JPS59168194A - 耐熱性繊維の染色方法 - Google Patents

耐熱性繊維の染色方法

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JPS59168194A
JPS59168194A JP58038241A JP3824183A JPS59168194A JP S59168194 A JPS59168194 A JP S59168194A JP 58038241 A JP58038241 A JP 58038241A JP 3824183 A JP3824183 A JP 3824183A JP S59168194 A JPS59168194 A JP S59168194A
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JP
Japan
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dye
dyeing
heat
parts
fiber
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Pending
Application number
JP58038241A
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English (en)
Inventor
広田 昭治
坂川 哲雄
荒金 弘安
薮田 雄二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性繊維の染色方法である。
近年特に繊維製品の難燃化の要請が高壕り、これに伴っ
て難燃性素材が開発されてきたが、これらは、難燃性が
高いという性質に伴ない、繊維の構潰が極めて緻密であ
るため融点も高く、そのガラス転移点も300℃を超え
るものもあると思われる。従って、当然のことながらそ
の染色は極めて困難でアリ、従来の染色方法では実用的
な染色物を得ることが難しい。
特に、芳香族ポリアミド系耐熱性繊維の染色方法に関し
ては、これまで数多くの研究者が良好な染色方法を求め
て検討しているが、現在までに明らかにされた染色方法
としては特殊な溶剤による繊維の前処理が必要であった
り、あるいは極性の弓全いキャリヤー染色法であったり
、もしくは、特。            −宸 殊溶剤を用いる溶剤染色法に依存する方法である。
しかし、これらの方法は特殊溶剤、もしくはキャリヤー
類を用いるため作業環境の保全及び周囲の環境保全から
みて適切な染色方法とは言えず、捷た、染料の吸尽性も
悪いため実用的には満足のいく染色方法ではない。
本発明者等は、上記の事情に鑑み、耐熱性繊維特に芳香
族ポリアミド系劇熱性繊維の染色における問題点を根本
的に検討し実用性のある染色方法を確立することを目的
として鋭意研究を重ねた結果本発明を完成するに至った
ものである。
従って本発明は、従来は染色性が悪く、一般衣料類、イ
ンチリヤ分野で十分に難燃性の機能を有しながらもその
価値を発揮できなかった耐熱性繊維、特に芳香族ポリア
ミド系耐熱性繊維に適用しても十分に実用的な染色方法
であり非常に価値の高い発明である。
先にも述べたとおシ、耐熱性繊維、特に芳香族ポリアミ
ド系耐熱性繊維は繊維の結晶性が高く、構造が緻密であ
るため、通常ポリエステル繊維の染色に適用されるザー
モゾル染色法、高温高圧染色法では実用的な染色が困難
であった。
しかし、#]熱性繊維、特に芳香族ポリアミド系耐熱性
繊維は、その耐熱性が高いためポリエステル繊維等の染
色では従来は全く試みられなかった赤外線幅射の加熱方
式において実用的染色時間内に繊維が熔融することもな
く、すぐれた耐熱性を有している。本発明者等は、この
利点を巧に活かし、赤外線が繊維基質内部及び染料に吸
収され、物体の内部発熱により繊維−染料聞の染色系を
形成する系内での染料分子の移動を容易にすると同時に
繊維内部への染料分子の拡散を促進することによって極
めて短時間にしかも均一に染着を完了せしめるという全
く新規で実用性の高い染色方法を発明した。容易に理解
できるように、本発明の染色方法は、芳香族ポリアミド
系耐熱性繊維のみならず一般の耐熱性繊維に適用して優
