JPS59168116A - ポリエチレン延伸物の製造方法 - Google Patents
ポリエチレン延伸物の製造方法Info
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- JPS59168116A JPS59168116A JP58038273A JP3827383A JPS59168116A JP S59168116 A JPS59168116 A JP S59168116A JP 58038273 A JP58038273 A JP 58038273A JP 3827383 A JP3827383 A JP 3827383A JP S59168116 A JPS59168116 A JP S59168116A
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- JP
- Japan
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- polyethylene
- melt
- stretching
- paraffin wax
- drawn
- Prior art date
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- Granted
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリエチレンの溶融押出延伸方法に関する。
更に詳しくは、高弾性率、高強度を有するポリエチレン
延伸物の製造方法に関する。
延伸物の製造方法に関する。
ポリエチレンやポリプロピレン等の結晶性熱可塑性樹脂
を高度に延伸し、配向結晶化させることにより、高弾性
率化及び高強度化できることは良く知られている。しか
しながら通常のポリエチレン溶融押出延伸方法により延
伸できる延伸倍率はせいぜい20〜30倍程度であり、
それ以上の延伸倍率ではいわゆる延伸切れを起こしてそ
れ以上延伸することはできない。高弾性率の延伸物を製
造する方法として、例えば結晶性ポリマーを特定の結晶
構造になるような条件下で熱処理して、特定の条件下で
延伸する方法(特公昭57−37454号公報)が提案
されているが、そこに具体的に開示された方法によると
、所望の結晶構造を有するようにするには、熱処理する
際に充分温度及び時間を管理する必要があること、また
延伸する際にも、通常毎分10〜20cM程度、あるい
は精精毎分′50〜150cmの比較的低い延伸速度で
延伸を行うことが必要であること等からして、工程管理
上煩雑であり生産性にも劣り工業化するには難点があっ
た。
を高度に延伸し、配向結晶化させることにより、高弾性
率化及び高強度化できることは良く知られている。しか
しながら通常のポリエチレン溶融押出延伸方法により延
伸できる延伸倍率はせいぜい20〜30倍程度であり、
それ以上の延伸倍率ではいわゆる延伸切れを起こしてそ
れ以上延伸することはできない。高弾性率の延伸物を製
造する方法として、例えば結晶性ポリマーを特定の結晶
構造になるような条件下で熱処理して、特定の条件下で
延伸する方法(特公昭57−37454号公報)が提案
されているが、そこに具体的に開示された方法によると
、所望の結晶構造を有するようにするには、熱処理する
際に充分温度及び時間を管理する必要があること、また
延伸する際にも、通常毎分10〜20cM程度、あるい
は精精毎分′50〜150cmの比較的低い延伸速度で
延伸を行うことが必要であること等からして、工程管理
上煩雑であり生産性にも劣り工業化するには難点があっ
た。
そこで本発明者らは、ポリエチレンの延伸性を改良して
、高弾性率、高強度を有するポリエチレンの延伸物を得
る方法について種々検討した結果、ポリエチレンに特定
のパラフィン系ワックスを配合し、た組成物を用いるこ
とにより、本発明の目的を達成することができ、本発明
を完成するに至った。
、高弾性率、高強度を有するポリエチレンの延伸物を得
る方法について種々検討した結果、ポリエチレンに特定
のパラフィン系ワックスを配合し、た組成物を用いるこ
とにより、本発明の目的を達成することができ、本発明
を完成するに至った。
すなわち本発明は、極限粘度〔η〕がi、5ag、、”
g以上5d6/g未満のポリエチレン(A) : 15
ないし97重量系と融点が40ないし120°Cで旧つ
分子量が2000以下のパラフィン系ワックス(B)
: 85ないし6重量%との混合物を190方いし28
0”Cの温度で溶融混練し、210ないし300°Cの
ダイより未延伸物を押出し、冷却固化後、次いで60な
いし140°Cの温度で少なくとも20倍以上の延伸比
で延伸することを特徴とする高弾性率及び高強度を有す
