JPS5917497Y2 - 溶融金属用スライデイングノズル装置 - Google Patents

溶融金属用スライデイングノズル装置

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Publication number
JPS5917497Y2
JPS5917497Y2 JP1977144125U JP14412577U JPS5917497Y2 JP S5917497 Y2 JPS5917497 Y2 JP S5917497Y2 JP 1977144125 U JP1977144125 U JP 1977144125U JP 14412577 U JP14412577 U JP 14412577U JP S5917497 Y2 JPS5917497 Y2 JP S5917497Y2
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JP
Japan
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spring
housing
sliding nozzle
molten metal
surface pressure
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Expired
Application number
JP1977144125U
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JPS5476318U (ja
Inventor
慎治 西田
正彦 能勢
堅二 山本
治巳 亀川
Original Assignee
品川白煉瓦株式会社
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Publication date
Application filed by 品川白煉瓦株式会社 filed Critical 品川白煉瓦株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶融金属容器の溶湯排出口に取り付けられるス
ライディングノズル装置の面圧設定用バネの取り付けに
関するものである。
溶融金属容器の溶湯流量制御装置は近年殆んどの製鋼所
でスライディングノズル装置が実用されているが、最近
ではより取扱いの簡単なスライディングノズル装置を、
取鍋に固定した状態で簡単にれんがの交換ができるよう
に、ボトムプレートとスライドプレートが蝶番金物によ
り分離し、面圧設定にバネを用いた機構に変ってきた。
そのため、従来のスライディングノズル装置は面圧を設
定するバネが操作上非常に重要であり、バネの劣化が湯
漏れ事故を起す最大原因となっている。
このため、面圧設定バネは厳密な管理と頻繁な交換を必
要とした。
本考案はこれらの改良に関するもので、面圧設定バネを
熱影響の最も少い鉄皮側のハウジングにバネ箱に収納し
て取り付け、冷却ガス(空気、N2、Arガス等)を送
り冷却効果を高め、面圧設定バネの耐用を大巾に高めた
ものである。
従来のスライディングノズル装置の内容を第1図、第2
図により説明する。
第1図は取鍋1にボルトなどで固着されたハウジング2
の凹所にボトムプレート3が取り付けられ、ボトムプレ
ート3は取鍋鉄皮1の一部を切り取り挿入されたインサ
ートノズル4と嵌合している。
ボトムプレート3の下にはスライドプレート5がスライ
ドケース6の凹所に取り付けられ、スライドケース6に
埋設されたバネ7により支持されている。
スライドケース6はクランプ8に摺動可能に支持され、
クランプ8はハウジング2に支持反力を持った面圧設定
装置のトラブル機構9により上部に押付けられ、バネ7
を介してボトムプレート3とスライドプレート5の摺動
面に面圧が付与される。
又、第2図はクランプ10にバネ11が埋設され、ハウ
ジング12に支持反力をもった面圧設定装置のトラブル
機構13により、クランプ10がバネ11を介して上部
に押付けられ、クランプ10に摺動可能に支持されたス
ライドケース14に取り付けられたスライドプレート1
5とボトムプレート16の摺動面に面圧が付与される。
これら、従来のスライディングノズル装置は、第1図の
場合バネが、摺動するスライドプレートに直接、接触し
ているため、受熱が非常に大きく高熱にさらされる。
通常の場合湯道であるノズル孔には、1500〜170
0°Cの溶湯が通過し、湯道を開閉するスライドプレー
トは非摺動面においても500’ C以上になる。
又、第2図の場合スライディングノズル装置で、取鍋や
タンテ゛イシュ、インゴットケースなどに注湯する時、
装置と注湯された湯面の距離が通常の場合、注湯末期に
は1m前後になり、1500〜1700゜Cの湯面から
輻射及び対流により放出される熱により、装置は400
’ C前後に加熱され、バネは湯面に対し受熱しやすい
場所に取り付けられているため、非常に高温にさらされ
る。
この様に、従来のスライディングノズル装置は最も重要
な面圧設定バネが熱影響を受は易い位置に埋設されてお
り、面圧設定バネが劣化し性能が低下すると、スライド
プレートとボトムプレートの摺動面の面圧が低下し、漏
