JPS591684B2 - 鎮痛剤 - Google Patents
鎮痛剤Info
- Publication number
- JPS591684B2 JPS591684B2 JP55122360A JP12236080A JPS591684B2 JP S591684 B2 JPS591684 B2 JP S591684B2 JP 55122360 A JP55122360 A JP 55122360A JP 12236080 A JP12236080 A JP 12236080A JP S591684 B2 JPS591684 B2 JP S591684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gingerol
- shogaol
- analgesic effect
- ether
- hexane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、構造式
〔式中、RGI−CH=CH−(CH2)、−CH3ま
たは−CH2−CH−(CH2)4−CH3を示す〕H で表わされる化合物を有効成分とする鎮痛剤である。
たは−CH2−CH−(CH2)4−CH3を示す〕H で表わされる化合物を有効成分とする鎮痛剤である。
Rが−CH−CH−(CH2)4−CH3である式(I
)で表わされる化合物は〔6〕−ショウガオール((6
) −S hogaol )と称され、Rが−CH2−
CI(−(CH2)4−CH3である式(I)■ H で表わされる化合物は〔6〕−ジンゲロール(C6)
−Gingerol )と称される。
)で表わされる化合物は〔6〕−ショウガオール((6
) −S hogaol )と称され、Rが−CH2−
CI(−(CH2)4−CH3である式(I)■ H で表わされる化合物は〔6〕−ジンゲロール(C6)
−Gingerol )と称される。
上記化合物〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジン
ゲロールは、ショウガ科の植物であるショウガから下記
の方法で得ることができる。
ゲロールは、ショウガ科の植物であるショウガから下記
の方法で得ることができる。
即ち、よ(乾燥させたショウガの根茎をエーテルで抽出
し、これを濃縮して得たエキスをシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン、ヘキサン・
エーテル混合溶剤、エーテルの順で展開し、ヘキサン・
エーテル混合比3:1〜1:1の混合溶剤の溶出部から
溶剤を留去して約0.2%の粗〔6〕−ショウガオール
画分を得、エーテルの溶出部から溶剤を留去して約0.
34%の粗〔6〕−ジンゲロール画分を得る。
し、これを濃縮して得たエキスをシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン、ヘキサン・
エーテル混合溶剤、エーテルの順で展開し、ヘキサン・
エーテル混合比3:1〜1:1の混合溶剤の溶出部から
溶剤を留去して約0.2%の粗〔6〕−ショウガオール
画分を得、エーテルの溶出部から溶剤を留去して約0.
34%の粗〔6〕−ジンゲロール画分を得る。
つぎに、粗〔6〕−ショウガオール画分をシリカゲルを
用いた分離用薄層クロマトグラフィーに付し、ヘキサン
・エーテル混合溶剤(1:2)で展開し、〔6〕−ショ
ゥガオール部分をかきとり、これをクロロホルム。
用いた分離用薄層クロマトグラフィーに付し、ヘキサン
・エーテル混合溶剤(1:2)で展開し、〔6〕−ショ
ゥガオール部分をかきとり、これをクロロホルム。
メタノール混合溶剤(4:1)で抽出し、この抽出液か
ら溶剤を留去して約0.04%の収率で〔6二−シヨウ
ガオールな得る。
ら溶剤を留去して約0.04%の収率で〔6二−シヨウ
ガオールな得る。
また、粗〔6〕−ジンゲロール画分をシリカゲルを用い
た分離用薄層クロマトグラフィーに付し、ヘキサン・ア
セトン混合溶剤(7:3)で展開し、〔6〕−ジンゲロ
ール部分をかきとり、これをクロロホルム・メタノール
混合溶剤(4:1)で抽出し、この抽出液から溶剤を留
去して約0.21%の収率で〔6〕−ジンゲロールを得
る。
た分離用薄層クロマトグラフィーに付し、ヘキサン・ア
セトン混合溶剤(7:3)で展開し、〔6〕−ジンゲロ
ール部分をかきとり、これをクロロホルム・メタノール
混合溶剤(4:1)で抽出し、この抽出液から溶剤を留
去して約0.21%の収率で〔6〕−ジンゲロールを得
る。
この方法による〔6〕−ショウガオールおよび(6)−
