JPS59164033A - 眼科撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は眼科撮影装置特に被検眼眼底の立体撮影に適す
る装置に関する。眼底の立体撮影は、よその応用範囲は
広い。

従来、この種の立体撮影として、対物レンズ前方にアレ
ンプリズムを設け、これを回転して２枚の写真を得る方
法と、これと等制約ではあるが、カメラを左右へ移動し
て各々２枚の写真を得る方決がある。

しかし、この方法であると、眼球の光軸と眼底“カメラ
の光軸がずれているので画像性能が悪（、又、時間ずれ
のために基線長が撮影毎に若干、変動して操作性も悪い
。

これに対し、被検眼の瞳孔と共役な位置で瞳孔を２分割
し、これに対応する２つの投影光学系を用いて３５ｍｍ
フィルム１画面中に２つの画像を同時に撮影する方法が
１如上の難点を解消したものとして知られている。

しかし、この方法であると、２つの撮影光学系を設けて
、２つの画像を所定距離離すため、視野が狭くなるとい
う欠点がある。

本発明は斯かる点に鑑み、従来例の欠点を除去した眼科
撮影装置を提供することを目的とする。

この目的は被検眼の瞳孔と共役な位置に複数個の開口部
を設け、異なる波長の光を用いて単一の撮影光学系によ
シ眼底を同時に立体撮影することによシ達成される。

本発明によれば、撮影面上でオーバーラツプされた二重
像となるが、これが波長分離されており、倍率一定とす
れば同一フィルムサイズに対し、視野を大きくとること
ができ、また同一眼底領域す振 イズに対し高倍率で観察投影する効果が大となる。

以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の実施例である。Ｅは被検眼、ＥＩ）は
瞳孔、　Ｅｃは角膜である。１は対物レンズ、２は斜設
の有孔鏡、３は移動絞り、２０は固定絞シである。なお
Ｘは撮影光軸である。

移動絞り３は第２図に示される如（６つの大きさの等し
い円形開口３ａ、３ｂ、３ｃを有する。また固定絞シ２
０は第６図に示される如（、光軸Ｘを中心とする円形開
口２０ａを有する。

そして、円形開口２０ａは、円形開口３ｂ、３ｃを包含
する大きさとする。

この移動絞り６及び固定絞ｐ２０は、被検眼の瞳孔Ｅｐ
又は角膜Ｅｃと略共役に設けられる。

そして後述するように観察合焦時又は通常撮影時には、
開口６ａが用いられ、立体撮影時には開口６ｂ及び３Ｃ
が用いられる。

４はフォーカシングレンズで光軸方向へ移動可能であり
、５は結像レンズで対物レンズ１による眼底像をフィル
ム上に結像し、これらレンズは同一光軸Ｘ上に配される
。６はクイックリターンミラーでレリーズ信号により光
路外へ退去する。７はフィルム送り機構で７′はフィル
ムである。なおＳはシャッター開閉機構である。以上の
部材が眼底撮影系を構成する。

又、８はコンデンサーレンズ、９は光路折ｆｉｌｌげプ
リズム、１０は接眼レンズで、これらはファインダー観
察系を構成し、クイックリターンミラー６を介して眼底
像を観察眼にて観察するのに役立つ。

ものとし、眼底照明光、撮影光が角膜、水晶体で有害な
反射、散乱を起こして撮影光に混入するのを防止する。

なおリングスリット板１２Ｎ″ｌ：周知の如く、被検眼
角膜をリング状に照明し、被検眼瞳孔に周辺域より照明
光を入射させ、瞳孔中心域より眼底撮影光をと９だすた
めのものである。

１６は光路折曲げ鏡、１４と１５はコンデンサーレンズ
、１６は撮影用のキセノン放電管、１７は観察用の白熱
球である。

以上の部材が照明系を構成する。

さて、ここで立体撮影について、第４図にて詳細に説明
する。

第４図（Ａ）は観察旨焦時、通常撮影時の絞シ位置を示
す。移動絞り６の開口６ａは光軸ｘＫ関し、固定絞り２
０の開口２０ａと同心となシ、実質的に開口６ａが眼底
反射光に対する絞り作用を行なう。

なお開口２０ａの犬きざは釘孔＠２の開口の大きさ以下
である。

第４図（Ｂ）は立体撮影時の絞シ位置を示す。

これは、例えばロータリーソノノイド２５に通電し、駆
動レバー２４の長大に係合する突起２６にて移動絞シロ
をバネ２６の角膜に抗し、案内部材２１を介して水平に
移動させることによし行なう。

