JPS60244524A - ポリエチレンの延伸物の製造法 - Google Patents

ポリエチレンの延伸物の製造法

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JPS60244524A
JPS60244524A JP59098662A JP9866284A JPS60244524A JP S60244524 A JPS60244524 A JP S60244524A JP 59098662 A JP59098662 A JP 59098662A JP 9866284 A JP9866284 A JP 9866284A JP S60244524 A JPS60244524 A JP S60244524A
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polyethylene
stretched
aliphatic hydrocarbon
hydrocarbon derivative
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本岡 正則
Hitoshi Mantoku
万徳 均
Kazuo Yagi
和雄 八木
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエチレンの溶融押出延伸方法に関する。
更に詳しくは高弾性率、高強度を有するポリエチレンの
延伸物の製造法に関する。
〔従来技術〕
ポリエチレンやポリプロピレン等の結晶性熱可塑性樹脂
を高度に延伸し、配向結晶化させることにより、高弾性
率化及び高強度化できることは良く知られている。しか
しながら通常の、ポリエチレン溶融押出延伸方法により
延伸できる延伸倍率ははせいぜい20〜30倍程度であ
り、それ以上の延伸倍率ではいわゆる延伸切れを起こし
てそれ以上延伸することはできない。高弾性率の延伸物
を製造する方法として、例えば結晶性ポリマーを特定の
結晶構造になるような条件下で熱処理して、特定の条件
下で延伸する方法(特公昭57−37454号匁報)が
提案されているが、そこに具体的に開示された方法によ
ると、所望の結晶構造を有するようにするには、熱処理
する際に充分温度および時間を管理する必要があ葛こと
、また延伸する際にも、通常毎分10=20c+n程度
、あるいは精々毎分30〜150cmの比較的低い延伸
速度で延伸を行うことが必要であること等からして、工
程管理上煩雑であり生産性にも劣り工業化するには難点
があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明者らは、ポリエチレンの延伸性を改良して
、高弾性率、高強度を有するポリエチレンの延伸物を得
る方法について種々検討した結果、ポリエチレンに特定
のパラフィン系ワックスを配合した組成物を用いること
により、本発明の目的を達成することができ、先に特願
昭58−38273号として出願した。その後更に検討
した結果、パラフィン系ワックスの代わりに、脂肪族炭
化水素誘導体を用いても、ポリエチレンと脂肪族炭化水
素誘導体とをスクリュー押出機で安定に連続押出成形で
きることが分かり、本発明を完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明は、極限粘度〔η〕が1.5d1/g以
上5d1/g未満のポリエチレン(A):15ないし9
7重量%と少なくとも融点が10℃で且つ少な(とも沸
点が130℃以上の脂肪族炭化水素誘導体(B):85
ないし3重量%との混合物をスクリュー押出機で溶融混
練し、グイより未延伸物を押出し、次いで少なくとも2
0倍以上の延伸比で延伸することを特徴とする高弾性率
及び高強度を有するポリエチレンの延伸物の製造法を提
供するものである。
〔作 用〕
本発明の方法に用いるポリエチレン(A)とは、デカリ
