JPS59173338A - 炭素繊維織布 - Google Patents

炭素繊維織布

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Publication number
JPS59173338A
JPS59173338A JP58045614A JP4561483A JPS59173338A JP S59173338 A JPS59173338 A JP S59173338A JP 58045614 A JP58045614 A JP 58045614A JP 4561483 A JP4561483 A JP 4561483A JP S59173338 A JPS59173338 A JP S59173338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven fabric
carbon fiber
yarn
weave
acrylic
Prior art date
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Pending
Application number
JP58045614A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 恵彦
総一郎 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特殊な織成方法により得られたアクリル織布を
炭化した炭素繊維織布に関し、柔軟でしなやかな触感を
有するうえに表面積が大で、通気性が良好であり、特に
レドックスフロー型電池の電極材料として優れた性能を
備える炭素繊維織布を提供するものである。
炭素繊維織布はアクリル繊維織布を不活性雰囲気中で除
熱炭化することにより得られる。この炭化過程では、織
布が50%にも及ぶ面積収縮を生じることから1本1本
の原繊維の撚りと縮みが著しく発達し、しがも伸長下で
炭化されるために織布に歪が残り、かつ繊維表面が平滑
化して板状体に近いものとなる結果、織布としてのしな
やかさン失い、また著しい強度の低下を招く。
近時、太陽電池や風力発電など自然エネルギーの貯蔵シ
ステム開発の一環としてレドックスフロー型二次電池の
開発がすすめられている。レドックスフロー型二次電池
とは、タンクに貯蔵したレドックス溶液をポンプにより
流通型電解槽に供給して充電する方式の二次電池で、こ
の電池は電圧、容量共にスケールアップが容易である点
で注目されている。炭素繊維織布は電解液の塩酸酸性溶
液中で長時間安定に褪゛用でき、かつ経済性を満足す−
る電極材料として唯一の材料であるが、従来のものは電
流効率、セル電導率共に低く、未だ十分な実用条件を具
備したものが見出だされていない現状にある。
本発明は、炭素繊維織布の特殊な表面酸化(例えばスパ
ッタリング、電解酸化)、あるいは金−鉛系触媒担持な
どコストのかかる従来方法とは異なり、原料基布の織成
法を変えるのみの低コスト手段により、上記電極材料、
その他の工業材料として好適な性能付与に成功したもの
で、提供される炭素繊維織布は、アクリル繊維からなる
紡績糸の原糸の撚りを通常の撚り数゛の15〜70%減
の甘撚りに構成し、かつ織成に際して通常の織成密度に
対し炭化収縮を考慮した甘織りとして綾織、斜紋織又は
朱子織に仕上げたアクリル織布を、低温空気酸化処理後
、不活性雰囲気中で焼成炭化又は黒鉛化してなることを
特徴とする。すなわち、本発明に係る炭素繊維織布は、
原布の織布法を根本的に変更【・、織布工程の直前の形
である紡績糸の撚りを甘くし、合糸も甘撚りとしたうえ
、オイルワックスなどの潤滑剤を全く使用せずに炭化時
の体積減耗を計算した特殊な甘織りのプレカーサーを用
いるところに最大の要点がある。甘撚り糸を潤滑剤なし
にざっくりと織り上げるには高度の技術を必要とする。
ここでいうアクリル繊維からなる紡績糸の原糸の通常の
撚数とは、糸の太さすなわち番手により異にし、アクリ
ル糸の場合は共通番手で表示されており、これを綿糸番
手に換算して次式によってあられされる。
標準撚り数=  (II:i¥−!Hiilf=) X
4・・(I)但し、 綿糸換算番手=共通番手X0.59・・・・(II)例
えば、これら(1)、 (2)式で計算すると、アクリ
ル28番手のものでは、標準撚り数は16/インチ(2
,54、cm)であり、32番手では19フインチ(2
,54cm)となる。
本発明においては、原糸の撚り数を上記通常の撚数の1
5〜70%減の甘撚りとする。し・たがって、これを式
であられせば、 (本発明の甘撚り数)= に16475石x4x(7±2)/lo・・(III)
となる。
上側において、アクリル28番手のものでは撚り数を8
〜15/インチ(2,54cm)とし、同32番手では
9〜17/インチ(2,54cm)とすることになる。
また、金糸についても単糸と同様に甘撚りとし、単なる
引揃えから通常の20%減位までの広範囲に廿撚りをす
る。これも炭化による収縮率を考慮すると、破れ斜紋織
の場合は約30%減前後の甘撚りとすることが望ましい
上記のようにして得られた甘撚りの原糸の単糸又は合糸
を用いて織成する際の織の組織は、平織よりも綾織、斜
紋織又は朱子織とすることが好適である。平織では柔軟
性を欠き炭化処理後特に屈曲に弱い等の弊害をもたらす
゛が、綾線;、斜紋織又は朱子織では極めて柔軟で、炭
化処理後もし・なやかさが保持される8 織密度も通常のものに比べて15〜70%減であり、こ
れは炭化時の減耗を計算した刈〈弛い織りどなっている
。この織上げは、炭化後の織布の柔軟性、表面積、通気
性を高め、しかも良好な機械的強度を付与するための必
