JPS59175847A - アイスグレ−ズ剤 - Google Patents

アイスグレ−ズ剤

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JPS59175847A
JPS59175847A JP5100083A JP5100083A JPS59175847A JP S59175847 A JPS59175847 A JP S59175847A JP 5100083 A JP5100083 A JP 5100083A JP 5100083 A JP5100083 A JP 5100083A JP S59175847 A JPS59175847 A JP S59175847A
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JP
Japan
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glaze
viscosity
aqueous solution
squid
calcium chloride
Prior art date
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Application number
JP5100083A
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English (en)
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JPS6043094B2 (ja
Inventor
Michihiko Kurihara
栗原 道彦
Yoshiyuki Miyasaka
宮坂 欣之
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CHIBA SEIFUN KK
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CHIBA SEIFUN KK
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Publication of JPS6043094B2 publication Critical patent/JPS6043094B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はでん粉分解物又はその親水性誘導体、塩化カル
シウム、天然多糖類粘質物又は合成糊料からなるアイス
グレーズ剤に関するものである。
魚介類のうちスルメイカ等のイカは、漁獲直後では体表
面に斑点状の色素胞を有し、全体が黒褐色、又は褐色を
呈しているが、この色は時間と共に退色して白色となる
。陸上げされた時、この体表面の色の濃さ、鮮明さ等の
色調によって鮮度が判断され、また売買価格もこれら色
調によって左右される。イカの表皮の色素はオモクロム
であり、トリプトファンから生成された色素であって、
低分子のオマチンとやや高分子のオミンに大別される。
スルメイカ等の色素はオミンと云われ、生体内ではたん
白質を結合している。しかし、この色素は退色し易いこ
とから、保色については種々の工夫が行なわれてきた。
即ち漁獲したイカを海水に浸漬すると良いとか、塩水濃
度についても種々の説が唱えられている。そのなかで大
森秀聡氏等はスルメイカの体色保千十 持にはCa  が効果があり、 Mg  は悪影響かあ
十+ ることを見つげ、漁獲直後のイカをMg  を除去した
海水に浸漬して持ち帰るか、又は塩化カルシウムを添加
した海水に浸漬するのが良いと述べている。一方、イカ
の漁場は沿岸から遠洋まで広範囲にあシ、また大型船で
は漁獲終了して帰港まで長期間を要するものもあり、船
上で凍結するものが多くなっている。
しかし、この方法でもイカ同志重な9合ったところが退
色したり、冷凍保管中に表面が乾燥して退色するため、
鮮度が低下し好ましくない。
本発明は、凍結イカに対して退色防止、品質保持の効果
が現われるように新たに開発したアイスグレーズ剤であ
る。従って本グレーズ剤で処理した冷凍イカは、長期間
に亘って漁獲直後の鮮度と体色を保持できるものであり
、冷凍保管中の乾燥や油焼やけ等をも防止する新規なア
イスグレーズ剤に関するものである。
本発明のアイスグレーズ剤を使用するに際しては、漁獲
直後の生のイカに施す必要がある。即ち本発明のグレー
ズ剤を海水、塩水。
又は清水に1チ乃至5係濃度に、好ましくは2〜3%に
溶解してグレーズ溶液とし、凍結前の生のイカに膣液を
噴霧するか、又は凍結前のイカを膣液に浸漬して、イカ
の表面に本グレーズ液を付着させてから凍結する。この
際、魚体表面に本グレーズ剤を十分に付着させる様に、
又凍結保管中にグレーズ剤の昇華飛散がない様に、そし
てイカの体表色素が長期間に亘って十分に保持できる様
にするため、種々の研究を行った結果、次に述べる配合
を見つけだしたものである。
本発明のアイスグレーズ剤は、10チ水溶液の粘度が1
0℃の時100センチボイズ以下のでん粉分解物又はそ
の親水性誘導体100重量部と、塩化カルシウム20〜
100重量部と、1係水溶液の粘度が10℃の時50セ
ンチボイズ以上の天然多糖類粘質物又は合成糊料の10
〜200重量部とからなるものでろる。
使用されるでん粉分解物とは、酸分解でん粉、又は酵素
分Wfでん粉であるブドー糖とデキストリンを主成分と
する糖類(1,8) 、及びマルトースとデキストリン
を主成分とする 6− 糖類(2,IL焙焼デキストリン(3,1)等がこれに
該当する。更にでん粉分解物の親水性誘導体としてマル
チツ)(2,0)を例示することかできる〔0内の数値
は10℃に於ける10%水溶液の粘度をセンチボイズで
示した測定値例である〕。これら低粘度のでん粉分解物
及びその親水性誘導体はグレーズ液として、被覆して凍
結した際に保水性にすぐれ、また凍結中に乾燥してもフ
ィルムを形成するため、グレーズ剤としての効果が高い
。これに反して、10℃の時の10チ水溶液の粘度が1
00センチボイズを越えるものは、保水性に劣り、冷蔵
中に乾燥するとフィルム状にならずに白粉を吹き、グレ
ーズ効果が劣るものとなる。次に塩化カルシウムを20
〜100重量部としたのは、本グレーズ剤を1〜5%濃
度に溶解して使用する際に、最も効果の現な われる濃度にネる様に、この範囲を指定したものである
天然多糖類又は合成糊料を使用する理由は 4− 次の通りである。本グレーズ剤を1〜5%のグレーズ溶
