関するものである。
覆された螢光体(以下顔料付螢光体と称する)、特にカ
ラーテレビジヨン用陰極線管の顔料付螢光体およびその
製造方法に関するものである。
周知のようにカラーテレビジヨン用陰極線管の青色発光
螢光体および赤色発光螢光体の粒子表面にそれぞれ青色
顔料粒子と赤色顔料粒子を付着させると、それらの顔料
粒子のフイルタ一効果によつて発光スペクトルのうちの
一部の可視域がカツトされて発光色が鮮明となり、さら
に螢光膜の顔料着色による外光の吸収効果によつて反射
光が減少するため映像のコントラストが飛躍的に向上す
る(特開昭50−56146号)。
螢光体および赤色発光螢光体の粒子表面にそれぞれ青色
顔料粒子と赤色顔料粒子を付着させると、それらの顔料
粒子のフイルタ一効果によつて発光スペクトルのうちの
一部の可視域がカツトされて発光色が鮮明となり、さら
に螢光膜の顔料着色による外光の吸収効果によつて反射
光が減少するため映像のコントラストが飛躍的に向上す
る(特開昭50−56146号)。
上述のカラーテレビジヨン用陰極線管の顔料付螢光体に
は1 顔料粒子が螢光体表面に均一に付着していること
、2顔料粒子の螢光体表面への付着力が強く螢光体塗布
過程で顔料粒子の脱落が生じないこと、3顔料粒子を付
着させるために使用する樹脂バインダーが螢光膜形成時
の焼成により分解揮散することなどが要求される。
は1 顔料粒子が螢光体表面に均一に付着していること
、2顔料粒子の螢光体表面への付着力が強く螢光体塗布
過程で顔料粒子の脱落が生じないこと、3顔料粒子を付
着させるために使用する樹脂バインダーが螢光膜形成時
の焼成により分解揮散することなどが要求される。
従来は、例えばポリビニルピロリドン(PVP)のよう
な適当な水溶液樹脂液中に分散させた顔料粒子とゼラチ
ン水溶液中に分散させた螢光体を混合して撹拌し、生成
した沈澱物を乾燥することにより、顔料付螢光体を製造
していた。
な適当な水溶液樹脂液中に分散させた顔料粒子とゼラチ
ン水溶液中に分散させた螢光体を混合して撹拌し、生成
した沈澱物を乾燥することにより、顔料付螢光体を製造
していた。
(例えば米国特許第3275466号、特開昭5056
146号参照)。
146号参照)。
しかしながら、従来のゼラチンとPVPを用いる方法に
よると顔料粒子分散液作成に10日間、螢光体分散液作
成に数時間、さらに乾燥工程に数時間という極めて長い
時間を要する上に、混合後に入念な水洗いを行なわなけ
ればならないという複雑な作業工程が必要であつた。
よると顔料粒子分散液作成に10日間、螢光体分散液作
成に数時間、さらに乾燥工程に数時間という極めて長い
時間を要する上に、混合後に入念な水洗いを行なわなけ
ればならないという複雑な作業工程が必要であつた。
また、このような方法によつて製造された螢光体は、そ
の表面の顔料粒子どうしが互いに凝集した状態で被覆さ
れており一定の螢光体表面被覆率を得るためには多量の
顔料粒子を使用する必要があり、その結果著しい輝度低
下を生じ、また前述のように凝集した状態で顔料粒子が
螢光体粒子へ被覆されているため、ボールミル等の物理
的な軽い摩擦により、一旦被覆した顔料粒子が剥がれて
しまうという問題のあるものであつた。本発明は上記の
ような問題を解決し、細粒子の顔料を螢光体表面に凝集
なく均一に、しかも強固に被覆した高輝度、高コントラ
ストの顔料付螢光体およびその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
の表面の顔料粒子どうしが互いに凝集した状態で被覆さ
れており一定の螢光体表面被覆率を得るためには多量の
顔料粒子を使用する必要があり、その結果著しい輝度低
下を生じ、また前述のように凝集した状態で顔料粒子が
螢光体粒子へ被覆されているため、ボールミル等の物理
的な軽い摩擦により、一旦被覆した顔料粒子が剥がれて
しまうという問題のあるものであつた。本発明は上記の
ような問題を解決し、細粒子の顔料を螢光体表面に凝集
なく均一に、しかも強固に被覆した高輝度、高コントラ
ストの顔料付螢光体およびその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
本発明の顔料付螢光体は、螢光体表面にゼラチンとアル
ギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよび
カラゲナンのうちの少なくとも1つの混合物被膜によつ
て顔料粒子が均一に付着していることを特徴とし、該本
発明の顔料付螢光体は、ゼラチン水溶液およびアルギン
酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよびカラ
ゲナンのうちの少なくとも1つの水溶液のいずれか一方
に螢光体を均一に分散させて螢光体分散液とし、もう一
方に顔料粒子を均一に分散させて顔料粒子分散液とし、
前記螢光体分散液と顔料粒子分散液とを混合することを
特徴とする本発明の製造方法によつて製造される。
ギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよび
カラゲナンのうちの少なくとも1つの混合物被膜によつ
て顔料粒子が均一に付着していることを特徴とし、該本
発明の顔料付螢光体は、ゼラチン水溶液およびアルギン
酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよびカラ
ゲナンのうちの少なくとも1つの水溶液のいずれか一方
に螢光体を均一に分散させて螢光体分散液とし、もう一
方に顔料粒子を均一に分散させて顔料粒子分散液とし、
前記螢光体分散液と顔料粒子分散液とを混合することを
特徴とする本発明の製造方法によつて製造される。
以下本発明を詳しく説明する。
本発明の製造方法においては、ゼラチン水溶液およびア
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよ
びカラゲナンのうちの少なくとも1つの水溶液のうちの
いずれか一方に螢光体が均一に分散されて螢光体分散液
が作成され、もう一方に顔料粒子が均一に分散されて顔
料粒子分散液が作成される。
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよ
びカラゲナンのうちの少なくとも1つの水溶液のうちの
いずれか一方に螢光体が均一に分散されて螢光体分散液
が作成され、もう一方に顔料粒子が均一に分散されて顔
料粒子分散液が作成される。
