JPS5917557Y2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPS5917557Y2
JPS5917557Y2 JP1978096957U JP9695778U JPS5917557Y2 JP S5917557 Y2 JPS5917557 Y2 JP S5917557Y2 JP 1978096957 U JP1978096957 U JP 1978096957U JP 9695778 U JP9695778 U JP 9695778U JP S5917557 Y2 JPS5917557 Y2 JP S5917557Y2
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JP
Japan
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rod
piston rod
rotary table
clamp
sliding member
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JP1978096957U
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JPS5517721U (ja
Inventor
昇 広瀬
Original Assignee
ブラザー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転テーブルをその回転停止時にフレームに揺
動可能に支持されたクランプレバ−の一端にて押圧して
クランプ固定するためのクランプ装置に関するものであ
って、特に前記クランプレバ−の他端に連係されフレー
ムに上下動可能に支持された移動杆を設けるとともに、
その移動杆の移動方向と直交する方向に移動可能なピス
トンロッドに設けられた孔に摺動部材を相対移動可能に
嵌合し、その摺動部材の上端面と前記移動杆の下端面と
の間に設けられ前記ピストンロッドの移動に基づく摺動
部材の摺動により前記移動杆を上下動させるように作用
するカム手段を設けたものて゛、回転テーブルがクラン
プレバーによりクランプされた際にそのクランプレバ−
の反力がピストンロッドに伝達されるのを阻止すること
によりピストンロッドの運動を円滑に行うことができる
とともに、摺動部材と移動杆とのロックに基づくクラン
プ解除不能を確実に防止し、構造簡単にして安価に製作
し得る装置を提供しようとするものである。
以下、本考案を具体化した一実施例を図面について説明
すると、図面中1は第1図〜第3図に示すように、フレ
ーム2に、回転軸3によって回転及び上下動可能に枢支
された回転テーブル、4は第2図及び゛第4図に示すよ
うに、回転テーブル1の回転中心付近から外周縁に向か
って延びるように回転テーブル1の下面に等間隔にすな
わち90度ごとに形成された4条の第1のカム溝、5は
その第1のカム溝4の外周部から隣りの第1のカム溝4
の中心側端部との間に形成された第2のカム溝であって
、円周方向に向かうに従い漸次回転中心方向に延びるよ
うに円弧状をなしている。
従って、回転テーブル1の下面には交互に連続するそれ
ぞれ4条の第1のカム溝4と第2のカム溝5とにより全
体で1つの連続したカム溝6が形成されている。
7は前記第1のカム溝4と第2のカム溝5との外周側交
叉部近傍において回転テーブル1の下面に回動可能に支
持され、第1のカム溝4を開閉可能な通路開閉カム部材
であって、常にはスプリング8の付勢力により第1のカ
ム溝4外周部に形成した規制壁部9に係止されてその第
1のカム溝4を閉塞している。
10は第3図及び第7図に示すように、回転テーブル1
の上面から第1のカム溝4の外周側端部に形成した貫通
孔11に挿入された位置決め部材であって、下端には第
1のカム溝4内に突出する偏心ピン10 aが一体形成
されている。
12は前記位置決め部材10を任意の回動位置で締付固
定するための締付ねしである。
13は回転テーブル1に形成した横方向の貫通孔14に
摺動可能に挿入された位置決めピンであって、スプリン
グ13 aの付勢により先端が第1のカム溝4内に若干
突出されるようになっている。
15は後述のガイド溝17内に先端が突出するように前
記フレーム2に貫設した貫通孔16に挿入された触手で
あって、第5図に示すようにフレーム2に固定した第1
リミツトスイツチLS Iと連係し、貫通孔16内に没
入することによりその第1ノミツトスイツチLS1をO
Nさせて第9図に示す後述の第3切替バルブSQL 3
