JPS59177114A

JPS59177114A - セラミツクフイルタ−用マスクの製造法

Info

Publication number: JPS59177114A
Application number: JP58048946A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ogawa; 裕小川; Shoji Asai; 浅井　鍾治; Masashi Otaka; 大鷹　昌司
Original assignee: NGK Insulators Ltd
Current assignee: NGK Insulators Ltd
Priority date: 1983-03-25
Filing date: 1983-03-25
Publication date: 1984-10-06
Also published as: JPH0353005B2; US4563414A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、多孔質セラミックハニカム構造体を用いてセ
ラミックフィルターを製造する際に用いられるセラミッ
クフィルター用マスクの製造法に関する。

自動車の内燃機関の排出ガスを浄化するために第１図お
よび第２図に示すように、多数の貫通孔３を有する多孔
質セラミックハニカム構造体２のｍ面の所定の貫通孔を
封じ材４で封するとともに他端ｌにおいて残りの貫通孔
、すなわち一端面で封じられていない貫通孔を封じ材４
で封じたセラミックフィルター１が提案されている。

このようなセラミックフィルターを製造する方法が、特
開昭５７−７２１５号および特開昭５８−３７４８１号
に開示されている。すなわち第８図に示すように多数の
貫通孔を有する多孔質セラミックハニカム構造体２の一
端面を封すると共に、残りの貫通孔の他端面を封するた
めに所定の貝通孔と対応する貫通孔６を有するマスク５
をセラミックハニカム構造体２の開口端面に置きそのマ
スク５の貫通孔６より封じ材４を封じ材加圧用ピストン
７により注入して所定の貫通孔の端部を封じてセラミッ
クフィルター１を得ることが示されている。

このようなマスクの製造法として、セラミックハニカム
構造体の封じ材が注入される貫通孔に対応する部分を凸
部にした金型を製作し、その金型にシリコン、あるいは
ウレタンポリマーを流し込み硬化させて得る方法が提案
されている（ヨーロッパ特許出願公開第７０６７１号明
細誉）。

ところが、セラミックハニカム構造体は成形あるいは焼
成の際に±あるいは変形を受けているので前記のような
マスクが弾性と自在性を備えていても、全てのセラミッ
クハニカム構造体の開口端面に整合することは困難であ
り、そのため金型全多数準備する必要がある。特に、１
ｃｍ２当り５〜６０個の貫通孔を有するセラミックハニ
カム構造体においては、微細な加工が必要な金型を製作
することになり、経済的でない。

本発明はこのような欠点を解消する゛ためになされたも
ので、多孔質セラミックハニカム構造体を用いてセラミ
ックフィルターを得るためのマスクの製造法において、
多孔質セラミックハニカム構造体開口端面の封じ材が注
入される貫通孔に対応する部分は紫外線が透過しないよ
うに、かつ封じ材が注入されない貫通孔に対応する部分
は紫外線が透過するように紫外線透過性フィルムを作成
し、次いでそのフィルムを紫外線硬化樹脂上に貢ぎ紫外
線照射した後、紫外線未硬化部分を除去するセラミック
フィルター用マスクの製造法である。

本発明の旺細を第４図のフローチャートに沿って説明す
る。

まず第１の工程はセラミックハニカム構造体を準備する
ことである。本発明のマスクは封じ材が注入されるセラ
ミックハニカム構造体を直接対象にしているので、遠択
されるセラミックハニカム構造体はできる限りセラミッ
クハニカム４１１１体の＝ａロットを代表するものが埴
ましい。セラミックハニカム構造体は封じ材の種類ある
いは製造順序により押し出し成形品あるいは焼成品が対
象にされる。

第２の工程は紫外線透過性フィルムを作成する工程であ
る。まず前記の工程で選ばれたセラミックハニカム構造
体の貫通孔の開口一端面のパターン認識を行う。パター
ン認裁の方法としては、写真撮影あるいはＴＶカメラが
用いられる。

写真撮影の場合には得られた陰画フィルムを基にして、
封じ材で封じられる貫通孔に相当する部分を紫外線が透
過しないように処置を施した紫外線透過性フィルムを作
成する。

ＴＶカメラによる場合は第５図に示すように、セラミッ
クハニカム構造体２の開口端面の貫通孔の位置をＴＶカ
メラ１１により読み取り、その１ｇ号をマイクロコンピ
ュータ１２へ入力しそのマイクロフンピユータにより封
じようとしているセラミックハニカム構造体の開口端面
の貫通孔の位置を演算処理し、次いでＸＹプロッター１
８により封じ材が注入されるマスクの貫通孔に相当する
配置図１４を得る。

