JPS61204016A - フイルタ−及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車等における空気、燃料、潤滑剤或いはそ
の他の流体の濾過に使用するフィルター及びその製造方
法に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

上記フィルターは一般に繊維シート紙を折り曲げた折曲
構体よりなる濾材の両端面に鉄板等よりなる端板を接着
剤により接着して製造しているが、このように接着剤等
を用いるとその硬化に硬化炉と時間を要し、設備が高価
になると共に作業性が悪く、量産上不都合であった。ま
た端板は鉄板よりなるので重量が重く、錆を生ずる欠点
があった。

本発明はかかる問題を解決するもので、紫外線硬化型樹
脂組成物のプリプレグシートを用いることにより、上記
欠点を除去するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は紫外線硬化型樹脂組成物により未硬化のプリプ
レグシートを構成すると共にこのプリプレグシートを上
記濾材の端面に当接し、次にこのプリプレグシートに紫
外線を照射し、このプリプレグシートを短時間で硬化せ
しめてフィルターを製造するものである。なお、本発明
においてプリプレグシートとは必ずしも含浸とは限らず
チョツプドストランド人りシートコンパウンド等のもの
も含むものとする。このチョツプドストランド人すシー
トコンパウンドは例えば紫外線硬化型樹脂を被着した２
枚の樹脂フィルム間にチョップドストラフトを介在させ
てプレスしシート状にしたもの（この場合チョツプドス
トランドはマント状にしたものでも良い）、或いはチョ
ツプドストランドと紫外線硬化型樹脂とを混練したもの
を樹脂フィルム上に押し出しシート状にしたもの等何れ
のものでも良い。また、フィルターの端面とはその孔の
開口している面を意味するものとする。

なお、実施例ではこのプリプレグシートはエポキシより
なるものを用いているが、不飽和ポリエステル等地の樹
脂よりなるプリプレグシートを用いるようにしてもよい
。また濾材は紙を経文状に折り曲げたものを用いている
が、多孔質の材料を用いてもよい。

°　　前述の紫外線硬化型樹脂組成物としては上記エポ
キシ樹脂の外に光重合性基を有する化合物、例えばアク
リロイル基、メタクリロイル基、アクリルアミド基、マ
レイン酸ジエステル基、アリル基、ビニルエーテル基、
ビニルアミノ基、グリシジル基、アセチレン性不飽和基
等を有する化合物が挙げられる。

〔作　用〕

上記紫外線硬化型樹脂組成物よりなるプリプレグシート
は一旦紫外線を照射したならば１分以内の短時間に硬化
するので、作業性がよく、自動製造ラインに組込むこと
ができ、量産に適すると共に設備費も安価にすむもので
ある。

〔実施例〕

第１図示のような上記紫外線硬化型エポキシ樹脂１はエ
ポキシ樹脂２、エポキシ樹脂３、有機硅素化合物４を１
００°Ｃの状態で混合し、これに光硬化触媒５を加えて
１００℃の状態で混合したものである。

上記樹脂２，３．化合物４及び触媒５の材質及び混合比
は以下の通りである。

■紫外線硬化型エポキシ樹脂組成物１ ・樹脂２：エピコート８２Ｂ　　　　　１２重量部（ン
由化シェルエポキシ　０聯、ビスフェノール　Ａ型エポ
キシ樹月１・樹脂３；エピコート１００１　　　　４８
重量部（〃〃） ・化合物４：　ＫＢＭ　　２０２　　　　　２重量部（
イ言越化学工業、　ンフェニルシメトキシシラン）・光
硬化触媒５　：　Ｕ　Ｖ　Ｅ　−１０１４０，６重量部
（ジェネラルエレクトリック社、トリアリールスルネニ
ウム塩のブＵピレンカーネネート　５０％溶液）ト記紫
外線硬化型エポキシ樹脂組成物１をプリプレグシート６
にするためにはこれを第２図示のように紫外線のない室
内において含浸槽１０内に入れ、この含浸槽１０を加熱
装置１１により約１００℃に加熱しつつロービング・ク
ロス等の紫外線を透過する材料よりなる基材１２を含浸
槽１０内に送り、次にその含浸した基材１２の裏面に離
型紙１３を当てつつ送ってコイル状に巻取って製品とし
たものである。

