JPS59164301A - 水溶液が透明性に優れたガラクトマンナンの製造法 - Google Patents

水溶液が透明性に優れたガラクトマンナンの製造法

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JPS59164301A
JPS59164301A JP3745383A JP3745383A JPS59164301A JP S59164301 A JPS59164301 A JP S59164301A JP 3745383 A JP3745383 A JP 3745383A JP 3745383 A JP3745383 A JP 3745383A JP S59164301 A JPS59164301 A JP S59164301A
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JP
Japan
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galactomannan
aqueous solution
water
alkali metal
product
Prior art date
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Pending
Application number
JP3745383A
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English (en)
Inventor
Naoki Mochizuki
望月 直規
Shiyouji Suzuki
鈴木 晶二
Taku Tabuchi
田淵 卓
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Mitsubishi Acetate Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Acetate Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶液が透明性に優れたガラクトマンナンの製
造法に関する。
ガラクトマンナンは、マンノースを構成単位とする主鎖
にガラクトース単位が側鎖として構成される中性多糖類
であって、自然界に主として豆科植物の種子に多く含有
されており、特にグア豆を原料とするグアガム、ローカ
ストビーンを原料とするローカストビーンガム等は、代
表的なガラクトマンナンを主成分とする植物ガム質であ
る。本発明においてはグアガム、ローカストビーンガム
等のガラクトマンナンを主成分とする物質を総称しガラ
クトマンナンと指称する。
ガラクトマンナンは水に溶解したときに極めて高い粘性
を有し、pH12以下の液性で水溶液粘度が安定であり
、また多価イオンを含む各種塩類の高濃度の存在下でも
高い水溶液粘度を維持できるという特色を有している。
ガラクトマンナンは主として食品、製紙、化粧品、塗料
、絵具、土木建築、石油などの産業分野において利用さ
れている。しかしガラクトマンナンの水溶液は透明度が
高(ないという欠点を有するので、製品として透明性を
要求される産業分野、例えば食品、絵具、化粧品、塗料
等にそのまま用(・ると商品価値を低下させるおそれが
ある。
特にゼリー等の食品分野には従来寒天やカラギーナンが
ゲル化剤として使用されているが、食感を向」二させろ
ために同時にグア2ガム、ローカストビーンガムなどの
ガラクトマンナンを添加することが行われている。これ
らの分野に用いられるガラクトマンナンは、対象とする
食品が透明性に商品価値を見出している現状から、ガラ
クトマンナンに透明性を賦与することは必要とされてい
る。このためガラクトマンナン水溶液を製造したのち、
精密沢過を行って水不溶尊公を除去し、更にアルコール
等の貧溶媒でガラクトマンナンを析出させ、脱液、乾燥
、粉砕すること(いわゆる精製操作)を行ったガラクト
マンナンが使用されている。しかし精製ガラクトマンナ
ンでも水溶液に若干の曇りを生じ、満足すべき透明度は
得られていない。更に精製工程においては、大量の゛γ
アルコールの貧溶媒を用いることから経済的に不利とな
る。
本発明者らは、水溶液が透明なガラクトマンナンを製造
すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成した。
本発明は、水又は親水性有機溶剤と水との混合物を媒体
として、ガラクトマンナンをアルカリ金属水酸化物と接
触させ、次いで中和することを特徴とする、水溶液が透
明性に優れたガラクトマンナンの製造法である。
本発明方法によれば、極めて容易かつ安価に水溶液が透
明性に優れたガラクトマンナンを製造することができる
。また精密沢適法によって製造したガラクトマンナンに
は末だ若干の水溶液の曇り等が存在するが、本発明方法
を併用することによって水溶液の曇り等を除くことがで
きる。本発明方法は、単独に用いることによって、ガラ
クトマンナン水溶液の透明性を向上させることができる
が、従来の精密f適法を前処理あるいは後処理どして、
本発明方法と併用することによって、更に水溶液の透明
性を向上させることができる。
本発明に用いられる親水性有機溶剤としては、例工ばメ
タノール、エタノール、インプロパツール等のアルコー
ル、アセトン等が挙げられる。
アルカリ金属水酸化物としては、水酸化すトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム等が挙げられるか、水酸
化ナトリウム及び水酸化カリウムが好ましい。
本発明にお見・て、水又は親水性有機溶剤と水との混合
物を媒体として、ガラクトマンナンとアルカリ金属水酸
化物とを接触させるためには、例えばガラクトマンナン
をアルカリ金属水酸化物の水溶液に溶解する方法、ガラ
クトマンナンを親水性有機溶剤に分散させたのち、これ
を攪拌しながらアルカリ金属水酸化物の水溶液を添加す
る方法等が用いられる。
アルカ1り金属水酸化物の添加量は、ガラクトマンナン
糖単位当り0.01モル相当以上、好ましくは0,1モ
ル相当以上である。添加量がこれより低いと充分な効果
が得られない。また添加量がガラクトマンナン糖単位当
り5モル以上になるとガラクトマンナンの有する水溶液
増粘性を著しく減少させるため好ましくない。