すなわち螢光体がゼラチン水溶液に分散されて螢光体分
散液が作成される場合には、顔料粒子はアルギン酸ナト
リウム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナン
のうちの少なくとも1つの水溶液に分散され顔料粒子分
散液が作成される。
散液が作成される場合には、顔料粒子はアルギン酸ナト
リウム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナン
のうちの少なくとも1つの水溶液に分散され顔料粒子分
散液が作成される。
逆に螢光体がアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチル
セルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つの
水溶液に分散されて螢光体分散液が作成される場合には
、顔料粒子はゼラチン水溶液に分散され顔料粒子分散液
が作成される。螢光体あるいは顔料粒子をゼラチン水溶
液あるいはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つの水
溶液中に均一に分散させる方法としては、攪拌機、ボー
ルミル、サンドミル、サスマイヤーミル等による従来の
分散方法が採用される。この場合螢光体および顔料粒子
は各水溶液中に一次粒子として分散していることが望ま
しい。螢光体量に対する顔料粒子量は、螢光体の種類、
顔料粒子の種類および希望する顔料粒子付着量等によつ
て異なるが、通常は螢光体100重量部に対して15重
量部以下、好ましくは0.1重量部乃至10重量部の顔
料粒子が用いられる。
セルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つの
水溶液に分散されて螢光体分散液が作成される場合には
、顔料粒子はゼラチン水溶液に分散され顔料粒子分散液
が作成される。螢光体あるいは顔料粒子をゼラチン水溶
液あるいはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つの水
溶液中に均一に分散させる方法としては、攪拌機、ボー
ルミル、サンドミル、サスマイヤーミル等による従来の
分散方法が採用される。この場合螢光体および顔料粒子
は各水溶液中に一次粒子として分散していることが望ま
しい。螢光体量に対する顔料粒子量は、螢光体の種類、
顔料粒子の種類および希望する顔料粒子付着量等によつ
て異なるが、通常は螢光体100重量部に対して15重
量部以下、好ましくは0.1重量部乃至10重量部の顔
料粒子が用いられる。
顔料粒子量が螢光体100重量部に対して15重量部よ
りも多いと、得られる顔料付螢光体の発光輝度が著しく
低下する。またゼラチン水溶液およびアルギン酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンの
うちの少なくとも1つの水溶液中のゼラチン量およびア
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよ
びカラゲナンのうちの少なくとも1つの量は螢光体10
0重量部に対してそれぞれ0.1重量部乃至3.0重量
部および0.05重量部乃至1.5重量部が適当である
。ゼラチン量およびアルギン酸ナトリウム、カルボキシ
メチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも
1つの量が螢光体100重量部に対してそれぞれ0.1
重量部および0.05重量部よりも少ない場合は顔料粒
子の螢光体表面への付着力が弱く、目的とする効果は得
られない。一方、ゼラチン量およびアルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのう
ちの少なくとも1つの量が螢光体100重量部に対して
それぞれ3.0重量部および1.5重量部よりも多い場
合は顔料粒子の螢光体表面への付着力は尚上するが、螢
螢体どうしの凝集が著しくなり、螢光膜作成時の塗布の
作業性が低下し、また品質的にも目的とするものが得ら
れない。ゼラチンおよびアルギン酸ナトリウム、カルボ
キシメチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少なく
とも1つはそれぞれ多量の純水に溶解され、5%以下の
希薄水溶液として用いられる。なおゼラチンはその製造
過程によつてアルカリ処理ゼラチンと酸処理ゼラチンに
分けられるが、本発明の製造方法においてはいずれのゼ
ラチンを使用してもよい。土述の螢光体分散液と顔料粒
子分散液とを混合し攪拌することにより螢光体表面に顔
料粒子が付着し沈澱する。
りも多いと、得られる顔料付螢光体の発光輝度が著しく
低下する。またゼラチン水溶液およびアルギン酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンの
うちの少なくとも1つの水溶液中のゼラチン量およびア
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースおよ
びカラゲナンのうちの少なくとも1つの量は螢光体10
0重量部に対してそれぞれ0.1重量部乃至3.0重量
部および0.05重量部乃至1.5重量部が適当である
。ゼラチン量およびアルギン酸ナトリウム、カルボキシ
メチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも
1つの量が螢光体100重量部に対してそれぞれ0.1
重量部および0.05重量部よりも少ない場合は顔料粒
子の螢光体表面への付着力が弱く、目的とする効果は得
られない。一方、ゼラチン量およびアルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのう
ちの少なくとも1つの量が螢光体100重量部に対して
それぞれ3.0重量部および1.5重量部よりも多い場
合は顔料粒子の螢光体表面への付着力は尚上するが、螢
螢体どうしの凝集が著しくなり、螢光膜作成時の塗布の
作業性が低下し、また品質的にも目的とするものが得ら
れない。ゼラチンおよびアルギン酸ナトリウム、カルボ
キシメチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少なく
とも1つはそれぞれ多量の純水に溶解され、5%以下の
希薄水溶液として用いられる。なおゼラチンはその製造
