JPS5917740Y2 - 無限軌道走行装置における過負荷防止装置 - Google Patents
無限軌道走行装置における過負荷防止装置Info
- Publication number
- JPS5917740Y2 JPS5917740Y2 JP9121078U JP9121078U JPS5917740Y2 JP S5917740 Y2 JPS5917740 Y2 JP S5917740Y2 JP 9121078 U JP9121078 U JP 9121078U JP 9121078 U JP9121078 U JP 9121078U JP S5917740 Y2 JPS5917740 Y2 JP S5917740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idler wheel
- track
- idler
- overload
- prevention device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、無限軌道走行装置における過負荷防止装置に
関するものである。
関するものである。
収穫用農作業機においては走行装置に無限軌道装置のも
のが多く採用されているが、作業機の経済性の追求や作
業場所が地盤の軟弱な圃場であるという諸々の条件から
無限軌道走行装置の小型、軽量化は重要な技術課題の一
つである。
のが多く採用されているが、作業機の経済性の追求や作
業場所が地盤の軟弱な圃場であるという諸々の条件から
無限軌道走行装置の小型、軽量化は重要な技術課題の一
つである。
係る課題の解決に際しては必要十分な強度を前提に置い
て設計されなければならないのであるが、走行装置に関
してはこれ自体の欠陥が農作業機全体の寿命に直結する
ものであるため、小型、軽量化や経済化の達成には難し
い面があった。
て設計されなければならないのであるが、走行装置に関
してはこれ自体の欠陥が農作業機全体の寿命に直結する
ものであるため、小型、軽量化や経済化の達成には難し
い面があった。
例えば、無限軌道走行装置においては走行中に回走せる
無限軌道履帯内に石などが入り込んだ際に遊動輪軸や駆
動軸に異常な負荷が加わり、これらの軸が曲ってしまう
現象が発生したり、場合によっては遊動輪軸や駆動軸を
支架せる車台を損傷したり、或いは駆動軸の伝動ギヤ装
置を損壊したりするなどの現象が露見され、いきおい遊
動輪軸や駆動軸の必要十分な強度の決定に際しては正常
な走行時を基礎とした場合より強度上余分な余裕を持た
せなければならず、小型、軽量化や経済化の達成には上
記した不測の事態への危惧が付髄していた。
無限軌道履帯内に石などが入り込んだ際に遊動輪軸や駆
動軸に異常な負荷が加わり、これらの軸が曲ってしまう
現象が発生したり、場合によっては遊動輪軸や駆動軸を
支架せる車台を損傷したり、或いは駆動軸の伝動ギヤ装
置を損壊したりするなどの現象が露見され、いきおい遊
動輪軸や駆動軸の必要十分な強度の決定に際しては正常
な走行時を基礎とした場合より強度上余分な余裕を持た
せなければならず、小型、軽量化や経済化の達成には上
記した不測の事態への危惧が付髄していた。
そこで、本考案は、上記した不測の事態に際しても良好
に対処し得て、併せ小型、軽量化や経済性を簡単な構成
をもって良好に達成し得るような無限軌道走行装置にお
ける過負荷防止装置に就いて考案したもので、車台に装
着せる駆動輪及び遊動輪に無限軌道履帯を懸回してなる
無限軌道走行装置において、遊動輪軸を軸支せる遊動輪
軸支持体を前記車台に前後に摺動自在に装設し、該支持
体には前記遊動輪軸と平行に挿通孔を穿設して係着部を
形威し、該係着部に遊動輪軸支持体を前後に摺動、固定
すべく車台に設けた緊張螺杆を前記挿通孔に挿通する過
負荷規制ピンにて係着するようになしたことを特徴とす
る。
に対処し得て、併せ小型、軽量化や経済性を簡単な構成
をもって良好に達成し得るような無限軌道走行装置にお
ける過負荷防止装置に就いて考案したもので、車台に装
着せる駆動輪及び遊動輪に無限軌道履帯を懸回してなる
無限軌道走行装置において、遊動輪軸を軸支せる遊動輪
軸支持体を前記車台に前後に摺動自在に装設し、該支持
体には前記遊動輪軸と平行に挿通孔を穿設して係着部を
形威し、該係着部に遊動輪軸支持体を前後に摺動、固定
すべく車台に設けた緊張螺杆を前記挿通孔に挿通する過
負荷規制ピンにて係着するようになしたことを特徴とす
る。
以下、本考案装置の実施例に就いて、添附図面に例示せ
る実施例装置に従かい具体的に説明する。
る実施例装置に従かい具体的に説明する。
第1図は、本考案に係る無限軌道装置Aを移動式脱穀機
に採用したもので、Bは搭載脱穀機である。
に採用したもので、Bは搭載脱穀機である。