ガラクトマンナンとアルカリ金属水酸化物との接触温度
は、生成物の増粘性に影響する。接触温度が高温であれ
ば接触時間を短時間とすることができるが、生成物の増
粘性が減少することから低温で長時間接触することが好
ましい。
ガラクトマンナンとアルカリ金属水酸化物との接触は、
窒素、炭酸ガス等の不活性ガス雰囲気内で行うことが好
ましい。これにより生成物の増粘性を保持することがで
きる。
次いでガラクトマンナン、アルカリ金属水酸化物及び反
応媒体の混合物を中和剤により中和する。
中和剤としては酸性物質であればいずれでもよいが、経
済的な面から塩酸、硫酸等の鉱酸が好ましい。
こうして得られたガラクトマンナンは常法により単離精
製することができる。例えば前記の混合物に必要に応じ
て有機溶剤を添加し、生成する沈殿を沢取したのち乾燥
、粉砕すると、水溶液が透明性に優れたガラクトマンナ
ン粉末が得られる。
本発明方法は精密濾過法と併用することもできる。精密
濾過はガラクトマンナン水溶液にアルカリ金属水酸化物
を添加する前又は添加後に行ってもよく、また本発明方
法により得られたガラクトマンナンを水に溶解したのち
に行ってもよい。
下記実施例において透明度とは、絶乾換算5゜0gのガ
ラクトマンナンを500 mlのイオン交換水に溶解し
、真空で吸引脱泡したのち、−晩装置した水溶液を自作
の透明度測定装置によって測定した数値を示す。自作の
透明度測定装置とは、日立製作新製の可視分光光度計(
日立モデル101  型)の光学系のうち、プリズムを
反射鏡に光軸を合わせて置き換えたものであり、試料セ
ルはガラス製、光路長は10fiである。
測定はイオン交換水を対照として行った。
実施例1 グアガム100g及びイソプロパツール150m1をフ
乏スコ中に添加し、攪拌しながら水酸化ナトリウム10
.9を水90 meに溶解したアルカリ水溶液を徐々に
添加した。これを室温で5時間攪拌したのち、2規定塩
酸を添加してフェノールフタレインを指示薬として中和
した。中和に際しては遂次試料を採取し、約5倍量のイ
オン交換水で希釈しながら指示薬を加えた。中和終了後
、東洋F紙製扁20戸紙で真空吸引濾過し、得られた沈
殿を50%インプロパツール水溶液で2回洗浄したのち
、無水イソプロパツールで洗浄し、乾燥、粉砕して製品
を得た。原料のグアガムの透明度は28%であったのに
対し、製品の透明度は81%であった。
実施例2 0−カストビーンガム(商品名工ムコガムM−175)
100.!i’をイソプロパツール150m1中に分散
し、攪拌しながら水酸化ナトリウム10/を本90 m
lに溶解したアルカリ水溶液を徐々に添加した。反応系
を窒素で置換し、酸素との接触を断った状態で室温で5
時間攪拌したのち、2規定塩酸で中和した。次(・で沢
過したのち、試料を104の水中に分散させ、85℃で
60分加熱して溶解した。この溶液に50gの珪藻土j
″i過助剤を加え混合し、加圧71過した。
この;;1液に等量のインプロパツールを加え、激しく
攪拌し、生じた沈殿を乾燥、粉砕して精製ローカストビ
ーンガム粉末53.9を得た。本品の透明度は98%で
あり、溶液中に濁りはほとんど認められなかった。また
本品の1%水溶液の粘度ば25°(L、 B型粘度計2
0 rpmで3600C1)Sであった。
実施例6 0−カストヒーンガム(商品名工ムコガム1.4−17
5 ) 100.9を10石の水に分散させ、85°C
で60分加熱して溶解し、この溶液に50gの珪藻±1
j過助剤を混合したのち、加圧沢過した。その一部を取
り出して透明度を測定したどころ91%であった。沢液
に水酸化ナトリウム10gを水6沼に溶解したアルカリ
水溶液を徐々に均一になるように攪拌しながら加え、更
に室温で4時間攪拌した。次いで2規定塩酸を加えて中
和し一更に等量のイソプロパツールを添加し、激しく攪
拌して精製ローカストビーンガムの沈殿を得た。この沈
殿をイソプロパツール50%水溶液で洗浄したのち乾燥
、粉砕して精製ローカストビーンガム粉末58gを得た
本品の透明度は97%であり、溶液中ににごりばほとん
ど認められなかった。また本品の1%水溶液の粘度は2
5℃、B型粘度計20 rpmで2800 cpsであ
った。
実施例4 グアガム30.9と水1−c3を実験用ニーダ−中で攪
拌し溶液を調製した。この溶液に水酸化カリウム4gを
水250 mjに溶解したアルカリ水溶液を徐々に加え
、系全体を窒素置換した。室温で8時間攪拌したのち、
化学量論量の希塩酸で中和し、イソプロパツール11を
徐々に加えてスラリー化を行った。この混合物を濾過し
たのちイソプロパツール70%水溶液で6回洗浄し一更
にインプロパツールで洗浄したのち乾燥、粉砕して製品
を得た。本品の透明度は58%で゛あり−また原イ用に
使用したグアガムの透明度は28%であった。
実施例5 グアガム100g及びイソプロパツール150meをフ
ラスコ中に添加し、攪拌しながら水酸化すトリウム15
gを水90m1に溶解したアルカリ水溶液を徐々に添加
する。この系全体を窒素で16換し、0°Cに冷却して
一昼夜攪拌した。次℃・で2規定塩Inの化学量論量を
徐々に添加して中和した。中和終了後、F’過し更に5
0%イングロバノール水溶液で2回、100%イソプロ
パツールで1回洗浄したのち乾燥し、粉砕すると製品が
得られた。収量は88.9であった。・二の製品の透明
度は90%であったのに対し、原料であるグアガムの透
明度は28%であった。
出願人 三菱アセテート株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 水又は親水性有機溶剤と水との混合物を媒体とし
    て、ガラクトマンナンをアルカリ金属水酸化物と接触さ
    せ、次いで中和することを特徴とする、水溶液が透明性
    に優れたガラクトマンナンの製造法。 2、 アルカリ金属水酸化物の添加量が、ガラクトマン
    ナンのアンヒドロ糖単位当り0.1モル以上であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP3745383A 1983-03-09 1983-03-09 水溶液が透明性に優れたガラクトマンナンの製造法 Pending JPS59164301A (ja)

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