ジンゲロールの製造の具体例を示すと次の如くである。
ジンゲロールの製造の具体例を示すと次の如くである。
よく乾燥させたショウガの根茎5kgを81のエーテル
で2回抽出し、このエーテル抽出液を合せテ減圧濃縮し
、134グのエキスを得る。
で2回抽出し、このエーテル抽出液を合せテ減圧濃縮し
、134グのエキスを得る。
このエキスをシリカゲル125M’を用いたカラムクロ
マトグラフィーに付し、ヘキサン、ヘキサンに対しエー
テルの混合割合を順次増加させたヘキサン・エーテル混
合溶剤、エーテルの順で展開し、llづつ分取し、ヘキ
サン・エーテル混合比3:1〜1:1の混合溶剤の溶出
部を合わせ溶剤を留去して〔6〕−ショウガオールを含
む13.711の黄色油状物を得、また、エーテルの溶
出部を合わせ溶剤を留去して〔6〕−ジンゲロールを含
む16.91の黄色油状物を得る。
マトグラフィーに付し、ヘキサン、ヘキサンに対しエー
テルの混合割合を順次増加させたヘキサン・エーテル混
合溶剤、エーテルの順で展開し、llづつ分取し、ヘキ
サン・エーテル混合比3:1〜1:1の混合溶剤の溶出
部を合わせ溶剤を留去して〔6〕−ショウガオールを含
む13.711の黄色油状物を得、また、エーテルの溶
出部を合わせ溶剤を留去して〔6〕−ジンゲロールを含
む16.91の黄色油状物を得る。
次に、上記のようにして得られた〔6〕−ショウガオー
ルな含む黄包由状物5.411’をシリカゲルを用いた
分離用薄層クロマトグラフィーに付し、ヘキサン・エー
テル混合溶剤(1:2)で展開し、〔6〕−ショウガオ
ール部分をかきとり、これをクロロホルム・メタノール
混合溶剤(4:1)で抽出し、この抽出液から溶剤を留
去して0.803fの微黄色油状物の〔6〕−ショウガ
オールを得た。
ルな含む黄包由状物5.411’をシリカゲルを用いた
分離用薄層クロマトグラフィーに付し、ヘキサン・エー
テル混合溶剤(1:2)で展開し、〔6〕−ショウガオ
ール部分をかきとり、これをクロロホルム・メタノール
混合溶剤(4:1)で抽出し、この抽出液から溶剤を留
去して0.803fの微黄色油状物の〔6〕−ショウガ
オールを得た。
また〔6〕−ジンゲロールを含む黄色油状物6.7’j
ftをシリカゲルを用いた分離用薄層クロマトグラフィ
ーに付し、ヘキサン・アセトン混合溶剤(7:3)で展
開し、〔6〕−ジンゲロール部分をかきとり、これをク
ロロホルム・メタノール混合溶剤(4:1)で抽出し、
この抽出液から溶剤を留去して4.179fの微黄色油
状物の〔6〕−ジンゲロールを得た。
ftをシリカゲルを用いた分離用薄層クロマトグラフィ
ーに付し、ヘキサン・アセトン混合溶剤(7:3)で展
開し、〔6〕−ジンゲロール部分をかきとり、これをク
ロロホルム・メタノール混合溶剤(4:1)で抽出し、
この抽出液から溶剤を留去して4.179fの微黄色油
状物の〔6〕−ジンゲロールを得た。
上古己のようにして得られた〔6〕−ショウガオールお
よび〔6〕−ジンゲロールの性状は次の通りであり、文
献値と一致した(〔6〕−ショウガオー/l/ : D
、W、Connel and M、D 、5uther
land。
よび〔6〕−ジンゲロールの性状は次の通りであり、文
献値と一致した(〔6〕−ショウガオー/l/ : D
、W、Connel and M、D 、5uther
land。
Au5t、 J、 Chem、、22.1033(19
69):〔6〕−ジンゲロール: D 、W、 Con
nel and M、D。
69):〔6〕−ジンゲロール: D 、W、 Con
nel and M、D。
5utherland、 Au5t、 J、chem、
、22.1033(1969)およびT、 Murat
a 、 M、 5hinoharaand MoMiy
amoto 、 Chem、 Pharm、 Bull
。
、22.1033(1969)およびT、 Murat
a 、 M、 5hinoharaand MoMiy
amoto 、 Chem、 Pharm、 Bull
。
(Tokyo)、20,2291(1972))。
〔6〕−ショウガオール
色、性状:微黄色油状物
比旋光度:〔α)D O(C=1.31、クロロホルム
) 赤外線吸収スペクトル(νす0″′””cm ’ )
aX 3515 (OH) 、1730 (C=0)、165
9 (C=C)、1618(アロマティック) プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)(δ1
ncDc13) 0.87(3H、トリプレット、J=5ヘルツ)、1.