この配置図１４は、マスクの貫通孔に相当する部分は黒
く塗りつぶされ、その形状は貫通孔の形状に従って円形
、４角形、８角形等の図形にて表され、かつその孔の大
きさはセラミックノ−ニカム構造体の貫通孔と同一形状
もしくは小きく描かれる。さらに、この配置図１４は作
成されるマスフカセラミックハニカム構造体の開口端面
の１ｉｎ孔と完全に対応するため、セラミツクツ・ニカ
ム構造体の開口端面の配置と同じ配置で描かれる。この
ようにして得られた配置図を写真撮影して、紫外＃透過
性フィルム１５を作成する。なお、配置図を透明なフィ
ルムで作成する場合はそのフィルムが直接紫外線透過性
フィルム１５として使用される０第８の工程は、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン
、ジアクリレートまたは変性ポリビニールアルコールを
主成分とする紫外扉硬化樹脂をシート状に成形し、その
シート上に１ｆｉＪ記の工程で得られた紫外線透過性フ
ィルムを載せ、紫外線を照射することにより樹脂を硬化
させる工程である。

本発明の一実施例を第６図により説明すると、紫外線透
過性のガラス板１６上に、紫外線透過性フィルム１５お
よびカバーフィルム１７を載せ、そのカバーフィルム１
７上に脱泡処理した紫外線硬化樹脂１８を均一な厚さの
シート状に展伸する。

次いで、そのシート状の紫外線硬化樹脂１８の上にカバ
ーフィルム１７とガラス板１６を置いて紫外線硬化樹脂
１８がガラス板１６．１６’でサンドインチ状にしたも
のを、紫外線照射機１９の照射室に紫外線照射ランプ２
０側に紫外線透過性フィルム１５が対向するように置き
、紫外ｍ硬化樹脂１８を紫外線透過性フィルム１５のパ
ターン、すなわちセラミックハニカム構造体の封じ利で
封じられない貫通孔に相邑する部分が紫外線照射される
。

紫外線硬化樹脂の種類は、封じ材が付着しにくいもので
、セラミックハニカム構造体の大きさに応じた強度の面
から遣択される。

カバーフィルム１７は紫外線を透過しかつ紫外ないもの
が選ばれる。

紫外線照射時間は紫外線硬化樹脂の種類、その厚さ、紫
外線照射源等の条件によって定められるが、通常１〜１
５分の範囲である。

紫外線照射源は前記の紫外線照射ランプの他、水銀灯、
アーク灯等が用いられる。

第４の工程は、前記の紫外線照射された紫外線硬化樹脂
を食刻してセラミックフィルター用マスクを得る工程で
ある。すなわち、紫外線硬化樹脂い１の紫外線照射され
た部分以外を食刻液で溶解するのである０食刻液の種類
は、紫外線硬化樹脂（こ適するものを用いれはよく、水
、アルカリ溶成、アルコール類等である。

紫外線硬化樹脂の食刻を効率よく行い、しかも１セラミ
ツクフイルター用の微細なマスクを得るにはブラシを用
いたり、食刻液をジェット噴射させたり、超音波洗浄装
置の利用が有効である。

食刻後、紫外線硬化樹脂を洗浄乾燥してセラミックフィ
ルター用マスクを得る。

このようにして得られるセラミックフィルター用マスク
は、第７図および第８図に示されるように、セラミック
ハニカム構造体の外形と一蚊し刺し拐が注入される貫通
孔６を有する平板状のセラミックフィルター用マスク５
である。

本発明によって得られるセラミックフィルター用マスク
は平板状に限られるものではなく、第９図、第１０図に
示されるように、封じ材が注入される貫通孔６と封じ材
が注入されないセラミックハニカム構造体の貫通孔へ流
入しないようにするためのその貫通孔へ挿入される凸部
８とを備えたセラミックフィルター用マスク５を得るこ
とができる。

このようなセラミックフィルター用マスクヲ得る方法は
、第２の工程の紫外線透過性フィルムを作成する段階で
、さらに凸部８に対応する第２の紫外線透過性フィルム
ｌ　５’を作成すれはよい。

