JPS5898047A - カラギ−ナンの製造方法 - Google Patents

カラギ−ナンの製造方法

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JPS5898047A
JPS5898047A JP56196882A JP19688281A JPS5898047A JP S5898047 A JPS5898047 A JP S5898047A JP 56196882 A JP56196882 A JP 56196882A JP 19688281 A JP19688281 A JP 19688281A JP S5898047 A JPS5898047 A JP S5898047A
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JP
Japan
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carrageenan
acid
red algae
algae
extracted
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JP56196882A
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JPS647603B2 (ja
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Hajime Ito
元 伊藤
Shiyouji Suzuki
鈴木 晶二
Taku Tabuchi
田淵 卓
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Mitsubishi Acetate Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Acetate Co Ltd
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紅藻類からカウンターカチオン種が整えられた
カラギーナンを効率的に製造する方法に関する。更に詳
しくは常法により紅藻類を抽出処理する前に酸処理を繰
り返した後所望のカウンターカチオン種を含有するアル
カリで中和抽出することにより所望のカウンターカチオ
ン種に整えられたカラギーナンを容易に製造する方法を
提供することにある。
カラギーナンは紅藻類に含まれる硫酸化ガラクタンであ
りその特異なゲル化能力、粘性蛋白反応性の故に食品工
業を始め多岐に利用されている。
ここに紅藻類とは例えばコントラス・クリスパス。
キカルfイーt、ユーキューマ・コトニ、ユーキューマ
・スビノサム等が挙げられる。これら紅藻類を中性乃至
弱アルカリ性の熱水で抽出濾過脱水、乾燥粉砕すること
によってカラギーナンは製造される。
カラギーナンは致方乃至数十万の分子量を有するが化学
構造の上で一般にはに、λ、iの3種に分類され各々ゲ
ル化能力、粘性、水溶性、蛋白反応性等の点で特異な性
質を有する。つまりにカラギーナンはゲル化能力は最大
であるが、冷水には溶解しないのに対しλカラギーナン
はゲル化能力は無く冷水に溶解する。iカラギーナンは
両者の中間の性質を有し、ゲル化能力は弱く冷水に膨潤
する。これらの性質の差は、カラギーナンの化学構造の
上では3・6−アンヒドロガラクトース含有量及び硫酸
基の数の差に起因するものである。
しかしながら上記の性質は硫酸基に結合するカチオン種
に応じて変化する。つまり例えばにカラギーナンのうち
硫酸基にカリウムイオンが結合したにカラギーナンのカ
リウム塩は最大のゲル化能を示し熱水に溶解するが冷水
に不溶であるのに対してナトリウム塩はゲル化能を示さ
ず冷水に溶解し、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩は上記カリウム塩とナトリウム塩の中間的性
質を示す。にカラギーナンのカルシウム塩は蛋白反応性
の点から極めて重要である。つまりカラギーナンと蛋白
質との反応を該蛋白質の等電点以上の≠(水素イオン濃
度)領域で完結ならしめるにはカルシウムイオン等の多
価カチオンの共存が必要になる。
iカラギーナンの場合にはカルシウム塩が最大のゲル化
能を示し、熱水に溶解するが冷水に膨潤するのに対し、
ナトリウム塩はゲル化能を示さず冷水に溶解し、アンモ
ニウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩は上記カルシウ
ム塩とナトリウム塩の中間的性質を示す。iカラギーナ
ンのカルシウム塩はにカラギーナンの場合と同様蛋白反
応性の点からも極めて重要である。
このようにカラギーナンはカウンターカチオン種によっ
て極めて異なった性質を示し更には外部から各種のカチ
オン種が供給されることにより物理的性質は一層幅広く
変化しカラギーナンの利用範囲は大きく広げられること
になり、該カウンターカチオン種の制御は非常に重要で
ある。
一方換言するならば紅藻類から抽出されたカラギーナン
の物理的性質を一定の範囲内に制御するKはカウンター
カチオン種の制御が重要である。
つまりカウンターカチオン種の内訳は一定の範囲内に抑
制することが必要である。
上記の2つの要求に基づき本発明は所望のカチオン種と
結合した硫酸基を有する形に整えられたカラギーナンを
効率′よ(製造することを可能ならしむる極めて有効な
方法を提供するものである。
つまり従来の方法に比して極めて容易でありかつ炭酸塩
によるイオン交換の如く濾過等への悪影響を与えないと
いう特長がある。その骨子とする処は、必要に応じて水
洗した紅藻を、適当な濃度を有する酸で適当な条件の下
で処理することにより酸型カラギーナンとなし次に所望
のカチオン種を含有するアルカリ性物質で藻を中和した
後に常法により熱水抽出することにある。