ン溶媒135℃における極限粘度〔η〕が1.5dl/
g以上5.0dl/ g未満、好ましくは2.0dl/
g以上5.0d!/g未満の範囲のもの士ある。
〔η〕が5a/g以上のものは、後述の脂肪族炭化水素
誘導体(B)の添加量が少ない場合は、延伸性を改良で
きない場合がある。またポリエチレン(A)の密度はと
(に限定はされないが、好ましくは0.920g/c+
J以上、さらに好ましくは0.930ないし0.970
g/cJの範囲のものがより高弾性率、高強度の延伸物
となるので好ましい。前述範囲のポリエチレン(A)は
、エチレンの単独重合体に限らず、エチレンと少量の他
のα−オレフィン、例えばプロピレン、l−ブテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン
、1−デセン等との共重合体、あるいは酢酸ビニル、塩
化ビニル、アクリル酸等のビニル化合物との共重合体で
あってもよい。
本発明の方法に用いる脂肪族炭化水素誘導体(B)とは
、融点が10℃以上、好ましくは20℃ないし120℃
、特に好ましくは40℃ないし100℃で且つ沸点が1
30℃以上好ましくは160℃以上、特に好ましくは1
90℃以上の脂肪族炭化水素誘導体である。融点が10
℃未満の液状脂肪族炭化水素誘導体を用いるとポリエチ
レン(A)とスクリューとが共回りを起こして均一な溶
融紡糸が出来ない。
尚、ポリエチレン(A)と脂肪族炭化水素誘導体(B)
とのスクリュー内での共回りを避けるため、ポリエチレ
ン(A)と脂肪族炭化水素誘導体(B)とを脂肪族炭化
水素誘導体(B)の融点以上ポリエチレン(A)の融点
以下の温度でヘンシェルミキサー等を用いてポリエチレ
ン(A)に脂肪族炭化水素誘導体(B)を吸収させると
有効である。
一方、沸点が130℃未満の脂肪族炭化水素誘導体を用
いると、スクリュー押出機内での脂肪族炭化水素誘導体
の気化によるサージング並びにダイオリフイスを出た溶
融ストランドの突発的な発泡が生ずるため好ましくない
本発明に用いる脂肪族炭化水素誘導体(B)は前記特性
を有する限り特に限定はされず、例えば脂肪族炭化水素
基(アルキ)し基、アルケニル基)の末端もしくは内部
に1個又はそれ以上、好ましくは1ないし2個、特に好
ましくは1個のカルボキシル基、水酸基、カルバモイル
基、エステル基、メルトカプト基、カルボニル基等の官
能基を有する化合物である炭素数8以上、好ましくは炭
素数12〜50又は分子量130〜2000、好ましく
は200〜800の脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪酸
アミド脂肪酸エステル、脂肪族メルカプタン、脂肪族ア
ルデヒド、脂肪族ケトン等を挙げることができる。
具体的には、脂肪酸としてカプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸
、脂肪族アルコールとしてラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、脂肪酸アミドとしてカプリンアミド、ラウリンア
ミド、バルミチンアミド、ステアリルアミド、脂肪酸エ
ステルとしてステアリル酢酸エステルを例示することが
できる。
本発明に用いる前記脂肪族炭化水素誘導体CB)の融点
及び沸点範囲に入る他の炭化水素化合物として例えばナ
フタリン、ジメチルナフタリン等の芳香族炭化水素化合
物があるが、これらのものは脂肪族炭化水素誘導体と異
なりポリエチレン(A)との相溶性が劣り、本発明の方
法に用いるとポリエチレン(A)への芳香族炭化水素の
分散むらが生じ、均一延伸あるいは高延伸倍率の達成が
困難である。
ポリエチレン(A)と脂肪族炭化水素誘導体(B)等と
の相溶性を調べる方法としては、具体的には高倍率走査
型電子顕微鏡による未延伸糸の断面の観察法が例示出来
る。すなわち、ポリエチレン(A)と脂肪族炭化水素誘
導体(B)等との等量ブレンド物を溶融混線後溶融紡糸
