JPS59174396A - 伝票の重ね合せ体およびそのフイルム被覆体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、伝票の重ね合せ体およびそのフィルム被覆体
に関するものである。

百貨店、運送業、各種工場等では、複数枚の重ねられた
伝票を用い、最上部の伝票に書き込めば伝票間のカーボ
ン伝票または裏カーボンにより上から２枚目以下の伝票
に同時に記載され、そのうちの１枚の伝票を届は品に貼
付し、残りの伝票を配送伝票、配達証明伝票、作業伝票
その他に利用する方式の伝票が用いられている。

この種の伝票は、従来、複数枚重ね合せられた紙製の伝
票を露出した状態で用い、フィルムにより被覆されてい
ない段階で文字を記入する。

そして商品に貼付されるお届は伝票は、雨のかかりや汚
れを防ぐために、商品貼着時にフィルムで覆われる。フ
ィルムの被覆は、商品上に届は先を表示したお届は伝票
を置いて、その上から伝票とは別に作製された片面にの
りが塗布されこののり塗布面にｗｉ（プい紙をとりつ【
プた袋状ビニールフィルムを用いて、離けい紙をのり塗
布面から剥がしつつ、フィルムののり塗布面で伝票を商
品上に押えて固定することにより行なっていた。しかし
、このような伝票ののり付きフィルムによる商品上への
貼着作業は、作業能率が悪く、改善が望まれていた。

このような問題を解消するために、本出願人により、始
めからフィルムで覆われＩ〔型式の伝票を用い、このフ
ィルムで覆われた伝票を商品に貼着して、作業性を向上
させるようにした種々の提案がなされている。たとえば
、特願昭５７−１５２６６４号、特願昭５８．−０１７
２０３＠の提案がそれに属する。

本発明は、これらの提案と同様の目的、すなわち、伝票
をフィルムで覆って保護するとともに商品への貼着の作
業性を良好にするフィルム被覆伝票に用いて最適な伝票
の重ね合せ体を提供することを目的とする他、フィルム
に被覆された状態での伝票の取扱いを容易にして、フィ
ルム被覆形式の伝票の便宜性を高めた伝票の重ね合せ体
のフィルム被覆体を提供することを目的とするものであ
る。

この目的に沿う本発明の伝票の重ね合せ体は、左端で互
いにのり付けされた複数枚の重ね合せられた伝票であっ
て、重ね合せられた伝票のうち最上部の伝票にはその右
端近傍に伝票の天地方向に延びるミシン線が施されてお
り、重ね合せられた伝票のうち上から２枚目以下の伝票
には左端ののり付は部に隣接した位置に天地方向に延び
るミシン線から茄されたものから成る。

また、重ね合せられた伝票のうち一部にカーボン紙を含
む場合は、このカーボン紙は該カーボン紙のすぐ上の伝
票に伝票右端においてのりイ号けされている。

また、本発明の伝票の重ね合せ体のフィルム被覆体は、
上記のような構成をもって重ね合せられた伝票の重ね合
せ体と、最上部の伝票の右端近傍のミシン線から右端の
部分を露出された状態で伝票の重ね合せ体を上側から覆
う上フィルムと、伝票の重ね体を下側から覆う下フィル
ムと、下フィルムの下面に塗布されたのりおよびのり塗
布面を下側から覆う離型紙とから成る。

そして、上フィルムと下フィルムは伝票の重ね合せ体の
左端および天地に沿う位置で互いに融着されており、上
フィルムと下フィルムの何れか少なくとも一方は伝票の
重ね合せ体に固定されている。

このような構成を有する伝票の重ね合せ体は、最上部の
伝票の右端にミシン線が施されているので、上下フィル
ムによって被覆されたときに、最上部の伝票の右端部を
ミシン線から切離すことができ、それによって上から２
枚目以下の伝票を露出させることができ、２枚目以下の
伝票の切離し時の作業性を向上させ、便宜を高めること
ができる。

