JPS5916545A - 触媒の改良された賦活再生法 - Google Patents
触媒の改良された賦活再生法Info
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- JPS5916545A JPS5916545A JP57125294A JP12529482A JPS5916545A JP S5916545 A JPS5916545 A JP S5916545A JP 57125294 A JP57125294 A JP 57125294A JP 12529482 A JP12529482 A JP 12529482A JP S5916545 A JPS5916545 A JP S5916545A
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- catalyst
- pyridine
- acid
- solvent
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/584—Recycling of catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコバルトと一酸化炭素の配位化合物を主とした
コバルト化合物とピリジン類とから構成される錯体触媒
(以下コバルト−ピリジン類触媒と称す)を用い、炭素
・炭素二重結合を有する不飽和化合物に一酸化炭素とア
ルコールおよび/または水を反応させてヒドロエステル
化および/またはヒドロカルボキシル化する方法におい
て循環使用中に活性低下したコバルト−ピリジン類触媒
を賦活再生する方法に関するものである。
コバルト化合物とピリジン類とから構成される錯体触媒
(以下コバルト−ピリジン類触媒と称す)を用い、炭素
・炭素二重結合を有する不飽和化合物に一酸化炭素とア
ルコールおよび/または水を反応させてヒドロエステル
化および/またはヒドロカルボキシル化する方法におい
て循環使用中に活性低下したコバルト−ピリジン類触媒
を賦活再生する方法に関するものである。
不飽和化合物のヒドロエステル化又はヒドロカルボキシ
ル化反応用触媒として、コノ(ル)−ピリジン類触媒は
良く知られているが、工業的実施に際しては触媒の循環
使用が必要でちる。
ル化反応用触媒として、コノ(ル)−ピリジン類触媒は
良く知られているが、工業的実施に際しては触媒の循環
使用が必要でちる。
従来、コバルト−ピリジン類触媒の回収方法としては、
生成物を加熱してコバルトカルボニル錯体を分解し、金
属コバルトとする方法、または鉱酸等で処理して無機コ
バルト塩にする方法などがある。これらの方法はその工
程や操作が複雑なばかシでなく、活性コバルトを一旦不
活性コバルトに戻すため循環再使用する際、再び苛酷な
条件を用いて活性コバルトにしなければならないという
欠点があった。
生成物を加熱してコバルトカルボニル錯体を分解し、金
属コバルトとする方法、または鉱酸等で処理して無機コ
バルト塩にする方法などがある。これらの方法はその工
程や操作が複雑なばかシでなく、活性コバルトを一旦不
活性コバルトに戻すため循環再使用する際、再び苛酷な
条件を用いて活性コバルトにしなければならないという
欠点があった。
また、特開昭50−109886において、反応後に常
態で液体である炭化水素を混合することによシ、反応生
成物を含む炭化水素相とコバルト−ピリジン類触媒を分
離し、触媒を回収し再使用する方法が提案されている。
態で液体である炭化水素を混合することによシ、反応生
成物を含む炭化水素相とコバルト−ピリジン類触媒を分
離し、触媒を回収し再使用する方法が提案されている。
この方法は触媒を活性の状態で分離回収し、そのまま反
応系に戻す事ができる優れた方法である。しかしながら
、当触媒を循環使用していくと、反応中にピリジン類塩
基の一部に変化が起ってピペリジン類等を生成し、この
変化物がコバルトとより安定な錯体を形成し、触媒が急
激に失活していくという重大な欠点を有することが明ら
かになった。
応系に戻す事ができる優れた方法である。しかしながら
、当触媒を循環使用していくと、反応中にピリジン類塩
基の一部に変化が起ってピペリジン類等を生成し、この
変化物がコバルトとより安定な錯体を形成し、触媒が急
激に失活していくという重大な欠点を有することが明ら
かになった。
本発明者らは、上記原因で活性低下したコバルト−ピリ
ジン類触媒を効率よく簡単に賦活再生する方法を確立す