るポリエチレン延伸物の製造方法を提供するものである
。
g以上5d6/g未満のポリエチレン(A) : 15
ないし97重量系と融点が40ないし120°Cで旧つ
分子量が2000以下のパラフィン系ワックス(B)
: 85ないし6重量%との混合物を190方いし28
0”Cの温度で溶融混練し、210ないし300°Cの
ダイより未延伸物を押出し、冷却固化後、次いで60な
いし140°Cの温度で少なくとも20倍以上の延伸比
で延伸することを特徴とする高弾性率及び高強度を有す
るポリエチレン延伸物の製造方法を提供するものである
。
本発明の方法に用いるポリエチレン(A)とは、デカリ
ン溶媒155“Cにおける極限粘度〔η〕が1.5 d
1/g以上5.oa、ff/g未満、好マシくハ2.0
4478以上5.oae/g未満の範囲のものである。
ン溶媒155“Cにおける極限粘度〔η〕が1.5 d
1/g以上5.oa、ff/g未満、好マシくハ2.0
4478以上5.oae/g未満の範囲のものである。
〔η〕カ5dβ/g以上のものは、後述のパラフィン系
ワックス(E)の添加量が少ない場合は、延伸性を改良
できない場合がある。またポリエチレン(A)の密度は
とくに限定はされないが、好ましくは0.920 g/
uノ以上、更に好ましくは0.930ないし0.970
gA?#+の範囲のものがより高弾性率、高強度の延
伸物となるので好ましい。前記範囲のポリエチレン(勾
は、エチレンの単独重合体に限らず、エチレンと少量の
他のα−オレフィン、例えばプロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン等との共重合体、あるいは酢酸ビニル、
塩化ビニル、アクリル酸等のビニル化合物との共重合体
であってもよい。
ワックス(E)の添加量が少ない場合は、延伸性を改良
できない場合がある。またポリエチレン(A)の密度は
とくに限定はされないが、好ましくは0.920 g/
uノ以上、更に好ましくは0.930ないし0.970
gA?#+の範囲のものがより高弾性率、高強度の延
伸物となるので好ましい。前記範囲のポリエチレン(勾
は、エチレンの単独重合体に限らず、エチレンと少量の
他のα−オレフィン、例えばプロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン等との共重合体、あるいは酢酸ビニル、
塩化ビニル、アクリル酸等のビニル化合物との共重合体
であってもよい。
本発明の方法に用いるパラフィン系ワックス(B)とは
、融点が40ないし120°C1好ましくは45ないし
110°Cで且つ分子量が2000以下、好ましくは1
000以下、特に好ましくは800以下のパラフィン系
ワックスである。融点が40′C未満のものあるいは液
状パラフィンを用いるとポリエチレン(A)とスクリュ
ーとが共回りを起こして均一な溶融6− 紡糸が出来ない。一方融点が120°Cを越え、且つ分
子量が2000を越えるものを用いても20倍程度の延
伸倍率では高弾性率、高づ]張強度の延伸物が得られず
、又更に延伸比を上げて高弾性率の延伸物を得ようとし
ても25倍以上には延伸出来ず結果として高弾性率の延
伸物を得ることは出来ないし、更に後述の如く延伸物か
ら過剰のパラフィン系ワックスを抽出することも出来な
い。また分子量が800以下のものを用いると20倍を
越える延伸比でも充分高弾性率の延伸物が得られるが、
分子量が800〜2000のパラフィン系ワックスを甫
いる場合は20倍、好ましくは25倍以上の延伸比で延
伸することが好ましい。
、融点が40ないし120°C1好ましくは45ないし
110°Cで且つ分子量が2000以下、好ましくは1
000以下、特に好ましくは800以下のパラフィン系
ワックスである。融点が40′C未満のものあるいは液
状パラフィンを用いるとポリエチレン(A)とスクリュ
ーとが共回りを起こして均一な溶融6− 紡糸が出来ない。一方融点が120°Cを越え、且つ分
子量が2000を越えるものを用いても20倍程度の延
伸倍率では高弾性率、高づ]張強度の延伸物が得られず
、又更に延伸比を上げて高弾性率の延伸物を得ようとし
ても25倍以上には延伸出来ず結果として高弾性率の延
伸物を得ることは出来ないし、更に後述の如く延伸物か
ら過剰のパラフィン系ワックスを抽出することも出来な
い。また分子量が800以下のものを用いると20倍を
越える延伸比でも充分高弾性率の延伸物が得られるが、
分子量が800〜2000のパラフィン系ワックスを甫
いる場合は20倍、好ましくは25倍以上の延伸比で延
伸することが好ましい。
本発明における融点は、ASTM D 3417により
示差走査型熱量計(DSO)により測定した値である。
示差走査型熱量計(DSO)により測定した値である。