をII色位置ら1位置に切替えるようになっている。
17は第1図に示すようにフレーム2の上面に透設され
たガイド溝、18はそのガイド溝17の両側に固定され
たガイド部材であって、対向面がガイド溝17内に突出
するとともに、外周側端部には斜状のストッパ部18
aが形成されている。
19は前記フレーム2の一側面に固定された割出し用エ
アシリンダであって、第3図に示すようにピストンロッ
ド20がフレーム2の側部に貫設した挿通孔21を通っ
て前記ガイド溝17に突出している。
そして、この割出し用エアシリンダ19は第9図に示す
ようにそのロッド側がエアポンプAPに接続した1コネ
クシヨン、2ウエイタイブの常には■位置にセットされ
る第1切替バルブ5QL1に接続されるとともにヘッド
側は、同じくエアポンプAP接続した1コネクシヨン、
2ウエイタイブの常には■位置にセットされる第2切替
バルブ5QL2に接続されている。
22は前記ピストンロッド20の先端に固定された上方
へ突出する保合ピンであって、前記両ガイド部材18間
を通過して前記カム溝6内に移動可能に嵌入されている
そして前記ピストンロッド20の突出動作により、前記
両ガイド部材18によって正確に移動方向を規制されな
がら中心方向へ移動され、そのピストンロッド20の没
入動作により、同じく移動方向を規制されながらその両
ガイド部材18の前記ストッパ部18 Hに係合される
まで移動されるようになっている。
22 aは前記係合ピン22の上端に一体形成された位
置決め突部であって、平面はぼ半円状をなし、係合ピン
22がガイド部材18のストッパ部18 Hに係合され
た後端位置にあるときに、第4図に示すように前記位置
決め部材10の偏心ピン10 aと、前記位置決めピン
13との間に入り込み、回転テーブル1の停止位置の位
置決めを行なうようになっている。
LS2は回転テーブル1の外周において、フレーム2の
上面に設けられた第2リミツトスイツチであって、第2
図に示すように回転テーブル1が90度の割出し回転を
終了するとその回転テーブル1の外周面に形成した切替
用凹部23の作用によってONされ、それによって前記
第1切替バルブSQL 1をII色位置切替るとともに
、第2切替バルブ5QL2を■位置に切替えるようにな
っている。
従って、適宜の割出し開始信号により第2切替バルブ5
QL2がII色位置切替えられて、ピストンロッド20
が後端位置から前方へ突出すると、第6図に示すように
、係合ピン22が前進する。
この時通路開閉カム部材7は第1のカム溝4を閉塞して
、一側面が第2のカム溝5の中心側の側面と連続してい
るので、保合ピン22は第2のカム溝5の方向へ移動し
ようとする作用を受ける。
このため回転テーブル1の回転が開始され、そしてピス
トンロッド20の突出にともなって、保合ピン22は中
心側に円弧状に延びる第2のカム溝5内を移動するので
゛、回転テーフ゛ル1はピストンロッド20の突出力を
駆動力とした第2のカム溝5のカム作用によりさらに回
転される。
このようにして回転テーブル1が90度回転すると、保
合ピン22が第1のカム溝4と第2のカム溝5との中心
側交叉部に位置して回転テーブル1の回転が停止される
とともに、フレーム2上面の第2リミツトスイツチLS
2がONされる。
従って、第1、第2両切替バルブ5OLI、5OL2が
それぞれII位置及び■位置に切替えられて割出し用シ
リンダ19のロッド側にエアが供給され、ピストンロッ
ド20が没入を開始して係合ピン22が第1のカム溝4
内を外周側へ移動する。
この回転テーブル1の停止時には第1のカム溝4がガイ
ド溝17に沿うようになっており、保合ピン22が外周
側へ移動しても回転テーブル1はその停止位置を保持す
る。
そして係合ピン22は第1のカム溝4内を外方へ移動し
、通路開閉カム部材7をスプリング8の付勢力に抗して
はね退けた後に、ガイド部材18のストッパ部18 H
に係合して停止され、その保合ピン22上部の位置決め
突部22 aが位置決め部材10の偏心ピン10 aと
位置決めピン13との間にその位置決めピン13のスプ
リング13 aによって押圧されながら入り込む。
従って、回転テーブル1はこの段階で停止位置の最終的
な位置決めをされる。
なお、この最終的な停止位置は位置決め部材10を左右
いずれかに回して偏心ピン10 aの位置を左右いずれ
かに変更することにより微調節することができる。
このようにしてピストンロッド20の1回の往復動によ
る回転テーブル1の90度ごとの割出しを行なうことが
できる。
なお、保合ピン22が後退位置に復帰すると触手15を
