JPS59160906A - 酸化安定性が優れた電気絶縁油及びその製造方法 - Google Patents

酸化安定性が優れた電気絶縁油及びその製造方法

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JPS59160906A
JPS59160906A JP3176183A JP3176183A JPS59160906A JP S59160906 A JPS59160906 A JP S59160906A JP 3176183 A JP3176183 A JP 3176183A JP 3176183 A JP3176183 A JP 3176183A JP S59160906 A JPS59160906 A JP S59160906A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化安定性が一段と優れた鉱油系電気絶縁油並
びにその製造方法に係る。
電気絶縁油はトランス、高圧ケーブル、高圧遮断器、コ
ンデンサー等の高圧電気機器に充填され寺長期安定な電
気特性、金属耐腐食性を持続することが必要である。即
ち、優れた酸化案定性を具備するととが重要である。最
近経済的乃至100万ボルト超々高圧 に大容量送電を行うため5o万ボルト超高圧送△ 電波術が導入されるに伴い、黄来以上に酸化安定性が優
れた電気絶縁油が要望されている。酸に 化安定性のJIs規格(JIS−c−2320)はJI
S−C−2101規定の酸化安定度試験があり、酸価[
lL6mgKOH/f以下、スラッジ0.4 wt%以
下が規定されているが、市販品の電気絶縁油の酸価は通
常0.2〜0.5■KOH/fであシ、最良のものでも
約0、201ngKOH/f程度にすぎなく、これ以下
の安定性を有するものが要望されている。しかも電気特
性の向上から無添加のものが要求されている。
従来酸化安定性及び電気特性と窒素分との関係について
は特開昭52−40799号公報に全窒素外100 p
pm以上で安定性及び電気特性が悪くなること、米国特
許43759817号公報に全窒素外25 ppm以下
が同性能面から必要と記されている。即ち、窒素分は電
気絶縁油においてが 好ましくない成分であシその除法必要とされて△ 来た。しかしながら窒素分のうちでも非塩基性窒素分が
酸化安定性を向上させることは従来知られてい々い。し
かも非塩基性窒素分がスルフィド型硫黄分の共存下で良
好な効果を発揮することも知られていない。
本発明は優れた酸化安定性の電気絶縁油の開発を目的に
研究を行い完成された。即ち本発明の目的は、きわめて
優れた酸化安定性を有する電気絶縁油を提供することに
ある。
本発明は鉱油、長鎖アルキルベンゼン又はこれらの混合
物を基油とする電気絶縁油において。
該絶縁油中め非塩基性窒素分を16ppm以上。
塩基性窒素分を前記非塩基性窒素分の6幅以下とし、し
かもスルフィド型硫黄分を50’ppm以上含有させた
ことを特徴とする酸化安定性に優れた電気絶縁油及びそ
の製造方法である。即ち本発明の絶縁油はJIS−0−
2320の1種又は2種に該当する。本発明の電気絶縁
油のJ工S法規定の酸化安定度試験後の酸価は0.20
 myKoH/f以下けもとより 0.10■KOI(
/f以下の性能も発揮し、酸素吸収法試験で測定した誘
導期間でもきわめて優れた安定性゛を示す。
以下に本発明の内容を詳しく説明する。はじめに本明細
書で使用する用語を説明する。
JIs−x−26o9−19so r原油及び石油製品
窒素分試験方法」に規定の方法で測定される値であシ。
有機窒素化合物として含有される窒素分の総量をいう。
米国UOP(ニーオービー)社試験法(UOPMeth
od ) A 313− y o r Nitroge
n Ba5es in ThtroleumDisti
llatee by Co1or Indicator
 TitrationJで規定される方法で測定される
値である−この測定法は試料油を氷酢酸に溶解し、内部
指示薬としてクリスタルバイオレットを用い、氷酢酸中
で過塩素酸によって滴定する方法である。