また分子量はGPC法(ゲル・パーミェーション・クロ
マトグラフィー)により次の条件で測定して得た重量平
均分子量(Mw)である。
マトグラフィー)により次の条件で測定して得た重量平
均分子量(Mw)である。
装 置:ウォーターズ社製15[、)O型カラム:東洋
曹達社製’[’SK GMH−64− (6mmφX600mm) 溶 媒 :オルソジクロルベンゼン(ODOB)温度:
135”C 流量: 1,0m19/min 注入濃度: 3Qmg/20m40DOB(注入量40
0μβ)尚、東洋曹達社製およびプレッシャー・ケミカ
ルル社製の標準ポリスチレンを用いてユニバーザル法に
よりカラム溶出体積は較正した。
曹達社製’[’SK GMH−64− (6mmφX600mm) 溶 媒 :オルソジクロルベンゼン(ODOB)温度:
135”C 流量: 1,0m19/min 注入濃度: 3Qmg/20m40DOB(注入量40
0μβ)尚、東洋曹達社製およびプレッシャー・ケミカ
ルル社製の標準ポリスチレンを用いてユニバーザル法に
よりカラム溶出体積は較正した。
又、本発明における密度はASTM D 1505によ
り測定した値である。
り測定した値である。
本発明の方法に用いるパラフィン系ワックス(B)は前
記範囲の融点及び分子量を有するものであれば、とくに
炭素と水素のみからなる化合物には限定されず、少量の
酸素、その他の元素を含んでいてもよい。
記範囲の融点及び分子量を有するものであれば、とくに
炭素と水素のみからなる化合物には限定されず、少量の
酸素、その他の元素を含んでいてもよい。
前記パラフィン系ワックス(B)としては、飽和脂肪族
炭化水素化合物を主体とするもので、具体的にはトコサ
ン、トリコサン、テトラコサン、トリアコンタン等の炭
素数22以上のn−アルカンあるいはそれらを主成分し
た低級n−アルカン等との混合物、石油から分離精製さ
れた所謂パラフィンワックス、エチレンあるいはエチレ
ンと他のα−オレフィンとを共重合して得られる低分子
量重合体である中・低圧ポリエチレンワックス、高圧法
ポリエチレンワックス、エチレン共重合ワックスあるい
は中・低圧法ポリエチレン、高圧法ポリエチレン等のポ
リエチレンを熱減成等により分子量を低下させたワック
ス及びそれらワックスの酸化物あるいはマレイン酸変性
物等の酸化ワックス、マレイン酸変性ワックス等が挙げ
られる。
炭化水素化合物を主体とするもので、具体的にはトコサ
ン、トリコサン、テトラコサン、トリアコンタン等の炭
素数22以上のn−アルカンあるいはそれらを主成分し
た低級n−アルカン等との混合物、石油から分離精製さ
れた所謂パラフィンワックス、エチレンあるいはエチレ
ンと他のα−オレフィンとを共重合して得られる低分子
量重合体である中・低圧ポリエチレンワックス、高圧法
ポリエチレンワックス、エチレン共重合ワックスあるい
は中・低圧法ポリエチレン、高圧法ポリエチレン等のポ
リエチレンを熱減成等により分子量を低下させたワック
ス及びそれらワックスの酸化物あるいはマレイン酸変性
物等の酸化ワックス、マレイン酸変性ワックス等が挙げ
られる。
本発明に用いる前記パラフィン系ワックス(B)の融点
及び分子量範囲に入る他の炭化水素化合物として例えば
ナフタリン、ジメチルナフタリン等の芳香族炭化水素化
合物があるが、これらのものはパラフィン系ワックスと
異なりポリエチレン(A)との相溶性が劣り、本発明の
方法に用いるとボIJ エチレン(A)への芳香族炭化
水素の分散むらが生じ、均一延伸あるいは高延伸倍率の
達成が困難である。
及び分子量範囲に入る他の炭化水素化合物として例えば
ナフタリン、ジメチルナフタリン等の芳香族炭化水素化
合物があるが、これらのものはパラフィン系ワックスと
異なりポリエチレン(A)との相溶性が劣り、本発明の
方法に用いるとボIJ エチレン(A)への芳香族炭化
水素の分散むらが生じ、均一延伸あるいは高延伸倍率の
達成が困難である。
ポリエチレン(A)とパラフィン系ワックス(B) 等
との相溶性を調べる方法としては、具体的には高倍率走
査型電子顕微鏡による未延伸糸の断面の観察法が例示出
来る。すなわち、ポリエチレン(A)とパラフィン系ワ
ックス(B)等との等量ブレンド物を溶融混練後溶融紡
糸する。次いで得られた未延伸原糸をその長手方向に直
交するようにミクロト−ム等の鋭利な刃で切断する。当
該断面と同様の処理により切り出した断面をさらにヘキ
サンあるいはへブタン等の無極性溶剤に少なくとも1時
間以上室温で浸漬して、パラフィン系ワックス(B)等
を抽出除去した抽出処理断面を少なくとも3000倍以
上の倍率で走査型電子顕微鏡にて比較観察する。
との相溶性を調べる方法としては、具体的には高倍率走
査型電子顕微鏡による未延伸糸の断面の観察法が例示出
