JPS5917239Y2

JPS5917239Y2 - 調理タイマ−付グリドル蓋

Info

Publication number: JPS5917239Y2
Application number: JP1959879U
Authority: JP
Inventors: 照男竹田; 昭田村
Original assignee: タイガー魔法瓶株式会社
Priority date: 1979-02-17
Filing date: 1979-02-17
Publication date: 1984-05-19
Also published as: JPS55119033U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、調理タイマー付グリ、ドル蓋に関するもの
である。

電気ヒーター等により加熱されて、上面で焼物調理を行
う、プレート形の調理器、いわゆるグリ、ドルは、焼き
肉や焼きソバ、お好み焼き、焼きギョーザ等、種々の焼
物調理を行うに際し、調理の種類や好みに応じて、水分
の発散、調理物の乾燥、油等の飛び散りを防止する等の
ために、調理面を覆うグリドル蓋が用いられる。

この蓋は、耐熱性、取扱い性などの面からステンレスス
チールやアルミニウム等の薄い金属板で形成され、不透
明なために調理中蓋を被せたまま調理の状態を知ること
ができず不便であり、時間経過をつい忘れたりまた出来
上り前に蓋を取ってし・まったりして、調理を失敗しま
た出来上りが希望に添わなかったりすることがある。

蓋を透明な硝子質のものとしても調理中は蒸気でくもる
から調理状態はよく見えず同様な問題がある。

この考案は、グリドル蓋の一部に、調理用タイマを蓋の
ツマミ兼用可能なよう着脱式に付設して、蓋の従来の基
本形態および取扱い形式を余り変えずに前記従来の欠点
を解消するタイマー機能が得られ、しかもその付加機能
の保全管理にも便利な調理タイマー付グリドル蓋を提供
することを目的とする。

そこでこの考案は、グリドルの調理面へ被せられるよう
にした蓋において、その上面のツマミ取付は部に調理タ
イマーを着脱できるように設け、調理タイマーを蓋体の
ツマミとしたことを、前記目的達成のための要旨として
いる。

第１図、第２図に示される実施例について説明すれば、
１はグリドルであって、アルミニウム等の金属材料によ
り角形の浅い容器形に形成され、裏面にシーズヒーター
（図示せず）が添着されており、長手方向両端部外側に
把手２が取付けられている。

３はヒーターカバー兼熱反射板である。グリドル１は、
その内周に段部４が形成されていて、調理面５を覆うべ
く被せた蓋６を受ける。

この考案は、前記蓋６のツマミ部に調理タイマー７を設
ける。

タイマー７は、蓋６のツマミを兼用する操作部８ａを持
った回動式時間設定部材８を有している。

同部材８は、タイマー７の本体ケース９内に設けた復動
用ゼンマイに連結されると共に、同ゼンマイによる復動
回転を定速化しかつ減速する調速機構と連結される（こ
のタイマー構造は公知であるから詳述しない）。

これによって部材８は初期位置からの回動量によって設
定調理時間を、そして初期位置への復帰によって設定調
理時間が経過したことをそれぞれ示す。

このタイマー７は、その本体ケース９を外装ケース１０
内へ断熱材１１を介し収めて、外装ケース１０の上方開
口１０ａへ部材８の操作部８ａが面一状に臨ませ、外装
ケース１０を蓋６上面中央に形成した凹部６ａへ嵌め込
み、裏面からビス１２により外装ケース１０および本体
ケース９を断熱材１１と共に締結しである。

操作部８ａは、外装ケース１０の開口１０ａ部内で操
作し、また蓋６のツマミとして指先で持ちやすいように
直径線上の背の高い突状に形成してあり、その頂面の一
端側に部材８の回動位置を示す指標１３が設けられ、外
装ケース１０の口縁を外側へ折り曲げて蓋６の凹部６ａ
開口を覆うべくした肩部１０ｂの頂面へ、前記指標１３
が示す部材８の回動位置を初期位置へ復帰するに要する
時間（単位は分）に換算した時間目盛１４が設けられて
いる。

調理に際しては、調理開始時、操作部８ａを回動して指
標１３を時間目盛１４の所要調理時間に合わせる。

以後、部材８はその回動位置へ定速で復帰し調理終了を
知らせる。

従って、部材８の復帰を待って調理を終えれば種々の調
理を好みに応じて失敗なく行える。

タイマー７は、グリドル１による調理に限らず、他の器
具で調理する場合でもグリドル蓋６を見やすいところへ
置いて利用できる。

また、前記タイマー７は調理終了を視覚表示するだけで
あるが、部材８に連動するカム等によって音を発生させ
るとか、調理器の電源を切ったりさせ得ることは勿論で
ある。

第３図、第４図に示される実施例は、円形のグリドル１
０１の蓋１０６にタイマー１０７を設けたものであって
、タイマー１０７は蓋１０６上面の中央へ、廃盤１２０
、本体ケース１０９を重ね置き、蓋１０６の裏面よりビ
ス１１２によって締結されている。

そして、回動式時間設定部材１０８は、本体ケース１０
９を覆い圧盤１２０外周と面一をなすダイアル形に形成
され、それ全体が蓋１０６のツマミを兼用する操作部１
０８ａをなしている。

そして、部材１０８と廃盤１２０との境界部に形成され
た小孔１２１へ、放射状に配された長い時計の針状指標
１１３の基部１１３ａを着脱自在に弾性嵌着され、蓋１
０６の上面性周部に時間目盛１１４が設けられている。