非塩基性窒素分(Nn): 前記Nt及びNl)から次式によって求められる。
Nn = Nt −Nb 全窒素外は、もともと原油中に天然−存在するもののほ
か、水素化精製工程での核水添、脱アルキル等で変成さ
れた有機窒素化合物の構成元素であり、潤滑油留分中の
窒素化合物としてはキノリン、アクリジン、インドール
、ピロール、カルバゾールの誘導体が代表的である。塩
基性窒素分け、前記の如く過塩素酸による滴定で検知さ
れ得る塩基性を有する窒素化合物の構成元素であp、N
tとNl)との差が非塩基性窒素分である。
油中に存在する有機硫黄化合物を構成する硫黄分の総量
をいう。スルフィド類、ベンゾチオフェン類及びジペン
ゾチオフェン類が包括される。
式(t) 、 (ii)の構造式で表わされる有機硫黄
化合物を構成している硫黄の総量である。即ち鉱油中に
もともと含有されるか水素処理中にチオフェン型硫黄化
合物が核水素化されて生成したものかあるいは新たに添
加されたものかは区別する必要はないっ (1)  R+  S  R* (R+ 、 R*は炭
素数10〜15のアルキル基又は芳香族炭化水素基) (R@、R4はアルキル基又は水素である)本発明でい
うスルフィド型硫黄分とは、以下に説明する方法にょシ
分離・定量される値である。
通常使用される薄層クロマトグラフィー用の薄層板(た
とえばガラス板上に0.25W+m程度の厚さにシリカ
ゲルを塗布したもの)K塩化パラジウムの0.5 wt
%の塩酸酸性のアセトン−水混合液を噴霧し、風乾後に
試料油の2〜4μtをスポット点着し、四塩化炭素液に
ょシ点着位置より約10譚展開させたあと、クロロホル
ム/メタノール(q/1v/v比)混合液で更に約5副
展開する。この操作にょジスルフィド型硫黄化合物は炭
化水素および他の有機硫黄化合物と分離し黄色の発色ス
ポットを示す。該発色スポット部にデンシトメーター(
たとえば島津製作所2波長クロマトスキャナー’CF3
−910型)で380nmの可視光を当て吸光度を求め
る。試料油を測定する際にスルフィド濃度既知の試料を
同時に展開し、同様の測定を行う。これにより試料油中
に含有されるスルフィド型硫黄分が定量さ゛れる。
本発明の電気絶縁油の基油は鉱油、長鎖アルキルベンゼ
ン又は両者の混合物である。鉱油は原油を常圧蒸留、真
空蒸留して分離された粘度5〜20cSt(40℃)程
度の留分てあ−って、電気特性、流動点1色相、その他
の必要性能を満足させるよう公知の手段で精製されたも
のである。我国の原油事情からは、中東性のパラフィン
基もしくは混合基原油が実際的に使用される。
精製手段が本発明の組成を有する電気絶縁油の製造にお
いて重要である。また、長鎖アルキルベンゼンは合成に
より得られ、側鎖のアルキル基の炭素数は合計9以上の
モノ、ジ又はトリアルキルベンゼンであシ1合成洗剤中
間原料製造時に副生ずる釜残油のうち粘度5〜50 c
st(40℃)の留分が相当し、白土精製されたものが
好適であろう長鎖アルキルベンゼンは通常このままでは
酸価(J工S−0−2101規定の酸化安定度試験後)
は約5〜9■KOH/fを示し、電気絶縁油としての使
用においては安定性が劣る。−刃渡動点が低く、流動帯
電防止性、耐コロナ性に優れているから、鉱油へ約20
係以上混合すると鉱油の欠点が大巾に改良される。
本発明の絶縁油中には非塩基性窒素分(Nnで示す)を
少なくとも16 ppm (重量)以上含有させ、一方
塩基性窒素分(Nbで示す)は該Nnの6係(重量)以
下に規定することが重要である。
よって含有される全窒素分(Nt)の大部分はNnであ
るといえる。Nnの含有量を16 ppmよυ好ましく
は20 ppm 、更に好ましくは50 ppm以上に
すると酸化安定性は格段に向上する。[7かし260 
ppm以上の高濃度域ではスラッジ生成がみられるから
上限は250 ppm程度である。
N’bは酸化安定性を顕著に低下させるから低濃度に制
限すべきであるが、 Nnの6係以下よυ好ましくは5
係以下なら問題ない。
目的とする鉱油の製造には、水素化精製、溶剤抽出精製
、白土処理の好ましい組合せ又は精製条件を変えて得ら
れた鉱油の混合その他の手段が必要である。
本発明においては更に前記用語の定義の項で示したスル
