JPS5917490Y2 - 真空ダイカスト成型装置 - Google Patents

真空ダイカスト成型装置

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JPS5917490Y2
JPS5917490Y2 JP12775081U JP12775081U JPS5917490Y2 JP S5917490 Y2 JPS5917490 Y2 JP S5917490Y2 JP 12775081 U JP12775081 U JP 12775081U JP 12775081 U JP12775081 U JP 12775081U JP S5917490 Y2 JPS5917490 Y2 JP S5917490Y2
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suction
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彪 荒井
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキャビティー内の気密性を完全ならしめて真空
ダイカスト成型における吸引作用を確実に作用せしめる
様にした真空ダイカスト戊型装置に関するものである。
ダイカスト法は非常に精度がよく且つ生産性の高い製造
方法であるが、その反面大気中にて作業するためキャビ
ティー、スリーブ内に空気が存在し、又キャピテイ−内
の離型剤、スリーブ内の潤滑剤等が溶湯金属圧入時の熱
分解によって大量のガスを発生し、よってこれら空気、
ガスを細分化して巻き込みながら圧入されていた。
そしてその際空気、ガスはエアーベントより多少排出さ
れるが鋳造時間即ち金型内への溶湯の充填時間は極めて
短く略0.05〜0.15秒であるため充分なるガス抜
きは期待出来ず、よって空気、ガスの大部分はキャビテ
ィー内に残留してブローホール、ピンホールとなって製
品を劣化せしめていた。
そこで空気、ガスを排出せしめるために真空ダイカスト
法が開発され、モートン式真空ダイカスト戊型の様に溶
湯金属の射出開始後一定時間経過した後吸引路にシャッ
トオフピンを介入させて吸引路を閉塞せしめる方法があ
るが、シャツ1・オフピンの介入タイミングの調整が困
難なため充分な効果を期待出来ず、又波板状の幅の広い
波形溝を有する一組のブロックを吸引路に装着し、溶湯
金属に流入抵抗を与えることにより吸引装置への溶湯金
属の侵入防止を図らしめたものも見受けられるが、波形
溝内に流入した溶湯金属は冷却に伴う収縮により波形溝
内に強固に付着するためその除却が困難であると共に波
形溝の介入により吸引抵抗が増大するため吸引効率が低
下し、又構造が複雑になり従来の金型の改良使用が出来
ず新規な金型を要するため甚だ不経済であった。
又これらの真空ダイカストの最大の欠点は吸引装置で効
果的に吸引しても金型の合わせ面から空気漏れが生じる
ため実際には完全なる吸引が行われず、一方これを防ぐ
方法として固定型と移動型との合わせ面に耐熱性のパツ
キンを介入せしめてシールする方法が採用されているが
、合わせ面での溶湯金属の噴出によりパツキンが溶けて
キャビティー内の気密性を保持出来ず、ある程度の効果
はあるものの完全とは言えなかった。
この様にダイカスト法では残存空気等により鋳巣の発生
を完全に防止出来ないため熱処理を必要とする肉厚製品
はグラビテイ−法、アキュラツド法、層流法に頼ってい
たが、これらは押湯効果を上げなければ引巣が発生する
ので湯道がダイカスト法の約10倍あるため、凝固時間
が長く非常に生産性が悪くなり、又肉薄部には溶湯金属
が廻らないため肉厚にして鋳造後筒削加工せしめており
甚だ非能率的であった。
本考案はかかる欠点に鑑み、中子の接合面と成型金型の
合わせ面を段違いに構成して接合面の気密性を確保せし
め、又キャビティーに対する吸引経路を中子の接合面に
形成すると共に中子の内部を通じて吸引経路に吸引作用
せしめる様にして上記欠点を解消せんとしたものにして
、以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
1は移動型2と固定型3より戊る成型金型であり、夫々
の合わせ面4,4′には中子5,5′を嵌着せしめる窪
部6,6′を対向させて形成し、移動型2の窪部6内に
一方の中子5をその接合面7が移動型2の合わせ面4よ
り上方突出する様にして嵌着せしめ、他方の中子5′は
これに対応して固定型3の窪部6′内にその接合面7′
が固定型3の合わせ面4′より陥没する様に嵌着せしめ
て中子5,5′の接合面7,7′を移動型2と固定型3
の合わせ面に対し段違いに構成せしめ、移動型2と固定
型3の接合時中子5,5′が接合面7,7′で密接する
と共に接合面7が突出した一方の中子5の外周が固定型
3の窪部6′の内壁面8に密接する様に夫々の中子5.