一般にカラギーナンは酸性に対する耐性が無くpH5以
下では急速に粘度が低下し遂にはゲル化しない程になり
、更にこの傾向は殊にに男うギーナンにおいて顕著であ
ると言われている。
しかし種々の検討の結果条件を適当に選定することによ
り極めて高濃度の強酸の下においてさえも上記の劣化現
象は事実上無視し得る程度とすることができることを見
出した。このとき藻中のカラギーナンを酸型として得る
ことが本発明の極めて重要な特徴である。
つまり抽出に供される紅藻1重量部に対し0.005乃
至0.1規定の濃度を有する酸水溶液を5乃至20重量
部加え30℃以下の温度で5乃至30分間接触せしめる
ことから成る酸処理を1乃至10回繰り返すことにより
紅藻中に含有されるカラギーナンは酸型に変換される。
該酸処理に於いて使用される酸は塩酸、硝酸、リン酸、
硫酸等の無機酸、酢酸等の有機酸のいずれも良くまた組
合わせて使用することも可能であるが、後述の抽出段階
における中和過程で生成する塩の溶解性の点から、塩酸
、硝酸、酢酸が望ましい。核酸水溶液の濃度と量は紅藻
中のカラギーナンが元来結合含有するカウンターカチオ
ンを溶出除去するに必要でかつカラギーナンの分子量低
下が起こらない領域から選択されるべきであり上記の如
く濃度は0.005規定乃至0.1規定、使用量は抽出
に供される紅藻1重量部に対し5乃至20重量部とする
のが適当である。
該処理の条件の中で最も重要な点は温度である。
つまりカラギーナンは高温の下では酸性雰囲気により急
速に加水分解を受けるためできる限り低温−で処理する
ことが必要で少くとも30℃以下の温度とすることが望
ましい。
処理時間は酸水溶液と藻との接触方法に依るがカラギー
ナンを酸型とする効率の点からは短時間の処理の後肢処
理液を排除した後新たに酸水溶液を供給し同様の処理を
繰り返すことが望ましい。
従って上記の如く5乃至30分間の処理を1乃至10回
実施する処理条件領域から選択される。
核酸処理により紅藻に含有されるカラギーナンは極めて
高度に酸型構造となりかつ分子量低下は実質的に無視し
得るのである。従って該処理後の紅藻を目的とするカチ
オンを含有するアルカリ性物質で中和することにより容
易に紅藻に含有されるカラギーナンのカウンターカチオ
ンを目的のカチオン種に高度に整えることが可能である
。つまり例えばカラギーナンのカリウム塩を目的とする
場合には中和に使用されるアルカリ性物質は水酸化カリ
ウムの他炭酸カリウム、酢酸カリウム等弱酸性酸のカリ
ウム塩等の中から選定することが出来る。抽出は一般に
60℃以上の高温下で実施されるのであるから抽出に先
立つ中和は少くともpH6,0となるようにすることが
必要である。最終的に製造されるカラギーナン製品のp
Hが高過ぎることは望ましくないことは明きらかであり
該中和後のpHは少くとも12以下とするのが望ましい
かかる中和の後に常法により抽出に供され濾過工程を経
、必要に応じて適当に脱水され乾燥粉砕工程により粉末
カラギーナンを得る。
本発明による処理を施した場合にはカラギーナンのカチ
オンは極めて高度に整えられているため製造されるカラ
ギーナン製品の物理的性質は変動幅が非常に抑制されて
いる。
以下実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
実施例1 ユーキューマ・コトニ1重量部を水洗後水60部を加え
水酸化カリウムでpH8,0とし70℃で攪拌抽出濾過
の後イソプロパツールで沈殿せしめ乾燥粉砕しカラギー
ナンの粉末を得た。(試料A)また他方上記と同様水洗
後のユーキューマ・コト二を15℃の0.07規定の塩
酸水溶液40部に15分間浸漬後該液を抜き去り、新た
に同条件の塩酸水溶液を加え同様浸漬する処理を4回繰
り返した後20部の水を加え水酸化カリウムで中和pH
8,0とし試料Aと同様に抽出・濾過枕殿・乾燥・粉砕
しカラギーナンの粉末を得た。(試料B)試料A、Bの
化学分析、物理的測定の結果を表−1に示す。
表−1 XI原子吸光法による。
享21.5%  75℃ B型粘度計 8Orpm*3
 1.5%  20℃ オネヵードメーターによる。
実施例2 ニーキューマスピノサム1重量部を水洗後水60部を加
え水酸化ナトリウムでpH8,0とし70℃で攪拌抽出
し濾過の後、イングロパノールで沈殿せしめ乾燥粉砕し
カラギーナンの粉末を得た。(試料C) 他方上記と同様水洗後のニーキューマスピノサムを15
℃の0.03規定の塩酸水溶液30部に10分間浸漬し
た後該液を抜き去り新たに0.03規定の塩酸水溶液を
加え同様に浸漬する処理を3回繰り返した後15部の水
を加え水酸化ナトリウムで中和pH8,2とし試料Aと
同様に抽出・濾過・沈殿・乾燥・粉砕しカラギーナンの
粉末を得た。(試料D) 試料C,Dの化学分析、物理的測定の結果を表−2に示
す。
表−2 t、b% 25℃ B M+V3tj−Wt 80 r
 pm試料りは冷水に溶解しゲルイヒせずイオタカラギ
ーナンのナトリウム塩の性質を示した。
特 許 出 願 人 三菱アセテート株式会社代理人 
弁理士 1)村 武 敏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紅藻類の1重量部に対して5乃至20重量部の0.00
    5乃至0.1規定の濃度酸を加え、30℃以下の温度で
    5乃至30分間浸漬する工程を1〜10回繰返した紅藻
    類を必要とするカチオン種を含むアルカリ性物質にて中
    和し、然る後、pro〜12.0なる前記アルカリ物質
    の熱水中で抽出することを特徴とするカウンターカチオ
    ン種の整えられたカラギーナンの製造方法。
JP56196882A 1981-12-09 1981-12-09 カラギ−ナンの製造方法 Granted JPS5898047A (ja)

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