JPS59164785A - 2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸エステル及びその製造法 - Google Patents

2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸エステル及びその製造法

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JPS59164785A
JPS59164785A JP58040402A JP4040283A JPS59164785A JP S59164785 A JPS59164785 A JP S59164785A JP 58040402 A JP58040402 A JP 58040402A JP 4040283 A JP4040283 A JP 4040283A JP S59164785 A JPS59164785 A JP S59164785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thiazolyl
amino
atha
alcohol
hydroxyacetic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP58040402A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Hirata
平田 和正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下記構造式(式中Rは炭素数1〜4のアルキ
ル基)で表わされる2−(2−アミノ−5−チアゾリル
)−2−ヒドロキシ酢酸工ステル及びその製法に関する
2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ
酢酸(以下ATI(Aと略称する)は下記の構造を持つ
化合物であって医薬品原料等の中間体として有用である
しかしながらATHAはその性質上、通常の溶媒、例え
ば水などの水性M媒やアルコール、エーテル、エステル
といった有機溶媒に対する溶解度が極めて低く難溶性で
あるため、能の化合物と反応させるには不均一系で実施
せざるを得ない。しかしながら不均一系の反応を工業的
規模で実施するには反応のコントロールや撹拌等の点で
非常に不便である。
本発明者は、かかる問題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、前記構造式(1)で示されるATHAエステルは
メタノール、アセトン、酢酸エチル等の汎用溶媒に良好
な溶解性を示し、医薬中間体の出発原料として使用され
る場合、これまで不可能であった均一系での液相反応が
実施可能となること、更にATHAエステル中のエステ
ル基の存在は、A T I(Aの医薬中間体としての性
能を木質的に変えてしまうこともないので、従来のAT
HAと全く同様の用途に使用可能である事等の新規な事
実を見出し、本発明を完成するに到った。
ATHAエステルは要はATHA中のカルボキシル基を
エステル化すれば良いのであるが、該化合物中にはカル
ボキシル基と水酸基が共存するため、カルボキシル基を
選択的にエステル化するには特定の手段が必要となる。
A T HAを酸触媒の存在下、アルコールでエステル
化するという最も普通の方法ではエステル化反応自体が
進行せず、目的物は得られない。又、ATHAを塩化チ
オニル等で酸クロライドの形にしてアルコールを反応さ
せる場合カルボキシル基のエステル化が進むと同時に水
酸基も反応に関与するだめ、これも又目的物は得られな
いのである。
しかして本発明者は前記ATHAエステルの製造法、即
ちATHAのカルボキシル基のみを選択的にエステル化
する方法についても鋭意研究を続けた結果、ATHAと
アルコールを混合した後に塩化チオニルを、添加するか
、又はアルコールと塩化チオニルとの混合液をATHA
に添加するという方法を採用する場合にのみ、その目的
が達成できることを見出しだ。
本発明にいうアルコールとは一般式ROH(但しRは炭
素数1〜4のアルキル基)で表わされ、通常量も好まし
くはメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコールがエステル化の
際の反応性、及び得られるATHAエステルの溶媒への
溶解性の点で使用されるが、勿論、これら以外のアルコ
ールも使用可能である。
反応型式としてはATHA及びアルコールの各々全量を
混合した後、試液に塩化チオニルを添加しながら反応を
行う。塩化チオニルは必要であれば不活性酵媒に溶かし
ておいてもよい。塩化チオニルの滴下終了後、望ましく
は更に数時間程度撹拌を行って反応終了とする 又、アルブールと塩化チオニルとの混合液をATHAK
添加する場合もほぼ同様の操作で行うことができる。ア
ルコールと塩化チオニルの混合液においては一部両者が
反応していてもエステル化の反応には支障はない。
本願の製造法においては溶媒は特に必要としないが、反
応をより穏やかに進める目的で不活性溶媒、例えば酢酸
メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテルなどが適宜使用される。特にATHAとアル
コールを混合した後に塩化スルホニルを添加する方法の
場合、反応が激しいことがあるので溶媒の使用が好まし
い。
塩化チオニルの仕込み量は特に制限するものではないが
ATHA1モルに対し、塩化チオニル1〜6モルが通常
使用される。
反応温度も特に規制されないが、あまり高温では反応が
浄しすぎて危険であり、かつ副反応が起り易くなりAT
HAエステルの収率が低下する恐れがあるので通常−2
0℃〜50℃、特に好ましくは一り0℃〜20”℃の範
囲で行うのが好適である。
反応時間は1〜10時間前後で充分である。
以上の方法により得られるA T HAエステルの反応
液は、通常公知の手段により後処理が施される。まず反
応液を減圧・濃縮して水を氾量加え、更にアルカリでp
Hを7〜8に調整する。これを有機溶媒で抽出した後に
再び減圧・濃縮してATHAエステルを得る。又、必要
ならば更に公知の方法で精製してもよい。
かかる方法により、水酸基を反応に関与させずに、カル