前記指標１１３は目盛１１４部まで伸びており、全体に
時計に類似した外観を呈し、グリドル１０１を囲んでの
飲食に楽しさを増す。

時間目盛１１４は、例えばシルク印刷等として剥離強度
が高く長期に亙って美観を保つよう工夫される。

この実施例では、グリドル１０１の不使用時も蓋１０６
を例えば第５図に示されるように、壁面１２２へ掛は下
げて台所の飾りとでき、またその状態で他の種々な調理
にタイマー１０７を利用するのに便利である。

１２３は前記掛は下げのために蓋１０６外周一部に取付
けた掛は金具である。

第６図に示される実施例は、グリドル蓋２０６のビス２
１２により取付けたツマミ２３０に対して、タイマー２
０７を着脱自在に嵌着したものであって、タイマー２０
７の本体ケース２０９は合成樹脂製として、裏面にツマ
ミ２３０に対し弾性嵌着する嵌着スノーブ２０９ａが一
体成形されている。

回動式時間設定部材２０８は、本体ケース２０９の」二
面凹陥部２１０ｂへ位置され、部材２０８の頂面に指標
２１３を、本体ケース凹陥部２０９ｂの部材２０８周
りの斜面に時間目盛２１４をそれぞれ設けである。

この実施例では、本体ケース２０９が、蓋２０６のツマ
ミを兼用でき、タイマー不使用時は、タイマー２０７を
蓋２０６から外しておける便がある。

この場合、蓋２０６はそれ自身のツマミ２３０により取
扱われ、タイマー２０７の不要な疲労を避は得るほか、
タイマー２０７は外すことによって他の調理への利用が
さらに便利である。

なお、前記実施例の何れも、回動式時間設定部材に指標
を設け、本体ケースや外装ケース、蓋等の固定部材側に
時間目盛を設けたが、その反対でもよいし、この考案は
グリドル以外の調理具の蓋に適用で゛きる。

この考案によれば、調理面を覆う大きな蓋にＪ・５いて
、その上面のツマミ取付部に、蓋のツマミを兼用する調
理タイマーを着脱式に付設したから、調理タイマーは、
調理時間を調理の種類や好みに応じて任意に設定し、そ
れを忘れたり間違えたりせずに首尾よく調理できるよう
にして前記従来の欠点を解消し得るほか、従来のツマミ
に代えるがそれに付帯して設けられ、タイマー機能の付
加によって蓋従来の基本的な形態や取扱形式を変えて異
和感や取扱い性の低下をもたらすことがなく、着脱でき
ることによって、内部の点検や修理、あるいは取換えに
便利で、タイマー付蓋としての保全管理が容易かつ安価
に遠戚されるし、メーカーや製品仕様が異なる既存蓋で
あっても簡単に改良できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例の斜面図、第２図は要部の断面図、第
３図は他の実施例の斜面図、第４図は要部の断面図、第
５図はグリドル蓋を掛は下げた状態の正面図、第６図は
今１つの実施例の要部断面図である。６．１０６，２０６・・・・・・蓋、７，１０７，２０
７・・・・・・タイマー、８゜１０８．２０８・・・・
・・回動式時間設定部材、８ａ、１０８ａ・・・・・・
操作部、９，１０９，２０９・・・・・・本体ケース、
１０・・・・・・外装ケース、１０ｂ・・・・・・肩部
、１２，１１２，２１２・・・・・・ビス、１３゜１１
３．２１３・・・・・・指標、１４，１１４，２１４・
・・・・・時間目盛、１２０・・・・・・床盤、１２３
・・・・・・掛は金具、２０３・・・・・・ツマミ、２
０９ａ・・・・・・嵌着スリーブ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）グリドルの調理面へ被せられるようにした蓋にお
いて、その上面のツマミ取付は部に調理タイマーを着脱できる
ように設け、調理タイマーを蓋体のツマミとしたこれを特徴とする調理タイマー付グリドル蓋。
（２）調理タイマーは、蓋のツマミを兼用する操作部を
有している実用新案登録請求の範囲第１項記載の調理タ
イマー付グリドル蓋。
（３）調理タイマーは、その本体部がツマミを兼用する
よう蓋に取付けられている実用新案登録請求の範囲第１
項記載の調理タイマー付グリドル蓋。
（４）タイマーは、定速復元力が与えられた回動式時間
設定部材と、その周りの固定部材との一方に付した時間
目盛と、他方に設けた指標によって、設定時間および時
間経過ないし残り時間を表示するものである実用新案登
録請求の範囲第１項記載の調理タイマー付グリドル蓋。
（５）時間目盛ないし指標が設けられる固定部材は、タ
イマ一本体部である実用新案登録請求の範囲第４項記載
の調理タイマー付グリドル蓋。
（６）時間目盛ないし指標が設けられる固定部材は、グ
リドル蓋自体ないしは同蓋側に取付けられたタイマー取
付はアタッチメントである実用新案登録請求の範囲第４
項記載の調理タイマー付グリドル蓋。
（７）時間目盛は、グリドル蓋自体の上面外周部へ、タ
イマー取付部を中心として配列表示され、回動式時間設
定部材に、時間目盛部まで伸びる長い時計の針状指標を
取付けた実用新案登録請求の範囲第４項記載の調理タイ
マー付グリドル蓋。
（８）時間の針状指標は、着脱自在に取付けられている
実用新案登録請求の範囲第７項記載の調理タイマー付グ
リドル蓋。
（９）タイマーは、それ自体蓋のツマミを兼用するもの
である実用新案登録請求の範囲第１項記載の調理タイマ
ー付グリドル蓋。