来る。すなわち、ポリエチレン(A)とパラフィン系ワ
ックス(B)等との等量ブレンド物を溶融混練後溶融紡
糸する。次いで得られた未延伸原糸をその長手方向に直
交するようにミクロト−ム等の鋭利な刃で切断する。当
該断面と同様の処理により切り出した断面をさらにヘキ
サンあるいはへブタン等の無極性溶剤に少なくとも1時
間以上室温で浸漬して、パラフィン系ワックス(B)等
を抽出除去した抽出処理断面を少なくとも3000倍以
上の倍率で走査型電子顕微鏡にて比較観察する。
本発明のパラフィン系ワックス(B)はポリエチレン(
A)に対して相溶性が良好であるため、0.1μ以上の
陥没は殆ど観察されず、パラフィン系ワックス(B)の
代わりにナフタリンを用いた場合は分散不良を起こし、
0.1μ以上の陥没が無数に観察される。
A)に対して相溶性が良好であるため、0.1μ以上の
陥没は殆ど観察されず、パラフィン系ワックス(B)の
代わりにナフタリンを用いた場合は分散不良を起こし、
0.1μ以上の陥没が無数に観察される。
本発明の方法は、前記ポリエチレン(A)15ないし9
7重M%、好ましくは50ないし85重量%と前記パラ
フィン系ワックス(E):85ないし3重量%、好まし
くは50ないし15重量%とからなる混合物7− を190ないし280″C1好ましくは190ないし2
50°Cの温度で溶融混練し、210ないし300”C
。
7重M%、好ましくは50ないし85重量%と前記パラ
フィン系ワックス(E):85ないし3重量%、好まし
くは50ないし15重量%とからなる混合物7− を190ないし280″C1好ましくは190ないし2
50°Cの温度で溶融混練し、210ないし300”C
。
好ましくは210ないし270°Cのダイより未延伸物
を押出し、冷却固化後、60ないし140°C1好まし
くは100ないしis5”cの温度で少なくとも20倍
、好ましくは25倍以上の延伸比で延伸する方法である
。
を押出し、冷却固化後、60ないし140°C1好まし
くは100ないしis5”cの温度で少なくとも20倍
、好ましくは25倍以上の延伸比で延伸する方法である
。
パラフィン系ワックス(B)の量が5重量%未満ではポ
リエチレンの延伸性が改良されず20倍以」二の延伸が
できず、一方85重M%を越えると溶融粘度が低くなり
過ぎて溶融混練が困難であり、また未延伸物の延伸性が
劣り、延伸時にブツ切れを起こし20倍以上の延伸がで
きない。
リエチレンの延伸性が改良されず20倍以」二の延伸が
できず、一方85重M%を越えると溶融粘度が低くなり
過ぎて溶融混練が困難であり、また未延伸物の延伸性が
劣り、延伸時にブツ切れを起こし20倍以上の延伸がで
きない。
前記混合物の溶融混練及び押出しには、通常の単軸ある
いは多軸のスクリュー押出機を用いて行うのが、連続押
出しができるので好ましい。溶融混練後時及びダイの温
度がそれぞれ190’C及び210°C未満では混合物
の溶融粘度が高く溶融押出しが困難であり、一方、それ
ぞれ280”C及び500°Cを越えるとポリエチレン
の劣化が激しく、8− 分子量が低下して高強度の延伸物が得られない。
いは多軸のスクリュー押出機を用いて行うのが、連続押
出しができるので好ましい。溶融混練後時及びダイの温
度がそれぞれ190’C及び210°C未満では混合物
の溶融粘度が高く溶融押出しが困難であり、一方、それ
ぞれ280”C及び500°Cを越えるとポリエチレン
の劣化が激しく、8− 分子量が低下して高強度の延伸物が得られない。
尚、ポリエチレン(A)とパラフィン系ワックス(B)
との混合は、ヘンシェルミキサー、■−ブレンダー、タ
ンブラーブレンダー等により混合したものを直接溶融混
練して押出してもよいし、予め混合後戻に単軸あるいは
多軸押出機、ニーグー、バンバリーミキサ−等で溶融混
練して造粒あるいは粉砕しておいてもよい。
との混合は、ヘンシェルミキサー、■−ブレンダー、タ
ンブラーブレンダー等により混合したものを直接溶融混
練して押出してもよいし、予め混合後戻に単軸あるいは
多軸押出機、ニーグー、バンバリーミキサ−等で溶融混
練して造粒あるいは粉砕しておいてもよい。
ダイより未延伸物を押出した後は、一旦冷却固化を行う
が、冷却は水冷、空冷のいずれの方法でもよい。また未
延伸物が冷却固化する迄の間に、溶融物にドラフトをか
けてもよい。
が、冷却は水冷、空冷のいずれの方法でもよい。また未
延伸物が冷却固化する迄の間に、溶融物にドラフトをか
けてもよい。
冷却固化した未延伸物を延伸する際の温度が60℃未満
では20倍以上の延伸比が達成できず、一方140”C
を越えるとポリエチレン(A)が軟化し、延伸はされる
ものの、高弾性率の延伸物が得られない。
では20倍以上の延伸比が達成できず、一方140”C
を越えるとポリエチレン(A)が軟化し、延伸はされる