べく研究を重ねていたところ、活性低下した触媒を炭化
水素溶剤の存在下、不活性ガスまたは/および一酸化炭
素雰囲気のもとて酸水溶液で処理することによシ、コバ
ルトはコバルトカルボニルの形で炭化水素相に、ピリジ
ン類および有害物であるピリジン類変化物は酸と塩を形
成して水相に選択的に溶解してくる事を見い出し、工業
的に極めて有利ガ賦活法を見い出しだ(特願昭57−0
09001 )。
ジン類触媒を効率よく簡単に賦活再生する方法を確立す
べく研究を重ねていたところ、活性低下した触媒を炭化
水素溶剤の存在下、不活性ガスまたは/および一酸化炭
素雰囲気のもとて酸水溶液で処理することによシ、コバ
ルトはコバルトカルボニルの形で炭化水素相に、ピリジ
ン類および有害物であるピリジン類変化物は酸と塩を形
成して水相に選択的に溶解してくる事を見い出し、工業
的に極めて有利ガ賦活法を見い出しだ(特願昭57−0
09001 )。
ところが、炭化水素相及び水相に分離する際両相にとけ
ない浮遊物が生じやすくこの浮遊物中にはコバルトが含
まれていることがその後の研究で明らかになった。この
浮遊物の生成は、当賦活再生法において、炭化水素相に
再生してくるコバルトの収量を低下させるばかりでなく
装置上および運転上のトラブルを引き起こすので、かか
る浮遊物を副生させない方法の確立が望まれていた。
ない浮遊物が生じやすくこの浮遊物中にはコバルトが含
まれていることがその後の研究で明らかになった。この
浮遊物の生成は、当賦活再生法において、炭化水素相に
再生してくるコバルトの収量を低下させるばかりでなく
装置上および運転上のトラブルを引き起こすので、かか
る浮遊物を副生させない方法の確立が望まれていた。
本発明者らは、このような欠点を克服すべく鋭意検討し
た結果、炭化水素溶剤釦エステル。
た結果、炭化水素溶剤釦エステル。
カルボン酸等の極性有機溶剤を混合させる事によシ浮遊
物の生成をなくすことができるだけでなく、コバルトの
回収率を向上することができる事を見い出し本発明に到
った。
物の生成をなくすことができるだけでなく、コバルトの
回収率を向上することができる事を見い出し本発明に到
った。
すなわち本発明は、不飽和化合物のヒドロエステル化反
応および/またはヒドロカルボキシル化反応において、
ピリジン類変化物を含む活性の低下したコバルト−ピリ
ジン類触媒を不活性ガスおよび/または一酸化炭素雰囲
気下、炭化水素溶剤と極性有機溶剤との混合溶剤中に存
在させ該触媒中の全窒素化合物1グラム尚量当シ0.5
グラム当量以上の酸の水溶液と接触させることによジコ
バルトカルボニルを前記混合溶剤相に、ピリジン類変化
物を含むピリジン類を水相に分離せしめ、該混合溶剤相
はそのまま反応系に循環させるかまたは該混合溶剤相に
コバルト1グラム原子肖り少なくとも15グラム浩量の
ピリジン類を添加してコバルト−ピリジン類触媒を形成
させ、該混合溶剤相から分離した後に反応系に循環させ
ることを特徴とするコバルト−ピリジン類触媒の賦活再
生法を提供するものである。
応および/またはヒドロカルボキシル化反応において、
ピリジン類変化物を含む活性の低下したコバルト−ピリ
ジン類触媒を不活性ガスおよび/または一酸化炭素雰囲
気下、炭化水素溶剤と極性有機溶剤との混合溶剤中に存
在させ該触媒中の全窒素化合物1グラム尚量当シ0.5
グラム当量以上の酸の水溶液と接触させることによジコ
バルトカルボニルを前記混合溶剤相に、ピリジン類変化
物を含むピリジン類を水相に分離せしめ、該混合溶剤相
はそのまま反応系に循環させるかまたは該混合溶剤相に
コバルト1グラム原子肖り少なくとも15グラム浩量の
ピリジン類を添加してコバルト−ピリジン類触媒を形成
させ、該混合溶剤相から分離した後に反応系に循環させ
ることを特徴とするコバルト−ピリジン類触媒の賦活再
生法を提供するものである。
本発明に使用する炭化水素溶剤は、水と相溶せずコバル
トカルボニルを溶解する物であれば良く、例えば炭素数
4〜20のアルカンおよび/またはシクロアルカン、具
体的にはペンタン。
トカルボニルを溶解する物であれば良く、例えば炭素数
4〜20のアルカンおよび/またはシクロアルカン、具
体的にはペンタン。
ヘキサン、ヘプタン、デカン、テトラデカン。
シクロヘキサン等、および芳香族炭化水素、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クメン、サイメン等、および本発
明に使用される出発原料の不飽和化合物およびこれらの