湯などにより重大な事故が起り易く、それを防止するた
めに、冷却装置を設けているが、雰囲気が高温のため効
果がなく、バネの面圧設定機能を維持するため、頻繁な
バネの抜取り検査が必要となり、作業性を著しく阻害し
、又、劣化したバネの交換に多大の費用を要する。
又、バネが開閉するスライドケース、クランプに取り付
けられているため、冷却配管に可動部分があり、作業の
邪魔になっている。
前述した如く、スライディングノズル装置におけるバネ
の熱影響は通常、取鍋鉄皮からと被鋳込容器(タンテ゛
イツシュ又はインゴットケース)の湯面から受けるが、
連続鋳造の場合、取鍋は耐火物でライニングされている
ため鉄皮表面の温度は200〜300°Cであるけれど
も、一方湯面から受ける熱は湯面が露出してしかも距離
が1m以下と近いために輻射熱により500°C以上と
なり、湯面から受ける熱影響の方がはるかに大きいもの
である。
本考案者等はか・る知見に基いて、前記実用新案登録請
求の範囲記載の如き構成からなる溶融金属用スライディ
ングノズル装置を開発し、それによって前述した如き従
来方式の諸欠陥を排除することに成功したものである。
本考案の実施の一例を第3図から第8図までの図面によ
り説明する。
第3図に示す如く、ハウジング20は鉄皮1に固着され
たベース金物21にボルト22により取り付けられ、ハ
ウジング20の凹所にはボトムプレートト23がボルト
などで゛固定されている。
ボトムプレート23には取鍋鉄皮1の一部を切り取り挿
入されたインサートノズル24が嵌合し、取鍋内部とノ
ズル孔が連通している。
ボトムプレート23の下部には、スライドケース26の
凹所にスライドプレートト25がボルトなどで゛固定さ
れ、スライドケース26はクランプ27により摺動可能
に支持されている。
スライドケース26はハウジング20にピン28により
固定された駆動装置29に連結せられ、矢印30の方向
に摺動しノズル孔を開閉する。
クランプ27には圧着用のピン42が左右に各2個所に
設けられ、左右の面圧設定装置のトラブル機構Aにより
スライドプレート25とボトムプレート23の摺動面に
面圧が付与される。
ハウジング20には第4図及び第5図に示すように、左
右にバネ箱31がありバネ箱31の両端にはピン32が
固着され、ピン32には面圧設定装置のトラブル機構A
のアーム33が回動自在に係合され、その外側にガイド
金物34がノ\ウジング20にボルト35により固着さ
れ、ガイド金物34の長(L36内にピン32が嵌合さ
れ、バネ箱31はハウジング20に上下方向に摺動自在
に取り付けられている。
バネ箱31の内部にはバネ37がバネ箱31の底31′
を貫通したボルト38及びバネ座金39により所定の高
さにセットせられる。
バネ箱31の両端のピン32に回転自在に係合されたア
ーム33の他端は締付金具40にピン41により回動自
在に連結され、締付金具40の他端の凹部をクランプ2
7の両側に固着されたピン42に当接して、着脱自在な
レバー43を締付金具40の締付孔40’に差込み、矢
印44の方向に作動させることにより、バネ37を介し
ハウジング20とクランプ27の間に張力が発生し、ボ
トムプレート23とスライドプレート25の摺動面45
に面圧が付与される。
一方、クランプ27は第6図に示すようにハウジング2
0の左右いずれか一方に固着されたヒンジブラケット4
6とクランプ27に固着されたヒンジブラケット47が
回動自在にピン48により係合され、一方に傾動でき、
スライドケース26はクランプ27にボルト50で個着
された押え金物49により摺動自在に支持され、クラン
プ27と一体に傾動し、スライテ゛イングノズル装置を
取鍋鉄皮1に固着した状態で、ハウジング20に固定さ
れたボトムプレート23及び取鍋に嵌挿されたインサー
トノズル24及びスライドケース26に固定されたスラ
イドプレート25の交換が可能である。
バネ箱31はハウジング20に上下方向に摺動自在に取
り付けられ、バネ箱31の内部はハウジング20の底部
20′に設けられた導管51よりハウジング20に穿設
されたガス孔52を通ってガスがバネ箱31の内部に吹
込まれ、内蔵されたバネ37を外気と遮断し冷却するこ
とができる。
導管51は第8図に示すようにハウジング20の底面2
0′にバネ箱31と平行に取り付けられ、接続口53よ
りガス源(図示せず)と接続される。
ガス孔52はバネ箱31に内蔵されたバネ37を有効に
冷却できるよう、各バネ37の近くに小径の孔52′を
バネ37の本数以上に多くあけると有効である。
バネ箱31には吹込まれたガスが排出されるガス孔54
が開けられ、ガス孔54の位置はガスの吹込まれるガス
孔52からへだたり、ガスがバネ37に平均に接触する
よう小径の孔52′を多く開けると最も有効である。
このようにバネ箱31をハウジング20にガイド金物3
4を介し上下方向に摺動自在に取付け、バネ箱31の内
部を外気と遮断した状態にして、内部にガスを吹込むこ
とにより内蔵されたバネ37は有効に冷却され、苛酷な
高熱作業に対してもバネ37の初期の性能を長期間保持
させ、安定した注湯作業を行うことができる。
通常のバネは特殊性質を用いてもバネ温度が最高300
〜400°Cに達すると性能が急激に低下し、短期間に