ＴＶカメラによる配置図の作成法について説明すると、
ＸＹブロック−１３により封じない貫通孔の配置図１４
′を作成し、この配置図１４′をもとに紫外線透過性フ
ィルム１５′を作成する。

次に、この紫外線透過性フィルム１′５／を第１１図に
示すように、封じ材が注入される貫通孔に対応する紫外
線透過性フィルム１５と共に、すでに説明した第３の工
程の要領に沿って紫外線硬化樹脂１８を紫外線照射し食
刻してセラミックフィルター用マスクが得られる。紫外
線照射は紫外線硬化樹脂の両面を同時あるいは片面ずつ
行ってもよい。ここで、紫外線照射する場合封じ材が注
入される貫通孔６と注入されない凸ＷＩ８とに対応する
紫外線透過性フィルム１５．１５’の位置合わせが重要
である。

また、セラミックフィルター用マスクの凸部８は封じ材
が注入される貫通孔６の厚みより厚く形成することが望
ましいが、このことは凸部８を形成するため紫外線が照
射されるとき、その紫外線が紫外線硬化樹脂中で散乱さ
れ、その結果食刻後テーバ状の凸部が形成されることに
なるか、テーバ状の凸部はセラミックハニカム構造体へ
の装着が容易となる効果を有するものである。

以上の説明で明らかなように、本発明の方法で得られる
セラミックフィルター用マスクは封じ材が注入されるセ
ラミックハニカム構造体に完全に対応するものであるた
め、セラミックフィルター用マスクはセラミックハニカ
ム構造体に整合するものであり、柚々のセラミックフィ
ルターの製造に適用できるものであって、産業の発展に
を与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はセラミックフィルターの一例を示す正面図、第
２図は第１図の一部切欠側田ｊ図、第３図はマスクな用
いて封じ材を注入して得られるセラミックフィルターの
ｉ＃危法を説明するための概略図、第４ＩＡは不発明の
工程をｄ９明するためのフローチャート、８ＰＪｂ図は
不発明の一実施例である紫外線透過性フィルムをＴＶカ
メラによりセラミックハニカム構造体のパターン認識さ
せて得る方法を説明するための模式図、第６図は本発明
の一実施例である紫外線照射の工程を説明するための模
式図、第７図は不発明Ｇこよって得られる七ラミックフ
ィルター用マスクの一実施例を示す平面図、第８図は第
７図の断面図、第９図は本発明によって得られるセラミ
ックフィルター用マスクの他の一実施例を示す平面図、
第１０図は第９図の断面図、第１　’１図は本うむ明の
他の一実施例である紫外線照射の工程を説明するだめの
模式図である。１・・・セラミックフィルター、２・・・セラミックハ
ニカムａｈ体、３・・・セラミックハニカム構造体の貫
通孔、４・・・封じ利、５・・・セラミックフィルター
用マスク、６・・・セラミックフィルター用マスクの貫
通孔、７・・・封じ付加圧用ピストン、８・・・セラミ
ックフィルター用マスクの凸部、１１・・・ＴＶカメラ
、１２・・マイクロコンピュータ、■３・・・ＸＹプロ
ッター、１４．１４’・・配置図、１５．１５’・・・
紫外巌透過性フィルム、１６．１６’・・・カラス板、
１７・カバーフィルム、１８・・・紫外ｍ硬化樹脂、１
９・・・紫外線照射機、２０・・・紫外線照射ランプ。ｈ晒　　　派

Claims

【特許請求の範囲】Ｌ　多孔質セラミックハニカム構造体を用いてセラミッ
クフィルターを得るためのマスクの製造法において、多
孔質セラミックハニカム構造体開口端面一の封じ材か注
入される貫通孔に対応する部分は紫外線が透過しないよ
うにかつ封じ材が注入されない貫通孔に対応する部分は
紫外線が透過するように紫外線透過性フィルムを作成し
、次いでそのフィルムを紫外線硬化樹脂上に置き紫外線
照射した後、紫外線未硬化部分を除失することを特徴と
するセラミックフィルター用マスクのＭＭ法。ム　封じ材が注入される貫通孔を表示する紫外線透過性
フィルムおよび封じ材が注入されない貫通孔を表示する
紫外線透過性フィルムをそれぞれ作成し、それらのフィ
ルムを紫外線恢化樹脂の画面に配置し紫外線照射をする
特許請求の範囲第１項記載のセラミックフィルター用マ
スクの製造法。