ものの、高弾性率の延伸物が得られない。
上記延伸は60ないし140“Cの範囲内の雰囲気下で
あれば熱媒は空気、水蒸気、溶媒のいずれを用いても高
弾性率、高強度の延伸物が得られるが、熱媒として前記
パラフィン系ワックス(B)を溶出あるいは滲出除去す
ることができる溶媒1.具体的には、例えばデカリン、
デカン、灯油な用いると延伸時に過剰のパラフィン系ワ
ックス(B)を抽出除去あるいは滲出した該ワックス(
H)の除去ができ、延伸時の延伸むらの低減が可能とな
るので好ましい。
あれば熱媒は空気、水蒸気、溶媒のいずれを用いても高
弾性率、高強度の延伸物が得られるが、熱媒として前記
パラフィン系ワックス(B)を溶出あるいは滲出除去す
ることができる溶媒1.具体的には、例えばデカリン、
デカン、灯油な用いると延伸時に過剰のパラフィン系ワ
ックス(B)を抽出除去あるいは滲出した該ワックス(
H)の除去ができ、延伸時の延伸むらの低減が可能とな
るので好ましい。
また該ワックスが除去あるいは低減した延伸物を得るに
は、前記方法に限らず、未延伸物をヘキサン、ヘプタン
等の溶剤で処理後延伸する方法、延伸物をヘキサン、ヘ
プタン等の溶剤で処理する方法も採り得、そのような処
理を行うことにより、更に高弾性率、高強度の延伸物が
得られる。
は、前記方法に限らず、未延伸物をヘキサン、ヘプタン
等の溶剤で処理後延伸する方法、延伸物をヘキサン、ヘ
プタン等の溶剤で処理する方法も採り得、そのような処
理を行うことにより、更に高弾性率、高強度の延伸物が
得られる。
前記雰囲気下での延伸比が20倍未満では高弾性率化、
高強度化の程度が少なく、また延伸物に原糸の白化が随
伴するため、外観を損う例が多い。
高強度化の程度が少なく、また延伸物に原糸の白化が随
伴するため、外観を損う例が多い。
尚延伸比は、最終延伸比が25倍以上になればよく、1
段延伸でも2段延伸以上の多段延伸でもよい。
段延伸でも2段延伸以上の多段延伸でもよい。
また延伸の際の最終延伸速度はとくに限定はされないが
、生産性から5rn/min以上、好ましくけ5m/m
in以上の速度がよい。
、生産性から5rn/min以上、好ましくけ5m/m
in以上の速度がよい。
本発明に用いるポリエチレン(A)には、耐熱安定剤、
耐候安定剤、顔料、染料、無機充填剤等通常ポリオレフ
ィンに添加することができる添加剤を本発明の目的を損
わない範囲で添加しておいてもよい。
耐候安定剤、顔料、染料、無機充填剤等通常ポリオレフ
ィンに添加することができる添加剤を本発明の目的を損
わない範囲で添加しておいてもよい。
本発明の方法により得られるポリエチレンの延伸物はλ
従来ポリエチレンの延伸物では得られない高引張強度を
有し、且つ高弾性率であるので、モノフィラメント、テ
ープ等の従来の延伸糸の分野に加えて高弾性率、高強度
繊維の分野への利用が可能となり、軽量性が要求される
各種補強材に使用できる。またパラフィン系ワックスを
配合することにより、従来のポリエチレン単独の延伸物
に比べて白化を生じる延伸比が高くなるので、より外観
が優れた延伸物が得られる利点がある。さらには、超高
延伸による結晶配列の高度な整列ならびに過剰のパラフ
ィン系ワックス(B)を抽出することにより副次的に生
成する微孔を利用した選択膜、エレクトレット等の機能
材料への適性にも優11− れている。
従来ポリエチレンの延伸物では得られない高引張強度を
有し、且つ高弾性率であるので、モノフィラメント、テ
ープ等の従来の延伸糸の分野に加えて高弾性率、高強度
繊維の分野への利用が可能となり、軽量性が要求される
各種補強材に使用できる。またパラフィン系ワックスを
配合することにより、従来のポリエチレン単独の延伸物
に比べて白化を生じる延伸比が高くなるので、より外観
が優れた延伸物が得られる利点がある。さらには、超高
延伸による結晶配列の高度な整列ならびに過剰のパラフ
ィン系ワックス(B)を抽出することにより副次的に生
成する微孔を利用した選択膜、エレクトレット等の機能
材料への適性にも優11− れている。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明の要旨を越えない限りそれらの実施例に制約され
るものではない。
本発明の要旨を越えない限りそれらの実施例に制約され
るものではない。
実施例
ポリエチレン((7))=2.47dl?/g−密度=
3 。
3 。
0.964 g/cnr )とハラフィンワックス(融
点=69°01分子量=460 )との95=5ブレン
ド物を次の条件下で溶融紡糸延伸を行った。上記ポリエ
チレンの粒状ベレットとパラフィンワックスの粉砕品と
を混合後、20mmφ、L/D=20のスクリュー押出
機を用い、樹脂温度190”Cで溶融混練を行った。次