液として、漁獲直後の生のイカの周囲に被覆させるため
に適当な粘度を持たせる必要があり、種々検討した結果
、10℃の時1チ水溶液の粘度が50センチボイズ以上
のものが適することがわかった。また、1〜5チ濃度で
使用するためには、でん粉分解物等100重量部に対し
て、天然多糖類又は合成糊料は10〜200重量部の範
囲が適当であった。また例をあげると、特に次のものに
限定するものではないが、例えば、グアガム(1240
)、カラヤガム(690)、)ラガカントガム(622
)、ローカストビーンガム(265)、コンニャク粉(
3100)カラギーナン(70)、キサンタンガム(7
90)、カルボキシメチルセルローズ(820)、メチ
ルセルローズ(740)をあげることができる〔0内の
数値は10℃に於ける1チ水溶液の粘度をセンチボイズ
で示した測定値例である〕。これらを単体で、又は自由
に組み合せて使用すればよい。
以上のように本発明は、でん粉分解物又はその親水性誘
導体の成分、塩化カルシウムの成分、及び天然多糖類粘
質物又は合成糊料の成分の6成分からなるが、この成分
のいづれもが欠除しても期待される効果が得られない。
尚、本発明のグレーズ剤に塩化カリウムを加えることは
なんら差しつかえない。実験結果では、塩化カルシウム
に対して5〜20%の割合で塩化カリウムを添加したも
のは退色防止効果が良好であった。また本発明のグレー
ズ剤の溶解性を増す補助剤、及び冷凍乾燥ルコース、フ
ラクトース、及びショ糖等の糖類、更にはプロピレング
リコール、グリセリン等の多価アルコール類を加えるこ
とはなんら差しつかえない。添加範囲はでん粉分解物等
100重量部に対して20〜200重量部が適当である
。また若し必要あらばPH調節のためアルカリ剤、酸剤
を加えることも差しつかえない。1〜5−のグレーズ溶
νI(は6〜95が適するものである。
本発明のアイスグレーズ剤の使用試験の結果は次の通り
であった。本グレーズ剤を海水で2.5チとろチの濃度
に溶かして、トロール船上で漁獲したイカに、直ちに該
グレーズ液を撒布して凍結したものと、本グレーズ剤の
処理を行なわずに凍結したものと、Ca  を含まない
アイスグレーズ剤で処理したものとを作製し、6チ月冷
凍保管後に解凍して比較したところ、本グレーズ剤を使
用しないもの、及びCa  を含まないアイスグレーズ
剤で処理したものは、イカが重なり合って凍結されてい
た部分が白色に退色し、またイカの体表の色素胞が全体
的にぼやけており、色も退色していた。しかるに本グレ
ーズ剤で処理したものは、イカが重なり合っていた部分
も退色することなく色素胞も1つ1つ独立して鮮明であ
り、体表面全体の色素胞も鮮明で退色もな1保色効果は
極めてすぐれていた。
 7− 次に実施例により、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 でん粉分解物(3) 69 f!に塩化カルシウム19
y、グアガム12yをよく混合してグレーズ剤とした。
本グレーズ剤を海水で溶解してろチグレーズ液を調製し
、膣液にイカを瞬時浸漬して冷凍パンに並べ凍結した。
4チ月後に見たところイカの色素胞は十分残り、鮮度も
良好であった。
実施例2 でん粉分解物(5) 7 D fにツルピッ)30y塩
化カルシウム80y、塩化カリウム8y。
トラガカントガム40yとカラヤ末ガム40yをよく混
合してグレーズ剤とした。本グレーズ剤を6%食塩水に
2チ溶液になるように溶解してからイカに噴霧し、冷凍
パンにパン立てして凍結した。5チ月後に解凍して見た
ところ色素は十分残り、品質は良好であった。
 8 一 実施例3 ツルチット100yに塩化カルシウム50y、メチルセ
ルローズ5Dyをよく混合してグレーズ剤とした。本グ
レーズ剤を水で溶解して2%グレーズ液を作製し、冷凍
パンに並べたイカに膣液400 lll1!をスプレー
して、これを凍結した。4チ月後に解凍したところイカ
の色素は十分に残っていた。
実施例4〜6 表1に示した各配合物をよく混合した各グレ−ズ剤を、
海水で溶解して3チ溶液を作り、それぞれのグレーズ液
にイカを浸漬して冷凍パンに並べて、各々を凍結した。
4ケ月後に解凍したところ、何れもイカの色素胞が十分
に残シ、鮮度も良好であった。
実施例7 でん粉分解物60y、塩化カルシウム10グ、塩化カリ
ウム2y、カルボキシメチルセルロース(820)28
yをよく混合し、これを水に溶かして2%グレーズ液と
した。イカをポリシートをしいた冷凍パンにならべ!グ
レーズ液を撒布してポリシートで包み、凍結した。5ケ
月後に解凍したところ、イカの色素は十分に残シ、品質
も良好であった。
拵釘出曹賃入  千滅V桧す末人公社 11−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 10チ水溶液の粘度が10℃の時100センチボイズ以
    下のでん粉分解物又はその親水性誘導体100重量部と
    、塩化カルシウム20〜100重量部、1チ水溶液の粘
    度が10℃の時50センチボイズ以上の天然多糖類粘質
    物又は合成糊料の10〜200重量部とから寿るアイス
    グレーズ剤。
JP5100083A 1983-03-26 1983-03-26 アイスグレ−ズ剤 Expired JPS6043094B2 (ja)

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JPS6043094B2 JPS6043094B2 (ja) 1985-09-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236139A (ja) * 1985-08-08 1987-02-17 Chiba Seifun Kk 冷凍品の製造方法
JP2022501001A (ja) * 2019-08-22 2022-01-06 上海海洋大学Shanghai Ocean University 氷衣液調合装置及び方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6236139A (ja) * 1985-08-08 1987-02-17 Chiba Seifun Kk 冷凍品の製造方法
JPS632572B2 (ja) * 1985-08-08 1988-01-19 Chiba Seifun Kk
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