する。次いで得られた未延伸原糸をその長手方向に直交
するようにミクロトーム等の鋭利な刃で切断する。当該
断面と同様の処理により切り出した断面をさらにヘキサ
ン、ヘプタンあるいは熱エタノール等の溶剤に浸漬して
、脂肪族炭化水素誘導体(B)等を抽出除去した抽出処
理断面を少なくとも3000倍以上の倍率で走査型電子
顕微鏡にて比較観察する。
本発明の脂肪族炭化水素誘導体(B)はポリエチレン(
A)に対して相溶性が良好であるため、0.1μ以上の
陥没は殆ど観察されず、脂肪族炭化水素誘導体(B)の
代わりにナフタリンを用いた場合は分散不良を起こし、
0.1μ以上の陥没が無数に観察される。
本発明の方法は前記ポリエチレン(A):tsないし9
7重量%、好ましくは50ないし85重量%と前記脂肪
族炭化水素誘導体(B)、:85ないし3重量%、好ま
しくは50ないし15重量%とからなる混合物をスクリ
ュー押出機で溶融混練し、ダイより未延伸物を押出し、
次いで少なくとも20倍、好ましくは25倍以上の延伸
比で延伸する方法である。
脂肪族炭化水素誘導体(B)の量が3重量%未満ではポ
リエチレンの延伸性が改良されず20倍以上の延伸がで
きず、一方85重量%を越えると溶融粘度が低くなり過
ぎて溶融混練が困難であり、また未延伸物の延伸性が劣
り、延伸時にプッ切れを起こし20倍以上の延伸ができ
ない。
前記混合物の溶融混練及び押出しには、通常の単軸ある
いは多軸のスクリュー押出機を用いて行うのが、連続押
出しができるので好ましい。溶融混練時スクリュー押出
機及びダイの温度がそれぞれ混合物の融点未満の温度で
は混合物の溶融粘度が高く溶融押出しが困難である。
尚ポリエチレン(A)と脂肪族炭化水素誘導体(B)と
の混合はヘンシェルミキサー、■−ブレンダー、タンブ
ラーブレンダー等により混合したものを直接溶融混練し
て押出してもよいし、予め混合後更に単軸あるいは多軸
押出機、ニーグー、バンバリーミキサ−等で溶融混練し
て造粒あるいは粉砕しておいてもよい。
ポリエチレン(A)と脂肪族炭化水素誘導体(B)との
混合物の溶融混練温度及びダイの温度は混合物が溶融す
る温度であればとくに限定はされないが、溶融混練温度
は通常混合物の融点以上280℃未満、好ましくは混合
物の融点+10℃以上250℃未満の温度であり、ダイ
の温度は通常混合物の融点以上300℃未満、好ましく
は混合物の融点+10℃以上270℃未満の温度である
。溶融混練温度が280℃及びダイの温度が300℃以
上になると、ポリエチレン(A)が熱劣化して分子量が
低下する場合がある。
ダイより未延伸物を押出した後は、一旦冷却固化を行う
が、冷却は水冷、空冷のいずれの方法でもよい。また未
延伸物が冷却固化する迄の間に、溶融物にドラフトをか
けてもよい。
本発明におけるドラフトとは、スクリュー押出機より押
出された溶融物の溶融時における延伸を意味し、溶融物
の引き落としのことである。即ち、溶融樹脂のダイ・オ
リフィス内での押出速度υ0と冷却固化した繊維の巻き
取り速度υとの比をドラフト比として次式で定義した。
ドラフト比−υ/υ0 冷却固化した未延伸物を延伸する際の温度は通常脂肪族
炭化水素誘導体の融点以上混合物の融点+20℃未満の
範囲内であり、脂肪族炭化水素誘導体の融点未満では2
0倍以上の延伸比が達成できず、一方混合物の融点+2
0℃を越えるとポリエチレン(A)が軟化し、延伸はさ
れるものの、高弾性率の延伸物が得られない虞れがある
上記延伸時の熱媒は空気、水蒸気、溶媒のいずれを用い
ても高弾性率の延伸物が得られるが、熱媒として前記脂
肪族炭化水素誘導体(B)を溶出あるいは滲出除去する
ことができる溶媒で沸点が混合物の融点以上、具体的に
は例えばデカリン、デカン、灯油を用いると延伸時に過
剰の脂肪族炭化水素誘導体(B)を抽出除去あるいは滲
出した該脂肪族炭化水素誘導体(B)の除去ができ、延
伸時の延伸むらの低減が可能となるので好ましい。