過程によつてアルカリ処理ゼラチンと酸処理ゼラチンに
分けられるが、本発明の製造方法においてはいずれのゼ
ラチンを使用してもよい。土述の螢光体分散液と顔料粒
子分散液とを混合し攪拌することにより螢光体表面に顔
料粒子が付着し沈澱する。
この場合、使用するゼラチンの種類、ゼラチン量および
アルギン酸ナトリウム、力ルポキシメチルセルロースお
よびカラゲナンのうちの少なくとも1つの量等によつて
異なるが、混合系のPH値は3,0乃至7.0に調整さ
れる。沈澱は公知の方法、例えば沢別、遠心分離、デカ
ンテーシヨン等の方法により分離され、洗浄後乾燥され
る。このようにして顔料付螢光体を得ることができる。
なお螢光体分散液と顔料粒子分散液とを混合し攪拌した
後の沈澱物を含む系を冷却し、これにホルマリン、グル
タルアルデヒド、みようばん、カリみようばん、アンモ
ニウムみようばん、クロムみようばん等の硬化剤を適当
量添加することにより、顔料粒子付着強度のより一層向
上した顔料付螢光体を得ることができる。本発明の製造
方法は主としてカラーテレビジヨン用螢光体に適用され
るものであるが、必ずしもこれに限られるものではなく
、一般によく使用される螢光体全般にも適用されうるこ
とはいうまでもない。
アルギン酸ナトリウム、力ルポキシメチルセルロースお
よびカラゲナンのうちの少なくとも1つの量等によつて
異なるが、混合系のPH値は3,0乃至7.0に調整さ
れる。沈澱は公知の方法、例えば沢別、遠心分離、デカ
ンテーシヨン等の方法により分離され、洗浄後乾燥され
る。このようにして顔料付螢光体を得ることができる。
なお螢光体分散液と顔料粒子分散液とを混合し攪拌した
後の沈澱物を含む系を冷却し、これにホルマリン、グル
タルアルデヒド、みようばん、カリみようばん、アンモ
ニウムみようばん、クロムみようばん等の硬化剤を適当
量添加することにより、顔料粒子付着強度のより一層向
上した顔料付螢光体を得ることができる。本発明の製造
方法は主としてカラーテレビジヨン用螢光体に適用され
るものであるが、必ずしもこれに限られるものではなく
、一般によく使用される螢光体全般にも適用されうるこ
とはいうまでもない。
本発明の製造方法に用いられる螢光体としては、例えば
赤色発光螢光体としてマンガン付活オルソ燐酸亜鉛螢光
体〔Zn3(PO4)2:Mn〕、マンガン付活珪酸マ
グネシウム螢光体(MgSiO3:Mn)、銀付活硫化
亜鉛カドミウム螢光体〔(Zn.Cd)S:Ag〕ユー
ロピウム付活バナジン酸イツトリウム螢光体(YVO4
:Eu)、ユーロピウム付活酸硫化イツトリウム螢光体
(Y2O2S:Eu)、ユーロピウム付活酸化イツトリ
ウム螢光体(Y2O3:Eu)等、橙色あるいは黄色発
光螢光体としてマンガン付活フツ化亜鉛マグネシウム螢
光体〔(ZnF2・MgF2):Mn〕、マンガン付活
フツ化カリウム・マグネシウム螢光体〔(KF−MgF
2):Mn〕、マンガン付活フツ化マグネシウム螢光体
(MgF2:Mn)、銀付活硫化亜鉛カドミウム螢光体
〔(Zn.Cd)S:Ag〕、銅付活硫化亜鉛カドミウ
ム螢光体〔(Zn.Cd)S:Cu〕、鉛およびマンガ
ン付活珪酸カルシウム螢光体(CaSiO3:Pb.M
n)等、緑色発光螢光体としてマンガン付活珪酸亜鉛螢
光体(Zn2SiO4:Mn)、銅付活硫化亜鉛螢光体
(ZnS:Cu)、銅およびアルミニウム付活硫化亜鉛
螢光体(ZnS:Cu.Al)、銅付活硫化亜鉛カドミ
ウム螢光体〔(Zn.Cd)S:Cu〕、亜鉛付活酸化
亜鉛螢光体(ZnO:Zn)、銀付活硫化亜鉛カドミウ
ム螢光体〔(Zn.Cd)S:Ag〕、銀付活硫セレン
化亜鉛螢光体〔(Zn、(S.Se):Ag〕等、青色
あるいは紫色螢光体としてタングステン酸カルシウム螢
光体(CaWO4)、銀付活硫化亜鉛螢光体(ZnS:
Ag)、銀およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体(Z
nS:Ag.Al)、銀および塩素付活硫化亜鉛螢光体
(ZnS:Ag.Cl)、セリウム付活珪酸カルシウム
・マグネシウム螢光体(2Ca0−MgO・2Si02
:Ce)、テルビウム付活酸硫化イツトリウム螢光体(
Y2O2S:Tb).チタン付活珪酸カルシウム・マグ
ネシウム螢光体〔(Ca.Mg)SiO3:Ti〕等が
ある。
赤色発光螢光体としてマンガン付活オルソ燐酸亜鉛螢光
体〔Zn3(PO4)2:Mn〕、マンガン付活珪酸マ
グネシウム螢光体(MgSiO3:Mn)、銀付活硫化
亜鉛カドミウム螢光体〔(Zn.Cd)S:Ag〕ユー
ロピウム付活バナジン酸イツトリウム螢光体(YVO4
:Eu)、ユーロピウム付活酸硫化イツトリウム螢光体
(Y2O2S:Eu)、ユーロピウム付活酸化イツトリ
ウム螢光体(Y2O3:Eu)等、橙色あるいは黄色発
光螢光体としてマンガン付活フツ化亜鉛マグネシウム螢
光体〔(ZnF2・MgF2):Mn〕、マンガン付活
フツ化カリウム・マグネシウム螢光体〔(KF−MgF
2):Mn〕、マンガン付活フツ化マグネシウム螢光体
(MgF2:Mn)、銀付活硫化亜鉛カドミウム螢光体
〔(Zn.Cd)S:Ag〕、銅付活硫化亜鉛カドミウ
ム螢光体〔(Zn.Cd)S:Cu〕、鉛およびマンガ
ン付活珪酸カルシウム螢光体(CaSiO3:Pb.M
n)等、緑色発光螢光体としてマンガン付活珪酸亜鉛螢
光体(Zn2SiO4:Mn)、銅付活硫化亜鉛螢光体
(ZnS:Cu)、銅およびアルミニウム付活硫化亜鉛
螢光体(ZnS:Cu.Al)、銅付活硫化亜鉛カドミ
ウム螢光体〔(Zn.Cd)S:Cu〕、亜鉛付活酸化
亜鉛螢光体(ZnO:Zn)、銀付活硫化亜鉛カドミウ
ム螢光体〔(Zn.Cd)S:Ag〕、銀付活硫セレン
化亜鉛螢光体〔(Zn、(S.Se):Ag〕等、青色
あるいは紫色螢光体としてタングステン酸カルシウム螢
光体(CaWO4)、銀付活硫化亜鉛螢光体(ZnS:
Ag)、銀およびアルミニウム付活硫化亜鉛螢光体(Z
nS:Ag.Al)、銀および塩素付活硫化亜鉛螢光体
(ZnS:Ag.Cl)、セリウム付活珪酸カルシウム
・マグネシウム螢光体(2Ca0−MgO・2Si02
:Ce)、テルビウム付活酸硫化イツトリウム螢光体(
Y2O2S:Tb).チタン付活珪酸カルシウム・マグ
ネシウム螢光体〔(Ca.Mg)SiO3:Ti〕等が
ある。
これら本発明の製造方法に用いられる螢光体は平均粒子
径が3μ乃至12μのものが好適である。また本発明の
製造方法に用いられる顔料粒子としては、例えば赤色顔
料粒子として硫セレン化カドミウム〔Cd(S1−0.