また、伝票の一部がカーボン紙から成る揚台は、カーボ
ン紙が上の伝票とのり付けされてぃるので、上の伝票を
取除く１回の作業で同時にカーボン紙を取除くことがで
き、カーボン紙取除ぎの手間を省くことができる。

さらに上記伝票の重ね合せ体を上、下フィルムにより被
覆することにより、従来のように商品への貼着時に伝票
の上にフィルムをあてて伝票の表面を覆う場合に比べて
商品への貼着を容易にすることができる。なお、伝票を
フィルムによって覆う効果である雨水からの保護、汚れ
防止は従来同様達成される。なお上フィルムは最上部の
伝票のミシン線より右端を露出させているので、伝票を
右端において手でつかみ引張って上、下フイルム外に取
出すことは容易であり、取扱い性は良好である。

以下に本発明の伝票の重ね合せ体およびそのフィルム被
覆体の望ましい実施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図、第５図は本発明に係る伝票の重ね合せ
体のフィルム被覆体を示している。

図中、１０は複数枚の重ね合せられた伝票を示している
。伝票１０は、上側から上フィルム２０により、そして
下側から下フィルム３０により被覆されている。下フィ
ルム３０の下面にはのり３５が塗布され、こののり塗布
面には離型紙４０が着脱可能に貼付されている。

上フィルム２０と下フィルム３０とで覆われた中味は本
発明の第一発明に係る伝票の重ね体から成り、第３図、
第６図、第７図がその詳細を示している。

伝票１０は、最上部のお届り伝票１０ａ、２枚目以下の
持出伝票、配達証明伝票、物流控え、配送伝票等の各種
作業伝票１０Ｃから成り、これらの伝票は左端で互いに
のり１１により接着されている。伝票１０には、第７図
に示すように、最上部の伝票１０ａを除いて、のり付は
部１１に隣接した位置に、天地方向に延びるミシン線１
２が施されており、ミシン線１２で左右に切離し可能に
なっている。最上部の伝票１０ａには、左＠１のミシン
線１２は施されていない。

伝票１０は、上フィルム２０より右側にはみ出している
。最上部の伝票１０ａには、第６図に示すように、右端
近傍の位置に伝票１０ａの天地方向に延びるミシン線１
３が入れられており、ミシン線１３で左右に切離し可能
になっている。そして、上フィルム２０の右端はミシン
線１３の位置まで延びており、それより右方において伝
票は上フィルム２０より露出している。

伝票１０のうち幾枚かはカーボン紙１０ｂであってもよ
い。カーボン紙１０ｂである場合は、第４図に示すよう
に、カーボン紙１０ｂの伝票の右端の位置で、すぐ上の
伝票１０に、天地方向に延びるのり付は部でのり付けさ
れている。

符号１４はこののり付は部を示している。このカーボン
紙１０ｂを含む場合が本発明の伝票の重ね合せ体にかか
る第二発明であり、カーボン紙１０ｂおよびのり付は部
１４以外は上記の第一発明の伝票の重ね合せ体に準じる
。

再び本発明の第三発明である伝票の重ね合せ体のフィル
ム被覆体に戻るが、伝票１０の重ね合せ体は上下から上
フィルム２０および下フィルム３０によって覆われる。

上フィルム２０の伝票１０側の面には、伝票１０の左端
および右端に対応する位置において、伝票１０の天地方
向に延びるのり付は部２１．２２が設けられており、上
フィルム２０はこののり付は部２１．２２により、最上
部の伝票１０ａとのり付けされている。

下フィルム３０は伝票１０の右端の位置まで延びている
。したがって下フィルム３０の方が上フィルム２０より
右方向に長く延びている。

下フィルム３０の上面には、伝票１０の左端に対応する
位置に伝票の天地方向に延びるのり付は部３１が施され
、最下部の伝票１０にのり付けされる。

上フィルムと下フィルム３０は伝票１０の天地および左
端において伝票１０の端部より外方に張り出しており、
この張り出し部において、上フィルム２０と下フィルム
３０とは互いに熱融着される。２５はこの熱ｓ肴部を示
している。