介して第1リミツトスイツチLS IがONされて第3
切替バルブ5QL3がI位置に切替えられるが、これら
の詳細については後述する。
次に、回転テーブル1を割出し位置においてクランプ固
定するため構成を説明すると、40.40は第1図及び
第2図に示すように、回転テーブル1の外周位置におい
て、180度の間隔を設けてフレーム2の上面に固定し
た支軸41.41によって中間部が回動可能に支持され
たクランプ部材としての一対のクランプレバ−であって
、第7図a、 l)及び第8図に示すように先端には前
記回転テーブル1の外周面に凹設形成した被クランプ部
42の底面をクランプして回転テーブル1を固定できる
ようにしたクランプ部40 aが突出形成されている。
なお、クランプレバ−40の支軸41から基端までの距
離は先端までの距離よりも長くなっている。
43は前記両クランプレバ−40のクランプ部40aの
両側に形成されたパイプ接続孔、44は両クランプ部4
0 aの下面に形成され、連結孔43 aを介して両端
が前記パイプ接続孔43に接続された開口であって、ク
ランプ時には前記被クランプ部42によって閉塞され、
アンクランプ時に開放されるようになっている。
そして、この両開口44はパイプ接続孔43に接続した
エアパイプ45によって互いに接続されるとともに、一
方の開口44はエアパイプによって第9図に示すように
、前記割出し用シリンダ19のロッド側に接続され、他
方の開口44にはエアパイプによって第1圧力感知スイ
ツチSW1が接続されている。
この第1圧力感知スイツチSWIは開口44内の圧力が
高騰するとONされ、回転テーブル1上の被加工物(図
示しない)に対する加工開始を指示する信号が発せられ
るようになっている。
46はクランプレバ−40の先端部下面とフレーム2の
上面との間に設けられたスプリングであって、クランプ
レバ−40をアンクランプ方向へ付勢している。
47、48は前記両クランプレバ−40の近傍における
フレーム2の下面にそれぞれ固定された圧力流体駆動手
段としての一対のクランプ用エアシリンダであって、第
9図に示すようにそれらのロッド側が、前記エアポンプ
APに接続した2コネクシヨン、4ウエイタイブの第3
切替バルブSQL 3の一方のコネクションに接続して
いる。
さらにこの両クランプ用エアシリンダ47.48のピス
トンロッド49の後側軸部には後述の第1の出入口51
を閉塞するためのバルブ部材50が摺動可能に装着され
ており、又そのバルブ部材50とピストン66との間に
発条67が配置されており、更に前記ピストンロッド4
9の後端には保合片49 aが固着されている。
前記シリンダ47.48の軸心部には第1出入口51、
外周部には第2出入口52がそれぞれ設けられていて、
第3図及び第9図に示すように、一方のクランプ用エア
シリンダ47の第2出入[」52は前記第3切替バルブ
SQL 3の他方のコネクションに、第1出入口51は
他方のクランプ用エアシリンダ48の第2出入口52に
接続され、その他方のエアシリンダ48の第1出入口5
1は回転テーブル]をリフトするためにその回転テーブ
ル1の下面にエアを吹付けるテーブルリフト用供給管5
3に接続されている。
SW2はテーブルリフト用供給管53と一方のクランプ
用エアシリンダ48の第1出入口51とに接続された第
2圧力感知スイツチであって、回転テーブル1を上昇さ
せるためのエアが通過するとONされて前記第1切替バ
ルブSQL 1及び第2切替バルブSQL 2をそれぞ
れI位置及びII色位置切替えて前記割出し用エアシリ
ンダ19のピストンロッド20を突出させるようになっ
ている。
54は第7図a、l)及び第10図に示すように、前記
ピストンロッド49の先端部に貫設した上面より見て小
判状の取付孔55に遊挿された摺動部材であって、その
下面がフレーム2に固定した上下位置調節可能な支持部
材56の上面に摺動可能に載置されるとともに、上面に
は斜状のカム面54 aが形成されている。
また、取付孔55が小判状をなしていることにより、ピ
ストンロッド49の移動方向において取付孔55の内周
面と摺動部材54の外周面との間にわずかな間隙が形成
されるようになっており、このためピストンロッド49
と摺動部材54との間にはピストンロッド49の移動方
向に沿って前記間隙骨だけの相対移動が生じるようにな
っている。
57は前記ピストンロッド49の先端面から螺入された
回り止めねじであって、先端が前記摺動部材54に形成
した孔58に挿入されていて、摺動部材54が回動する
のを阻止するようになっている。
