JPS5916375Y2 - 繊維束引取ロ−ラ - Google Patents
繊維束引取ロ−ラInfo
- Publication number
- JPS5916375Y2 JPS5916375Y2 JP9379979U JP9379979U JPS5916375Y2 JP S5916375 Y2 JPS5916375 Y2 JP S5916375Y2 JP 9379979 U JP9379979 U JP 9379979U JP 9379979 U JP9379979 U JP 9379979U JP S5916375 Y2 JPS5916375 Y2 JP S5916375Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- tow
- toothed
- fiber bundle
- take
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は繊維束引取ローラの構成に関し、特に2本の歯
形ローラを互いにかみ合う様に設けて繊維束を引き取り
や送り出すものにおいて、歯形ローラの繊維接触面を平
滑面および粗面で構成したものである。
形ローラを互いにかみ合う様に設けて繊維束を引き取り
や送り出すものにおいて、歯形ローラの繊維接触面を平
滑面および粗面で構成したものである。
繊維素繊維や合e、繊維の製造工程、処理過程において
は、これらの連続繊条を多数集めて繊維束として取り扱
かわれることが多い。
は、これらの連続繊条を多数集めて繊維束として取り扱
かわれることが多い。
またこの様な繊維束(以下トウという)は僅かの牽伸を
与えながら引き取ったり、或は引き取りながら積極的に
送り出すことが行なわれ、これらの引き取りおよび送り
出し把持装置として一般に歯形ローラ対が利用される。
与えながら引き取ったり、或は引き取りながら積極的に
送り出すことが行なわれ、これらの引き取りおよび送り
出し把持装置として一般に歯形ローラ対が利用される。
例えば゛第1図に示すトウの処理装置は、一対の歯形ロ
ーラ対5,5′によって引き取りおよび送り出しローラ
が構成され、トウ1は、牽伸若しくは把持ローラ群2.
3.4を介して歯形ローラ対5,5′によって催かの張
力を与えられながら引き取られ、歯形ローラ対5,5′
から繰り出されたトウが、その下部に位置したトウ収納
缶7に収容されるものを示す。
ーラ対5,5′によって引き取りおよび送り出しローラ
が構成され、トウ1は、牽伸若しくは把持ローラ群2.
3.4を介して歯形ローラ対5,5′によって催かの張
力を与えられながら引き取られ、歯形ローラ対5,5′
から繰り出されたトウが、その下部に位置したトウ収納
缶7に収容されるものを示す。
そして収納缶7はトラバース装置8上に載置されて矢印
A方向に往復移動すると共に1〜ラバース装置8を支持
する台座9が支え軸10.10に沿って紙面貫通方向に
トラバースして、歯形ローラ対5,5′から繰り出され
るトウを均厚に収納する。
A方向に往復移動すると共に1〜ラバース装置8を支持
する台座9が支え軸10.10に沿って紙面貫通方向に
トラバースして、歯形ローラ対5,5′から繰り出され
るトウを均厚に収納する。
ところでこの様な歯形ローラ対5,5′は、図示する様
に互いにかみ合う歯6,6を形成してトウを確実に把持
すると共に図例の様に繰り出すときはトウ離れをよくす
る必要がある。
に互いにかみ合う歯6,6を形成してトウを確実に把持
すると共に図例の様に繰り出すときはトウ離れをよくす
る必要がある。
またこれらの歯形ローラはそのトウ把持面が摩損し易い
ので一般に硬質クロームめっきが施されており、このめ
っきは歯形ローラの全周面にわたっている。
ので一般に硬質クロームめっきが施されており、このめ
っきは歯形ローラの全周面にわたっている。
更に歯形ローラの周面は僅かの傷があっても繊条を引き
掛けて巻き付けたり、或は切断するおそれがあるので平
滑に仕上げられ鏡面状に磨かれている。
掛けて巻き付けたり、或は切断するおそれがあるので平
滑に仕上げられ鏡面状に磨かれている。
しかるに近時生産の増大からトウを構成する繊条数が多
くなったり、或は歯形ローラの回転速度を上げる必要が
生し、従前の歯形ローラでは次の様な欠点か指摘される
に至った。
くなったり、或は歯形ローラの回転速度を上げる必要が
生し、従前の歯形ローラでは次の様な欠点か指摘される
に至った。
即ち繊条層が厚くなって把持力が不足し、内部繊条の滑
りが生ずること、また繊条が歯形ローラに、巻き付くこ
とであった。
りが生ずること、また繊条が歯形ローラに、巻き付くこ
とであった。
これらの原因生前者に対しては歯形ローラ対の把持力を
増大する対策が検討されたが、外側の繊条を切断するお
それがあり増大できない。
増大する対策が検討されたが、外側の繊条を切断するお
それがあり増大できない。
また後者の原因は歯形ローラの表面が鏡面状になってい
るため繊条端が吸着し易く、特に湿度が高い場合にこれ
らが顕著に現われている。
るため繊条端が吸着し易く、特に湿度が高い場合にこれ
らが顕著に現われている。
そのためこれらの欠点を防止しようと、歯形ローラの表
面をそれぞれ僅かの凹凸を形成する梨地状に形成したも
のが提案され、繊条端の吸着を防止する歯形ローラが利
用されたが、摩耗が早く、めっき更新周期を短かくする
欠点があり、特に第1図に示した様なトウの送り出しに
おいては内外層のスリップが生じ、トウがばらけたり缶
7に収納されるトウ長が不揃いとなって後工程における
情景を多くする欠点が生じた。
面をそれぞれ僅かの凹凸を形成する梨地状に形成したも
のが提案され、繊条端の吸着を防止する歯形ローラが利
用されたが、摩耗が早く、めっき更新周期を短かくする
欠点があり、特に第1図に示した様なトウの送り出しに
おいては内外層のスリップが生じ、トウがばらけたり缶
7に収納されるトウ長が不揃いとなって後工程における
情景を多くする欠点が生じた。
本考案はこれらに着目してなされたもので、前記した如
き欠点を生じない歯形の引取ローラを提供しようとする
ものである。
き欠点を生じない歯形の引取ローラを提供しようとする
ものである。