30(センター)I:6H,マルチプレット、−(C旦
2 ) s CHs )、 2.12(2H1トリプレット、J−7ヘルツ、−CH
=C旦−CH2−)、 2.83 (4H,シングレット、 ArCH2CH2−)、 3.85(3H、シングレット、−0CH3)、5.5
3(IH,シングレット、フェノリックOH) 6.03(IH,ダブレット、J−16ヘルツ、オレフ
ィンH)、 6.57−6.96 (4H,マルチプレット、3×ア
ロマテイツクHおよびオレフィンH)〔6〕−ジンゲロ
ール 色、性状:微黄色油状物 比旋光度:〔α)”7+24.9°(C=2.36、ク
ロロホルム) 赤外線吸収スペクトル(νす01mI*/l/”cIr
L−リaX 3525(OH)、1700 (>C=0)、1609
(アロマティック) プロトン核磁気共鳴スペクトル(’H−NMR)(δ1
nCDCl 3) 0.87(3H1トリプレット、J=5ヘルツ)、1.
34(センター)(8H,マルチプレット、−CH(O
H)−(CH2)4 CHa )、2.50(2H、
ダブレット、J=6ヘルツ、−CO−CH2−CH(Q
H) −)、 2.77(4H、シングレット、 ArCH2CH2−)、 3.84(3H、シングレット、−0CH3)、4.0
3 (I H1マルチプレット、 −C旦(OH)−)、 5.88(LH,シングレット、フェノリック0H1D
20の添加で消失)、 6.52−6.88 (3H,マルチプレット、3×ア
ロマテイツクH) 次に、〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジンゲロ
ールが鎮痛作用を有することについて実験例を挙げて説
明する。
) 赤外線吸収スペクトル(νす0″′””cm ’ )
aX 3515 (OH) 、1730 (C=0)、165
9 (C=C)、1618(アロマティック) プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H−NMR)(δ1
ncDc13) 0.87(3H、トリプレット、J=5ヘルツ)、1.
30(センター)I:6H,マルチプレット、−(C旦
2 ) s CHs )、 2.12(2H1トリプレット、J−7ヘルツ、−CH
=C旦−CH2−)、 2.83 (4H,シングレット、 ArCH2CH2−)、 3.85(3H、シングレット、−0CH3)、5.5
3(IH,シングレット、フェノリックOH) 6.03(IH,ダブレット、J−16ヘルツ、オレフ
ィンH)、 6.57−6.96 (4H,マルチプレット、3×ア
ロマテイツクHおよびオレフィンH)〔6〕−ジンゲロ
ール 色、性状:微黄色油状物 比旋光度:〔α)”7+24.9°(C=2.36、ク
ロロホルム) 赤外線吸収スペクトル(νす01mI*/l/”cIr
L−リaX 3525(OH)、1700 (>C=0)、1609
(アロマティック) プロトン核磁気共鳴スペクトル(’H−NMR)(δ1
nCDCl 3) 0.87(3H1トリプレット、J=5ヘルツ)、1.