59は前記クランプレバ−40の基端下部位置において
、フレーム2に透設した挿入孔60に上下動可能に挿入
された移動杆であって、下面には前記摺動部材54のカ
ム面54 aに係合し、そのカム面54 aと協働して
、前記ピストンロッド49の没入によりこの移動杆59
を上昇させるように作用する斜状のカム面59 aが形
成されるとともに、上面には前記クランプレバ−40の
基端部に固定したポル1−よりなる下方への突出量を調
節可能な係合部材61の下端が係合されている。
62はフレーム2の側面から螺入された回り止めねじで
あって、前記移動杆59の側面に形成した孔63に嵌入
されていて、その移動杆59が回動するのを阻止してい
る。
なお、64は第7図aに示すように、回転テーブル1を
除くフレーム2の上面及び第2リミツトスイツチLS2
、クランプレバ−40等を覆うようにフレーム2に取付
けられたカバーであって、その内周縁には油、塵埃等の
侵入を防止するとともに前記テーブルに摩擦抵抗を付与
するためのOリング65が設けられている。
従って、第7図、第9図において割出し開始信号が発せ
られ、第3切替バルブSQL 3がII色位置切替えら
れると、先ず一方のクランプ用エアシリンダ47のヘッ
ド側にエアが供給されてそのピストンロッド49はその
係合片49 aがバルブ部材50に係合されるまで突出
する。
この時第10図においてピストンロッド49は、摺動部
材54と取付孔55の側壁55 aとの間に間隙が存在
することにより先ず取付孔55の側壁55 aが摺動部
材54に衝突した後突出される。
従って、ピストンロッド49が摺動部材54に対して衝
撃力を加えた後、その摺動部材54がピストンロッド4
9とともに摺動されるようにしているのでその摺動部材
54が容易に摺動される。
このため、前記移動杆59及び摺動部材54の両カム面
59a、54aのカム作用、移動杆59の自重及びクラ
ンプレバ−40とフレーム2との間の前記スプリング4
6の付勢力により移動杆59が下動してクランプレバ−
40がアンクランプ方向へ回動され、回転テーブル1の
固定が完全に解除される。
次に、そのピストンロッド49が更に突出することによ
り、そのバルブ部材50がそのピストンロッド49と一
緒に移動されてシリンダ室と第1出入口51が連通され
る。
従ってエアが他方のクランプ用エアシリンダ48の第2
出入口52に供給され、前述と同様にして先ずピストン
ロッド49が突出して前述と同様にしてクランプレバ−
40がアンクランプ方向へ回動され、回転テーブル1の
固定が完全に解除される。
次にピストンロッド49がさらに突出するとバルブ部材
50が前述のようにピストンロッド49とともに移動さ
れて、テーブルノット用供給管53にエアが供給される
従って回転テーブル1に対する両クランプレバ−40,
40のクランプ作用が完全に解除された後に回転テーブ
ル1が上昇する。
そして、テーブルリフト用供給管53がエアが供給され
ることにより、第2圧力感知スイツチSW2がONされ
て、第1切替バルブSQL 1及び第2切替バルブSQ
L 2がそれぞれ1位置及びII位置に切替えられて、
割出し用エアシリンダ19のピストンロッド20が突出
し割出しが開始される。
次に、回転テーブル1が前述のように90度回転され、
その回転が停止された後に前記第2リミツトスイツチL
S2がONして、第1切替バルブ5QL1及び第2切替
バルブSQL 2がそれぞれII位置及びI位置に切替
えられて割出し用エアシリンダ19のピストンロッド2
0が没入位置に復帰し、第1リミツトスイツチLSIが
ONして第3切替バルブ5QL3が工位置に切替えられ
、クランプ用エアシリンダ47.48のピストンロッド
49が没入すると、摺動部材54及び移動杆59の両カ
ム面54a。
59 aのカム作用により移動杆59が上昇する。
従って、その移動杆59の上面と係合した保合部材61
を介してクランプレバ−40が支軸41を中心にクラン
プ方向へ回動して回転テーブル1を第7図a、第8図に
示すようにクランプし、固定する。
このため、クランプレバ−40の開口44が閉塞される
とともに、この段階では割出し用エアシリンダ19のピ
ストンロッド20が後端位置にあるため、エアシリンダ
19のロッド側内及びクランプレバ−40のパイプ接続
孔43内の圧力が高騰して第1圧力感知スイツチSWI
がONされ、加工開始指示信号を発する。
而して、本実施例によればクランプレバ−40のクラン
プ部40 aが被クランプ部42に密着された後に圧力
スイッチSWIが作動されるので、回転テーブル1が確