ここて開口３ｂ、３ｃには各々赤色フィルター。

青色フィルターが付けられている。

移動絞９６は被検眼瞳孔Ｅｐに略共役であり、瞳孔Ｈｐ
は開口３ｂ　、　５ｃによ９２分され、眼底像は３ｂ。

３Ｃを通してフィルム７’に結像される。

開口３ａ　、　３ｂの中心距離ｌは立体視を十分実現し
得る長さに設定されており、眼底領域が各々開口３ｂ、
５ｃを通してほぼ重複した像としてフィルム７′上に結
像される。しかし、開口５ｂ、３ｃには各々赤色フィル
ター、青色フィルターが一体的に設けられて３す、フィ
ルム上には空間的には実質的に分離されてい々いが、分
光的に分離された、すなわち波長分離された２つの眼底
像が形成される。

この波長分離された２つの眼底像を例えば右眼に赤色フ
ィルターをかけ、左眼に青色フィルターをかけて、両眼
観察すると眼底が立体的に見えることとなる。なおファ
インダー観察系（符号８乃至１０）を双眼とし、片眼に
赤色フィルターを他の片眼に青色フィルターを設けても
立体観察が可能である。

ところで波長分離としては赤色と青色に限られず、他の
任意の２波長で分離が可能である。

第１図に戻って、レリーズ同期装置Ｒはレリーズ操作が
行なわれると、通常のカメラと同様、クイック番すター
ン会ミラー６を退去させてシャッターを開放し、キセノ
ン放電管１６を発光させて眼底を照明し、フイ・ルム７
′を露光させ、シャッターが閉じるとフィルム送り機構
７がフィルムを１枚分送る。しかし装置を同時立体撮影
モードに選定してお（と続いてロータリーソレノイド２
５に通電し、これを作動させ移動絞り６が移動して開口
３ｂ、３ｃが光束を制限し、クイックリターンミラー６
が退去してシャッターが開放され、キセノン放電管１６
が発光して眼底反射光によねフィルム７′が露光される
。

そしてフィルム７′が巻き上げられると共にロータリー
ソレノイド２５への給電が断たれる。

なお第４図には示されていガいが、移動＋ｔ！ｌ）３が
水平に移動した時、正確な位置に停屯するようストッパ
を設けておけば良い。

ところで前述のフィルターの特性としては、第５図（５
）に示されるよ５に単純に２色に分離するものであって
も良いし、第５図（Ｂ）に示されるよう′に複数個のバ
ンドパスフィルター特性をもつものであっても良い。

なお第５図（Ａ）、（均で、横軸λは波長、縦軸Ｔは透
過率を示す。

また３／ｂ、　３／ｃは各々開口部５ｂ、５ＣＫ設けら
れるフィルターの波長特性を示す。ところで通常撮影時
と、立体撮影時とでフィルムへの露光量をほぼ等しくす
る方がそうでない場合より望ましいが、立体撮影時に、
通常撮影時と同一露光量を与えるよう透過波長域を考慮
して色フィルターを選択するか、若しくは、濃度（ＮＤ
）フィルターを追加又は除去する等すれは良い。

体計側が可能と寿る。

なお以上の説明で瞳孔、を２箇に分割する場合に限らず
、任意の複数個に分割できることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を用いた眼底カメラの概略図、第２図、
第６図は各々移動絞り、固定絞υの説明図） 第４図囚は＠察合焦時、通常撮影時の絞りの配置図、 第４図（Ｂ）は立体撮影時の絞りの配置図、第５図（Ａ
）　、　（Ｂ）は絞り開口部に設けられるフィルターの
各波長特性の図＼ 図中 Ｅは被検眼、ＥＣは角膜、Ｅｐは瞳孔、Ｘは光軸、Ｒは
レリーズ同期装置、Ｓはシャッター開閉機構、イックリ
ターンミラー、７はフィルム、１２はリングスリット板
、１６はキセノン放電管、１７は白熱球、２０は絞り選
択シャッター板、２５はロータリーソレノイドである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検眼瞳孔と略共役な位置に、瞳孔を少なくとも２
   箇に分割する手段を備え、分割した瞳孔を介して、眼底
   のほぼ同一領域を異なる波長の光で重複した像として観
   察撮影する手段を有することを特徴とする眼科撮影装置
   。 ２前記分割する手段は、少な（とも２箇の開口を有する
   絞り部材であり、該開口に異なる色フィルターを設ける
   特許請求の範囲第１項記載の眼科撮影装置。 凸、前記絞り部材は光軸に垂直に移動可能である特許請
   求の範囲第１項記載の眼科撮影装置。 Φ、眼底からの有効光束に対し、単一の開口となる位置
   と少なくとも２箇の開口となる位置へ前記絞ｐ部材を選
   択的に変位させる手段を有する特許請求の範囲第６項記
   載の眼科撮影装置。 ５、前記開口に設けられる色フィルターに対応した異な
   るフィルターを有する双眼の立体像観察手段を有する特
   許請求の範囲第２項記載の眼科撮影装置。 ６　単一の開口の場合と、少なくとも２箇の開口となる
   場合に露光量をほぼ同一とする手段を有する特許請求の
   範囲第４項記載の眼科撮影装置。