JPS59166173A

JPS59166173A - スキ−板

Info

Publication number: JPS59166173A
Application number: JP58017992A
Authority: JP
Inventors: 林　敬次郎; 新谷　健三; 佐伯　泰夫; 茂浅井
Original assignee: Mizuno Corp
Current assignee: Mizuno Corp
Priority date: 1983-02-04
Filing date: 1983-02-04
Publication date: 1984-09-19
Also published as: ATA32584A; FR2540391B1; FR2540391A1; DE3403828C2; DE3403828A1; AT380792B; US4697820A; JPH02954B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、スキー板の改良に係るものである。

従来より、スキー板には木製、ＦＢＩ）製、メタル・グ
ラス製等がある。

木製スキー板においては、古い時代に強度を維持するた
めに、上面側を盛り上げたキール状のものが多く用いら
れていたが、重量が重く、操縦性が悪く、曲げ剛性が不
足するため、徐々に平板状になり、しかもＦＲＰやメタ
ルを使用した性能の良いスキー板に置き換わってきた○
そして現在では、第１図に示すようにスキー板１の厚み
が、スキー板先端部より中央部にかけては徐々に厚くな
り、中央部から後端部にかけては、徐々に薄くなる両テ
ーノぐ一形状で、且つ上面が平らな形状を有するスキー
板が一般化している。又構造としては、第２図に示すよ
うにセ゛ＲＰ板等の補強部材２を芯材の上下面に配置し
たサンドインチ構造のものや、芯材の全周に補強部材を
配置したボックス構造のものが公知となっている。

これらの構造は、スキー板を製造する際に製造工程が容
易なため、スキー板メーカーで一般に採用されているも
のである。

しかし、スキー板を物性面から考えた場合においては、
捩れ強度や曲げ強度や振動減衰性や空気抵抗など、相互
に影響を及ぼし合う緒特性をいかにバランスよく配置し
て、設計するかが、非常に無かしい問題であった。

例えば、スキー板の捩れ強度を向上させれば、曲げ強度
か高くなり、腰の硬いスキー板になってしまうと共に、
振動減衰性も低下してしまい、滑走性能に悪影響を及ぼ
すなどの欠点を有していた。

そのほか、滑走中のスキー板の空気抵抗を減少させるこ
とを考慮して、スキー板先端のショベル部分に任意形状
の孔を開孔したり、ショベル部分の立ち上がりを低くす
ることにより、できるだけ空気抵抗を抑制して、滑走時
のスピードを速める工夫がなされているが、これらの方
法は、製造工程に手間がかかり、製造コストが高くなる
欠点を有していた。

そのため、各種の特性を備えた素材を組み合わせて、ソ
フトな弾力を有し、且つ捩れ強度が高く、振動減衰性が
良好で、空気抵抗値の小さいスキー板の開発が望まれて
おり、種々の研究開発が行なわれているが、未だ満足の
行くスキー板が提供されていない。

本発明はこれら従来の欠点に鑑み、古い木製スキー板に
実施されていた上面側の盛り上がり構造を参考にして、
スキー板の上面形状を従来の平板状から上面側に盛り上
がった屋根形形状の突出部を形成することにより、剛性
、捩れ強度、振動減衰性、空気抵抗等のスキー板におけ
る緒特性を改善することにより、滑走性の良いスキー板
を供給することを目的になされたものである。

本発明を図面に基づいて説明すれば、第３図より第１０
図に示すように、スキー上面構成部材４・に任意形状の
切欠部６を設け、該切欠部６に別途成形した上面部側７
や補強部材８等より成りその幅員の中央部を頂上とする
屋根形の上面突出形状部側５′を嵌合固着することによ
り、スキ一本俸の上面所要部に屋根形形状の突出部５を
形成したことを特徴とするスキー板である。

本発明のスキー板は、上記のように構成したから、前記
上面突出形状部ｖＪ５′を構成している補強部イ′Ａ８
に、例えばカーボンファイ／＜−、グラスファイバー、
ボロンファイバー、シリコンカーバイドファイバー、ア
ルミナファイノく−、アラミツ、ドフ、イバー、スチー
ルファイバー、その他任意の繊維よりなる繊維強化プラ
スチック素材を使用したり、あるいはアルミ合金、チタ
ン合金その他の金属素材を使用したり、繊維強化熱ｉＴ
塑性プラスチックやエンジニアリングプラスチック素側
等々の素材を単独もしくは組み合わせて使用することが
できる。従って、補強部側８の素材を変更することによ
り、スキー板自体に要求される個々の必要特性（捩れ強
度。

曲げ強度２曲げ剛性、振動減衰性など）を自在に調整で
きるため、初心者から中級・上級者及び競技選手に及ぶ
各層のスキーヤ−に好適な性能のスキー板を供給するこ
とが可能となり、スキー板の設計の自由度が飛躍的に増
大する特徴がある。又本発明のスキー板においては、ス
キー板本体（中芯体１０，１１．．１２．補強部側。