混合物を包含する。
トルエン、キシレン、クメン、サイメン等、および本発
明に使用される出発原料の不飽和化合物およびこれらの
混合物を包含する。
一方、極性有機溶剤としては、炭化水素溶剤に溶解し水
に溶解し難いアルコール類、ケトン類。
に溶解し難いアルコール類、ケトン類。
エステル類、カルボン酸類等が使用されるが、好ましく
はヒドロエステル化反応および/またはヒドロカルボキ
シル化反応によシ合成される生成物が用いられる。
はヒドロエステル化反応および/またはヒドロカルボキ
シル化反応によシ合成される生成物が用いられる。
上記の炭化水素溶剤と極性有機溶剤からなる混合溶剤の
量は、コバルトカルボニルを充分溶解する量、すなわち
コバルト1グラム原子当90、5 /以上が必要でおp
、0.51未満では触媒を充分に溶解することができず
コバルト回収率の低下をきたす。混合溶剤の量が多い程
コバルト回収率は上昇するが、あまり多いと装置が大き
くなシ工業化する時不利であるので、好ましくはコバル
ト1グラム原子当h81以下で用いる。
量は、コバルトカルボニルを充分溶解する量、すなわち
コバルト1グラム原子当90、5 /以上が必要でおp
、0.51未満では触媒を充分に溶解することができず
コバルト回収率の低下をきたす。混合溶剤の量が多い程
コバルト回収率は上昇するが、あまり多いと装置が大き
くなシ工業化する時不利であるので、好ましくはコバル
ト1グラム原子当h81以下で用いる。
炭化水素溶剤と極性有機溶剤の混合比率は、炭化水素溶
剤および極性有機溶剤の種類等によ)異なるが、好まし
くは(炭化水素溶剤/極性有機溶剤(重量比)) =
3/7〜9/1である。
剤および極性有機溶剤の種類等によ)異なるが、好まし
くは(炭化水素溶剤/極性有機溶剤(重量比)) =
3/7〜9/1である。
本発明を実施するのに重要な要件である酸水溶液として
は鉱酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸等および炭素数1〜
3の有機酸、例えばギ酸、酢酸等、およびこれらの混合
物が使用される。
は鉱酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸等および炭素数1〜
3の有機酸、例えばギ酸、酢酸等、およびこれらの混合
物が使用される。
好ましい酸は硫酸、および塩酸である。酸の使用量は触
媒中の全窒素化合物1グラム当量当り0.5グラム当量
以上、好ましくは1グラム当量以上の酸が必要である。
媒中の全窒素化合物1グラム当量当り0.5グラム当量
以上、好ましくは1グラム当量以上の酸が必要である。
酸の使用量が触媒中の全窒素化合物1グラム当量当シの
0.5グラム当量未満では、触媒中のコバルトと有害物
であるピリジン類変化物との分離が不充分であシ、混合
溶剤相に有害物が混入し、触媒賦活が充分に達成されな
い。一方、酸の量が多い程コバルトと有害物の分離は良
好となるが、あまり多いとコバルトカルボニルの形で混
合溶剤相に回収されたコバルトが更に分解され、混合溶
剤へのコバルトカルボニルとしての回収率が低下しだυ
混合溶剤の一成分、カルボン酸エステル及びカルボン酸
が変化したシするので、好ましくは触媒中の全窒素化合
物1グラム当量あたり5グラム当量の範囲で用いる。一
方、酸水溶液の酸濃度は特に制限されないが、濃度が低
すぎると酸水溶液使用量が増大し装置が犬きくなるたけ
でなく、水相に溶解してきたピリジン類の濃度がうすく
なって回収に困難をきたすことにもなるので、好ましく
は1 mol/1以上で用いる。
0.5グラム当量未満では、触媒中のコバルトと有害物
であるピリジン類変化物との分離が不充分であシ、混合
溶剤相に有害物が混入し、触媒賦活が充分に達成されな
い。一方、酸の量が多い程コバルトと有害物の分離は良
好となるが、あまり多いとコバルトカルボニルの形で混
合溶剤相に回収されたコバルトが更に分解され、混合溶
剤へのコバルトカルボニルとしての回収率が低下しだυ
混合溶剤の一成分、カルボン酸エステル及びカルボン酸
が変化したシするので、好ましくは触媒中の全窒素化合
物1グラム当量あたり5グラム当量の範囲で用いる。一
方、酸水溶液の酸濃度は特に制限されないが、濃度が低
すぎると酸水溶液使用量が増大し装置が犬きくなるたけ
でなく、水相に溶解してきたピリジン類の濃度がうすく
なって回収に困難をきたすことにもなるので、好ましく
は1 mol/1以上で用いる。
処理条件の1つである処理時の雰囲気は、コバルトカル