Sex)、O<xく1〕、べんがら(Fe2O3)、亜
鉛化銅(Cu2O)、カドミウム水銀赤(CdS+Hg
S)、クロムバーミリオン(PbCrO4・PbSO4
)、銀朱(HgS)、アンチモン赤(Sb2S3)、フ
エロシアン銅〔Cu2Fe(CN)6〕ヨード赤(Hg
I2)、ジンクアイアンレツド(ZnFe)、鉛丹(P
b3O4)、その他のセラミツク顔料粒子等、橙色ある
いは黄色顔料粒子として塩基性クロム酸塩(PbCrO
4)、黄鉛(PbCrO4)、黄土(Fe2O3・Si
O2・Al2O3)、カドミウム黄(CdS)、・チタ
ン黄(TlO2−NiO−Sb2O3)りサージ(Pb
O)、ジンクアイアンイエロ一(ZnFe)、その他の
セラミツク顔料粒子等、緑色顔料粒子としてクロム緑{
PbCrO4+Fe4〔Fe(CN)6〕3・NH2O
}、コバルト緑(COO−NZnO)、酸化クロム(C
r2O3)、その他のセラミック顔料粒子等、青色顔料
粒子として群青(3NaA1−SlO2・Na2S2)
、紺青{Fe4〔Fe(CN)6〕3・NH2O}、コ
バルト青(COO−NAl2O3)、セルリアンブルー
(COO−NSnO2)、硫化銅(CuS)、その他の
セラミツク顔料粒子等がある。
径が3μ乃至12μのものが好適である。また本発明の
製造方法に用いられる顔料粒子としては、例えば赤色顔
料粒子として硫セレン化カドミウム〔Cd(S1−0.
Sex)、O<xく1〕、べんがら(Fe2O3)、亜
鉛化銅(Cu2O)、カドミウム水銀赤(CdS+Hg
S)、クロムバーミリオン(PbCrO4・PbSO4
)、銀朱(HgS)、アンチモン赤(Sb2S3)、フ
エロシアン銅〔Cu2Fe(CN)6〕ヨード赤(Hg
I2)、ジンクアイアンレツド(ZnFe)、鉛丹(P
b3O4)、その他のセラミツク顔料粒子等、橙色ある
いは黄色顔料粒子として塩基性クロム酸塩(PbCrO
4)、黄鉛(PbCrO4)、黄土(Fe2O3・Si
O2・Al2O3)、カドミウム黄(CdS)、・チタ
ン黄(TlO2−NiO−Sb2O3)りサージ(Pb
O)、ジンクアイアンイエロ一(ZnFe)、その他の
セラミツク顔料粒子等、緑色顔料粒子としてクロム緑{
PbCrO4+Fe4〔Fe(CN)6〕3・NH2O
}、コバルト緑(COO−NZnO)、酸化クロム(C
r2O3)、その他のセラミック顔料粒子等、青色顔料
粒子として群青(3NaA1−SlO2・Na2S2)
、紺青{Fe4〔Fe(CN)6〕3・NH2O}、コ
バルト青(COO−NAl2O3)、セルリアンブルー
(COO−NSnO2)、硫化銅(CuS)、その他の
セラミツク顔料粒子等がある。
これら本発明の製造方法に用いられる顔料粒子は平均粒
子径が0.5μ以下のものが好適である。上述本発明の
製造方法に用いられる螢光体および顔料粒子のうち、特
に好適な組合せとしては、ユーロピウム付活酸硫化イツ
トリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)と硫セレ
ン化カドミウム〔Cd(S1−0,.Sex)〕もしく
はべんがら(Fe2O3)赤色顔料粒子との組合せおよ
び銀付活硫化亜鉛青色発光螢光体(ZnS:Ag)とコ
バルト青(COO−NAl2O3)もしくは群青(3N
aA1−SiO2・Na2S2)青色顔料粒子との組み
合わせである。
子径が0.5μ以下のものが好適である。上述本発明の
製造方法に用いられる螢光体および顔料粒子のうち、特
に好適な組合せとしては、ユーロピウム付活酸硫化イツ
トリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)と硫セレ
ン化カドミウム〔Cd(S1−0,.Sex)〕もしく
はべんがら(Fe2O3)赤色顔料粒子との組合せおよ
び銀付活硫化亜鉛青色発光螢光体(ZnS:Ag)とコ
バルト青(COO−NAl2O3)もしくは群青(3N
aA1−SiO2・Na2S2)青色顔料粒子との組み
合わせである。
そのなかでも特にY2O2S:EUとCd(S1−0,
.Sex)との組合せおよびZnS:AgとCOO−N
Al2O3との組合せは最も実用化が進んでいる。本発
明者等の実験によれば、Y2O2S:EUとCd(S1
−0.SexもしくはFe2O3との組合せの場合、Y
2O2S:EulOO重量部に対してCd(S1−0.
Sex)もしくはFe2O3が0.1重量部乃至2重量
部であるとき良好な顔料付螢光体が得られる。赤色顔料
粒子が0.1重量部より少ない場合はコントラスト効果
が少なく、2重量部以上の場合発光輝度が低下し、いず
れの場合も目的とする顔料付螢光体は得られない。また
Zns:A8とCOO−NAl2O3もしくは3NaA
1・SiO2・Na2S2との組合せの場合、ZnS:
AglOO重量部に対してCOO−NAl2O3もしく
は3NaA1・SiO2・Na2S2が0.5重量部乃
至10重量部であるとき良好な顔料付螢光体が得られる
。青色顔料粒子が0.5重量部より少ない場合はコント
ラスト効果が少なく、10重量部以上の場合発光輝度が
低下し、いずれの場合も目的とする顔料付螢光体は得ら
れない。上述本発明の製造方法によつて得られる顔料付
螢光体は、螢光体表面にゼラチンとアルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのう
ちの少なくとも1つの混合物被膜によつて顔料粒子が均
一に付着しており、その付着強度は従来法によつて得ら
れる顔料付螢光体よりも優れたものである。なお顔料粒
子分散液中に含まれる顔料粒子はほとんどすべて螢光体
表面に付着する。このことは螢光体分散液と顔料粒子分
散液とを混合することによつて得られる顔料付螢光体沈
澱を分離した後の残液中に顔料粒子がほとんど認められ
ないこと、および前記顔料付螢光体沈澱を洗浄した後の
洗浄液中に顔料粒子がほとんど認められないごとから確
認される。一方、ゼラチンおよびアルギン酸ナトリウム
、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのうち
の少なくとも1つはその全てが顔料粒子接着のために用
いられるのではなく、その一部が螢光体表面を被覆し顔
料粒子を螢光体表面に付着せしめる。このことは螢光体
分散液と顔料粒子分散液とを混合することによつて得ら
れる顔料付螢光体沈澱を分離した後の残液中にゼラチン
およびアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロ
ースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つの残留が
認められることから確認される。以上説明したように、
本発明によれば顔料粒子を螢光体表面に凝集なく均一に
、しかも強固に被覆した高輝度、高コントラストの顔料
付螢光体を得ることができる。
.Sex)との組合せおよびZnS:AgとCOO−N
Al2O3との組合せは最も実用化が進んでいる。本発
明者等の実験によれば、Y2O2S:EUとCd(S1
−0.SexもしくはFe2O3との組合せの場合、Y
2O2S:EulOO重量部に対してCd(S1−0.