そして、上フィルム２０と下フィルム３０の融着体は伝
票１０の重ね合せ体に、のり付は部２１．２２．３１に
おいて固定される。

上、下フィルム２０．３０と伝票１０の重ね合せ体との
固定は、のり付は部２１．２２．３１以外の方式によっ
てもよい。たとえば、第８図に示すように、伝票１０の
左端ののり付は部１１の天地の位置に、切欠３２．３３
を設け、該切欠に融着部２５を食い込ませて固定しても
よい。要は、上、下フィルム２０１．３０の何れか少な
くとも一方が伝票の重ね合せ体に固定されていればよい
。

下フィルム３０の下側には商品への貼着用のり３５が塗
布されており、こののり塗布面には離型紙４０が着脱可
能に貼着されている。離型紙４０は伝票１０の左右２部
に分かれて貼着されている。

上記のように構成された伝票の重ね合せ体とそのフィル
ム被覆体においては、フィルムで被覆する前の段階、す
なわち、第３図または第４図の段階において、伝票１０
への記入が済まされる。そして、記入済伝票１０を上、
下フィルム２０．３０によって被覆するとともに下フィ
ルム３０にのり３５の塗布、離型紙４０の貼付を行ない
、第１図、第２図、第５図または第８図に示すフィルム
被覆体を形成する。これを商品に貼着する場合は、まず
離型紙４０を下フィルム３０の下面より離し、のり３５
塗布面が露出したフィルム被覆伝票を、そののり３５塗
布面を商品側にして、商品にそのまま貼着する。

そして、最上部の伝票１０ａの右端はミシン線１３で切
取られる。

商品は各作業場をまわり、運送される。その場合、伝票
１０のうち最上部の伝票１０ａは最後まで残って届は先
に届くお届は伝票となるが、上から２枚目以下の伝票１
０は手配の途中で上、下フィルム２０．３０間より切離
される作業伝票となる。この作業伝票の切離しにおいて
、伝票１０は右端が上フィルム２０の右端より右側には
み出しているので、容易に伝票１０の右端を手で挾むこ
とができ、そのまま右側に引張ることにより、作業伝票
は容易に左端のミシン線１２の位置で切離され、外に取
出すことができる。この場合、最上部の伝票１０ｂの右
端がミシン線１３の位置で既に切取られているので、上
から２枚目以下の伝票１０は右端が最上部の伝票１０ａ
より右側にはみ出しており、容易に右端をつかむことが
できる。これは、作業性、取扱いの便宜を著しく向上さ
せている。

最上部の伝票１０ａの右端近傍のミシン線１３における
切離しにおいては、最上部の伝票１０ａが第１１図、第
２図、第５図の如く上フィルム２０の右端でのり付は部
２２により固定されていると、お届は伝票１０ａのミシ
ン線１３より左端が損傷することが防止されるとともに
、ミシン線１３における切離しも安定化される。

また、カーボン紙１０ｂを含む場合は、そのすぐ上に位
置する伝票１０にのり付け１４されているので、上の伝
票１０を取出すときに一緒に同時にミシン線１２から切
り取られて取出される。したがって、一度の伝票取出し
作業で２枚を取出すことができ、作業の能率が向上され
る。また、カーボン紙１０ｂと上の伝票１０の同時つか
みも楽にできる。

また、フィルム被覆伝票を商品に貼着する場合は、離型
紙４０を取外してそのまま商品に貼着すればよいから、
従来のように伝票を商品上に押える必要がなく、貼着作
業は容易である。

そして、−たん貼着された伝票は、フィルム２０．３０
によって保護されているので、雨水から保護され、かつ
汚れも防がれる。

以上の通りであるから、本発明伝票の重ね合せ体および
そのフィルム被覆体によることは、つぎの種々の効果が
得られる。

まず、フィルム被覆伝票本来の効果である伝票の雨水か
らの保護、汚れ防止効果が十分に得られる。

また、伝票の右端が上フィルムより右にはみ出している
ので、取扱いが便利となる。この場合、最上部の伝票は
上フィルムの右端に治ったミシン線で切取られるので、
上から２枚目以下の伝票は上フィルムより右側にはみ出
し、容易に右端をつかむことができ、作業の便利化がは
かられている。