スチールエツジ、滑走面材）をあらかしめ設計基準に基
づいて成形しておき、例えば、ゲラスフ、イバー強化プ
ラスチック板（以下Ｇ、Ｆ”　Ｆ　Ｐ板と省略する。）
を」−面構成部側４．に使用し、屋根形の上面突出形状
部ｖＪ５′にカーボンファイバー強化プラスチック板（
以下ＣＪｉ”　ＲＰ板と省略する。）を使用することに
より、ＯＦ、ＲＰ板の上面構成部利４．は、フレキシブ
ルで剛性も比較的柔らかいが１．ＣＦＲＰ板でできた屋
根形の上面突出形状部材５′の部分は、剛性も高く、択
れ強度も強いため、これらを組み合わせた構成のスキー
板では、上面突出形状ＦＡｌｉ５＋の部分は捩れ剛性が
高く他の部分はフレキシブルに富む従来のスキー板には
ない特徴のあるスキー板を供給することができるもので
ある。

殊に従来の平面スキー板と異り、上面構成部材４４に屋
根形形状の突出部二が形成されているため、滑走中に空
気は該突出部５に沿って流れるので、スキー板の指向性
が良好になると同時に、スキー板先端部の浮き上るのを
予防する効果を奏し、滑走スピードと操縦性が一段と向
上する。

なお、本発明のスキー板に使用する屋根形の上面突出形
状部材５′を別途成形する際に、第５図及び第６図に示
すように、上面部拐７と補強部材８と芯ｖＪ９とを組み
合わせて成形できるため、芯材９にたとえば、ポリウレ
タンエラストマー系発泡洞を用いると、スキー板自体の
振動減衰性が極めて良好となる。その他芯材９には、水
利、発泡合成樹脂相のほか任意な材質を選択使用するこ
とは任意であり、他面第１３図及び第１４．図に示すよ
うに、芯材９を介在せずに屋根形の上面突出形状部材５
１を成形して使用することも任意である。

参考までに、上面構成部材４の切欠部６に屋根形の上１
面突出形状部利５Ｉを嵌合固着する方法の一例を述べる
と、第５図及び第７図、第１３図に示すように、上面構
成部材４の切欠部に段部を設け、該段部に端部が嵌合す
るように上面部材７を成形して嵌合固着する方法、第６
図及び第８図、第１４図に示すように、上面構成部材４
の切欠部に段部を設け、該段部に端部が嵌合するように
補強部材８を成形して嵌合同着する方法、第９図及び第
１０図に示すように、上面構成部材４の切欠部と同形の
」−面部材７と補強部材８を成形して嵌合固着する方法
等があり、更に第１１図及び第１２図に示すように、上
面構成部材４の切欠部６をスキー全幅とし、該切欠部に
合致する平板に屋根形の上面突出形状部材５′を成形し
て嵌合固着する方法がある。この場合、切欠部に合致す
る平板にアルミ合金、チタン合金その他の金属板を使用
すると、屋根形の上面突出形状部材５′をプレス成形す
ることが可能になり、又ＧＦＲＰ板、ＣＦ　ＲＰ板等を
使用する場合も金型で、それぞれ極めて容易に成形でき
るものである。

なお、本発明の屋根形の上面突出形状部材５′の形状を
、第１５図及び第１６図に示すようなアーチ形状や台形
形状にすることも可能である。

アーチ形状や台形形状にすることにより、スキー板自体
の捩れ剛性や曲げ強度が向上するほか、特にアーチ形状
では、着雪防止の効果が顕著に見られ、台形形状では、
振動減衰性が向上することがテストの結果判明した。