いで該溶融物をオリフィス径が1mmのダイより押し出
し、エアーギャップ10mで20°Cの冷水にて固化さ
せた。引き続き一対のゴデツトロールを用いてn−デカ
ンを熱媒とした延伸槽(槽内温度−130°C1槽の長
さ一4DCIn)で延伸を行った。
点=69°01分子量=460 )との95=5ブレン
ド物を次の条件下で溶融紡糸延伸を行った。上記ポリエ
チレンの粒状ベレットとパラフィンワックスの粉砕品と
を混合後、20mmφ、L/D=20のスクリュー押出
機を用い、樹脂温度190”Cで溶融混練を行った。次
いで該溶融物をオリフィス径が1mmのダイより押し出
し、エアーギャップ10mで20°Cの冷水にて固化さ
せた。引き続き一対のゴデツトロールを用いてn−デカ
ンを熱媒とした延伸槽(槽内温度−130°C1槽の長
さ一4DCIn)で延伸を行った。
この際、第1ゴデツトロールの回転速度を12−
0.5m/minとして、第2ゴデツトロールの回転速
度を適宜変更することにより延伸比の異なる繊維を得た
。但し、延伸比はゴデツトロールの回転比より計算して
求めた。各延伸比における弾性率および強度を表1に示
す。表1から延伸比を20倍以上にすると高強度の延伸
物が得られることが分かる。尚、弾性率および強度はイ
ンストロン万能試験機1126型(インストロン社製)
を用いて室温(23”C)にて測定した。このとき、ク
ランプ間の試料長は100mmで引張速度100mm/
分とした。
度を適宜変更することにより延伸比の異なる繊維を得た
。但し、延伸比はゴデツトロールの回転比より計算して
求めた。各延伸比における弾性率および強度を表1に示
す。表1から延伸比を20倍以上にすると高強度の延伸
物が得られることが分かる。尚、弾性率および強度はイ
ンストロン万能試験機1126型(インストロン社製)
を用いて室温(23”C)にて測定した。このとき、ク
ランプ間の試料長は100mmで引張速度100mm/
分とした。
但し、弾性率は2%歪における応力を用いて計算定して
求めた。又、表には延伸繊維の白化の有無についても示
した(但し、○:白化していない、表 1 実施例 ポリエチレン(〔η〕−2.47de/g1密度−〇、
964 g /c1n )とパラフィンワックス(融点
=69“01分子fft=460.)との9010ブレ
ンド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った
。各延伸比における弾性率と強度を表2に示す。同じく
延伸比を20倍以−Fにすると高強度の延伸物が表
2 実施例 ポリエチレン(〔η) = 2.47417g、密度=
0.964 g/Cm3)とパラフィンワックス(融点
−69°01分子量=460)との80 : 20ブレ
ンド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った
。各延伸比における弾性率と強度を表3に示す。同じく
延伸比を20倍以上にすると高強度の延伸物が得られる
ことが分かり、60倍以上の高延伸比においても延伸物
は白化を起こさないことも分かる。
求めた。又、表には延伸繊維の白化の有無についても示
した(但し、○:白化していない、表 1 実施例 ポリエチレン(〔η〕−2.47de/g1密度−〇、
964 g /c1n )とパラフィンワックス(融点
=69“01分子fft=460.)との9010ブレ
ンド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った
。各延伸比における弾性率と強度を表2に示す。同じく
延伸比を20倍以−Fにすると高強度の延伸物が表
2 実施例 ポリエチレン(〔η) = 2.47417g、密度=
0.964 g/Cm3)とパラフィンワックス(融点
−69°01分子量=460)との80 : 20ブレ
ンド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った
。各延伸比における弾性率と強度を表3に示す。同じく
延伸比を20倍以上にすると高強度の延伸物が得られる
ことが分かり、60倍以上の高延伸比においても延伸物
は白化を起こさないことも分かる。
表 6
比較例1
ポリエチレン(cη〕=2.47a#/g、 密度=0
.964g/c1n)とパラフィンワックス(融点=6
9゛C1分子量=4611 )との113:90ブレン
ド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。
.964g/c1n)とパラフィンワックス(融点=6
9゛C1分子量=4611 )との113:90ブレン
ド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。