フィド型硫黄化合物の存在が重要であって、その必要量
は硫黄分(sfで示す)として少なくとも50 ppm
 (重量)以上である。即ち、 Sfの存在が前記Nn
の酸化防止効果を発揮させる上で重要である。チオフェ
ン型硫黄化合物は共存していても妨害作用を示さない。
Sfが50 ppm以下の極く少量であればNnは有効
な性能を発揮しない。第1表は鉱油、アルキルベンゼン
又はこれらの混合油を基油とし、Sfを100〜300
0ppmの範囲に調整し、 Nn及びNl)を変化させ
た試料油の酸化安定性をJIS−0−2101に定める
酸化安定度試験及び酸素吸収試験を行った結果を示して
いる。
第  1  表 鉱  油    1    0.2     0.30
     8016      0.7       
0.f8      240460.7 0.1g  
440 1B       2.0       0.30  
    90100     10.0       
0.30      120アルキルベンゼン   0
   .0      6.50     4044 
    0.7     0.08    800↑さ
らにクラエート原油から得た潤滑油留分の鉱油を各種手
段で精製し、 Nbを3 ppm以下にしNn及びSf
を変化させ7た試料の酸化安定性を測定した例を第2表
に示す。この表にみられるように、 Sfの規定量以上
の存在は必要である。脱硫率90係以上の苛酷な水素化
処理を行い、 Sf第  2  表 (酸素吸収誘導期間) (145℃、銅触媒存在下での試験) をほとんどゼロにし、これを白土処理しNn28ppm
 、 Nbゼロにした絶縁油の誘導期間は45分であっ
たが、ドデシルスルフィドを硫黄分として100 pp
m添加したところ450分に向上した。同様に硫酸洗浄
を苛酷に行って得られた流動パラフ・インの誘導期間は
35分にすぎず、これに前記スルフィドを10 opp
m添加しただけでは50分に向上したにすぎ々かった。
これに更にNn濃縮物を添加しNnを25 ppmにし
庭ところ600分以上に向上した。第1図はNnの含有
量と酸化安定性との関連を、 Elfをパラメーターと
して示したものである。同図中の・印は8fを50−5
00 ppm含有(stは0.01〜0.08wt4)
する鉱油の場合、■印はSfを800〜2000 pp
m含有(stは0.2〜a 3 wt係)する鉱油の場
合。
又×印は8fが0〜約10 ppm (Stは0.01
〜[108wt% )である鉱油の結果である。スルフ
ィド型硫黄の存在がNnの効果を発揮させる上で必要な
ことが明白である。
本発明の電気絶縁油の製造法について以下に述べる。即
ち、(イ)別々の工程で精製された2種又は2種以上の
鉱油の混合もしくはこれらの鉱油の長鎖アルキルベンゼ
ンへの混合(基油混合法)及び(ロ)高度に精製した鉱
油又は長鎖アルキルベンゼン又はこれらの混合油への鉱
油から濃縮分離されたNn濃縮物(Nn、 cone、
という)の添加(Nn、0onc、添加法という)によ
る方法に大別される。
基油混合法 第2図は鉱油の精製フローを示している。
■油は原油から真空蒸留分離された潤滑留分である。H
F、 EX、 DW、 CO,AWはそれぞれ水素化精
製、溶剤抽出処理、溶剤脱ろう処理、白土吸着、処理、
硫酸洗浄処理の各精製操作を示す。H油。
HR油、・・・・・・・・・・・RCA油、RA油等は
精製鉱油でであシ2例えばH油はHF処理して得られた
鉱油、HR油はHF次いでF、X処理して得られた鉱油
を意味する。該フローで示される精製鉱油各種のうち例
えば以下に示すとおり鉱油を選び混合するか、又は混合
後頁に白土精製することKより目的の電気絶縁油が製造
される。この際第5の基油として長鎖アルキルベンゼン
を混合しても良い。
組合せ   第1の基油 第2の基油 I     HC油 + RA油 2      He油 十 HRC油 3  H油+R油 4  H油+へ油 5  H油+■油 6、     HR油 + HD油 上記組合せ3乃至6では、混合後白土処理が必要である
。父親ろう処理は適宜行えば良い。
第1の基油と第2の基油の混合比は、概ね5°95乃至