上記基材１２の材料としては以下のものが挙げられる。

■ガラス繊維（種々の加工形態があり、例えば単繊維マ
ットとしてサーフェスマット、長繊維マットとしてスト
ランド）、■を機繊維（線状ポリエステルなどの合成繊
維、合成繊維の不織布）等が用いられる。

上記プリプレグシートはその表面が乾燥状態のパサパサ
状或いは粘着状態のベトベト状或いはその中間状態等任
意の状態のものでよい。

次にフィルターを製造するには第３図示のようにプリプ
レグシート６をドーナソツ状の理詰６ａに打ち抜き、そ
の上に同様の紫外線硬化型樹脂組成物のプライマー２０
をスクリーン、ステンシル、トレーシング等により塗布
する。なお、プリプレグシート６自体に粘着性があると
きにはこのプライマー２０は必要ない。またプリプレグ
シート６を熱風等により予熱して一部溶融させ、粘着性
をもたせてもよい。

かくしてプリプレグシート６の理詰６ａを紙を経文状に
折り曲げて筒状に形成した濾材２１の両端面に当接し、
この理詰６ａの外側より内面に離型剤２２を塗布した紫
外線を透過する石英ガラスよりなる型２３を押しつけ、
その外方より紫外線２４を照射すると理詰６ａ及びプラ
イマー２０は１分以内の短時間で硬化し、かつ濾材２１
に所定の縦寸法で正確に固着し７たフィルターが得られ
るものである。

天１超ｉｌ＋　　１ ■紫外線硬化型エポキシ樹脂組成物１ ・樹脂２：エピコート８２８　　　　１２重量部（ン由
化シェルエポキシ　側ビスフェノール　＾　型エポキシ
相方１・樹脂３：エピコート１００１　　　　４８重量
部・化合物４：　ＫＢＭ　　２０２　　　　　２重量部
（イ言越化学工業、　シフェニルシメトキシシラシ）・
光硬化触媒５：　ＵＶＥ−１０１４０，６重量部（ジェ
ネラルエレクトリック社、トリアリールスルネニウム塩
のブＵピレンカーボネート　５０　％溶液）■基材１２ ＷＲ５７０Ｂ　　（日東紡Ｘ！　、ロービングクロス）
■製造工程 ｉ）プリプレグ打抜（外径２００φ内径１００φ）ｉｉ
）プライマー塗布 （ＴＢ３１１１．スリーボンド、紫外線硬化型エポキシ
樹脂）又は熱風により加熱 ｉｉｉ　）濾過布にセット　（日本Ｊ警伺−ン、　ＦＣ
−５５ＯＮＫ。

８００ｍ巾、　５０エレメント　） ｉｖ）両面を離型処理を施した２鰭厚石英ガラス板にて
おさえ、紫外線照射（４０ｍＷ／　ＣＩ！×３０秒） （ランプは出力４ｋＨの高圧水銀灯） ■）おさえ板をはずして完成 ■結　果 プライマー使用のもの、熱風加熱のものともに、短時間
で自動車用エアーフィルターを得ることができた。

■効　果 この方法によれば、濾材の材質、形状に関係な〈従来の
製造方法に比べ飛躍的に作業能率を高め、従って製造コ
ストを大幅に下げることが可能となった。

〔効　果〕

以上のように本発明によればプリプレグシートに紫外線
を照射すればプリプレグシートは短時間に硬化して濾材
に固着するので作業性がよいと共に設備費も安く、大量
生産に適すると共にプリプレグシートを通してそれと濾
材との接着状態を検査できるものである。また、端板は
樹脂よりなるので軽量であると共に錆を生じることがな
いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における紫外線硬化型樹脂組成物の製造
方法の説明図、第２図はそのプリプレグシートの製造方
法の説明図、第３図は本発明方法の実施例の説明図であ
る。 ６・・・・・・プリプレグシート、６ａ・・・・・・環
盤、２１・・・・・・濾材、２４・・・・・・紫外線。 箋１０ 簿２國 θ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）紫外線硬化型樹脂組成物により未硬化のプリプレ
   グシートを構成し、このプリプレグシートを他の濾材の
   端面に当接してそれに紫外線を照射し、このプリプレグ
   シートを硬化せしめてなるフィルターの製造方法。
2. （２）フィルターの端面が紫外線で硬化された紫外線硬
   化型樹脂組成物よりなるフィルター。