Sex)もしくはFe2O3が0.1重量部乃至2重量
部であるとき良好な顔料付螢光体が得られる。赤色顔料
粒子が0.1重量部より少ない場合はコントラスト効果
が少なく、2重量部以上の場合発光輝度が低下し、いず
れの場合も目的とする顔料付螢光体は得られない。また
Zns:A8とCOO−NAl2O3もしくは3NaA
1・SiO2・Na2S2との組合せの場合、ZnS:
AglOO重量部に対してCOO−NAl2O3もしく
は3NaA1・SiO2・Na2S2が0.5重量部乃
至10重量部であるとき良好な顔料付螢光体が得られる
。青色顔料粒子が0.5重量部より少ない場合はコント
ラスト効果が少なく、10重量部以上の場合発光輝度が
低下し、いずれの場合も目的とする顔料付螢光体は得ら
れない。上述本発明の製造方法によつて得られる顔料付
螢光体は、螢光体表面にゼラチンとアルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのう
ちの少なくとも1つの混合物被膜によつて顔料粒子が均
一に付着しており、その付着強度は従来法によつて得ら
れる顔料付螢光体よりも優れたものである。なお顔料粒
子分散液中に含まれる顔料粒子はほとんどすべて螢光体
表面に付着する。このことは螢光体分散液と顔料粒子分
散液とを混合することによつて得られる顔料付螢光体沈
澱を分離した後の残液中に顔料粒子がほとんど認められ
ないこと、および前記顔料付螢光体沈澱を洗浄した後の
洗浄液中に顔料粒子がほとんど認められないごとから確
認される。一方、ゼラチンおよびアルギン酸ナトリウム
、カルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのうち
の少なくとも1つはその全てが顔料粒子接着のために用
いられるのではなく、その一部が螢光体表面を被覆し顔
料粒子を螢光体表面に付着せしめる。このことは螢光体
分散液と顔料粒子分散液とを混合することによつて得ら
れる顔料付螢光体沈澱を分離した後の残液中にゼラチン
およびアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロ
ースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つの残留が
認められることから確認される。以上説明したように、
本発明によれば顔料粒子を螢光体表面に凝集なく均一に
、しかも強固に被覆した高輝度、高コントラストの顔料
付螢光体を得ることができる。
なお従来マイクロカプセル化法において、芯物質を被覆
(コアセルベート)する壁膜物質としてゼラチンとアル
ギン酸ナトリウム、カルポキシメチルセルロースおよび
カラゲナンのうちの少なくとも1つの混合物を用いるこ
とは知られている。しかしながら、これは本発明のよう
に螢光体表面に顔料粒子を付着せしめる場合とは異なり
、使用量が多く(本発明の場合に比べて数10倍から数
1000倍の量を使う)使い方が全く異なる。本発明の
ように螢光体表面に顔料粒子を凝集なく均一に、しかも
強固に付着せしめるにあたつて接着剤としてゼラチンと
アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースお
よびカラゲナンのうちの少なくとも1つの混合物を用い
ることは従米全く知られておらず、本発明によつて初め
てなされたものである。次に実施例によつて本発明を説
明する。
(コアセルベート)する壁膜物質としてゼラチンとアル
ギン酸ナトリウム、カルポキシメチルセルロースおよび
カラゲナンのうちの少なくとも1つの混合物を用いるこ
とは知られている。しかしながら、これは本発明のよう
に螢光体表面に顔料粒子を付着せしめる場合とは異なり
、使用量が多く(本発明の場合に比べて数10倍から数
1000倍の量を使う)使い方が全く異なる。本発明の
ように螢光体表面に顔料粒子を凝集なく均一に、しかも
強固に付着せしめるにあたつて接着剤としてゼラチンと
アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースお
よびカラゲナンのうちの少なくとも1つの混合物を用い
ることは従米全く知られておらず、本発明によつて初め
てなされたものである。次に実施例によつて本発明を説
明する。
実施例 1
酸処理ゼラチン1.0重量部を40℃の温水中に溶解し
0.3%ゼラチン水溶液を作成した。
0.3%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.3%ゼラチン水溶液に銀付活硫化亜鉛青色発光
螢光体(ZnS:Ag)100重量部を添加し、攪拌機
を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した。この
ようにして螢光体分散液を得た。一方アルギン酸ナトリ
ウム0.7重量部を水に溶解し0.3%アルギン酸ナト
リウム水溶液を作成した。この0.3%アルギン酸ナト
リウム水溶液にコバルト青青色顔料粒子(COO.Al
2O3)4重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子に
なるまで充分均一に分散した。このようにして顔料粒子
分散液を得た。次に上記螢光体分散液と顔料粒子分散液
とを撹拌しながら混合し、混合液のPH値を6に調整し
、10℃以下に冷却した後、硬化剤としてホルマリンL
重量部を攪拌しながら徐々に添加した。
螢光体(ZnS:Ag)100重量部を添加し、攪拌機
を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した。この
ようにして螢光体分散液を得た。一方アルギン酸ナトリ
ウム0.7重量部を水に溶解し0.3%アルギン酸ナト
リウム水溶液を作成した。この0.3%アルギン酸ナト
リウム水溶液にコバルト青青色顔料粒子(COO.Al
2O3)4重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子に
なるまで充分均一に分散した。このようにして顔料粒子
分散液を得た。次に上記螢光体分散液と顔料粒子分散液
とを撹拌しながら混合し、混合液のPH値を6に調整し
、10℃以下に冷却した後、硬化剤としてホルマリンL
重量部を攪拌しながら徐々に添加した。
放置後上澄み液をデカンテーシヨンにて取除き、沈澱物
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して4重量部
の顔料粒子が付着している。
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して4重量部
の顔料粒子が付着している。
またこの顔料付螢光体を電子顕微鏡にて観察したところ
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび螢光
輝度を示した。実施例 2 アルカリ処理ゼラチン0.8重量部を40℃の温水中に
溶解し0.3%ゼラチン水溶液を作成した。
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび螢光
輝度を示した。実施例 2 アルカリ処理ゼラチン0.8重量部を40℃の温水中に
溶解し0.3%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.3%ゼラチン水溶液に銀付活硫化亜鉛カドミウ
ム緑色発光螢光体〔(Zn.Cd)S:Ag〕100重
量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分
均一に分散した。このようにして螢光体分散液を得た。
一方カルポキシメチルセルロース0.4重量部を水に溶
解し0.5%カルボキシメチルセルロース水溶液を作成
した。
ム緑色発光螢光体〔(Zn.Cd)S:Ag〕100重
量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分
均一に分散した。このようにして螢光体分散液を得た。
一方カルポキシメチルセルロース0.4重量部を水に溶
解し0.5%カルボキシメチルセルロース水溶液を作成
した。
この0,5%カルボキシメチルセルロース水溶液に酸化
クロム緑色顔料粒子(Cr2O3)2重量部を添加し、
攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した
。
クロム緑色顔料粒子(Cr2O3)2重量部を添加し、
攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した
。
このようにして顔料粒子分散液を得た。次に上記螢光体
分散液と顔料粒子分散液とを攪拌しながら混合し、混合
液のPH値を4に調整した。
分散液と顔料粒子分散液とを攪拌しながら混合し、混合
液のPH値を4に調整した。
放置後上澄み液をデカンテーシヨンにて取除き、沈澱物
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して2重量部
の顔料粒子が付着している。
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して2重量部
の顔料粒子が付着している。
