JP2936161B2 - 合成樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

合成樹脂成形品の製造方法

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賢一 上田
裕治 稲垣
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、合成樹脂成形品の製造方法、特に、熱硬化
性合成樹脂液を有する成形用シートを予熱し、また谷形
コーナ部を持つ成形面を備えた成形型を、前記硬化性合
成樹脂液を硬化させ得る温度に保ち、次いで前記成形面
に前記成形用シートを流体圧により圧着して前記合成樹
脂液を硬化させる合成樹脂成形品の製造方法の改良に関
する。
こゝで、合成樹脂液とは、常温下では高粘性を有する
が、成形シートの予熱または圧着段階で変形または流動
するような性質を持つ合成樹脂を意味し、常温下で液状
である、ということではない。
(2)従来の技術 従来、成形用シートの予熱温度は、予熱段階における
合成樹脂液の硬化を回避するために成形型温度よりもか
なり低く設定されている。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、成形用シートの予熱温度を前記のよう
に低く設定した状態で、その成形用シートを成形面に圧
着させると、合成樹脂液温度が成形型による加熱で成形
型温度まで上昇する間、その合成樹脂液の粘度が低下し
続けるので、流動性を増した合成樹脂液が成形面の谷形
コーナ部に流込んで成形品の谷形部分が他の部分よりも
厚肉になる、という問題がある。
本発明は前記に鑑み、成形用シートの予熱温度を調整
することにより成形品の谷形部分における肉厚変化を極
力抑制し得るようにした前記製造方法を提供することを
目的とする。
B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、熱硬化性合成樹
脂液の層の表裏に一対の可撓性合成樹脂フィルムをそれ
ぞれ重ね合わせて接合した成形用シートを得る工程と、
その成形用シートを予熱し、また谷形コーナ部を持つ成
形面を備えた成形型を、前記熱硬化性合成樹脂液を硬化
させ得る温度に保ち、次いで流体圧により前記成形用シ
ートを前記成形面側に変形させて該成形面に圧着させ、
その状態で前記合成樹脂液を硬化させて成形品を成形す
る工程と、その成形品を前記成形型より離脱させた後、
該成形品より前記一対の可撓性合成樹脂フィルムを除去
する工程とを含む、合成樹脂成形品の製造方法であっ
て、前記成形用シートの予熱温度を前記熱硬化性合成樹
脂液の硬化反応開始温度以上に設定する一方、前記成形
型の温度を、成形用シートの前記予熱温度と同一か又は
該予熱温度よりも高く設定することを特徴とする。
こゝで、熱硬化性合成樹脂液の硬化反応開始温度と
は、その合成樹脂液が約30分間でゲル化する温度を意味
する。
合成樹脂液が30分間よりも長い時間を要してゲル化す
るような温度においても、実質的には合成樹脂液の硬化
反応は開始しているが、このような温度では硬化反応が
遅々としているために本発明の所期の目的を達成するこ
とはできず、したがって本発明における硬化反応開始温
度には前記のような温度は含まれない。
前記硬化反応開始温度は、合成樹脂の種類や品質、硬
化触媒の種類や添加量等によって変化するが、合成樹脂
液を試験管に採り、それを所定温度下に保持して合成樹
脂液が約30分間でゲル化する温度を測定する、といった
簡便な方法により容易に決定される。
成形型の温度は、合成樹脂液の硬化反応開始温度以上
の温度域にて、成形用シートの予熱温度と同一か、その
予熱温度よりも低いか、または高く設定されるが、作業
性の面からは成形用シートの予熱温度よりも高いことが
望ましい。
(2)作 用 上記構成によれば、成形用シートを、該シートが有す
る熱硬化性合成樹脂液の硬化反応開始温度以上に十分予
熱した状態(即ち合成樹脂液の硬化反応が既に開始して
いる状態)で、そのシート予熱温度と同温か又はそれよ
りも高温に設定した成形型の成形面に圧着させるため、
そのシートに対する十分な予熱効果と、成形型がシート
との接触によりシートを予熱温度に保ち又は同温度以上
に加熱する効果とが相俟って、シート圧着後短時間のう
ちに該合成樹脂液の粘度を増大させることができて、成
形面の谷形コーナ部への該合成樹脂液の多量の流込みが
抑制され、これにより、成形品の谷形コーナ部分が厚肉
化するのを効果的に抑えることができる。
また上記成形用シートは、熱硬化性合成樹脂液の層の
表裏に一対の可撓性合成樹脂フィルムをそれぞれ重ね合
わせて接合した積層構造とされ、それらフィルムは離型