この系においては、冷却固化した原糸が脆いため連続的
な原糸が得られず、ゴデツトロールを用いて延伸を行う
ことが出来なかった。
な原糸が得られず、ゴデツトロールを用いて延伸を行う
ことが出来なかった。
比較例2
ポリエチL/ > ((η) = 1.24 a6/g
% 密&−0,965g/α3)とパラフィンワック
ス(融点=69′01分子量=460)との91]10
ブレンド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行
った。この系においては、延伸に耐え得る繊維を得るこ
とが出来なかった。
% 密&−0,965g/α3)とパラフィンワック
ス(融点=69′01分子量=460)との91]10
ブレンド物を実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行
った。この系においては、延伸に耐え得る繊維を得るこ
とが出来なかった。
比較例6
ポリエチレン((η)−2,47djli/g1密度−
〇、964 g/aノt )を実験例1と同一条件下で
溶融紡糸延伸を行った。各延伸比における弾性率と強度
を表5に示す。表5からパラフィン系ワックスを混合し
ないものは、延伸比が17倍においてすでに白化を起こ
し、しかも高強度の延伸物が得られ表 4 本実施例において、ポリエチレンにパラフィン系ワック
スを添加した場合の影響を調べるため図1および図2に
弾性率および強度を延伸比に対してプロットした。
〇、964 g/aノt )を実験例1と同一条件下で
溶融紡糸延伸を行った。各延伸比における弾性率と強度
を表5に示す。表5からパラフィン系ワックスを混合し
ないものは、延伸比が17倍においてすでに白化を起こ
し、しかも高強度の延伸物が得られ表 4 本実施例において、ポリエチレンにパラフィン系ワック
スを添加した場合の影響を調べるため図1および図2に
弾性率および強度を延伸比に対してプロットした。
図1および図2を見る限りにおいては、弾性率と強度は
延伸比と一義的に関係づけられており、延伸比を上げる
ことにより弾性率および強度ともに上昇することが分か
る。さらに、パラフィン系ワックス添加量と到達延伸比
との関係は図5の様にパラフィン系ワックスを添加する
ことにより顕著に上昇しており、即ちパラフィン系ワッ
クスを添加することにより高弾性率、高強度繊維が得ら
れることが分がる。
延伸比と一義的に関係づけられており、延伸比を上げる
ことにより弾性率および強度ともに上昇することが分か
る。さらに、パラフィン系ワックス添加量と到達延伸比
との関係は図5の様にパラフィン系ワックスを添加する
ことにより顕著に上昇しており、即ちパラフィン系ワッ
クスを添加することにより高弾性率、高強度繊維が得ら
れることが分がる。
図1は弾性率と延伸比との関係、図2は強度と延伸比と
の関係及び図3は到達延伸比とパラフィン系ワックスの
添加量との関係を表わす。 出願人 三井石油化学工業株式会社 代理人 山 口 和 0 0 0 0
0 C)9(JD ’
*制御6 ’ecTD ’ 力t 師
の関係及び図3は到達延伸比とパラフィン系ワックスの
添加量との関係を表わす。 出願人 三井石油化学工業株式会社 代理人 山 口 和 0 0 0 0
0 C)9(JD ’
*制御6 ’ecTD ’ 力t 師
Claims (1)
- (1)極限粘度〔η〕が1.5 d1/g以上5.Od
6/g未満のポリエチレン仏)=15ないし97重量%
と融点が40ないし120°Cで且つ分子量が2000
以下のパラフィン系ワックス(B) : 85ないし6
重量%との混合物を190ないし280″Cの温度で溶
融混練し、210ないし300″Cのダイより未延伸物
を押出し、冷却同化後、次いで60ないし140”Cの
温度で少なくとも20倍以上の延伸比で延伸することを
特徴とするポリエチレン延伸物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58038273A JPS59168116A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | ポリエチレン延伸物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58038273A JPS59168116A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | ポリエチレン延伸物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59168116A true JPS59168116A (ja) | 1984-09-21 |