ボニルの安定性から不活性ガスおよび/または一酸化炭
素下である。コノ(ルトカルボニルの安定性から好まし
くは一酸化炭素であシ、更に好ましくは加圧下1〜5(
1’/cI/lGで行なうと、コバルトイオンの形で水
相に流出することによるコバルト回収率の低下を抑える
事ができる。
ボニルの安定性から不活性ガスおよび/または一酸化炭
素下である。コノ(ルトカルボニルの安定性から好まし
くは一酸化炭素であシ、更に好ましくは加圧下1〜5(
1’/cI/lGで行なうと、コバルトイオンの形で水
相に流出することによるコバルト回収率の低下を抑える
事ができる。
また処理温度は、コバルトカルボニルの安定性を保ちう
る温度以下であれば良く、処理条件によシ異なるが、一
般的には50℃以下で行なうのが好ましい。
る温度以下であれば良く、処理条件によシ異なるが、一
般的には50℃以下で行なうのが好ましい。
ここでいうコバルト−ピリジン類触媒のピリジン類とは
、ピリジンおよびその同族体の総称であり、β−ピコリ
ン、γ−ピコリン等のメチル誘導体、4−エチルピリジ
ン等のエチル誘導体、2,6−ルチジン、3,4−ルチ
ジン等のジメチル誘導体、γ−コリジン、β−コリジン
等のトリメチル誘導体等が含まれる。また、キノリン
イソキノリンもピリジン類として使用可能である。
、ピリジンおよびその同族体の総称であり、β−ピコリ
ン、γ−ピコリン等のメチル誘導体、4−エチルピリジ
ン等のエチル誘導体、2,6−ルチジン、3,4−ルチ
ジン等のジメチル誘導体、γ−コリジン、β−コリジン
等のトリメチル誘導体等が含まれる。また、キノリン
イソキノリンもピリジン類として使用可能である。
本発明によって得られるコノ(ルトカルボニルを含む混
合溶剤は何ら特別の処理を施すことなくそのまま反応系
に戻すことによシ初期の反応活性を示す。あるいは、コ
ノくルトカルボニルを含む混合溶剤にピリジン類を添加
し、コノ(ルトーピリジン類触媒を形成させ混合溶剤よ
シ分離した後、反応系に戻すことによっても初期の反応
活性を示す。
合溶剤は何ら特別の処理を施すことなくそのまま反応系
に戻すことによシ初期の反応活性を示す。あるいは、コ
ノくルトカルボニルを含む混合溶剤にピリジン類を添加
し、コノ(ルトーピリジン類触媒を形成させ混合溶剤よ
シ分離した後、反応系に戻すことによっても初期の反応
活性を示す。
また、酸処理賦活条件によっては、得られた混合溶剤相
中に微量のピリジン類変化物や賦活処理に用いた酸を含
むことがあるが不活性ガスおよび/または一酸化炭素雰
囲気下で水洗することにより、微量台まれるピリジン類
変化物および/まだは酸を除去した後、反応系に戻す事
も可能である。
中に微量のピリジン類変化物や賦活処理に用いた酸を含
むことがあるが不活性ガスおよび/または一酸化炭素雰
囲気下で水洗することにより、微量台まれるピリジン類
変化物および/まだは酸を除去した後、反応系に戻す事
も可能である。
まだ、水相中に流出したコノ(ルトに関しては水相を水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等によってアルカリ性
にするととて水酸化コノ(ルトの形で析出させ、r別回
収し、コノ(ルトカルボニルに再調整後反応系に戻す事
も可能である。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等によってアルカリ性
にするととて水酸化コノ(ルトの形で析出させ、r別回
収し、コノ(ルトカルボニルに再調整後反応系に戻す事
も可能である。
一方、水相中のピリジン類は液を中和後、蒸留等により
有害物であるピリジン類変化物と分離抜回収し、反応系
に戻す事が可能である。
有害物であるピリジン類変化物と分離抜回収し、反応系
に戻す事が可能である。
同、触媒賦活操作は触媒の全量につき実施してもよいが
、触媒の一部を抜き出し、賦活処理を行ない反応系に戻
す事によシ触媒活性を一部レベルに維持することも可能
であシ、工業的に極めて有利な触媒賦活法である。以下
に実施例を示し、本発明の方法をさらに詳し7く説明す
る。
、触媒の一部を抜き出し、賦活処理を行ない反応系に戻
す事によシ触媒活性を一部レベルに維持することも可能
であシ、工業的に極めて有利な触媒賦活法である。以下
に実施例を示し、本発明の方法をさらに詳し7く説明す
る。
参考例 】
内容M51のオートクレーブを用い、トリシクロデカン
カルボン酸エステルの合成を目的として、これにジシク