れた効果を発揮する。
寸た、本発明における赤外線幅射の加熱方式は、従来の
方法において通常用いる対流や伝熱加熱の方法に比較し
て極めて短時間に対象物を加熱でき熱効率的にも優れて
いる。従って省エイ・ルギー染色法としても価値の高い
染色方法である。
しかも、本発明の方法によって得られた染色物は、おど
ろくべきことにいずれも濃色且つ鮮明な色調を有し堅牢
々ものであった。
すなわち、本発明は耐熱性繊維に染料を刺着させて赤外
線を照射することを特徴どする耐熱性繊維の染色方法で
あるが、その具体的な方法を詳しく述べると 1)染料と尿素、トリエタノールアミン、もしくはグリ
コール類あるいはそれらの混合物等を少量含む従来の方
法で調整されたパディング液もしくは印捺糊等を用い公
知の方法により染料を繊維上に付着させる工程。
2)上記1)の工程で得られた染色物を801C−13
0℃の温度で処理する公知の中間乾燥工程。々お、場合
によっては、この工程を省略し次の工程に移ることもで
きる。
3)次に2.0μ〜6.0μの範囲の波長の赤外線を5
− 照射する工程。この照射には、赤外線ヒーター、例えば
CASSO5OLAR社の遠赤外線ヒーター「ソーラー
・ヒーター」を細膜した設備、例えば大和機械社製ソー
ラーシステムを用い、ヒーターパネル温度500℃〜1
,000℃の赤外線幅射の加熱方法が使用できる。この
工程で、染料は繊維に吸収、固着し発色する。
4)次に、従来の方法により繊維上にある極く少量の未
固着染料及び1)の伺着工程で用いた繊維上に残存する
薬剤類を除去する公知の洗浄工程−から成る。
以下実施例を示し、本発明の方法を更に具体的に説明す
る。
なお、実施例中の部は重量部を表わす。
(実施例1) ミケトンポリエステルプルーFBL(三井東圧化学社製
分散染料C,1,Disperse Blue 56 
) 40部、尿素100部、(マイグレーション防止剤
として)アルギン酸プ用・リウム1部及び水を混合して
1,000部とした染料分散液を調整する。この染料分
散液6一 を用いてコーイ・ックス0織物(音大社製芳香族ポリア
ミド系耐熱性繊維)を通常使用するパディング機及びマ
ングルを使用して連続的にパディングしく絞り率約70
%)、その後、通常使用する熱風型乾燥機を用い]、 
O0℃で90秒間の中間乾燥処理を行なう。次に2.0
μ〜6・0μの範囲の波長を自由に選択可能な赤外線ヒ
ーターを(マj設した設備(ここでは、CASSO5O
LAR社の遠赤外線ヒーター「ソーラー・ヒーター」を
旧設した大和機械社製「ソーラー・システム型式C−2
−2j)を使用して、ヒーターパイル温度を800℃に
保ち連続的に5秒間の赤外線幅射の加熱処理をして染料
を固着した。次に、」=記で得られた染色物を水洗し、
水溶液1,000部に対し水酸化ナトリウム2部、亜ニ
チオン酸す]・リウム2部、非イオン系界面活性剤2部
を含む還元洗浄液で約80℃で10分間の還元洗浄を行
ない、次いで水洗し乾燥する。その結果、得られた染色
物は、濃色且つ鮮明な青色に染色され極めて堅牢彦もの
であった。
(比較例1及び2) 比較のため前記実施例1における赤外線幅射の加熱処理
の代わりに通常のサーモゾル発色法による230℃で1
分間の乾燥処理をした場合(比較例1)、及び通常のH
−T −S発色法による180℃で10分間の高温蒸熱
処理をした場合(比較例2)を試みたが、いずれの方法
においても得られた染色物は、発色性も極めて悪く、く
すんだ青色の汚染物であり実用性のある染色物は得られ
なかった。
(実施例2) 実施例1において用いた分散染料の代わりにミ’Iト7
ポリエステルイ・−ビープルーTNSF(三井東圧化学
社製分散染料C61,Disperse B1ue20
7)60部を用い、その他は実施例1と同様の条件で処
理した場合、得られた染色物は極めて濃色の鮮明な紺色
に染色され、極めて堅牢なものであった。
(比較例3) 前記実施例2との比較のため、実施例1において試みた
のと同様の比較例1及び比較例2に記載の方法を実施例
2についても試みたが、いずれも良好な結果は得られ々
かった。
(実施例3) 実施例1において用いた分散染料及び被染物の代わりに
ミケトンポリエステルエローF3G(三井東圧化学社製
分散染料C,1,Disperse Yellow 5