34(センター)(8H,マルチプレット、−CH(O
H)−(CH2)4 CHa )、2.50(2H、
ダブレット、J=6ヘルツ、−CO−CH2−CH(Q
H) −)、 2.77(4H、シングレット、 ArCH2CH2−)、 3.84(3H、シングレット、−0CH3)、4.0
3 (I H1マルチプレット、 −C旦(OH)−)、 5.88(LH,シングレット、フェノリック0H1D
20の添加で消失)、 6.52−6.88 (3H,マルチプレット、3×ア
ロマテイツクH) 次に、〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジンゲロ
ールが鎮痛作用を有することについて実験例を挙げて説
明する。
ラットの後肢にランダール・セリット
(Randal l−S el i tto)式圧刺激
鎮痛効果測定装置(Ugo Ba5ile社製、イタリ
ア)を用い、その圧力端子を介して圧を加え、もがき運
動が発現した時の加えた圧力(S’)を疼痛閾値として
測定する。
鎮痛効果測定装置(Ugo Ba5ile社製、イタリ
ア)を用い、その圧力端子を介して圧を加え、もがき運
動が発現した時の加えた圧力(S’)を疼痛閾値として
測定する。
そして片足ずつ両足の疼痛閾値を測定し、はぼ同程度の
疼痛閾値を示すラットを選び実験に用いた。
疼痛閾値を示すラットを選び実験に用いた。
このラットの右後肢足踏皮下に20%ブレワーズ・イー
スト(B rewer’ s yeast )水溶液を
0、1 mlづつ投与後、30分および60分に両足の
疼痛閾値を測定し、同時に〔6〕−ショウガオールおよ
び(6)−ジンゲロールの2%ポリソルベート80生理
食塩水懸濁液(溶液全量の2%に相当するポリソルベー
ト80に〔6〕−ショウガオールあるLH!(6)−ジ
ンゲロールを溶解させ、その抜栓々に生理食塩水を加え
混合する)を静脈内および経口的に投与し、その後15
分、30分。
スト(B rewer’ s yeast )水溶液を
0、1 mlづつ投与後、30分および60分に両足の
疼痛閾値を測定し、同時に〔6〕−ショウガオールおよ
び(6)−ジンゲロールの2%ポリソルベート80生理
食塩水懸濁液(溶液全量の2%に相当するポリソルベー
ト80に〔6〕−ショウガオールあるLH!(6)−ジ
ンゲロールを溶解させ、その抜栓々に生理食塩水を加え
混合する)を静脈内および経口的に投与し、その後15
分、30分。
60分、90分、120分に両足の疼痛閾値を測定した
。
。
そして対照群と比較し、疼痛閾値が上昇したものを鎮痛
作用有りと判定した。
作用有りと判定した。
その結果は図面に示す如くである。
即ち、第1図は静脈内投与における〔6〕−ショウガオ
ールの鎮痛作用の成績を示す図であり、第2図は静脈内
投与における〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成績を
示す図であり、第3図は経口投与における〔6〕−ショ
ウガオールの鎮痛作用の成績を示す図であり、第4図は
経口投与における〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成
績を示す図である。
ールの鎮痛作用の成績を示す図であり、第2図は静脈内
投与における〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成績を
示す図であり、第3図は経口投与における〔6〕−ショ
ウガオールの鎮痛作用の成績を示す図であり、第4図は
経口投与における〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成
績を示す図である。
図面に示す結果から、〔6〕−ショウガオールおよび〔
6〕−ジンゲロールは明らかに鎮痛作用を有することが
認められる。
6〕−ジンゲロールは明らかに鎮痛作用を有することが
認められる。
次に、〔6〕−ショウガオールおよびC6〕−ジンゲロ
ールの急性毒性について実験例を示して説明する。
ールの急性毒性について実験例を示して説明する。
〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジンゲロールの
2%ポリソルベート80生理食塩水懸濁液(溶液全量の
2%に相当するポリソルベート80に〔6〕−ショウガ
オールあるいは〔6〕−ジンゲロールを溶解させ、その
抜栓々に生理食塩水を加え混合する)をマウスに静脈内
および経口的にそれぞれ投与し、72時間後の生死判定
によりLD5oを1した。
2%ポリソルベート80生理食塩水懸濁液(溶液全量の
2%に相当するポリソルベート80に〔6〕−ショウガ
オールあるいは〔6〕−ジンゲロールを溶解させ、その
抜栓々に生理食塩水を加え混合する)をマウスに静脈内
および経口的にそれぞれ投与し、72時間後の生死判定
によりLD5oを1した。
計算には静脈内投与ではアップ・アンド・ダウン(up
and down)法(1969年南山堂発行、高木
・小澤共編「薬物学実験」第204頁〜第205頁参照
〕を、経口投与ではリッチフィルド・ウイルコクソン(
L 1tchfield −W il coxon)法
〔同第200頁〜第204頁参照〕を用いた。
and down)法(1969年南山堂発行、高木