ロペンタジェン6モル、メチルアルコール15モル、ピ
リジン7.5モルおよびジコバルトオクタカルボニル1
.5モルヲ仕込み、−酸化炭素で70Kp/cdGまで
加圧した後、140℃に加熱し反応を行なわせた。反応
によ多消費される一酸化炭素を外部から補給することに
よシー酸化炭素圧力を100KP/dGに保ちつつ2時
間反応を行なった。
カルボン酸エステルの合成を目的として、これにジシク
ロペンタジェン6モル、メチルアルコール15モル、ピ
リジン7.5モルおよびジコバルトオクタカルボニル1
.5モルヲ仕込み、−酸化炭素で70Kp/cdGまで
加圧した後、140℃に加熱し反応を行なわせた。反応
によ多消費される一酸化炭素を外部から補給することに
よシー酸化炭素圧力を100KP/dGに保ちつつ2時
間反応を行なった。
冷却後、−酸化炭素を除き反応混合物をシクロヘキサン
41中に送入し、攪拌後装置すると触媒層が下層に分離
してくるので反応生成物と触媒に分離した。分離した触
媒にコバルト1グラム原子abジシクロペンタジ工ン2
モル、メタノール5モル、ピリジン2.5モルになる様
に各成分を追加し、同様に反応させた。
41中に送入し、攪拌後装置すると触媒層が下層に分離
してくるので反応生成物と触媒に分離した。分離した触
媒にコバルト1グラム原子abジシクロペンタジ工ン2
モル、メタノール5モル、ピリジン2.5モルになる様
に各成分を追加し、同様に反応させた。
同操作を繰シ返し触媒を8回循環使用した所表1の如く
トリシクロデカンジカルボン酸メチルの収率が81%か
ら19%に低下した。
トリシクロデカンジカルボン酸メチルの収率が81%か
ら19%に低下した。
実施例 1
参考例1で得られた活性低重した触媒中のコバルト、ピ
リジン、およびピリジン変化物を分析したところ、該触
媒I Ky中にコバルト1.8グラム原子、ピリジン1
.7モル、ピリジン変化物1.8モルを含有していた。
リジン、およびピリジン変化物を分析したところ、該触
媒I Ky中にコバルト1.8グラム原子、ピリジン1
.7モル、ピリジン変化物1.8モルを含有していた。
該触媒I KPをN2下でシクロヘキサン2.57!。
トリシクロデカンジカルボン酸メチル2.51の混合溶
剤中に送入し攪拌下室温で全窒素化合物の約2グラム当
量に相当する5 m o lAの硫酸水溶液600 m
lを1時間で滴下し、約1時間攪拌した後装置した所、
有機相と水相に分離した。
剤中に送入し攪拌下室温で全窒素化合物の約2グラム当
量に相当する5 m o lAの硫酸水溶液600 m
lを1時間で滴下し、約1時間攪拌した後装置した所、
有機相と水相に分離した。
そのとき系中には全く浮遊物は生じなかった。
有機相中のコバルトおよび窒素化合物を分析した所、コ
バルト1.6グラム原子(コバルト回収率89%)を含
有し、窒素化合物は検出されなかった。
バルト1.6グラム原子(コバルト回収率89%)を含
有し、窒素化合物は検出されなかった。
該有機相に窒素雰囲気下でピリジン3.0モルを添加し
、さらにシクロヘキサンを3.Ol加えコバルト−ピリ
ジン錯体の形で有機相よシ分離させた後、該触媒中のコ
バルト1グラム原子当りジシクロペンタジェン2モル、
メタノール5モル、ピリジン2.5モルになる様に各成
分を追加し、参考例1と同様に反応させた。反応成績は
表1の如くであり、触媒は初期活性とほぼ同等の値を示
しだ。
、さらにシクロヘキサンを3.Ol加えコバルト−ピリ
ジン錯体の形で有機相よシ分離させた後、該触媒中のコ
バルト1グラム原子当りジシクロペンタジェン2モル、
メタノール5モル、ピリジン2.5モルになる様に各成
分を追加し、参考例1と同様に反応させた。反応成績は
表1の如くであり、触媒は初期活性とほぼ同等の値を示
しだ。
実施例 2
実施例1の酸処理賦活操作をトリシクロデカンジカルボ
ン酸メチルの代シにトリシクロデセンモノカルボン酸メ
チルを用いて行った。実施例1と同様に有機相と水相に
分離したとき、その系中には全く浮遊物は生じなかった
。
ン酸メチルの代シにトリシクロデセンモノカルボン酸メ
チルを用いて行った。実施例1と同様に有機相と水相に
分離したとき、その系中には全く浮遊物は生じなかった
。
有機相中のコバルトは1.6グラム原子(コバルト回収
率89チ)を含有し、窒素化合物は検出されなかった。
率89チ)を含有し、窒素化合物は検出されなかった。
該有機相よシ実施例1同様にピリジン錯体としてコバル
トを分離し反応に使用した所、表1の如く初期活性とほ
ぼ同等の活性を示した。