5′の厚さを設定している。
尚上記とは逆に固定型3の中子5′を突出せしめ、移動
型2の中子5を陥没せしめる様にしても良い。
中子5,5′の接合面7,7′には溶湯金属の圧入口9
に連通ずるキャビティー10.10’・・・を形成し、
該キャビティー10.10’・・・の吸引経路Aとして
後端部に対向する近接位置に湯だまり11.11’・・
・を幅広に陥設せしめると共に銭湯だまり11.11’
・・・とキャビティー10.10’・・・を略Q、3m
/mの間隙を有せしめたオーバーフローゲート12.1
2’・・・により連通せしめている。
又前記湯だまり11.11’・・・の後方には銭湯だま
り11.11’・・・に連通する略0.1−0.12
m/mノ狭小の間隙13を有せしめた幅広帯状のエアー
ベント14、14’・・・を形成し、又エアーベン)
14.14’・・・の後部には該エアーベンl−14,
14’・・・の後面に対し全面に渉って連通ずるエアー
ベントホール15を充分なる容積を有せしめる様にして
陥設し、更に移動型2の後面から穿設した吸引装置との
接続用の吸引孔16を中子5の内部でエアーベントホー
ル15の中央部に連通せしめている。
尚17は吸引装置に連結されるホース、18はホースニ
ップル、19.19’・・・はりタンピン、20.20
’は台ブロック、25.25’は押出ピンで゛ある。
第3図は他の実施例を示し、これは側面に凹部、貫孔等
のアンダーカット部21を有する製品に対応する引抜き
中子22を具備せしめたものであり、該引抜き中子22
は移動型2及び固定型3に嵌着した中子5,5′の側端
からキャビティー10内に挿通嵌合せしめ、又この引抜
き中子22の基部23には段部24を形成せしめて中子
5,5′に対し段違い状に嵌合する様に構成せしめてい
る。
次に本考案に係る真空ダイカスト成型装置の作用を説明
すると、先ず移動型2を作動せしめて固定型3に合わせ
る。
この時移動型2と固定型3の合わせ面4,4′に対し中
子5,5′の接合面7,7′は段違い状態となり、該接
合面7,7′は一方の中子5の突出部分の外周と固定型
3の窪部6の内壁面8との密接により気密状態に保持さ
れる。
次に吸引装置を作動せしめることにより吸引孔16、エ
アーベントホール15、エアーベント14゜14′・・
・、湯だまり11.11’・・・、オーバーフローゲー
ト12、12’・・・を介してキャビティー10.10
’・・・内に吸引作用せしめると、エアーベン) 14
.14’は幅広に形成されているため吸引作用断面積が
大となってキャビティー10.10’・・・内を速やか
に真空状態とし、かかる状況において溶湯金属の射出を
開始すると、真空状態となったキャビティー10.10
’・・・内に溶湯金属が流入すると共にオーバーフロー
して油カス等の残留物を湯だまり11.11’・・・へ
放出してエアーベン) 14.14’・・・内に至る。
エアーベント14、14’・・・内に侵入した溶湯はエ
アーベント14゜14′・・・の間隙13が狭小である
ためその流れが阻止されて吸引装置−の侵入防止が図ら
れる。
尚吸引装置への溶湯金属の侵入防止を完全ならしめるた
めエアーベントホール15にフィルターを充填しても良
い。
文化の実施例においても引抜き中子22の基部23に形
成した段部24が中子5,5′の側面に段違い状に嵌合
するためキャビティー10.10’・・・に対する吸引
経路Aの気密性が完全に保持されるのである。
要するに本考案は、移動型と固定型の合わせ面に形成さ
れた窪部内に接合面にキャビティーが形成された中子を
夫々嵌着せしめて成るダイカスト成型金型において、一
方の中子5,5′をその接合面7.7′か゛移動型2と
固定型3の合わせ面4,4′より突出する様にすると共
に、他方の中子5′はこれに対応してその接合面7,7
′が移動型2又は固定型3の窪部6,6′内に陥没して
中子5,5′が窪部6゜6′内で接合する様に夫々の中
子5,5′の厚さを設定せしめたので、移動型2と固定
型3の合わせ面4.4′に対し中子5,5′の接合面7
,7′が段違い状態となって中子5,5の接合面7,7
′の周囲が固定型3または移動型2の窪部6,6′の内
周に密接包囲されて接合面7,7′に形成されたキャビ