・小澤共編「薬物学実験」第204頁〜第205頁参照
〕を、経口投与ではリッチフィルド・ウイルコクソン(
L 1tchfield −W il coxon)法
〔同第200頁〜第204頁参照〕を用いた。
その結果は第1表に示す如くである。
第1表に示すLD5o値と鎮痛作用発現量とを比較した
場合、〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジンゲロ
ールの鎮痛作用の有効量に比べ急性毒性は弱いことが認
められる。
場合、〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジンゲロ
ールの鎮痛作用の有効量に比べ急性毒性は弱いことが認
められる。
即ち、〔6〕−ショウガオールは静脈内投与ではLD5
o値の50分の1以下の投与量(0,875〜/ユ)で
、経口投与ではLD5o値の9分の1以下の投与量(7
0〜/kg)スまた〔6〕−ジンゲロールは静脈内投与
ではLD5o値の14分の1以下の投与量(1,75m
p/kg)で、経口投与ではLD5o値の3分の1以下
の投与量(70■/kg)でそれぞれ鎮痛作用を発現し
、これら化合物の鎮痛作用の有効量とLD5o値との間
に差があることから上記のことが認められる。
o値の50分の1以下の投与量(0,875〜/ユ)で
、経口投与ではLD5o値の9分の1以下の投与量(7
0〜/kg)スまた〔6〕−ジンゲロールは静脈内投与
ではLD5o値の14分の1以下の投与量(1,75m
p/kg)で、経口投与ではLD5o値の3分の1以下
の投与量(70■/kg)でそれぞれ鎮痛作用を発現し
、これら化合物の鎮痛作用の有効量とLD5o値との間
に差があることから上記のことが認められる。
次に、鎮痛作用および急性毒性のデータから考えて、〔
6〕−ショウガオールの有効投与量は静脈注射では1同
量1〜401v、経口投与では1目量70〜500〜、
また〔6〕−ジンゲロールは静脈注射では1同量2〜2
0■、経口投与では1回置140〜200mgでそれぞ
れ症状に合せて1日3回までの服用が適当と認められる
。
6〕−ショウガオールの有効投与量は静脈注射では1同
量1〜401v、経口投与では1目量70〜500〜、
また〔6〕−ジンゲロールは静脈注射では1同量2〜2
0■、経口投与では1回置140〜200mgでそれぞ
れ症状に合せて1日3回までの服用が適当と認められる
。
〔6〕−ショウガオールおよび〔6〕−ジンゲロールは
製剤に用いられる適当な溶剤、担体、増量剤、補助剤な
どを使用して、製剤製造の常法にしたがって液剤、注射
剤、粉剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの製剤をつく
ることができる。
製剤に用いられる適当な溶剤、担体、増量剤、補助剤な
どを使用して、製剤製造の常法にしたがって液剤、注射
剤、粉剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの製剤をつく
ることができる。
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれにより匍肌されるものではない。
、本発明はこれにより匍肌されるものではない。
実施例 1
〔6〕−ショウガオール2.51を150m1のポリソ
ルベート80に溶解させ、これに60℃に加温した滅菌
生理食塩水4.8sJを加えてよく振盪し、これを無菌
的にバイアルに〔6〕−ショウガオールが2,5Tn9
含有する様に分配し、密封して注射剤を製造した。
ルベート80に溶解させ、これに60℃に加温した滅菌
生理食塩水4.8sJを加えてよく振盪し、これを無菌
的にバイアルに〔6〕−ショウガオールが2,5Tn9
含有する様に分配し、密封して注射剤を製造した。
本注射剤は用時振盪し、成人患者1日当り症状に応じて
0.5〜201rLl静脈内投与する。
0.5〜201rLl静脈内投与する。
実施例 2
〔6〕−ショウガオール10グを無水ケイ酸10Pと混
合し、これにトウモロコシデンプン75グを加え、さら
に混合する。
合し、これにトウモロコシデンプン75グを加え、さら
に混合する。
この混合物に10%ハイドロキシグロビルセルロス・エ
タノール溶液を50rrLl加え、常法通りねつ和し、
押し出し、llaし、篩別することにより20〜50メ
ツシユの粒子の顆粒剤を得た。
タノール溶液を50rrLl加え、常法通りねつ和し、
押し出し、llaし、篩別することにより20〜50メ
ツシユの粒子の顆粒剤を得た。
この顆粒剤は症状に合せて1同量0.7〜5グ(〔6〕
−ショウガオールとして70〜500ダに相当)として
1日3回服用する。
−ショウガオールとして70〜500ダに相当)として
1日3回服用する。
実施例 3
〔6〕−ジンゲロール20グを無水ケイ酸20グと混合
し、これに微結晶セルロール101、ステアリ漕マグネ
シウム0,5す、乳糖49.5S’を加え混合し、この
混合物を単発式打錠機にて打錠して径7−重量125ダ
の錠剤を製造した。
し、これに微結晶セルロール101、ステアリ漕マグネ
シウム0,5す、乳糖49.5S’を加え混合し、この
混合物を単発式打錠機にて打錠して径7−重量125ダ
の錠剤を製造した。
本錠剤1錠は〔6〕−ジンゲロール25mgを含有する
。
。