トを分離し反応に使用した所、表1の如く初期活性とほ
ぼ同等の活性を示した。
実施例 3
実施例1の酸処理賦活操作を、シクロヘキサンの代シに
n−デカンを用いて行った。実施例1と同様に有機相と
水相に分離したとき、その系中には全く浮遊物は生じな
かった。
n−デカンを用いて行った。実施例1と同様に有機相と
水相に分離したとき、その系中には全く浮遊物は生じな
かった。
有機相中のコバルトは1.6グラム原子(コバルト回収
率89チ)を含有し、窒素化合物は検出されなかった。
率89チ)を含有し、窒素化合物は検出されなかった。
該有機相よシ実施例1同様にピリジン錯体としてコバル
トを分離し反応に使用したところ、表1の如く初期活性
とほぼ同等の活性を示した。
トを分離し反応に使用したところ、表1の如く初期活性
とほぼ同等の活性を示した。
比較例 1
実施例1の酸処理賦活操作を溶剤として、シクロヘキサ
ン5.Olのみを用いて行った。
ン5.Olのみを用いて行った。
有機相中のコバルトは1.5グラム原子(コバルト回収
率83%)であるが、浮遊物が発生しその中のコバルト
量を測定するとO11グラム原子あった。
率83%)であるが、浮遊物が発生しその中のコバルト
量を測定するとO11グラム原子あった。
比較例 2
実施例1の酸処理賦活操作を溶剤として、n−デカン5
.Olのみを用いて行った。
.Olのみを用いて行った。
有機相中のコバルトは1.4グラム原子(コバルト回収
率78%)であるが、浮遊物が発生しその中のコバルト
量を測定すると0.2グラム原子あった。
率78%)であるが、浮遊物が発生しその中のコバルト
量を測定すると0.2グラム原子あった。
表1
*1 ガスクロマトグラフィー分析
*2 トリシクロデセンカルボン酸メチル*3 トリシ
クロデカンジカルボン酸ジメチル特許出願人 日本合成
ゴム株式会社
クロデカンジカルボン酸ジメチル特許出願人 日本合成
ゴム株式会社
Claims (1)
- (1)不飽和化合物のヒドロエステル化反応および/ま
たはヒドロカルボキシル化反応において、ピリジン類変
化物を含む活性の低下したコバルトルビリジン類触媒を
不活性ガスおよび/または一酸化炭素雰囲気下、炭化水
素溶剤と極性有機溶剤との混合溶剤中に存在させ該触媒
中の全窒素化合物1グラム当景当シ、0.5グラム当量
以上の酸の水溶液と接触させることによジコバルトカル
ボニルを前記混合溶剤相に、ピリジン類変化物を含むピ
リジン類を水相に分離せしめ、該混合溶剤相はそのまま
反応系に循環させるか、または該混合溶剤相にコバルト
1グラム原子当シ、少なくとも1.5グラム当量のピリ
ジン類を添加してコバルト−ピリジン類触媒を形成させ
、該混合溶剤相から分離した後に反応系に循環させるこ
とを特徴とするコバルト−ピリジン類触媒の賦活再生法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57125294A JPS5916545A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 触媒の改良された賦活再生法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57125294A JPS5916545A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 触媒の改良された賦活再生法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5916545A true JPS5916545A (ja) | 1984-01-27 |
Family
ID=14906519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57125294A Pending JPS5916545A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 触媒の改良された賦活再生法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916545A (ja) |
-
1982
- 1982-07-19 JP JP57125294A patent/JPS5916545A/ja active Pending
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