実にクランプされた状態で加工作業を行うことができる
この割出し装置は前記のように構成したので割出し作業
時には、次のように作用する。
まず、割出し開始信号が発せられると、第3切替バルブ
5QL3がII位置に切替えられて両クランプ用エアシ
リンダ47.48のピストンロッド49か゛突出し、こ
のため摺動部材54が支持部材56上を移動してクラン
プレバ−40による回転テーブル1のクランプ固定が解
除される。
その後、一方のクランプ用エアシリンダ48からテーブ
ルリフト用供給管53にエアが供給されて回転テーブル
1が上昇される。
一方、テーブルリフト用供給管53にエアが供給される
と第2圧力感知スイツチSW2がONされ、これにより
第1及び第2切替バルブSQL 1 、5QL2がそれ
ぞれ■位置及びII位置に切替えられて割出し用エアシ
リンダ19のピストンロッド20が突出する。
従って、係合ピン22が第1のカム溝4の外周側部から
通路開閉カム部材7及び第2のカム溝5内を通過するよ
うに移動して回転テーブル1が回転され、そしてその回
転テーブル1が90度回動されるとその保合ピン22は
第1のカム溝4と第2のカム溝5との交叉点に位置し、
回転テーブル1はその回転を停止される。
回転テーブル1が90度回転されるとその回転テーブル
1の外周位置にある第2リミツトスイツチLS2がON
され、第1及び第2切替バルブ5QL1.5OL2がそ
れぞれII位置及び1位置に切替えられて割出し用シリ
ンダ19のピストンロッド20が没入し、保合ピン22
が第1のカム溝4内を外周側へ移動する。
そして、係合ピン22が第1のカム溝4の終端位置に達
するとその保合ピン22上端の位置決め突部22 aが
位置決め部材10の偏心ピン10 aと位置決めピン1
3との間に入り込み、回転テーブル1に対する最終的な
停止位置の位置決めが行なわれ、割出しが完了する。
一方、係合ピン22が第1のカム溝4の終端位置に達す
ると触手15を介して第1リミツトスイツチLS1がO
Nされて、第3切替バルブ5OL3が■位置に切替えら
れ、両クランプ用エアシリンダ47、48のロッド側に
エアが供給されるとともに、ヘッド側のエアが排出され
る。
このため回転テーブル1が下動位置に復帰するとともに
、ピストンロッド49が没入し、摺動部材54と移動杆
59とのカム面54a、59aのカム作用により移動杆
59が上動してクランプレバ−40をクランプ方向へ回
動させ、回転テーブル1を前記の割出し位置でクランプ
し固定する。
クランプレバ−40か゛回転テーブル1をクランプする
と開口44が閉塞される。
そしてこの場合、第1、第2切替バルブ5OLI、5Q
L2は割出し用エアシリンダ19のロッド側にエアを供
給する位置を保持しているのでそのロッド側に接続され
た開口44内の圧力が高騰し、第1圧力感知スイツチS
W1がONされ、加工開始を指示する信号すなわち、回
転テーブル1が固定位置にあることを示す信号が発せら
れる。
従って、この段階で被加工材に対する加工を行なうこと
ができる。
そして加工が終了して割出し開始信号が発せられると、
再び第3切替バルブSQL 3がII位置に切替られて
回転テーブル1に対するクランプが解除され、引続いて
前記と同様の順序でこの割出し装置が作動する。
このようにして割出し作業を繰返して行なうことができ
る。
そして、この実施例においては、クランプ用エアシリン
ダ47.48のピストンロッド49か゛横方向へ没入移
動すると摺動部材54が支持部材56上を摺動し、この
摺動部材54と移動杆59のカム面54a、59aの作
用により移動杆59が押上げられてクランプレバ−40
がクランプ方向へ回動される。
このようにピストンロッド49の移動方向と移動杆49
との移動方向とが直交しているので、ピストンロッドの
移動方向が移動杆の移動方向と同一方向となるようにシ
リンダ装置を配置したものに比較すると装置を小型化で
きるとともに、ピストンロッド49を大きく横移動させ
てその横移動をカムの作用により小さな上下動に変換さ
せることができるので、クランプのトルクが大きくなり
、小さな力で確実にクランプできるものとなる。
さらに、回転テーブルがクランプされた際にクランプレ
バ−の反力が移動杆59に作用して下方へ押圧されても
、その移動杆59は横方向へ延びるピストンロッド49
の取付孔55に緩く嵌合された摺動部材54と係合して
いるので、ピストンロッド49にそれを曲げる方向への
力が作用してピストンロッド49とシリンダの軸心がず
れる恐れがない為ビス1〜ンロツドの運動を円滑に行う
ことができ、又それらの機構が損傷するのを防止できる