またこの顔料付螢光体を電子顕微鏡にて観察したところ
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 3 酸処理ゼラチン1.5重量部を40℃の温水中に溶解し
0.5%ゼラチン水溶液を作成した。
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 3 酸処理ゼラチン1.5重量部を40℃の温水中に溶解し
0.5%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.5%ゼラチン水溶液に硫セレン化カドミウム赤
色顔料粒子〔Cd(SO.6、SeO.4)〕 1重量
部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均
一に分散した。このようにして顔料粒子分散液を得た。
一方カラゲナン0.5重量部を水に溶解し0.3%カラ
ゲナン水溶液を作成した。
色顔料粒子〔Cd(SO.6、SeO.4)〕 1重量
部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均
一に分散した。このようにして顔料粒子分散液を得た。
一方カラゲナン0.5重量部を水に溶解し0.3%カラ
ゲナン水溶液を作成した。
この0.3%カラゲナン水溶液にユーロピウム付活酸硫
化イツトリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)1
00重量部を添加し、撹拌機を用いて一次粒子になるま
で充分均一に分散した。このようにして螢光体分散液を
得た。次に上記顔料粒子分散液と螢光体分散液とを攪拌
しながら混合し、混合液のPH値を6に調整した。
化イツトリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)1
00重量部を添加し、撹拌機を用いて一次粒子になるま
で充分均一に分散した。このようにして螢光体分散液を
得た。次に上記顔料粒子分散液と螢光体分散液とを攪拌
しながら混合し、混合液のPH値を6に調整した。
放置後上澄み液をデカンテーシヨンにて取除き、沈澱物
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して1重量部
の顔料粒子が付着している。
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して1重量部
の顔料粒子が付着している。
またこの顔料付螢光体を電子顕微鏡にて観察したところ
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 4 アルカリ処理ゼラチン1.5重量部を40℃の温水中に
溶解し0.5%ゼラチン水溶液を作成した。
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 4 アルカリ処理ゼラチン1.5重量部を40℃の温水中に
溶解し0.5%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.5%ゼラチン水溶液に群青青色顔料粒子(3N
aA1.Si02.Na2S2)3重量部を添加し、攪
拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した。
このようにして顔料粒子分散液を得た。一方アルギン酸
ナトリウム0.5重量部を水に溶解し0.5%アルギン
酸ナトリウム水溶液を作成した。
aA1.Si02.Na2S2)3重量部を添加し、攪
拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した。
このようにして顔料粒子分散液を得た。一方アルギン酸
ナトリウム0.5重量部を水に溶解し0.5%アルギン
酸ナトリウム水溶液を作成した。
この0.5%アルギン酸ナトリウム水溶液に銀付活硫化
亜鉛青色発光螢光体(ZnS:Ag)100重量部を添
加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分
散した。このようにして螢光体分散液を得た。次に上記
顔料粒子分散液と螢光体分散液とを攪拌しながら混合し
、混合液のPH値を4に調整した。
亜鉛青色発光螢光体(ZnS:Ag)100重量部を添
加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分
散した。このようにして螢光体分散液を得た。次に上記
顔料粒子分散液と螢光体分散液とを攪拌しながら混合し
、混合液のPH値を4に調整した。
放置後上澄み液をデカンテーシヨンにて取除き、沈澱物
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して3重量部
の顔料粒子が付着している。
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して3重量部
の顔料粒子が付着している。
またこの顔料付螢光体を電子顕微鏡にて観察したところ
、亭料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 5 酸性ゼラチン1.4重量部に40℃の温水中に溶解し0
.3%ゼラチン水溶液を作成した。
、亭料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 5 酸性ゼラチン1.4重量部に40℃の温水中に溶解し0
.3%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.3%ゼラチン水溶液にユーロピウム付活酸硫化
イツトリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)10
0重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで
充分均一に分散した。このようにして螢光体分散液を得
た。一方カルボキシメチルセルロース0.7重量部を水
に溶解し0.3%カルボキシメチルセルロース水溶液を
作成した。
イツトリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)10
0重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで
充分均一に分散した。このようにして螢光体分散液を得
た。一方カルボキシメチルセルロース0.7重量部を水
に溶解し0.3%カルボキシメチルセルロース水溶液を
作成した。
この0.3%カルボキシメチルセルロース水溶液にべん
がら赤色顔料粒子(Fe2O3)0.5重量部を添加し
、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散し
た。このようにして顔料粒子分散液を得た。次に上記螢
光体分散液と顔料粒子分散液とを攪拌しながら混合し、
混合液のPH値を6に調整した。
がら赤色顔料粒子(Fe2O3)0.5重量部を添加し
、攪拌機を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散し
た。このようにして顔料粒子分散液を得た。次に上記螢
光体分散液と顔料粒子分散液とを攪拌しながら混合し、
混合液のPH値を6に調整した。
放置後上澄み液をデカンテーシヨンにて取除き、沈澱物
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して0.5重
量部の顔料粒子が付着している。
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して0.5重
量部の顔料粒子が付着している。
またこの顔料付螢光体を電子顕微鏡にて観察したところ
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従米法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび螢光
輝度を示した。実施例 6 アルカリ処理ゼラチン1.5重量部を40℃の温水中に
溶解し0,3%ゼラチン水溶液を作成した。
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従米法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび螢光
輝度を示した。実施例 6 アルカリ処理ゼラチン1.5重量部を40℃の温水中に
溶解し0,3%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.3%ゼラチン水溶液に銀付活硫化亜鉛青色発光
螢光体(ZnS:Ag)100重量部を添加し、攪拌機
を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した。この
ようにして螢光体分散液を得た。一方アルギン酸ナトリ
ウム0.3重量部およびカルボキシメチルセルロース0
.3重量部を水に溶解しアルギン酸ナトリウムとカルボ
キシメチルセルロースの0.3%混合水溶液を作成した
。この混合水溶液にコバルト青青色顔料粒子(COO.