本錠剤は1回6〜8錠、1日3回服用する。
実施例 4
〔6〕−ジンゲロール140〜を無水ケイ酸2001n
f/と混合し、これに乳糖60ダを加え混合し、AOの
ゼラチンカプセルに充てんしてカプセノ端11を得た。
f/と混合し、これに乳糖60ダを加え混合し、AOの
ゼラチンカプセルに充てんしてカプセノ端11を得た。
本カプセル剤は症状に合せて1回1カプセル、1日3回
まで服用する。
まで服用する。
第1図は静脈内投与における〔6〕−ショウガオールの
鎮痛作用の成績を示す図であり、第2図は静脈内投与に
おける〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成績を示す図
であり、第3図は経口投与における〔6〕−ショウガオ
ールの鎮痛作用の成績を示す図であり、第4図は経口投
与における〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成績を示
す図である。
鎮痛作用の成績を示す図であり、第2図は静脈内投与に
おける〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成績を示す図
であり、第3図は経口投与における〔6〕−ショウガオ
ールの鎮痛作用の成績を示す図であり、第4図は経口投
与における〔6〕−ジンゲロールの鎮痛作用の成績を示
す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造式 〔式中、Rは−CH=CH−(CH2)4−CH3また
は−CH2CH(CH2)4−CH3を示す〕H で表わされる化合物を有効成分とする鎮痛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55122360A JPS591684B2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | 鎮痛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55122360A JPS591684B2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | 鎮痛剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5746914A JPS5746914A (en) | 1982-03-17 |
JPS591684B2 true JPS591684B2 (ja) | 1984-01-13 |
Family
ID=14833960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55122360A Expired JPS591684B2 (ja) | 1980-09-05 | 1980-09-05 | 鎮痛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS591684B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018027980A (ja) * | 2017-11-13 | 2018-02-22 | 株式会社エヌ・エル・エー | 関節痛緩和組成物および機能性食品 |
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JPS63139124A (ja) * | 1986-12-01 | 1988-06-10 | Terumo Corp | 腎炎治療剤 |
FR2758086B1 (fr) * | 1997-01-09 | 1999-02-26 | Daniel Jean | Shogaols pour l'utilisation comme medicaments, produits cosmetiques et produits dietetiques, procede d'obtention desdits shogaols et extraits vegetaux les contenant |
ATE243496T1 (de) * | 1997-01-09 | 2003-07-15 | Rech S En Pharmacognosie S E R | Verwendung von shogaolen und gingerolen zur herstellung von deodoranzien |
-
1980
- 1980-09-05 JP JP55122360A patent/JPS591684B2/ja not_active Expired
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JP2018027980A (ja) * | 2017-11-13 | 2018-02-22 | 株式会社エヌ・エル・エー | 関節痛緩和組成物および機能性食品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5746914A (en) | 1982-03-17 |
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