JPS59166520A - 塩化ビニル系樹脂グラフト共重合体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂グラフト共重合体の製造方法

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JPS59166520A
JPS59166520A JP3947383A JP3947383A JPS59166520A JP S59166520 A JPS59166520 A JP S59166520A JP 3947383 A JP3947383 A JP 3947383A JP 3947383 A JP3947383 A JP 3947383A JP S59166520 A JPS59166520 A JP S59166520A
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JP
Japan
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chloride resin
vinyl chloride
alkyl
graft copolymer
polyvinyl chloride
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Toru Yokota
透 横田
Takeji Yanagisawa
柳沢 武二
Hajime Kitamura
肇 北村
Yojin Inoue
井上 要人
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規塩化ビニル系樹脂グラフト共重合体の製造
方法に関するものであり、特には酸素透過性に丁ぐれた
塩化ビニル系樹脂グラフト共重合体の提供を目的とする
ものである。
従来、ポリ塩化ビニル樹脂はすぐれた物理的、化学的性
質を有し、老化し難く、耐久性に富む特長と安価である
ことから広い分野にわたり大量に使用されているが、こ
の樹脂は酸素透過性が他の樹脂に比して小さいため、そ
のような性質が必要とされる分野、たとえば新鮮さを保
つため酸素を必要とする生鮮食料品関係等の包装分野で
はあまり使用されていない。また、医療用血液バッグの
分野でも血液の保存性を向上させるため、酸素透過性の
よいポリ塩化ビニル樹脂材料の出現が望まれているが、
この要望を満足するものはいまだ提案されていない。
本発明者らはかかる技術的評題にかんがみ鋭意研究を重
ねた結果、従来の塩化ビニル系樹脂が具備していない性
能(たとえば酸素透過性にすぐれている)をもつ新規塩
化ビニル系樹脂グラフト共重合体の開発C二成功した。
すなわち、本発明はポリ塩化ビニル系樹脂50〜95重
量部l二、一般式 %式%() (式中のRは水素原子または炭素原子数1〜3のアルキ
ル基から選ばれ、QlおよびQ2は炭素原子数1〜5の
アルキル基、フェニル基および式R1およびR2は炭素
原子数1〜5のアルキル基、フェニル基およびトリメチ
ルシロキシ基から選ばれ、R3は炭素原子数1〜5のア
ルキル基およびフェニル基から選ばれ、mは1〜3、n
ば1〜5の整数である)で示される重合性シロキチン化
合物50〜5重量部をラジカル重合開始剤の存在下にグ
ラフト共重合させることを特徴とする塩化ビニル系樹脂
グラフト共重合体の製造方法に関するものである。
これを説明すると、この本発明C二かかわる塩化ビニル
系樹脂グラフト共重合体は、そのポリマー分子中に前記
(I)式で示される重合性シロキチン化合物のグラフト
重合単位を所定量含んでいることを特徴とするもので、
この重合性シロキ井ン化合物として使用され得る代表的
て「ものを例示すればっぎのとおりである。
ただし、以下の記載においてMeはメチル基、Etはエ
チル基、Prはプロピル基、B11はブチル基、Peは
ペンチル基、 Phはフェニル基をそれぞれ示す。
(1)ペンタメチルジシロキサニルメチルメタクリレー
ト (2)へブタメチルトリシロキ廿ニルエチルアクリレー
ト (31ト+マス(トリメチルシロキシ)−γ−メタクリ
ルオキンプ口ビルνラン Me CH2−C−C−0(CH2)3 Sl〔O8iMe3
コ。
(4)  フェニルテトラメチルジν口キサニルエチル
アクリレート Me   Me (51フェニルテトラエチルジシロキサニルエチルメタ
クリレート ph   bat (6)トリフェニルジメチルジシロキチニルメチルアク
リレート Me   Ph OMe   Ph (7)インブチルヘキチメチルトリシロキサニルメチル
メタクリレート (8)  ノチルジ(トリメチルシロキシノーメタグリ
ルオキシメチルシラン Me 背 C)T2=C−C−OC)[2−Si (0!’(1M
83)2(Me )1 f9in−−プロピルオクタメチルテトラシロキサニル
プロビルメタクリレート =7− (10)ペンダメチルジ(トリメチルシロキシ)−アク
1マルオキシメチルシラン (11)  t−プチルテトラノチルジシロキサニルエ
壬ルアクリレート に/13   Me 1 (121n−ペンチルヘキ井メチルトリシロキサニル!