Al2O3)4重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒
子になるまで充分均一に分散した。このようにして顔料
粒子分散液を得た。次に上記螢光体分散液と顔料粒子分
散液とを攪拌しながら混合し、混合液のPH値を4に調
整し、10℃以下に冷却した後、硬化剤としてグルタル
アルデヒド1重量部を攪拌しながら徐々に添加した。
螢光体(ZnS:Ag)100重量部を添加し、攪拌機
を用いて一次粒子になるまで充分均一に分散した。この
ようにして螢光体分散液を得た。一方アルギン酸ナトリ
ウム0.3重量部およびカルボキシメチルセルロース0
.3重量部を水に溶解しアルギン酸ナトリウムとカルボ
キシメチルセルロースの0.3%混合水溶液を作成した
。この混合水溶液にコバルト青青色顔料粒子(COO.
Al2O3)4重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒
子になるまで充分均一に分散した。このようにして顔料
粒子分散液を得た。次に上記螢光体分散液と顔料粒子分
散液とを攪拌しながら混合し、混合液のPH値を4に調
整し、10℃以下に冷却した後、硬化剤としてグルタル
アルデヒド1重量部を攪拌しながら徐々に添加した。
放置後上澄み液をデカンテーシヨンにて取除き、沈澱物
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して4重量部
の顔料粒子が付着している。
を水で洗浄した後連続デカンタ一で分離濃縮して固形分
がおよそ85%の顔料付螢光体ケーキを得た。このケー
キを気流乾燥することによつて顔料付螢光体を得た。こ
の顔料付螢光体は螢光体100重量部に対して4重量部
の顔料粒子が付着している。
またこの顔料付螢光体を電子顕微鏡にて観察したところ
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 7 酸性ゼラチン1.4重量部を40℃の温水中に溶解し0
.3%ゼラチン水溶液を作成した。
、顔料粒子は螢光体表面に均一に付着していることが確
認され、その付着強度は下記第1表に示すように従来法
で得た顔料付螢光体よりも優れていた。この顔料付螢光
体を用いて螢光体スラリーを作成し、陰極線管のフエー
スプレート上に通常の方法で塗布し、焼成して螢光膜を
形成した。この螢光膜は良好なコントラストおよび発光
輝度を示した。実施例 7 酸性ゼラチン1.4重量部を40℃の温水中に溶解し0
.3%ゼラチン水溶液を作成した。
この0.3%ゼラチン水溶液にユーロピウム付活酸硫化
イツトリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)10
0重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで
充分均一に分散した。このようにして螢光体分散液を得
た。一方アルギン酸ナトリウム0.3重量部およびカラ
ゲナン0.4重量部を水に溶解しアルギン酸ナトリウム
とカラゲナンの0.3%混合水溶液を作成した。
イツトリウム赤色発光螢光体(Y2O2S:Eu)10
0重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になるまで
充分均一に分散した。このようにして螢光体分散液を得
た。一方アルギン酸ナトリウム0.3重量部およびカラ
ゲナン0.4重量部を水に溶解しアルギン酸ナトリウム
とカラゲナンの0.3%混合水溶液を作成した。
この混合水溶液にべんがら赤色顔料粒子(Fe2O3)
0,5重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になる
まで充分均一に分散した。このようにして顔料粒子分散
液を得た。 〉? 上に上記螢光体分散液
と顔料粒子分散液とを攪拌しながら混合し、混合液のP
H値を6に調整した。放置後上澄み液をデカンテーシヨ
ンにて取除き、沈澱物を水で洗浄した後連続デカンタ一
で分離濃縮して固形分がおよそ85%の顔料付螢光体ケ
ーキを得た。このケーキを気流乾燥することによつて顔
料付螢光体を得た。この顔料付螢光体は螢光体100重
量部に対して0.5重量部の顔料粒子が付着している。
0,5重量部を添加し、攪拌機を用いて一次粒子になる
まで充分均一に分散した。このようにして顔料粒子分散
液を得た。 〉? 上に上記螢光体分散液
と顔料粒子分散液とを攪拌しながら混合し、混合液のP
H値を6に調整した。放置後上澄み液をデカンテーシヨ
ンにて取除き、沈澱物を水で洗浄した後連続デカンタ一
で分離濃縮して固形分がおよそ85%の顔料付螢光体ケ
ーキを得た。このケーキを気流乾燥することによつて顔
料付螢光体を得た。この顔料付螢光体は螢光体100重
量部に対して0.5重量部の顔料粒子が付着している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 螢光体表面にゼラチンとアルギン酸ナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少
なくとも1つの混合物被膜を介して顔料粒子が均一に付
着していることを特徴とする顔料付螢光体。 2 螢光体100重量部に対して、15重量部以下の顔
料粒子が付着していることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の顔料付螢光体。 3 螢光体100重量部に対して、0.1重量部乃至1
0重量部の顔料粒子が付着していることを特徴とする特
許請求の範囲第2項記載の顔料付螢光体。 4 螢光体がユーロピウム付活酸硫化イットリウム螢光
体であり、顔料粒子が硫セレン化カドミウムもしくはべ
んがらであつて、螢光体100重量部に対して0.1重
量部乃至2重量部の顔料粒子が付着していることを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載の顔料付螢光体。 5 螢光体が銀付活硫化亜鉛螢光体であり、顔料粒子が
コバルト青もしくは群青であつて、螢光体100重量部
に対して0.5重量部乃至10重量部の顔料粒子が付着
していることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
顔料付螢光体。 6 ゼラチン水溶液およびアルギン酸ナトリウム、カル
ボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少な
くとも1つの水溶液のいずれか一方に螢光体を均一に分
散させて螢光体分散液とし、もう一方に顔料粒子を均一
に分散させて顔料粒子分散液とし前記螢光体分散液と顔
料粒子分散液とを混合し螢光体表面に顔料粒子を付着せ
しめることを特徴とする顔料付螢光体の製造方法。 7 螢光体100重量部に対して、顔料粒子が15重量
部以下であり、ゼラチンが0.1重量部乃至3.0重量
部であり、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つが0
.05重量部乃至1.5重量部であることを特徴とする
特許請求の範囲第6項記載の顔料付螢光体の製造方法。 8 螢光体100重量部に対して、顔料粒子が0.1重
量部乃至10重量部であることを特徴とする特許請求の
範囲第7項記載の顔料付螢光体の製造方法。 9 螢光体がユーロピウム付活酸硫化イットリウム螢光
体であり、顔料粒子が硫セレン化カドミウムもしくはべ
んがらであつて、螢光体100重量部に対して顔料粒子
が0.1重量部乃至2重量部であることを特徴とする特
許請求の範囲第8項記載の顔料付螢光体の製造方法。 10 螢光体が銀付活硫化亜鉛螢光体であり、顔料粒子
がコバルト青もしくは群青であつて、螢光体100重量
部に対して顔料粒子が0.5重量部乃至10重量部であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の顔料付