4)40部を、また、被染物としてはノーメックス0織
物(デーボン社製芳香族ポリアミド系耐熱性繊維)を用
いて、その他は実施例1と同様の条件で処理した場合、
得られた染色物は濃色且つ鮮明な黄色に染色され極めて
堅牢なものであ−・た。
(実施例4) 愛染カチロンレッドに−GLH(保土谷化学工業社製カ
チオン染料C,1,BASICRed 69) 20部
、チオジエチレングリコール20部、氷酢酸15部、尿
素100部に熱湯を注いで染料を完全に溶解する。次に
、(pH調整用の不揮発性有機酸として)酒石酸10部
を含む水を混合して1,000部とした染料溶液を調整
する。以下、実施例1と同様にして、コー不ツクス0織
物(音大社製芳香族ボリア−9= ミド系剛熱性繊維)に対して染料溶液を・々ディングし
、その後、実施例1と同様の中間乾燥処理及び赤外線幅
射の加熱処理を行なった。次に、  L:記で得られた
染色物を水洗し、水溶液1..000部((対しアニオ
ン性界面活性剤2部を含むソーピング浴で約80℃で1
0分間のソーピング処理を行々い、次に水洗し乾燥する
。その結果得られた染色物は濃色で鮮明な赤色に染色さ
れ極めて堅牢なものであった。
(実施例5) 実施例1において用いた分散染料の代わりにミケスレン
ブリリアントグリーンFFBスーパーファイン(三井東
圧化学社製バット染料C・I 、 VatGreen 
1 ) 40部を用い、その他は実施例1と同様の条件
で、パディング、中間乾燥、及び赤外線幅射の加熱処理
を行なった。次に、上記で得られた染色物を水洗し、水
溶液1,000部に対しアニオン性界面活性剤3部を含
むソーピング浴で90℃〜100℃で10分間のソーピ
ング処理を行ない、次に水洗し乾燥する。その結果得ら
れた染色物は−「0− 濃色口一つ鮮明な緑色に染色され極めて堅牢々ものであ
った。
(実施例6) SケトンポリエステルレッドT4B(三井東圧化学社製
分散染料Ci、T、Disperse R,ed 29
9 )  30部を少量の温湯で良くペースト化し、次
に尿素100部、12係水性ローカストビーンガム系糊
と4係水性力ルボギシルメチルセルロース系糊の混合糊
550部、(pH調整用の不揮発性有機酸として)酒石
酸2部、(還元防止剤として)塩素酸ナトリウム5部及
び水を混合して1,000部とした印捺糊を通常公知の
方法でコーネックス■(音大社製芳香族ポリアミド系耐
熱性繊維)上に印捺し、引続き実施例1と同様の中間乾
燥、赤外線輻射の加熱処理及び後洗浄処理を行ない、乾
燥した。その結果、印捺部分が濃色且つ鮮明な赤色の捺
染柄を有する染色物が得られた。
(実施例7) 実施例1において用いた被染物に代えて芳香族ポリアミ
ド系酬熱性繊維としてポリメタ安息香酸の構造を有する
繊維素材を供試して実施例1と同様の処理をした。
その結果、得られた染色物は、濃色且っ鮮明な青色に染
色され極めて堅牢なものであった。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性繊維に染料を付着させて赤外線を照射する
    ことを特徴とする耐熱性繊維の染色方法。
  2. (2)耐熱性繊維が、一般式(1)又は(II)(nは
    整数)で表わされる成分の芳香族ポリアミド系繊維であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の染色
    方法。
  3. (3)赤外線の波長が、2〜6μであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の染色方法。
  4. (4)染料が、分散染料、カチオン染料又はバット染料
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項に記載の染色方法。
  5. (5)染料を繊維に付着する際に、染料を含むパディン
    グ液もしくは印捺糊に尿素、トリエタノ−1− □C^ 、ルアミンもしくはグリコール類、あるいはそ扛らの混
    合物等を添加することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第4項に記載の染色方法。
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