また該脂肪族炭化水素誘導体が除去あるいは低減した延
伸物を得るには、前記方法に限らず、未延伸物をヘキサ
ン、ヘプタン、熱エタノール、クロロホルム、ベンゼン
等の溶剤で処理後延伸する方法、延伸物をヘキサン、ヘ
プタン、熱エタノール、クロロホルム、ベンゼン等の溶
剤で処理する方法も採り得、そのような処理を行うこと
により、更に高弾性率2、高強度の延伸物が得られる。
前記雰囲気下での延伸比が20倍未満では高弾性率化、
高強度化の程度が少なく、また延伸物に原糸の白化が随
伴するため、外観を損う例が多い。
尚延伸比は、最終延伸比が20倍以上になればよ(,1
段延伸でも2段延伸以上の多段延伸でもよい。
また延伸の際の最終延伸速度はとくに限定はされないが
、生産性から3m’/min以上、好ましくは5m/m
in以上の速度がよい。
本発明に用いるポリエチレン(A)には、耐熱安定剤、
耐候安定剤、顔料、染料、無機充虜剤等通常ポリオレフ
ィンに添加することが出来る添加剤を本発明の目的を損
わない範囲で添加しておいてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の方法により得られるポリエチレンの延伸物は、
従来ポリエチレンの延伸物では得られない高引張強度を
有し、且つ高弾性率であるので、モノフィラメント、テ
ープ等の従来の延伸物の分野に加えて高弾性率、高強度
繊維の分野への利用が可能となり、軽量性が要求される
各種補強材に使用できる。また脂肪族炭化水素誘導体を
配合することにより、従来のポリエチレン単独の延伸物
に比べて白化を生じる延伸比が高くなるので、より外観
が優れた延伸物が得られる利点がある。さらには、超高
延伸による結晶配列の高度な整列ならびに過剰の脂肪族
炭化水素誘導体(B)を抽出することにより副次的に生
成する微孔を利用した選択膜、エレクトレット等の機能
材料への適性にもイ憂れている。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限りそれら実験例1 ポリエチレン((η) =2.47d1./ g )と
ステアリン酸(融点=71.5℃、沸点−232℃/1
5mml(g)の80 : 20ブレンド物を次の条件
下で溶融紡糸延伸を行った。上記ポリエチレンの粉末と
ステアリン酸の粉末とを混合後、2On+mφ、L/D
=20のスクリュー押出機を用い、樹脂温度200℃で
溶融混練を行った。次いで該溶融物をオリフィス径が2
mmでグイ温度を190℃に設定したダイより押し出し
、エアーギャップ:20cmで室温の空気中にて固化さ
せた。この際、溶融樹脂の押出速度は10.0cm/m
inであり、巻き取り速度が10.0cm/minにな
る様に引き落としを行った。即ちドラフト比を1とした
。引き続き二対のゴデツトロールを用いてn −デカン
を熱媒とした延伸槽(槽内温度−120℃、槽の長さ一
40cm)で延伸を行った。
延伸に際しては、第1ゴデツトロールの回転速度を0.
5m/minとして、第2ゴデツトロールおよび第3ゴ
デツトロールの回転速度を適宜変更することにより延伸
比の異なる繊維を得た。延伸は、第2ゴデツトロールで
予め延伸比8.0倍に延伸した後、引き続き2段目の延
伸を第3ゴデツトロールで所定の延伸比迄行った。但し
、延伸比はゴデツトロールの回転比より計算してめた。
各延伸比における動的弾性率、引張弾性率、引張強度お
よび破断点伸度を表1に示す。尚、動的弾性率は動的粘
弾性測定装置Vibron DDV−U型(東洋ボール
ドウィン社製)を用いて振動数110Hzで室温(23
℃)にて測定した。また、引張弾性率、引張強度および
破断点伸度はインストロン万能試験機1123型(イン
ストロン社製)を用いて室温(23℃)にて測定した。
9のとき、クランプ間の試料長は100mmで引張速度
100mm/分とした。但し、引張弾性率は2%歪にお
ける応力を用いて計算した。
計算に必要な繊維断面積は、ポリエチレンの密度を0.