無限軌道走行装置Aの車台aは、前後の横杆(図示して
いない)に縦杆1,1を左右に固着して構威し、該縦杆
1,1の前部外側面に鉄板を孔形に折曲成形せるブラケ
ット2を溶着する。
いない)に縦杆1,1を左右に固着して構威し、該縦杆
1,1の前部外側面に鉄板を孔形に折曲成形せるブラケ
ット2を溶着する。
該車台aの後部には駆動軸3を軸架し、これに駆動輪4
を軸支させ、一方、車台aの前部にはその前側に前方に
向は開放するコ字形の係着部5aを形成せる遊動輪軸支
持体5を前記ブラケット2に前後に摺動自在に嵌挿させ
て装設し、この支持体5の下部に遊動輪軸6を軸着し、
該遊動輪軸6に遊動輪7を回動自在に軸支させる。
を軸支させ、一方、車台aの前部にはその前側に前方に
向は開放するコ字形の係着部5aを形成せる遊動輪軸支
持体5を前記ブラケット2に前後に摺動自在に嵌挿させ
て装設し、この支持体5の下部に遊動輪軸6を軸着し、
該遊動輪軸6に遊動輪7を回動自在に軸支させる。
そして、該遊動輪7と前記駆動輪4に無限軌道履帯すを
懸回する。
懸回する。
前記車台aのさらに前部には、前後方向の貫通孔を穿設
せる突片11を左右方向における側外方に向は突出すべ
く溶着し、該突片11の貫通孔にその後端側に左右方向
の係合孔を穿設せる係合体8aを固着した緊張螺杵8を
挿通する。
せる突片11を左右方向における側外方に向は突出すべ
く溶着し、該突片11の貫通孔にその後端側に左右方向
の係合孔を穿設せる係合体8aを固着した緊張螺杵8を
挿通する。
該緊張螺杵8の係合体8aを前記係着部5aに係入し、
この緊張螺杵8を係着部5aの挿通孔に抜挿自在に挿通
する過負荷規制ピン9にて係合体8aの係合孔を貫通さ
せて係架取着する。
この緊張螺杵8を係着部5aの挿通孔に抜挿自在に挿通
する過負荷規制ピン9にて係合体8aの係合孔を貫通さ
せて係架取着する。
該過負荷規制ピン9は、その剪断応力が遊動輪軸6の曲
げ応力より小なるように同材質において小径となす。
げ応力より小なるように同材質において小径となす。
前記緊張螺杵8はナツト12との螺合緊締により前記遊
動輪支持体を前方へ摺動させ無限軌道履帯すを緊張調整
する。
動輪支持体を前方へ摺動させ無限軌道履帯すを緊張調整
する。
なお、実施例装置において、10は、無限軌道履帯すを
踏圧案内する転輪であり、Cは、駆動軸3を駆動伝動す
る原動機である。
踏圧案内する転輪であり、Cは、駆動軸3を駆動伝動す
る原動機である。
係る構成となした本考案の無限軌道走行装置における過
負荷防止装置によれば、回走せる無限軌道履帯す内に異
物が入り込むなど、遊動輪軸6や駆動軸3に異常負荷が
加わるような状態が生起した場合には、これらの軸3,
6に曲がりが発生することのない許容曲げ応力より若干
小なる剪断応力をもつ過負荷規制ピン9が折損するよう
になすものであるから、前記遊動輪軸6に、該軸6が折
曲されるような過大な曲げ荷重を負わせることがなくな
り、また、過負荷規制ピン9が折損した場合において遊
動輪軸支持体5は車台aに対して自由に前後摺動される
から過負荷発生と同時的にこれを解消することができる
ために、遊動輪支持軸6や駆動軸3の軸径の決定に際し
ては、正常に走行時を基礎とした軸径を不測の事態を危
惧することなく採用でき、また、駆動軸3の伝動ギヤ装
置(図示していない)を損壊することなく同時に小型、
軽量化や経済性の遠戚にも貢献できる。
負荷防止装置によれば、回走せる無限軌道履帯す内に異
物が入り込むなど、遊動輪軸6や駆動軸3に異常負荷が
加わるような状態が生起した場合には、これらの軸3,
6に曲がりが発生することのない許容曲げ応力より若干
小なる剪断応力をもつ過負荷規制ピン9が折損するよう
になすものであるから、前記遊動輪軸6に、該軸6が折
曲されるような過大な曲げ荷重を負わせることがなくな
り、また、過負荷規制ピン9が折損した場合において遊
動輪軸支持体5は車台aに対して自由に前後摺動される
から過負荷発生と同時的にこれを解消することができる
ために、遊動輪支持軸6や駆動軸3の軸径の決定に際し
ては、正常に走行時を基礎とした軸径を不測の事態を危
惧することなく採用でき、また、駆動軸3の伝動ギヤ装
置(図示していない)を損壊することなく同時に小型、
軽量化や経済性の遠戚にも貢献できる。
そして、過負荷規制ピン9が折損した場合には新たな過
負荷規制ピン9を挿通係着すればよく簡単に元の正常な
状態に復帰させることができる。
負荷規制ピン9を挿通係着すればよく簡単に元の正常な
状態に復帰させることができる。
など多くの実用的効果を奏する。
図面は、本考案装置の一実施例を示すもので、第1図は
、本考案装置を採用せる移動式脱穀機の全体斜視図であ
り、第2図は、本考案装置の要部斜視図である。
、本考案装置を採用せる移動式脱穀機の全体斜視図であ