しかしてこの様な引取ローラとは、歯形の頂面を平滑な
鏡面仕上げ面で形成し、歯の両側面である歯末面および
歯元面は梨地の様な粗面で形成したものである。
鏡面仕上げ面で形成し、歯の両側面である歯末面および
歯元面は梨地の様な粗面で形成したものである。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが図は歯形
ローラの一例に本考案を適用した引取ローラを示すもの
で、歯の形状ならびにピッチは図示例に限定されない。
ローラの一例に本考案を適用した引取ローラを示すもの
で、歯の形状ならびにピッチは図示例に限定されない。
第2図は該歯形ローラの一部を示す見取図で、歯6の頂
面6aは、よく磨いた鏡面状態とし、その両側面の歯末
面6Cおよび歯元面6bを粗面とする。
面6aは、よく磨いた鏡面状態とし、その両側面の歯末
面6Cおよび歯元面6bを粗面とする。
また歯底面6dは必要によって鏡面若しくは粗面とする
。
。
しかしてこれらの鏡面部6aは硬質クロームめっきで形
成するのが好ましい。
成するのが好ましい。
この様に形成した歯形ローラ対5,5′を利用すると、
歯6の頂面6aにおいては互いにトウを確実に把持する
ことができ、またこれらの把持部は頂面6aと側面6C
,6bによって構成されるのでトウの把持面の大半が粗
面によって把持され、繊条の切断或は単糸条を吸着する
ことがない、従つて巻き付きを防ぐことができる。
歯6の頂面6aにおいては互いにトウを確実に把持する
ことができ、またこれらの把持部は頂面6aと側面6C
,6bによって構成されるのでトウの把持面の大半が粗
面によって把持され、繊条の切断或は単糸条を吸着する
ことがない、従つて巻き付きを防ぐことができる。
更に粗面部による把持ではスリップが少なくなると共に
、繊条離れがよく、前記した送り出しローラには極めて
好適であった。
、繊条離れがよく、前記した送り出しローラには極めて
好適であった。
例えば合成繊維のポリエチレンテレフタレートを溶融紡
糸し、50000デニール15000フイラメントのト
ウを前第1図の様に引き取り、歯形ローラ対5.5′を
第2図に示した本考案のものとしその速度を1600
m7分として送り出した、その結果1ケ月間全く巻き付
きなしで操業することができた。
糸し、50000デニール15000フイラメントのト
ウを前第1図の様に引き取り、歯形ローラ対5.5′を
第2図に示した本考案のものとしその速度を1600
m7分として送り出した、その結果1ケ月間全く巻き付
きなしで操業することができた。
しかるに従来の全面鏡面仕上げの歯形ローラ対では、同
じ原料を同じ条件で゛引取るに当って1ケ月間に3回以
上の巻き付きを発生し、本考案歯形引取ローラの効果を
確認することができた。
じ原料を同じ条件で゛引取るに当って1ケ月間に3回以
上の巻き付きを発生し、本考案歯形引取ローラの効果を
確認することができた。
以上述べた様に、本考案によってトウの引き取りおよび
送り出しを効率よく行なうことができ、生産の増大、屑
物の減少に貢献できる。
送り出しを効率よく行なうことができ、生産の増大、屑
物の減少に貢献できる。
第1図は本考案引取ローラを適用するに好適な実施例を
示す概要側面図、第2図は本考案引取ローラの一部見取
図である。 1・・・トウ、2,3,4・・・把持ローラ、5,5′
・・・歯形ローラ、6・・・歯、7・・・缶、8・・・
トラバース装置、9・・・台座、10・・・支え軸。
示す概要側面図、第2図は本考案引取ローラの一部見取
図である。 1・・・トウ、2,3,4・・・把持ローラ、5,5′
・・・歯形ローラ、6・・・歯、7・・・缶、8・・・
トラバース装置、9・・・台座、10・・・支え軸。
Claims (1)
- 多数の連続繊条からなる繊維束を互いに挟持して引き取
りや送り出すための歯形ローラであって、歯部の頂面を
平滑な鏡面仕上げ面で形成すると共に歯末面および歯元
面は粗面で形成したことを特徴とする繊維束引取ローラ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9379979U JPS5916375Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 繊維束引取ロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9379979U JPS5916375Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 繊維束引取ロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5613452U JPS5613452U (ja) | 1981-02-04 |
JPS5916375Y2 true JPS5916375Y2 (ja) | 1984-05-14 |
Family
ID=29326704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9379979U Expired JPS5916375Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 繊維束引取ロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916375Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822639U (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-12 | リンナイ株式会社 | 風呂釜における熱発電素子装置 |
-
1979
- 1979-07-06 JP JP9379979U patent/JPS5916375Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5613452U (ja) | 1981-02-04 |
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