ティー10、10’の気密性を完全ならしめることが出
来、かかる段違いの気密状態は中子5,5′の厚さを予
め所定厚さに設定せしめるのみであるため移動型2およ
び固定型3には何等特別な加工を要することはなく、金
型のコストが高くなることはないと共に、従来より使用
している成型金型もそのまま使用出来、又キャビティー
10.10’に連通ずる湯だまり11.11’および゛
エアーベント14.14’を中子5゜5′の接合面7,
7′に形成すると共にエアーベント14、14’に連通
ずるエアーベントホール15を充分なる容積を有せしめ
て中子5の接合面7から内部に渉って陥設せしめ、該エ
アーベントホール15に吸引装置に接続される吸引孔1
6を中子5の内部で連通せしめたので、接合面7,7′
が合わせ面4゜4′との段差によって気密性を保持され
ていることと相俟ってキャビティー10.10’に対す
る吸引経路を移動型2と固定型3の合わせ面4,4′よ
り完全に遮断せしめて合わせ面4,4′からの外部空気
の吸い込みを完全に防止して真空度の低下を完全に防止
せしめることが出来、又エアーベントホール15が充分
な容積を有して形成されているので、各エアニベンt−
14,14’に対し全域に均等なる吸引力を作用せしめ
ることか゛出来るのである。
又アンダーカット部21を有する製品に対しては中子5
,5′の側端からキャビティー10.10’・・・内に
引き抜き中子22を挿通嵌合し、該引抜き中子22の基
部23に段部24を形成せしめたので、引抜き中子22
0基部23を通して合わせ面4,4′から外部の空気が
吸引されるのを防止して中子5,5′の接合面7,7′
の気密性を保持出来るのである。
従って本考案によれば真空ダイカスト成型の効果を最大
限に奏せしめることによって鋳巣のない良品質のダイカ
ス)・製品を成型出来る等その実用的効果甚だ大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして第1図は本考案
に係る真空ダイカスト戒型装置の縦断面図、第2図は移
動型の平面図、第3図は他の実施例を示す断面図、第4
図は成型金型の離型状態を示す断面図、第5図は同上化
の実施例を示す断面図である。 2・・・移動型、3・・・固定型、4,4′・・・合わ
せ面、5゜5′・・・中子、7,7′・・・接合面、1
0.10’・・・・・・キャビティー、16・・・吸引
孔、22・・・引抜き中子、23・・・基部、24段部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)移動型と固定型の合わせ面に形成された窪部内に
    接合面にキャビティーが形成された中子を夫々嵌着せし
    めて成るダイカス1〜戊型金型において、一方の中子を
    その接合面が移動型と固定型の合わせ面より突出する様
    にすると共に、他方の中子はこれに対応してその接合面
    が移動型又は固定型の窪部内に陥没して中子が窪部内で
    接合する様に夫々の中子の厚さを設定せしめ、キャビテ
    ィーに連通ずる湯だよりおよびエアーベントを中子の接
    合面に形成すると共にエアーベントに連通ずるエアーベ
    ントホールを充分なる容積を有せしめて中子の接合面か
    ら内部に渉って陥設せしめ、該エアーベントホールに吸
    引装置に接続される吸引孔を中子の内部で連通せしめた
    ことを特徴とする真空ダイカス)It型装置。
  2. (2)中子の側端からキャビティー内に引抜き中子を挿
    通嵌合し、該引抜き中子の基部に段部を形成せしめたこ
    とを特徴とする請求 記載の真空ダイカスト或型装置。
JP12775081U 1981-08-27 1981-08-27 真空ダイカスト成型装置 Expired JPS5917490Y2 (ja)

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JPS5833160U JPS5833160U (ja) 1983-03-04
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