なお、カーボン伝票を含む場合は、その上に位置する伝
票とのり付けされているので、カーボン伝票取出しを上
の伝票の取出し作業と同時に行なうことができ、作業の
能率をさらに向上させることができる。−

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第三発明に係る伝票の重ね合せ体の
フィルム被覆体の斜視図、 第２図は、第１図のフィルム被覆体の、伝票および上、
下フィルムの厚さを拡大して示した断面図、 第３図は、第２図において伝票のみを取出して示した、
本発明の第一発明に係る伝票の重ね合せ体の断面図、 第４図は、第３図において伝票とカーボンとがのり付け
されている場合の、本発明の第二発明に係る伝票の重ね
合せ体の断面図、 第５図は、第１図のフィルム被覆体の正面図、第６図、
第３図および第４図において最上部の伝票のみを取出し
て示した正面図、 第７図は、第３図および第４図において上から２枚目以
下の伝票を取出して示した正面図、第８図は伝票の重ね
合せ体と上下フィルムとの別の固定法を示すフィルム被
覆体の正面図、である。 １０・・・・・・・・・伝票 １０ａ・・・・・・・・・最上部の伝票１０ｂ・・・・
・・・・・カーボン紙 １０Ｃ・・・・・・・・・上から２枚目以下の伝票１２
・・・・・・・・・左端のミシン線１３・・・・・・・
・・右端のミシン線１４．２１．２２．３１・・・・・
・・・・のり付は部２０・・・・・・・・・上フィルム ２５・・・・・・・・・融着部 ３０・・・・・・・・・下フィルム ３５・・・・・・・・・のり ４０・・・・・・・・・離型紙

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　左端で互いにのり付けされた複数枚の重ね合せ
   られた伝票であって、該重ね合せられ・た伝票のうち最
   上部の伝票にはその右端近傍に伝票の天地方向に延びる
   ミシン線が施されており、前記重ね合せられた伝票のう
   ち上から２枚目以下の伝票には左端ののり付は部に隣接
   した位置に天地方向に延びるミシン線が施されているこ
   とを特徴とする伝票の重ね合せ体。
2. （２）　一部にカーボン紙を含み左端で互いにのり刊け
   された重ね合せられた複数枚の伝票であって、該重ね合
   せられた伝票のうち最上部の伝票にはその右端近傍に伝
   票の天地方向に延びるミシン線が施されており、前記重
   ね合せられた伝票のうち上から２枚目以下の伝票には左
   ののり付は部に隣接した位置に天地方向に延びるミシン
   線が施されており、前記カーボン紙はすぐ上の伝票に伝
   票右端においてのり付けされていることを特徴とする伝
   票の重ね合せ体。
3. （３）　左端で互にのり付（プされた複数枚の重ね合せ
   られた伝票であって、該重ね合せられた伝票のうち最上
   部の伝票にはその右端近傍に伝票の天−地方向に延びる
   ミシン線が施されており、前記重ね合せられた伝票のう
   ち上から２枚目以下の伝票には左端ののり付は部に隣接
   した位置に天地方向に延びるミシン線が施されている伝
   票の重ね合せ体と、 最上部の伝票の前記右端近傍のミシン線から右側の部分
   を露出させた状態で前記伝票の重ね合せ体を上側から覆
   う上フィルムと、 前記伝票の重ね合せ体を下側から覆う下フィルムと、 前記下フィルムの下面に塗布されたのりおよび該のり塗
   布面に下側から着脱可能に貼着された離型紙と、からな
   り、 前記上フィルムと下フィルムとは伝票の重ね合せ体の左
   端および天地に沿う位置で互いに融着されており上フィ
   ルムと下フィルムの何れか少なくとも一方は伝票の重ね
   合せ体に固定されていることを特徴とする伝票の重ね合
   せ体のフィルム被覆体。