JPH036246B2 JPH036246B2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=12520697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58038273A Granted JPS59168116A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | ポリエチレン延伸物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59168116A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63308049A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-12-15 | デーエスエム ナムローゼ フェンノートシャップ | 超延伸可能な重合体材料の製法、超延伸可能な材料及び該材料を用いた物品の製法 |
EP0342265A2 (de) * | 1987-08-28 | 1989-11-23 | Alkor Gmbh Kunststoffe | Verfahren zur Herstellung von Polyolefinfolien oder -platten mit hoher Festigkeit |
JPH0418112A (ja) * | 1990-05-01 | 1992-01-22 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 多孔質繊維の製造方法 |
JPH057712A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-19 | Toyobo Co Ltd | エレクトレツト化ポリオレフイン繊維 |
JPH05124122A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-21 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 吸着繊維 |
JPH0617307A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-25 | Toyobo Co Ltd | エレクトレット化ポリオレフィン系スプリット繊維 |
-
1983
- 1983-03-10 JP JP58038273A patent/JPS59168116A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63308049A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-12-15 | デーエスエム ナムローゼ フェンノートシャップ | 超延伸可能な重合体材料の製法、超延伸可能な材料及び該材料を用いた物品の製法 |
EP0342265A2 (de) * | 1987-08-28 | 1989-11-23 | Alkor Gmbh Kunststoffe | Verfahren zur Herstellung von Polyolefinfolien oder -platten mit hoher Festigkeit |
JPH0418112A (ja) * | 1990-05-01 | 1992-01-22 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 多孔質繊維の製造方法 |
JPH057712A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-19 | Toyobo Co Ltd | エレクトレツト化ポリオレフイン繊維 |
JPH05124122A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-21 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 吸着繊維 |
JPH0617307A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-25 | Toyobo Co Ltd | エレクトレット化ポリオレフィン系スプリット繊維 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH036246B2 (ja) | 1991-01-29 |
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