90:10(容量比)の範囲から選ばれる。前記組合せ
は例示であシ、必ずしもこれらに限定されるものでは無
い。第3図は基油混合法のフローを示している。
Nn、Canc 、添加法 Nn 、0onc 、は鉱油即ち前記のH油又は■油を
原料油とし、白土処理による塩基性窒素分の吸着基性窒
素分を吸着、その後同カラムに塩化メチレン/ヘキサン
溶剤を通し油分を追い出し、最後に塩化メチレン/エタ
ノール混合溶剤で脱着溶出する手順で得られる。溶剤は
蒸発除去すれば良い。Nn 、Cc+nc 、中のNn
は1−2 wt%、Nbはゼo 、 stは4−7 w
t% 、 Sfは2−4 wt%の構成になる。よって
該Nn、 C!onc 、を第2図フローで示すHR油
、HRDC!油、へ油、苛酷精製された■油。
HD油又は長鎖アルキルベンゼンあるいはこれ目的とす
る らの混合物に少量配合すれば     、  −電気 、       −絶縁油が得られる。Nn。
△ 0onc、は流動パラフィン即ち前記A油や長鎖アルキ
ルベンゼンの酸化安定性向上剤として好適である。
以下に実施例、比較例にもとづきより詳しく説明する。
実施例1 アラピアンライト原油を常圧蒸留しその残油を次いで真
空蒸留して粘度11.20Ett (040℃)の潤滑
油留分V油(st2.oawt%、 Nt 425pp
m)を得、該■油を次の工程にもとづき精製し精製鉱油
HR(1)油、HR(2)油及び1(D油を得た。
■油→ロロ→口11→HD油 各工程の条件; HF:  水素圧s s Kp/cJ (’y”−シ)
 、 温度330℃。
LHIEV 1.5 I(r−’、触媒 Ketjen
fine TN−4EXI:  フルフラール溶剤/油
比t s (v/v) 、抽出温度50℃KXt:  
7に7ラール溶剤/油比2. O(V/V) 、抽出温
度70℃DW: メチルエテルケトン/トルエン(1/
1)混合溶剤を油に対し2.6容量倍、温度−40℃ 得られた各精製鉱油を第3表で示す割合に混合した・後
、白土処理(OA)して電気絶縁油を得た。
OA= 活性白土を油に対し0.5〜1.5 wt4 
、温度60℃、接触時間20分 得られた電気絶縁油(試料油1〜4)の酸化安定性は表
3のとおυ4[1[]分以上の誘導期間を示しきわめて
優れた性能を発揮した。
第  3  表 (注1)誘導期間の試験法; 酸化安定性能試験であって、銅線を触媒として存在させ
、試料油10?を1.5気圧ご純酸素下に145℃で静
置させておき。
定時に酸素圧を測定し、  30mnHfの圧力低下を
起こすまでの時間を求める。
実施例2 第4表に示す性状を有する流動パラフィン。
鉱油A、B、C!及び長鎖アルキルベンゼンを基油とし
て用い、これに鉱油から濃縮分離され得られた非塩基性
窒素濃縮物(Nn、 Conc、)を添加配合し電気絶
縁油を得た。
第  4  表 なお鉱油A、B及びCはクラエート原油から蒸留分離し
た留分(V油)(粘度11.7 cst @40tl:
)を次の工程処理で処理して製造されたものである。H
F1はHl、に比べ条件を苛酷にした。
・■油→口1→[[1→鉱油C Nn、’Cone、は前記■油を次の条件で処理して分
離されたものであシ、全硫黄分6.57 wt%、スル
フィド型硫黄分3.03 wt係、全窒素外1.22 
wt係。
非塩基性窒繁分1.22 wt% 、塩基性窒素分lp
pm以下を含有していた。
即ち、活性白土(140uX4時間焼成)を■油に対し
5. Owt%用い、45℃、1時間前記V油と攪拌接
触させ2次いで炉別分離し戸液油をガラスカラムに充填
されたシリカゲル(ワコーゲルc−1oo )に通した
。シリカゲル吸着層をペンタンで洗浄し次に塩化メチレ
ン/ペンタン混合液で2度洗浄し、最後にメタノール/
塩化メチレン(15/85V/’V比)混合液でNn化
合物を脱着溶出させ、溶剤を蒸発させNn、 Cone
、を得た。該Nn。
か Cone、を添加するキ寺あるいは基油同志を混合して
Nn及び8fを調整した。得られた試料油の性能を第5
表に示す。
試料油5はNnが少なすぎるため、又、試料油8及び試
料油10はスルフィド型硫黄分(Sf)がほとんど存在