ボキシル基のみを選択的にエステル化した本願のATH
Aエステルを得ることができる。1ATHAエステルの
ATHAに対する収率は70〜90モル%と非常に良好
である。
以下実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 水冷下、撹拌しながらATHAの一水塩96y(0,5
モル)、エチルアルコール400d、酢酸エチル100
dの混合物に塩化チオニル119y(1モル)を酢酸エ
チル900−に溶かした溶液を6.5時間にわたってゆ
っくり滴下した。この時の内温は6〜9℃であった。滴
下後、更に撹拌を1.5時間続けて反応を終了した。該
反応液を減圧・濃縮して残在に水500−を加え、PH
を7.5に調整した後、酢酸エチルで抽出した。再び減
圧・濃縮を行ってATHAエチルエステル87.3 f
 ヲ得た。A T HAに対する収率は86.4モル%
であった。
得られたATHAエチルエステルの特性値を次に示す。
(O)融点: 130.5〜151.5℃◎溶解度(単
位:y/IDOmff) ※対照のためにATHAの溶解度も記した。
◎NMRスペクトル(δI’pms溶媒:CDCJ3+
 d、DMso)(a) : 6.95 (a) (わ (f) : 5.0 ◎溶解度 実施例2 水冷下、メチルアルコール201nlと酢酸メチル10
献に塩化チオニル32 y(0,27モル)を加えた。
続いてATHAの1水塩58.4 ? (0,2モル)
をメチルアルコール150−に溶かした溶液に該混合液
を滴下速度2rnl/分で加えた。この時の内温は11
℃〜15℃であった。以下、実施例1と同様にしてAT
HAメチルエステル50.0 yを得た。ATHAに対
する収率は79.Aであった。
得られたATHAメチルエステルの特性値を次に示す。
◎融点=95〜96℃ (り溶解度は実施例1とほぼ同じ傾向が得られた。
◎NMRスペクトル(δppm 、溶媒:dsDMSO
+CCA、 )(a)  6.85 (al el ◎溶解度 対照例1 ATHAI水塩96 f (0,5モル)とエチルアル
コール400−を触媒として濃硫酸1.0yの存在下に
反応を行った。これを分析した結果、全く反応が進行し
ておらず、原料が反応せずに残っていることが確認され
た。
特許出願人  日本合成化学工業株式会社αl) 手続補正書(自制 昭和59年1月2II日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許M第40402号 2、発明の名称 2−(2−7ミノー5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ
酢酸エステル及びその製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住  所   大阪市北区野崎町9番6号4、補正の対
象 明細書の発明の詳細な説明の欄 を削除する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記構造式(式中Rは炭素数が1〜4のアルキル基
    )で示される2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2
    −ヒドロキシ酢酸エステル。 2.2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロ
    キシ酢酸、アルコール及び塩化チオニル、を反応させて
    2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ
    酢酸エステルを製造するにあたり、2−(2−アミノ−
    5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸とアルコールを
    混合した後、塩化チオニルを添加するか、又はアルコー
    ルと塩化チオニルとの混合液を2−(2−アミノ−5−
    チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸に添加して反応を行
    うことを特徴とする2−(2−アミノ−5−チアゾリル
    )−2−ヒドロキシ酢酸エステルの製造法1〜 6、反応を一20℃から50℃の範囲内で行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の2−(2−アミノ
    −5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸エステルの製
    造法。 4、アルコールトシテ、メチルアルコール、エチルアル
    コール、フロビルアルコールの少なくトも1種を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の2−(
    2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸エ
    ステルの製造法3゜
JP58040402A 1983-03-10 1983-03-10 2−(2−アミノ−5−チアゾリル)−2−ヒドロキシ酢酸エステル及びその製造法 Pending JPS59164785A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52108997A (en) * 1976-03-09 1977-09-12 Fujisawa Pharmaceut Co Ltd 3,7-disubstituted-3-cephem-4-carboxylic acid compounds and their salts and their preparation

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52108997A (en) * 1976-03-09 1977-09-12 Fujisawa Pharmaceut Co Ltd 3,7-disubstituted-3-cephem-4-carboxylic acid compounds and their salts and their preparation

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