須の要件どなる。
このようにして織り上げたアクリル100%の織布は、
常法に従って空気酸化処31!!を行ない、次いで10
00℃前後に不活性ガス雰囲気中で焼成炭化し、必要に
応じ更に3000 ’Cまでの温度で黒鉛化する。
以下実施例によって本発明の構成及び効果を具体的に説
明する。
実施例1 アクリル繊維100%の28番単糸を用いて、第1表に
示す条件の甘撚り糸とし、100cm 巾の繊布を同じ
く第1表に示す条件で織成した。比較のために従来の糸
及び織成の条件を比較例1゜2として示した。
得られた織布を常法に従って230±5℃、2時間の低
温、空気酸化処理を連続的に行なったあと、1000℃
まで不活性雰囲気中で焼成炭化させた。
このようにして得られた炭素繊維織布は第2表に示した
引張り強さく251巾当りのkg) を有し、通常の織
布から得られた炭素繊維織布(比較例)の場合に比べ、
極めて高い値をもつことが判明した。この場合、通常の
織布法では本発明品に比べ炭化移しなやかさが得られず
、約1/2の厚味に事実上制限されるので、同じ厚味に
換算すると第2表の比較値はこれの2倍になる。しかし
、2倍にしてもなおかつ本実施例ではその30〜50%
高い強度を示す。このことは、本発明の織布が炭化後の
内部歪の少いことを示しており、当初の目的に適ったも
のであることが明らかとなった。
次に、炭素繊維織布の表面状態を走査電子顕微鏡像によ
り検討したところ、織布表面は従来品が平)骨で緻密で
あるのに対し、本発明実施例品は平滑でなく粗雑面を有
していることが認められた。
実施例2 実施例1の炭素繊維織布を電極面積10cJ(]X10
CI11)の材料試験評価用小型単電池を用い、レドッ
クスフロー型二次電池の電極材料としての評価をta電
流効率9う)と2ル電導率(S / cn? )の関係
どして測定した。
得ら九た測定値を第2表の下欄に示す。第2表の結果か
ら本発明品は、従来品に比して優れた電流効率どセル電
導率を示ずことがわ力)った。通常、電流効率は95%
以上、セル電導率は0.5S/cnf以上(2Ω(15
以下)が実用条件の目安とされているから、本発明の炭
素繊維織イは十分実用範囲同第  1  表 第  2  表 ※ 厚味を同じくするため2枚重ねで電流効率及びセル
電導率を測定した。
にあると考えられる。
なお、第1表実施例1,2の他に朱子織としたものを、
同様に炭化処理した織布も極めてしなやかであり、はぼ
同様な電流効率を示した。
また、第1表実施例1,2の炭化繊布を2800℃に黒
鉛化処理したものも、しなやかさはほとんど失われず、
強度低下も10%以下であり、電気伝導度のより高い織
布としての用途に対し好適であった。
以上 出願人  東海カーボン株式会社 同   協和フィルター株式会社 代理人  弁理士 森  廣三部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリル繊維からなる紡績糸の撚りを通常の撚りの
    数の15〜70%減とした甘撚り原糸を使用して織成し
    たアクリル織布を炭化又は黒鉛化してなる炭素繊維織布
JP58045614A 1983-03-17 1983-03-17 炭素繊維織布 Pending JPS59173338A (ja)

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JP58045614A JPS59173338A (ja) 1983-03-17 1983-03-17 炭素繊維織布

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JP58045614A JPS59173338A (ja) 1983-03-17 1983-03-17 炭素繊維織布

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JPS59173338A true JPS59173338A (ja) 1984-10-01

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ID=12724248

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JP58045614A Pending JPS59173338A (ja) 1983-03-17 1983-03-17 炭素繊維織布

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JP (1) JPS59173338A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61215719A (ja) * 1985-01-18 1986-09-25 アメリカン・サイアナミド・カンパニ− マルチ・フオルド活性化炭素糸
WO2002042534A1 (fr) * 2000-11-24 2002-05-30 Toho Tenax Co., Ltd. Feuille de fibres de carbone et son procede de production

Cited By (3)

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WO2002042534A1 (fr) * 2000-11-24 2002-05-30 Toho Tenax Co., Ltd. Feuille de fibres de carbone et son procede de production
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