チルメタクリレート 8− (13)  トI+−1−プロピルテトラメチルトリシ
ロキサニルエチルアクリレート (14)ビス(トリメチルシロキシ)メチルシロjP−
ニルビス(トリメチルシロキシンメタクリロキシプロピ
ルシラン (15)ビス〔ビス(トリメチルシロキシ)メチルシロ
キサニルコトリメチルシロキシメタクリ口キシプ口ビル
シラン Me (16)ビス(トリメチルシロキシ)メチルν口キサニ
ルモノペンタメチルジシ口キサニルモノトリメチルシロ
キサニルメタクリ口キシブロビルシラン SiMe3 ■ Me−8i−Me 11− 一万本発明において幹ポリマーとなるポリ塩化ビニル系
樹脂は、塩化ビニルの単一重合体のほかに、塩化ビニル
とエチレン、プロピレン、酢酸ビニル等との共重合体、
あるいはエチレン−酢酸ビニル、エチレン−アクリル酸
エチル、塩素化ポリエチレン等のエチレン系重合体に塩
化ビニルをグラフト共重合させた塩化ビニル系多元共重
合体をも含むものであり、さらC二それらのブレンドも
含むものである。
ポリ塩化ビニル系樹脂と重合性シロキチン化合物とをグ
ラフト共重合させる量割合は、ポリ塩化ビニル系樹脂の
50〜95重量部C二対し、重合性シロキサン化合物を
50〜5重雀部とする必要がある。重合性シロキチン化
合物の量が5重量部以下であると目的とする物性たとえ
ば酸素透過性の改良効果が小さく、一方50重1部以上
であると得られるグラフト共重合体は加工性に劣るもの
となる不利が生じる。
12− グラフト共重合させる方法としては、ラジカル重合開始
剤の存在下(二重台させる方法によればよく、このため
に使用される重合開始剤としては、従来塩化ビニルある
いは塩化ビニルを主体とするf1i計体混合物の重合(
懸濁重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合等)に使用さ
れている重合触媒であればいずれでもよく、たとえば有
機過酸化物系触媒、アゾ化合物系触媒、レドックス系触
媒などから選択使用される。
グラフト共重合反応の形式は適当な媒体を使用する均一
系もしくは不均一系反応させる方法、あるいはまた重合
性シロキチン化合物をこのままもしくは溶剤溶液として
重合触媒と共に幹ポリマーとなるポリ塩化ビニル系樹脂
に含浸させ塊状重合させる方法等のいずれでもよい。
重合温度および重合時間はおおむね重合温度30〜10
0℃、重合時間1〜30時間とすればよい。
本発明の方法により製造される塩化ビニル系樹脂グラフ
ト共重合体は、ポリ塩化ビニル樹脂が木来有するすぐれ
た物理的、化学的性質を備えていると共に、酸素透過性
が大幅に改良されているので、生鮮食料品関係の包装材
料、あるいは医療用材料として非常C二有用とされるも
のである。
実施例1 内容積50ノのステンレス製重合器C二、過酸化ベンソ
イル15g、!:)リス(トリメチルシロキシ)メタク
リロキシプロピルシラン(以下これを単にシロキサンA
と称する)6Kpを仕込み、両者を混合した(液状)。
つぎにこれに通常の懸濁重合によって得られたポリ塩化
ビニル樹脂(TK−1300、信越化学社製商品名)9
に9を仕込み、上記混合液体をこれに含浸させた。
内温を80℃に昇温し、約6時間重合反応させた。重合
終了後内容物を取出し、ポリ塩化ビニル樹脂系グラフト
共重合体を得た。このグラフト共重合体はシロキサンA
に相当する単位を約39重吋%含むものであった。
上記グラフト共重合体および下記の比較樹脂1および比
較樹脂2について下記の測定法による酸素透過性を5周
べたところ、結果は第1表のとおりであった。
比較樹脂1 : 市販のポリ塩化ビニル樹脂(重合間約
1300) 比較樹脂2:I/ロキチンAの代りにトリメトキンメタ