後に成形品より除去される。これにより、上記合成樹脂
液が常温下で高粘性を有していても、これを層状体とし
た成形用シートを容易に形成できるばかりか、その取扱
いが頗る簡便となり、また該フィルムの被覆効果により
成形品の表面の荒れが極力押さえられる。
(3)実 施 例 第1図は繊維強化合成樹脂成形品1を示し、その成形
品1は箱形をなす本体2と、その本体2の開口部外周縁
全体に設けられたフランジ部3とを有する。成形品1は
積層体であって、内側の繊維強化層4と外側の表面層5
とより構成される。
第2図は成形品1を得るために用いられる成形用シー
ト6を示し、その成形用シート6は、上部可撓性フィル
ム71と下部可撓性フィルム72との間に、上部可撓性フィ
ルム71側に位置する未硬化基材層8と、下部可撓性フィ
ルム72側に位置する合成樹脂液層9とを重ね合わせて設
けたものである。
上、下部可撓性フィルム71,72は、ビニロン、ポリビ
ニルアルコール、ナイロン等の可撓性熱可塑性合成樹脂
より構成され、それらは未硬化基材層8および合成樹脂
液層9の支持体として機能し、成形後は成形品1より剥
離される。
未硬化基材層8は強化用繊維集合物と、その集合物に
含浸された合成樹脂液とより構成される。強化用繊維と
しては、ガラス、炭素、金属、ケブラー(商標名、アラ
ミド樹脂)、テトロン(商標名、ポリエステル樹脂)等
からなる各種繊維が用いられ、また合成樹脂液として
は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポ
リウレタン樹脂、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂等
の熱硬化性合成樹脂液が用いられる。
合成樹脂液層9は、未硬化基材層8と共に硬化して成
形品1の表面層5を形成するもので、前記熱硬化性合成
樹脂液を主成分とし、これに顔料、架橋剤、硬化触媒等
を配合して調製される。
次に成形用シート6の製造例について説明する。
不飽和ポリエステル樹脂 100重量部 (日本触媒化学工業社製、商品名エポラックN−32
5) 無水ケイ酸粉末 2重量部 二酸化チタン顔料 10重量部 スチレン(架橋剤) 15重量部 をホモミキサに投入して混合し混合液を得た。次いで、
100重量部の混合液に、1.5重量部の酸化マグネシウムお
よび1重量部のt−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキ
サノエート(硬化触媒)を添加して合成樹脂液を調製し
た。この合成樹脂液の一部を試験管に採り、これを油浴
に入れて合成樹脂液が約30分間でゲル化する温度、した
がって合成樹脂液の硬化反応開始温度を測定したところ
72℃であることが判明した。
この合成樹脂液を、ビニロンよりなる厚さ50μmの下
部可撓性フィルム72上面に厚さ約1mmに塗布し、次い
で、塗布層に40℃、3時間の増粘処理を施して合成樹脂
液層9を形成した。
不飽和ポリエステル樹脂(日本触媒化学工業社製、商
品名エポラックG−105)100重量部に、t−ブチルペル
オキシ−2−エチルヘキサノエート1重量部を添加して
未硬化基材層用合成樹脂液を調製した。この未硬化基材
層用合成樹脂液について、前記同様の方法により硬化反
応開始温度を測定したところ、74℃であることが判明し
た。また3枚のガラス繊維マット(日東紡社製、商品名
C−450A)を重ね合わせて強化用繊維集合物を作製し
た。この集合物に前記合成樹脂液を含浸させたものを合
成樹脂液層9の上面に積層して、厚さ約3mm、ガラス繊
維の重量分率約35%の未硬化基材層8を形成し、次いで
その層8の上面にビニロンよりなる厚さ50μmの上部可
撓性フィルム71を重ね合せ、その後積層物に脱泡処理、
それに次ぐ40℃にて3時間の増粘処理を施して厚さ約4m
mの成形用シート6を得た。
第3図は成形品1の製造方法を示す。
この方法の実施に用いられる成形装置10は、雌状成形
型11と、その成形型11の上方に配設されて昇降する圧空
ボックス12とを備えている。成形型11は上向きに開口す
る凹所13と、その凹所13底面に開口する複数の吸引孔14
とを備え、それら吸引孔14は真空源15に接続される。凹
所13において、その開口部の寸法は縦400mm、横200mmで
あり、底面に対する内周面の角度は10゜、深さは150mm
である。
成形型11の成形面Sは、凹所13の内周面s1と、凹所13
の底面s2とより構成される。凹所13の内周面s1および底
面s2間な存する部分は谷形コーナ部cである。
圧空ボックス12は、その天井壁に通気孔16を有し、そ
の通気孔16は加圧空気供給源17に接続される。