96g/c+&として繊維の重量と長さを測定して実験
例2 ポリエチレン(〔η) =2.47dl/ g )とス
テアリン酸(融点−71,5℃、沸点−232℃/15
mmHg)との80 : 20ブレンド物を実験例1と
同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し、オリフィス
径が2mmのグイより溶融物を押し出し、エアーギャッ
プ: 20cmで室温の空気中にて固化させた。この際
、溶融樹脂の押出速度は10.0cm/minであり、
巻き取り速度が20.0cm/n+inになる様に引き
落としを行った。即ち、ドラフト比を2とした。延伸は
、第2ゴデツトロールで予め延伸比8.0倍に延伸した
後、引き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロールで所定
の延伸比迄行った。各延伸比における動的弾性率、引張
弾性率、引張強度および破断点伸実験例3 ポリエチレン((η)−2,4’l/g)とステアリン
酸(融点=71.5℃、沸点=232℃/15a+mF
Ig)との90 : 10ブレンド物を実験例1と同一
条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し、オリフィス径が
21のグイより溶融物を押し出し、エアーギャップ: 
20cmで室温の空気中にて固化させた。この際、溶融
樹脂の押出速度は10.0co+71inであり、巻き
取り速度が10.Oct/sinになる様に引き落とし
を行った。即ち、ドラフト比を1とした。延伸は、第2
ゴデツトロールで予め延伸比8.0倍に延伸した後、引
き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロールで所定の延伸
比迄行った。各延伸比における動的弾性率、引張弾性率
、引張強度および破断点伸実験例4 ポリエチレン(〔η) =2.47dl/ g )とミ
リスチン酸(融点=58.’5℃、沸点=199℃71
6m5+Hg)とのgo = 2oブレンド物を実験例
1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し、オリフ
ィス径が2薯顯のグイより溶融物を押し出し、エアーギ
ャップ: 20c置で室温の空気中にて固化させた。こ
の際、溶融樹脂の押出速度は10.0cm/s+inで
あり、巻き取り速度がIO,Ocm/a+inになる様
に引き落としを行った。即ち、ドラフト比を1とした。
延伸は、第2ゴデ・どトロールで予め延伸比8.0倍に
延伸した後、引き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロー
ルで所定の延伸比迄行った。各延伸比における動的弾性
率、引張弾性率、引張強度および破断点伸実験例5 ポリエチレン(〔η) =2.47dl/ g )とス
テアリルアルコール(融点=59.4℃、沸点=210
℃/15mmHg)との70 : 30ブレンド物を実
験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し、オ
リフィス径が21!1mのグイより溶融物を押し出し、
エアーギャップ: 20cmで室温の空気中にて固化さ
せた。
この際、溶融樹脂の押出速度は10.0cm/winで
あり、巻き取り速度が10.0cm/winになる様に
引き落としを行った。即ち、ドラフト比を1とした。
延伸は、第2ゴデツトロールで予め延伸比8.0倍に延
伸した後、引き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロール
で所定の延伸比迄行った。各延伸比における動的弾性率
、引張弾性率、引張強度および実験例6 ポリエチレン(〔η) =2.47dl/g)とミリス
チルアルコール(融点=38℃、沸点= 286℃)と
の70 : 30ブレンド物を実験例1と同一条件下で
溶融紡糸延伸を行った。但し、オリフィス径が21のグ
イより溶融物を押し出し、エアーギャップ: 20cm
で室温の空気中にて固化させた。この際、溶融樹脂の押
出速度は10.0cIIl/minであり、巻き取り速
度が2Q、Qca+/lll1nになる様に引き落とし
を行った。即ち、ドラフト比を2とした。延伸は、第2
ゴデツトロールで予め延伸比8.0倍に延伸した後、引
き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロールで所定の延伸
比迄行った。各延伸比における動的弾性率、引張弾性率
、引張強度および破断点伸実験例7 ポリエチレン(〔η) =2.47dl/g)とステア
リン酸く融点=71.5℃、沸点−232℃/15n+
ml(g)との80 : 20ブレンド物を実験例1と
同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し、オリフィス
径が2mmのグイより溶融物を押し出し、エアーギャッ
プ: 20cn+で室温の空気中にて固化させた。この
際、溶融樹脂の押出速度は10.0cm/minであり
、巻き取り速度がIQ、Ocm/minになる様に引き
落としを行った。即ち、ドラフト比を1とした。延伸は
、第2ゴデツトロールで予め延伸比8.0倍に延伸した
後、引き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロールで所定