しないためNnはそれぞれ32 ppm。
45 ppmであるにもかかわらずその効果が発揮され
ないが、試料油6.9及び11ではこれらが補われたた
め酸化安定性が著るしく向上した。
実施例3 実施例2で用いた鉱油C1これを更に白土吸着精製して
得た鉱油り及び実施例2で用いたV油をフルフラールに
より抽出処理し、脱溶剤後のラフィネートを白土吸着精
製して得た鉱油Eにそれぞれ硫黄化合物としてドデシル
スルフィド、ベンゾチオフェン、ジベンゾチオフエンヲ
非塩基性窒素化合物としてインドールを添加し。
目的の電気絶縁油を得た。得られた絶縁油の酸化安定性
は第6表の通シであった。
第  6  表 即ち、スルフィド型硫黄分と非塩基性窒素分との相剰作
用で酸化安定性が顕著に向上することが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は非塩基性窒素分の誘導期間への影響を示してお
り2曲線Aはスルフィド型硫黄〃工50〜2000 p
pm存在する場合1曲線Bは10ppm以下もしくはゼ
ロの場合である。第2図は鉱油の精製フローを示してい
る。第3図は本発明の電気絶縁油の製造フローを示して
いる。 特許出願人 日本鉱業株式会社 代理人 弁理士(7569)並川啓志

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  鉱油、長鎖アルキルベンゼン又は両者の混合
    物を基油とする電気絶縁油において、該絶縁油中の非塩
    基性窒素分を16 ppm以上とし。 塩基性窒素分を前記非塩基性窒素分の6千以下とし、し
    かもスルフィド型硫黄分を50 ppm以上含有させた
    ことを特徴とする酸化安定性が優れた電気絶縁油。
  2. (2)  全硫黄分が0.005乃至0.9重量係であ
    る特許請求の範囲第1項記載の電気絶縁油。
  3. (3)  非塩基性窒素分が20 ppm乃至250 
    ppmである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の電
    気絶縁油。
  4. (4)  原油から蒸留分離され得た潤滑油留分を原料
    とし、水素化精製、溶剤抽出精製、白土吸着精製、硫酸
    洗浄精製のいずれか1もしくは2以上の手段を用いて精
    製して得た全窒素分3 ppm以下の精製鉱油の1種又
    は1種以上又は長鎖アルキルベンゼンもしくはこれらの
    混合油に鉱油から分離して得た非塩基性窒素化合物及び
    スルフィド型硫黄化合物を選択的に含有する濃縮物を配
    合することを特徴とする非塩基性窒素分を16 ppm
    以上、塩基性窒素分を前記非塩基性窒素分の6チ以下及
    びスルフィド型硫黄分を50 ppm以上含有する電気
    絶縁油の製造方法。
  5. (5)  水素化精製及び又は硫酸洗浄精製によって全
    硫黄分を0.10 wtl以下、全窒素分を18ppm
    以下にした第1の精製鉱油にスルフィド型硫黄化合物及
    び非塩基性窒素化合物を多量に含有する第2の鉱油を混
    合した後、白土処理して塩基性窒素化合物を除去するこ
    とを特徴とする非塩基性窒素分を16 ppm以上、塩
    基性窒素分を前記非塩基性窒素分の6係以下及びスルフ
    ィド型硫黄分を50 ppm以上含有した電気絶縁油の
    製造方法。
  6. (6)  第2の鉱油が原油から蒸留分離された潤滑油
    留分てあり、該留分を芳香族炭化水素を選択的に抽出す
    る溶剤で抽出処理して得られた溶剤精製油、前記留分を
    温和な条件で脱硫及び脱窒素を軽度乃至中度に行って得
    られた水素化精製油もしくは前記画処理を行って得られ
    た精製油である特許請求の範囲第5項記載の電気絶縁油
    の製造方法。
  7. (7)  長鎖アルキルベンゼンを第30基油として混
    合した特許請求の範囲第5項記載の電気絶縁油の製造方
    法。
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