成形品1の製造に当っては次の各工程を順次実施する
ものである。
(i) 第3図(a)に示すように、成形型11を90℃に
加熱し、また圧空ボックス12を上昇させ、その圧空ボッ
クス12と成形型11との間に、80℃に予熱された成形用シ
ート6を、その下部可撓性フィルム72を下側にして配置
した。成形用シート6の予熱は、そのシート6を80℃の
炉中に10分間設置して行われた。
(ii) 第3図(b)に示すように、成形用シート6の
外周部を成形型11のシート載置面18上に載せ、また圧空
ボックス12を下降させて、そのボックス12と成形型11と
の間に成形用シート6の外周部を挟着した。次いで、圧
空ボックス12に加圧空気を供給してその空気圧により成
形用シート6を押圧すると共に凹所13内の空気を各吸引
孔14を介して排出した。
(iii) 第3図(c)に示すように、圧空ボックス12
側からの押圧および凹所13内の減圧により成形用シート
6が下方に向って略断面V字形に撓み、その下端部が凹
所13の底面s2に圧着される。
(iv) 第3図(d)に示すように、引続き成形用シー
ト6には前記押圧作用および減圧作用が働くので、その
成形用シート6が成形面Sに圧着され、成形が行われ
た。
前記のように、合成樹脂液の硬化反応開始温度以上に
予熱された成形用シート6を成形面Sに圧着させると、
既に硬化反応を開始している合成樹脂液が成形型11によ
り加熱されて、その粘度が短時間の中に増大し、これに
より成形面Sの谷形コーナ部cへの合成樹脂液の流込み
が抑制される。
引続き、賦形された成形用シート6全体を硬化させて
成形品1を得た。
(v) 成形品1を離型し、その繊維強化層4から上部
可撓性フィルム71を、また表面層5から下部可撓性フィ
ルム72をそれぞれ剥離した。
前記成形品1における谷形部分1aの厚さを調べたとこ
ろ、4〜5mmであり、成形用シート6の厚さ約4mmに比べ
て肉厚変化が極めて少ないことが判明した。
比較のため、成形用シート6の予熱温度を60℃に設定
して前記同様の方法で成形品1を製造し、その谷形部分
1aの厚さを調べたところ、8〜9mmであり、肉厚変化の
大きいことが判明した。
表Iは、前記成形用シート6を用い、その予熱温度を
変えて前記と同様の成形を行った場合における、成形用
シート6の予熱温度と谷形部分1aの肉厚変化の判定との
関係を示す。この場合、成形型11の加熱温度は前記同様
に90℃である。
表IIは、第4図に示す上、下部可撓性フィルム71,72
間に未硬化基材層8を介在させた成形用シート6を用
い、その予熱温度を変えて前記と同様の成形を行った場
合における、成形用シート6の予熱温度と谷形部分1aの
肉厚変化の判定との関係を示す。その場合、成形用シー
ト6の厚さは約4mm、未硬化基材層用合成樹脂液の硬化
反応開始温度は105℃、成形型11の予熱温度は120℃であ
る。
このような成形用シート6は以下に述べる手順で製造
された。
不飽和ポリエステル樹脂(日本触媒化学工業社製、商
品名エポラックG−110AL)100重量部に、酸化マグネシ
ウム1.5重量部およびt−ブチルペルベンゾエート1重
量部を添加して未硬化基材層用合成樹脂液を調製した。
また4枚のガラス繊維マット(日東紡社製、商品名C−
450A)を重ね合わせて強化用繊維集合物を作製した。こ
の集合物に前記合成樹脂液を含浸させたものを、第4図
に示すようにビニロンよりなる厚さ50μmの下部可撓性
フィルム72の上面に積層して、厚さ約4mm、ガラス繊維
の重量分率約35%の未硬化基材層8を形成し、次いでそ
の層8の上面にビニロンよりなる厚さ50μmの上部可撓
性フィルム71を重ね合せ、その後積層物に脱泡処理、そ
れに次ぐ40℃にて3時間の増粘処理を施した。
第5図は成形品1の他の製造工程を示す。この場合、
同図(a)に示すように圧空ボックス12の開口部にシリ
コーンダイヤフラム20が設けられ、同図(b)に示すよ
うにシリコーンダイヤフラム20を介して成形用シート6
の圧着が行われる。
このようにシリコーンダイヤフラム20を用いると、成
形用シート6の圧着に当り空気圧に代えて、オイル圧等
の液圧を用いることができ、これにより加圧力を増して
成形精度、成形スピード等を向上させることが可能であ
る。
なお、本発明は、強化用繊維集合物を備えずに合成樹
脂液層と可撓性フィルムとからなる成形用シートにも適
用される。また成形型11としては雄状のものも使用可能
である。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、成形用シートを、該シ
ートが有する熱硬化性合成樹脂液の硬化反応開始温度以
上に十分予熱した状態(即ち合成樹脂液の硬化反応が既
に開始している状態)で、そのシート予熱温度と同温か