螢光体の製造方法。 11 ゼラチン水溶液およびアルギン酸ナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースおよびカラゲナンのうちの少
なくとも1つの水溶液のいずれか一方に螢光体を均一に
分散させて螢光体分散液とし、もう一方に顔料粒子を均
一に分散させて顔料粒子分散液とし前記螢光体分散液と
顔料粒子分散液とを混合し、この混合液を冷却した後こ
れに硬化剤を添加して螢光体表面に顔料粒子を付着せし
めることを特徴とする顔料付螢光体の製造方法。 12 螢光体100重量部に対して、顔料粒子が15重
量部以下であり、ゼラチンが0.1重量部乃至3.0重
量部であり、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチル
セルロースおよびカラゲナンのうちの少なくとも1つが
0.05重量部乃至1.5重量部であることを特徴とす
る特許請求の範囲第11項記載の顔料付螢光体の製造方
法。 13 螢光体100重量部に対して、顔料粒子が0.1
重量部乃至10重量部であることを特徴とする特許請求
の範囲第11項記載の顔料付螢光体の製造方法。 14 螢光体がユーロピウム付活酸硫化イットリウム螢
光体であり、顔料粒子が硫セレン化カドミウムもしくは
べんがらであつて、螢光体100重量部に対して顔料粒
子が0.1重量部乃至2重量部であることを特徴とする
特許請求の範囲第11項記載の顔料付螢光体の製造方法
。 15 螢光体が銀付活硫化亜鉛螢光体であり、顔料粒子
がコバルト青もしくは群青であつて、螢光体100重量
部に対して顔料粒子が0.5重量部乃至10重量部であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の顔料
付螢光体の製造方法。 16 前記硬化剤がホルマリンであることを特徴とする
特許請求の範囲第11項から第15項のいずれか1項記
載の顔料付螢光体の製造方法。 17 前記硬化剤がグルタルアルデヒドであることを特
徴とする特許請求の範囲第11項から第15項のいずれ
か1項記載の顔料付螢光体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15548776A JPS5917753B2 (ja) | 1976-12-23 | 1976-12-23 | 顔料付螢光体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15548776A JPS5917753B2 (ja) | 1976-12-23 | 1976-12-23 | 顔料付螢光体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5378986A JPS5378986A (en) | 1978-07-12 |
JPS5917753B2 true JPS5917753B2 (ja) | 1984-04-23 |
Family
ID=15607111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15548776A Expired JPS5917753B2 (ja) | 1976-12-23 | 1976-12-23 | 顔料付螢光体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917753B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60199353A (ja) * | 1984-03-22 | 1985-10-08 | Kiyoshi Kumabe | 稚魚用飼料の製造処理方法 |
JPS6131045A (ja) * | 1984-07-24 | 1986-02-13 | Kiyoshi Kumabe | 養殖魚への薬剤の投与方法 |
JP2770629B2 (ja) * | 1991-12-26 | 1998-07-02 | 日亜化学工業株式会社 | 陰極線管用蛍光体及びその表面処理方法 |
JP3978961B2 (ja) | 1998-12-25 | 2007-09-19 | 特種製紙株式会社 | 偽造防止用紙に使用する蛍光発色粒子、その製造方法、及び蛍光発色粒子を使用した偽造防止用紙 |
DE102005047609A1 (de) * | 2005-10-05 | 2007-04-12 | Giesecke & Devrient Gmbh | Echtheitssicherung von Wertdokumenten mittels Merkmalsstoffen |
-
1976
- 1976-12-23 JP JP15548776A patent/JPS5917753B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5378986A (en) | 1978-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4152483A (en) | Pigment coated phosphor and process for manufacturing the same | |
US4219587A (en) | Process for producing pigment-coated phosphors | |
JPS5937037B2 (ja) | 螢光体の製造方法 | |
EP0019710B1 (en) | Filter-coated phosphor | |
JPH02308892A (ja) | 蛍光体およびその処理方法 | |
US4297390A (en) | Process for the preparation of a red emitting phosphor coated with red iron oxide and its application | |
JPS5917753B2 (ja) | 顔料付螢光体およびその製造方法 | |
KR920010099B1 (ko) | 안료부착 형광체의 제조방법 | |
KR940007563B1 (ko) | 안료부착 형광체 및 그 제조방법 | |
JP3874508B2 (ja) | 蛍光体複合物 | |
US5739632A (en) | Luminescent phosphor screen containing catena-polyphosphate | |
JPS6041106B2 (ja) | 顔料付螢光体およびその製造方法 | |
JPS63284290A (ja) | カラ−テレビジヨン用螢光体 | |
JP2000053959A (ja) | アミド基含有又はウレタン基含有有機バインダ―を含む蛍光体組成物 | |
JPS6164784A (ja) | 顔料付螢光体の製造方法 | |
JPS597748B2 (ja) | 顔料付螢光体およびその製造方法 | |
JP3205085B2 (ja) | 青色顔料及び顔料付青色発光蛍光体 | |
GB1567596A (en) | Pigment coated phosphors | |
JPS6041105B2 (ja) | 顔料付螢光体およびその製造方法 | |
JP2956822B2 (ja) | 陰極線管用蛍光体 | |
JPH02178387A (ja) | 赤色発光蛍光体およびその処理方法 | |
JPS598380B2 (ja) | 顔料付螢光体の製造方法 | |
JPH05209173A (ja) | 青色顔料の製造方法及び顔料付青色発光蛍光体 | |
JP4619521B2 (ja) | カラーブラウン管用表面処理蛍光体およびカラーブラウン管素子 | |
JPH0662942B2 (ja) | 陰極線管用螢光体 |