クリロキシプロピルシ ランを同情用いたほかは上記と 同様fニゲラット共重合させて得 たポリ塩化ビニル樹脂系グラフ ト共重合体 〔酸素透過性の測定法〕 サソブル(樹脂)100重量部に、ジー2−二チルヘキ
シルフタレート 50重44 都、ジオクチルチンメル
カプタイド 1.5重吋部、ステアリン酸カルシウム 
1.0重量部、ポリエチレンワックス0.3 重可部を
配合し、このものを6インチロールを用いてロール温度
160°Cで10分間混練した。
つキ(二このロール混練物を170℃でプレス成形して
厚み0.5朋のり−トを作り、これについて全自動ガス
透過度テスターで酸素透過性を調べた。
第1表 実施例2 前例において、シロキチンAの代りにリゼのいずれかの
シロキサン(B−F)乞同叶使用したほかは同様にして
グラフト共重合させた。
シロキサンB:フェニルテトラメチルジヅロキザニルエ
チルアグリレート シロキサンC:ペンタメチルジ(トリメチルシロキシ)
−アクリルオキシメチ ルシラン シロキチンD:ビス(トリメチルシロキν)メチル70
キサニルビス(トリメ チルシロキン)メタクリロキン プ口ビルνラン シロキサンE:ピス〔ビス(トリメチルシロキン)メチ
ルν口キぜニル〕トリ メチルν口キンメタクリ口キン プロビルシラン シロキチンF:ビス(トリメチルシロキシ)メ 16− チルシロキサニルモノペンタメ fルvi/口キサニルモノトリメ チルシロキサニルメタクリロキ ンプロビルνラン 得られた各グラフト共重合体はいずれも酸素透過性Cニ
アぐれたものであった。
特許出願人 信越化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリ塩化ビニル系樹脂50〜95重量部く:、一般
    式 (式中のRは水素原子または炭素原子数1〜3! のアルキル基から選ばれ、Q およびQ&ま炭素原子数
    1〜5のアルキル基、フェニル基お上から選ばれ、Rお
    よびRは炭素原子数1〜5のアルキル基、フェニル基お
    よびトリメチルシロキシ基から選ばれ、Rは炭素原子数
    1〜5のアルキル基およびフェニル基から選ばれ、mは
    1〜3、nは1〜5の整数である)で示される重合性シ
    ロキサン化合物50〜5重量部をラジカル重合開始剤の
    存在下にグラフト共重合させることを特徴とする塩化ビ
    ニル系樹脂グラフト共重合体の製造方法
JP3947383A 1983-03-10 1983-03-10 塩化ビニル系樹脂グラフト共重合体の製造方法 Granted JPS59166520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239432A (ja) * 1985-07-19 1996-09-17 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> グラフトコポリマー
KR100398741B1 (ko) * 1998-11-20 2003-12-24 주식회사 엘지화학 염화비닐계수지의제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239432A (ja) * 1985-07-19 1996-09-17 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> グラフトコポリマー
KR100398741B1 (ko) * 1998-11-20 2003-12-24 주식회사 엘지화학 염화비닐계수지의제조방법

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