り、第2図は、本考案装置の要部斜視図である。
Claims (1)
- 車台に装着せる駆動輪及び遊動輪に無限軌道履帯を懸回
してなる無限軌道走行装置において、遊動輪軸を軸支せ
る遊動輪軸支持体を前記車台に前後に摺動自在に装設し
、該支持体には前記遊動輪軸と平行に挿通孔を穿設して
係着部を形威し、該係着部に遊動輪軸支持体を前後に摺
動、固定すべく車台に設けた緊張螺杆を前記挿通孔に挿
通する過負荷規制ピンにて係着するようになした無限軌
道走行装置における過負荷防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9121078U JPS5917740Y2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無限軌道走行装置における過負荷防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9121078U JPS5917740Y2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無限軌道走行装置における過負荷防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS558068U JPS558068U (ja) | 1980-01-19 |
JPS5917740Y2 true JPS5917740Y2 (ja) | 1984-05-23 |
Family
ID=29020270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9121078U Expired JPS5917740Y2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無限軌道走行装置における過負荷防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917740Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-30 JP JP9121078U patent/JPS5917740Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS558068U (ja) | 1980-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3049511B2 (ja) | クローラ式車両のクローラ装置 | |
JPH0450091A (ja) | 車両のチェーン調節装置 | |
US5267623A (en) | Mounting structure for a power unit of an automobile | |
JPS5917740Y2 (ja) | 無限軌道走行装置における過負荷防止装置 | |
JP7300400B2 (ja) | 駆動ユニット | |
JP3224994B2 (ja) | 電動運搬車のバッテリ収納構造 | |
JPS6348629Y2 (ja) | ||
JPS633350Y2 (ja) | ||
US3246911A (en) | Tandem axle suspension | |
CN218114876U (zh) | 一种四履带牵引机 | |
JP2556587Y2 (ja) | トラクターの安全フレーム装置 | |
JPH0132489Y2 (ja) | ||
JP2553402Y2 (ja) | トラクターの安全フレーム折り曲げ構造 | |
JPS59164279A (ja) | 自動二輪車におけるリヤア−ムの取付け構造 | |
JP2699776B2 (ja) | 移動棚設備 | |
JP2569119Y2 (ja) | コンバインのテンションクラッチ配設構造 | |
JPS631672Y2 (ja) | ||
JPH022084Y2 (ja) | ||
FR2861017A1 (fr) | Dispositif d'amelioration de la tenue de route et le roulis des vehicules routiers | |
JP2607018Y2 (ja) | 自走型移植機の補助輪装置 | |
JP2009006859A (ja) | クローラ式走行装置 | |
US2176386A (en) | Chassis for automotive vehicles | |
JP3768126B2 (ja) | 作業機 | |
JP2598299Y2 (ja) | 動力車両の駐車ブレーキ装置 | |
JPH0713447Y2 (ja) | 乗用田植機 |