また、本実施例においては、クランプを解除する時にピ
ストンロッド49が摺動部材54に衝突してその摺動部
材54に衝撃力を加えた後、そのピストンロッドが摺動
部材54を移動させるようにしているので、摺動部材5
4がクランプレバ−40の反力等により移動杆59と支
持部材56との間に強固に固定されていても、摺動部材
54と移動杆59が保合状態でロックされるようなこと
になく、摺動部材54を小さな力で容易に摺動させるこ
とができる。
このように本考案は、上下動することにより、クランプ
レバ−をクランプ作動させる移動杆を設けるとともに、
その移動杆の移動方向と直交する方向に移動可能なピス
トンロッドの孔に摺動部材を嵌合してピストンロッドと
摺動部材との間に相対移動が生じるようにし、ピストン
ロッドの移動に基づく摺動部材の摺動により前記移動杆
を上下動させるように作用するカム手段を設けたもので
゛、回転テーフ゛ルがクランプレバーにてクランプ。
された際にそのクランプレバ−の反力がピストンロッド
に伝達されるのを阻止することによりピストンロッドの
運動を円滑に行うことができるとともに、構造が簡単で
小型化できるにもかかわらず、小さな力で確実にクラン
プを行うことができ、又、クランプを解除する際にその
クランプの解除を小さな力で容易かつ確実に行うことが
できる等実用上極めて優れた利点を有するものである。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば次のように変更を加えてもよい。
(イ)前記実施例ではクランプ装置の作動をエアを利用
して行なったが、油圧を利用して行なうようにすること
(ロ)回転テーブルをリフトするための機構を省略する
こと。
(ハ)90度以外の間隔で割出しが行なわれるようにす
ること。
このようにするにはその所望の割出し角度で第1カム溝
及び第2カム溝を設ければよい。
に)クランプレバ−の数を3個以上にすること。
【図面の簡単な説明】
第1図はカバーを取除いて示す割出し装置の一部切欠平
面図、第2図はクランプ装置と回転テーブルの関係をカ
バーを除いて示す一部切欠平面図、第3図は第2図の略
X−X線に沿った断面図、第4図は第2図のY−Y線に
沿った断面図、第5図は第1リミツトスイツチを示す断
面図、第6図はカム溝を示す回転テーブルの底面図、第
7図a。 bはそれぞれクランプ状態とアンクランプ状態における
クランプ機構部の断面図、第8図は開口の接続関係を示
す断面図、第9図は割出し装置のエア回路図、第10図
は第7図aのX−X線より見た要部平面図である。 回転テーブル1、フレーム2、クランプ0レバー40、
クランプ用シリンタ゛47.48、ピストンロッド49
、摺動部材54、カム面54 a、取付孔55、移動杆
59、 カム面59a。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フレーム2に回転可能に支承された回転テーブル1と、 前記フレーム2に揺動可能に支持され、一端が前記回転
    テーブル1と押圧係合可能なりランプレバー40と、 前記フレーム2にその上端が前記クランプレバ−40の
    他端に係合し得るように上下動可能に支持された移動杆
    59と、 その移動杆59の移動方向と直交する方向に往復動可能
    なピストンロッド49を有する圧力流体駆動装置47.
    48と、 前記移動杆59の下端に対応してフレーム2上に前記ピ
    ストンロッド49の移動方向に摺動可能に配置されると
    ともに、ピストンロッド49に設けた孔55にそのピス
    トンロッド49の移動方向へわずかな間隙を有するよう
    に嵌合され、前記ビスl−ンロッド49の往復動に基づ
    いて前記移動杆59の移動方向と直交する方向に摺動す
    る摺動部材54と、 前記摺動部材54の上端面と前記移動杆59の下端面と
    の間に設けられ、前記摺動部材54の摺動に基づいて前
    記移動杆59を上下動させるためのカム手段54a、5
    9aとよりなり、 前記ピストンロッド49の移動によりクランプレバ−4
    0がテーブル1をクランプした時そのクランプレバ−4
    0の反力がビス)−ンロツド49に作用しないようにし
    たことを特徴とするクランプ装置。
JP1978096957U 1978-07-13 1978-07-13 クランプ装置 Expired JPS5917557Y2 (ja)

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