そのほか、本発明に係る屋根形形状の突出部５の配置は
、締具取（（け領域の前後又は前方か後方の何れかで、
その長さ及び形状は、スキー板の要求特性に合わせて自
由に選択するものであり、スキーヤ−の技術に応じた設
泪のスキー板を供給できる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のスキー板を示す斜視図。第２図は、従
来のサンドイッチＧＩ４のスキー板を示す要部断面斜視
図。第３図は、本発明に係るスキー板を示す斜視図。第
４図は、同スキー板の上面構成部材と屋根形の上面突出
形状部材の嵌合状態を示す斜視図。第５図、第６図、第
９図、第１３図、第１４図は本発明に係るスキー板の上
面構成部材と屋根形の上１突出形状部拐との嵌合固着状
態の説明断面図。第７図、第８図、第１０図は、本発明
に係るスキー板の要部断面斜視図。第１１図は、本発明
に係る他の実施例を示す上面構成部材と屋根形の」：４
面突出形状部材との嵌合状態を示す斜視図。第１２図は
、第１１図実施例によるスキー板の要部断面斜視図。第
１５図、第１６図は、本発明に係るその他実施例におけ
るスキー板の要部断面斜視図である。１・・健スキー板、２０１・Ｆ　１３　Ｐ板、４．会・
・上面構成部材、５′・・・屋根形の」二面突出形状部
材、旦・・・屋根形形状の突出部、６・・第２図オｈ手続補正書１　事件の表示昭和５８年　特　　　許　願第　１７９９２　号２　発
明の名称ス　　　キ　　−　　板３　補正をする者事件との関係　特　　　　許　出願人４　補正命令の１１付　　昭和　　年　　月　　日（自
発的）５　補正の対象「（中芯体、補強部材、」と補正する。手続補正書昭和５９年４１月／≦１」１　事件の表示昭和５８年　特　　　許　願第　１７９９２号２　発明
の名称スキー板３　補正をする者事件との関係　特　　　　許　出願人４　補正命令の日付　　昭和　　年　　月　　日（自発
的）１特許請求の範囲を次の通り補正する。］　スキー十面構成部材に圧５に形状の切除７ｆ１１を
形成し、該切除部に別途成形した上市ｊ部拐や補強部材
等より成る屋根形の土面突出部イ９を嵌合固着すること
により、上面構成部材に屋４Ｊ（形の突出部を形成した
ことを特徴とするスキー板。ヱ　前記屋根形の上面突出部材の断面は、山！。アーチ形２台形又はこれらと角形である特許Ｊ１１求の
範囲第１項記載のスキー板。Ｘ３　　前記屋根形の」二面突出部材は、上面Ｑ４１＜
利や補強部材や芯材より成ることを特徴とする特許３１
′１求の範囲第１項又は第２項記載のスキー板。１・　前記Σギ４）（形のＪ：　ＵＪ」突出部材は、上
１ｎｊ部材と補＠剛１材より成ることを特徴とする特許
請求の範囲第１項又は第２項記載のスキー板。５　　ＡｆＪ記屋根形の突出部は、スキー締具取付領域
のｒｉｉｊ後又は前方か後方の何れかに形成したことを
特徴とするね°、ｉ’ｒ錆求の範囲第１項又は第２項記
載のスキー板。２発明の詳細な説明、図面のｆｆ？ｉ単な説明の欄を次
の通り補正する。（１）明細書第２只１１行〜１２行の「キール状の」を
削除する。（２）同第４・頁１６行の「盛り上がった」を削除する
。（３）同第５頁３行の「スキー十面構成部」を「スキー
板十面構成部」に補正する。（４・）同第５頁の４・ｆテ、第８頁の５行、８行、１
２行、１５？テ、］８行、１９行、９頁の１行、第１１
頁の２行の「欠」を「除」に補正する。（５）同第５頁５行の「補強都拐８等」を「補強部材８
、芯材９」に補正する。（６）同第５貝６行の「りそのｉ’ｆｉｉ員の中央１１
１；を頂十とす」を削除する。（７）同第５頁８イーｊ目の「スキ一本体」を「スキー
板」に補＋ＥＴる。（８）同第５頁の１１行、７頁の２行の「上面突出形状
」の０１１に「屋根形の」を加入する。（９）同第６頁１０行〜１１行の１（中芯体・・・滑走
面材）」全削除する。ａＯ同第９頁１５行の「本発明に係る」の次へ「スキー
板上面構成部材４・の切除部６と」を加入する。（１１）同第４頁の１６行、第５頁の７行、８行、１１
行、第６頁の１５行、２０行、第７頁の２行、７行、１
４行、第８頁の３行、６行、１９行、第９頁の３行、７
行、１５行、第１０頁の６行、９行、１３行〜１４．イ
ー１１２０行〜第１１頁の１行、第１１頁の１行の「形
状」を削除する。以　　」二

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　スキー十面構成部材に圧意形状の切欠部を形
成し、該切欠部に別途成形した上面部材や補強部材等よ
り成り、その幅員の中央部を頂上とする屋根形の上面突
出形状部材を嵌合固着することにより、上面構成部材に
屋根形形状の突出部を形成したことを特徴とするスキー
板。
（２）　　前記屋根形の上面突出形状部材の断面は、山
型、アーチ型、台形型又はこれらと類型である特許請求
の範囲第１項記載のスキー板。
（３）前記屋根形の上面突出形状部利か、上面部材や補
強部材や芯材より成ることを特徴とする特許請求の範囲
第１項又は第２項記載のスキー板。
（４）前記屋根形の上面突出形状部材が、上面部材と補
強部材より成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項
又は第２項記載のスキー板。
（５）前記上面構成部材に形成した屋根形形状の突出部
は、スキー締具版伺領域のｎｒＪ後又は前方か後方の何
れかに形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載のスキー板。