使用できなくなるが、本機構を用いガスを吹込むとバネ
温度を最高250°C以下に保持することができ、従来
の数倍(1年間以上)の耐用ができる。
なお、比較的熱影響の少ない一般造塊作業(連続鋳造作
業以外)では、ガスを吹込まなくても長期間バネを使用
することができる。
バネ箱31はいずれか一方のガイド金物34の取付ボル
ト35およびピン41を外すことにより、スライテ゛イ
ングノズル装置を取鍋鉄皮に固着した状態で簡単にアー
ム33と共にハウジング20から取外すことができ、予
備のバネ37を内蔵したバネ箱31を準備しておけば簡
単に新しいバネ37と交換することができる。
従来の装置はバネ7または11がスライドケース6また
はクランプ10側に取付けられているため、レンガを交
換する時クランプ8または10を傾動させるとバネ7ま
たは11の冷却用導管の接続口が移動するので、取鍋鉄
皮1から固定配管をすることができなくガス源を接続す
る時作業性が悪い。
しかし、本機構によればレンガ交換作業の時にも導管5
1はハウジング20に固着され動かないため、ガス源の
接続口53を取鍋鉄皮1から固定配管し、最も作業性の
良い位置に接続口53を取付けることができ作業性が良
くなる。
本考案においては、レンガの構成はボトムプレートとス
ライドプレートの2層構成に限定することなく、ボトム
プレート、スライドプレート、シールブレートの3層構
成にも適用で゛きる。
本考案は以上説明したように、バネが熱源から離れてい
るので、冷却が実効のあるものとなり、あるいは冷却の
必要がなくなり、熱によるバネの劣化が防止でき、バネ
の耐用が著しく延びたので、従来のような厳密な管理と
頻繁な交換を必要としなくなった。
また冷却配管も作業の邪魔になる可動部分がない等、作
業性が著しく向上するという効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のスライテ゛イングノズルの正面
断面図、第3図、第4図は本考案に係る側面断面図と正
面断面図、第5図は第4図のB−B部分断面図、第6図
はレンガを交換するためにクランプを傾動させた状態の
正面断面図、第7図は第4図のC−C部分断面図、第8
図は第4図のDD矢視図である。 図中1は取鍋鉄皮、20はハウジング、23はボトムプ
レート、25はスライドプレート、27はクランプ、3
1はバネ箱、34はガイド金物、37はバネ、51は導
管を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライディングノズル装置において、面圧設定装置のバ
    ネ37を内蔵したバネ箱31をハウジング20に取付け
    、前記バネ37を外気から遮断し冷却するため、冷却用
    ガス導管51を前記バネ箱31に連通してなる溶融金属
    用スライディングノズル装置。
JP1977144125U 1977-10-28 1977-10-28 溶融金属用スライデイングノズル装置 Expired JPS5917497Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977144125U JPS5917497Y2 (ja) 1977-10-28 1977-10-28 溶融金属用スライデイングノズル装置

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JP1977144125U JPS5917497Y2 (ja) 1977-10-28 1977-10-28 溶融金属用スライデイングノズル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5476318U JPS5476318U (ja) 1979-05-30
JPS5917497Y2 true JPS5917497Y2 (ja) 1984-05-22

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ID=29122452

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JP1977144125U Expired JPS5917497Y2 (ja) 1977-10-28 1977-10-28 溶融金属用スライデイングノズル装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106989A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Tokyo Yogyo Co Ltd スライディングノズル装置の面圧付加装置及びトグル切換駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52140428A (en) * 1976-05-19 1977-11-24 Kurosaki Refractories Co Sliding nozzle device containing slide flask with guide bar

Patent Citations (1)

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