の延伸比迄行った。この際、延伸槽熱媒として120℃
のステアリン酸を用いた。延伸後、表面に付着したステ
アリン酸を除くため沸騰したエタノールで延伸繊維を洗
浄した後乾燥を行った。
各延伸比における動的弾性率、引張弾性率、引張実験例
8 ポリエチレン([η) =2.47dl/ g )とス
テアリルアルコール(融点=59.4℃、沸点−210
’C/15m+nl1g)との80:20ブレンド物を
実験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し、
オリフィス径が2+nmのグイより溶融物を押し出し、
エアーギャップ: 20cn+で室温の空気中にて固化
させた。
この際、溶融樹脂の押出速度は10 、0cm / m
 inであり、巻き取り速度がlO,ocm/minに
なる様に引き落としを行った。即ち、ドラフト比を1と
した。
延伸は、第2ゴデツトロールで予め延伸比8.0倍に延
伸した後、引き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロール
で所定の延伸比迄行った。この際、延伸槽熱媒として1
20℃のステアリルアルコールを用いた。延伸後、表面
に付着したステアリルアルコールを除くため沸騰したエ
タノールで延伸繊維を洗浄した後乾燥を行った。各延伸
比における動的弾性率、引張弾性率、引張強度および破
断点伸度を表8に示す。
比較例1 ポリエチレン(〔η) −2,47dl/ g )を実
験例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。但し−。
オリフィス径が2mmのダイより溶融物を押出し、エア
ーギャップ: 20cmで室温の空気中にて固化させた
。この際、溶融樹脂の押出速度は10.Ocm/min
であり、巻き取り速度が10.0cm/minになる様
に引き落としを行った。即ち、ドラフト比を1とした。
延伸は、第2ゴデツトロールで予め延伸比3.0倍に延
伸した後、引き続き2段目の延伸を第3ゴデツトロール
で所定の延伸比巡行った。
各延伸比における動的弾性率、引張弾性率、引張強度お
よび破断点伸度を表9に示す。実験例1〜8の結果と較
べると、脂肪族炭化水素誘九体を添加しない本結果は、
高延伸比を達成できておらず、高弾性率、高強度の延伸
物が得られないことが分比較例2 ポリエチレン(Cη) =2.47dl/ g )とヘ
キシルアルコール(融点−−51,6℃、沸点=157
℃)との70 :30ブレンド物を実験例1と同一条件
下で溶融紡糸延伸を行った。但し、オリフィス径が2n
+n+でダイ温度を130℃に設定したダイより押し出
し、エアーギャップ: 20cmで室温の空気中にて固
化させた。この際、溶融樹脂の押出速度6.0cm/m
inであり、巻き取り速度が6.0cm/minになる
様にストランドの巻き取りを行った。しかしながら、ス
トランドを連続的に巻き取ることができなかった。又、
得られたストランドは脆く、連続的なストランドが得ら
れたとしても延伸に耐え得るものではなかった。
比較例3 ポリエチレン(〔η) =2.47dI/ g )とス
テアリルアルコール(融点=’59.4℃、ff、点=
 210℃/15mmHg)との5:95ブレンド物を
実施例1と同一条件下で溶融紡糸延伸を行った。しかし
ながら、混合物がスクリュー押出機内で共回りをするた
め均一な溶融ストランドが得られず、均一な延伸繊維を
得ることができなかった。
出願人 三井石油化学工業株式会社 ′代理人 山 口
 和

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 極限粘度〔η〕が1.5dl/g以上5.0a
    /g未満のポリエチレン(A):isないし97重量%
    と少なくとも融点がIO’C以上で且つ少なくとも沸点
    が130℃以上の脂肪族炭化水素誘導体(B) :85
    ないし3重量%との混合物をスクリュー押出機で溶融混
    練し、グイより未延伸物を押出し、次いで少なくとも2
    0倍以上の延伸比で延伸することを特徴とするポリエチ
    レンの延伸物の製造法。
JP59098662A 1984-05-18 1984-05-18 ポリエチレンの延伸物の製造法 Granted JPS60244524A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107506A (en) * 1979-02-08 1980-08-18 Stamicarbon Filament with high tensile strength and elastic ratio and method
JPS5615408A (en) * 1979-06-27 1981-02-14 Stamicarbon Filament with high modulus and strength and production
JPS57177035A (en) * 1981-04-24 1982-10-30 Asahi Chem Ind Co Ltd Ultra-high-molecular-weight polyethylene composition

Patent Citations (3)

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