又はそれよりも高温に設定した成形型の成形面に圧着さ
せるようにたので、そのシートに対する十分な予熱効果
と、成形型がシートとの接触によりシートを予熱温度に
保ち又は同温以上に加熱する効果とが相俟って、成形面
へのシート圧着後その合成樹脂液の粘度を迅速に増大さ
せることができて、該合成樹脂液が成形面の谷形コーナ
部へ多量に流込むのを効果的に抑えることができ、その
結果、成形品の谷形コーナ部分が厚肉化するのを有効に
防止できて肉厚変化の少ない高品質の成形品が得られ、
しかも合成樹脂液を迅速に熱硬化させて作業能率を高め
ることができる。
また上記成形用シートは、熱硬化性合成樹脂液の層の
表裏に一対の可撓性合成樹脂フィルムをそれぞれ重ね合
わせて接合した積層構造とされ、それらフィルムは、離
型後に成形品より除去されるので、上記合成樹脂液が常
温下で高粘性を有していても、これを層状体とした成形
用シートを容易に形成できる上、その取扱いが頗る簡便
となり、しかも該フィルムの被覆効果により成形品の表
面を極力滑らかに形成でき、それらの結果、生産性の向
上や成形品質の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形品の断面図、第2図は成形用シートの拡大
断面図、第3図(a)〜(d)は成形品の製造工程説明
図、第4図は成形用シートの変形例の拡大断面図、第5
図(a),(b)は成形品の他の製造工程説明図であ
る。 c……谷形コーナ部、S……成形面、1……成形品、1a
……谷形部分、6……成形用シート、71,72……可撓性
フィルム、8……未硬化基材層、9……合成樹脂液層、
11……成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 22:00 (72)発明者 阿部 倶久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 上田 賢一 大阪府吹田市西御旅町5番8号 日本触 媒化学工業株式会社樹脂研究所内 (72)発明者 稲垣 裕治 大阪府吹田市西御旅町5番8号 日本触 媒化学工業株式会社樹脂研究所内 (72)発明者 跡部 大祐 大阪府吹田市西御旅町5番8号 日本触 媒化学工業株式会社樹脂研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−44328(JP,A) 特開 昭61−2550(JP,A) 特開 昭61−2518(JP,A) 米国特許4529641(US,A) 村山新一著「プラスチック材料講座▲ I▼フェノール樹脂」、5・2・3成形 材料の予熱 日刊工業新聞社、S38. 7.30、p.171−183 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 51/00 - 51/46 B29C 67/12 - 67/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性合成樹脂液の層(8,9)の表裏に
    一対の可撓性合成樹脂フィルム(71,72)をそれぞれ重
    ね合わせて接合した成形用シート(6)を得る工程と、 その成形用シート(6)を予熱し、また谷形コーナ部
    (c)を持つ成形面(S)を備えた成形型(11)を、前
    記熱硬化性合成樹脂液を硬化させ得る温度に保ち、次い
    で流体圧により前記成形用シート(6)を前記成形面
    (S)側に変形させて該成形面(S)に圧着させ、その
    状態で前記合成樹脂液を硬化させて成形品(1)を成形
    する工程と、 その成形品(1)を前記成形型(11)より離脱させた
    後、該成形品(1)より前記一対の可撓性合成樹脂フィ
    ルム(71,72)を除去する工程とを含む、合成樹脂成形
    品の製造方法であって、 前記成形用シート(6)の予熱温度を前記熱硬化性合成
    樹脂液の硬化反応開始温度以上に設定する一方、前記成
    形型(11)の温度を、成形用シート(6)の前記予熱温
    度と同一か又は該予熱温度よりも高く設定することを特
    徴とする、合成樹脂成形品の製造方法。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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村山新一著「プラスチック材料講座▲I▼フェノール樹脂」、5・2・3成形材料の予熱 日刊工業新聞社、S38.7.30、p.171−183

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