JPS5916031Y2 - 水タンクの止水弁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カートリッジ式タイプと呼ばれる水タンクの
止水弁に関し、たとえば、ドリップ式コーヒ沸し器の着
脱自在な、水タンクに用いられる。

従来、水タンクは、用途から、着脱自在型のカートリッ
ジ式タイプと呼ばれる水タンクが存在し、本体と着装時
には、水が供給され、離脱時は、止水弁によって、止水
されるようになされ、第１図は、止水時の状態を示す水
タンク断面図であり、水タンク１の底部面から下方向に
漏斗形部体部５が突出され、この漏斗形部体部５内に、
遊嵌される止水弁３が設けられ、漏斗形部体部５の広目
端は、水タンク１の底面位置で水が通過する透孔板２を
固定し、止水弁３が水タンク１内方向に飛び出すことを
防いでいるさらに止水弁３は、漏斗形部体部５内の漏斗
形部で、止水弁３の椀形部３１が係止され、水タンク１
の水圧により、漏斗形部の壁面に押圧されて、止水を行
うもので、止水弁３は椀形部３１の底部から下方向に、
翼部３２が延在し、翼部３２は漏斗形部体部５の筒体部
内に位置する。

この翼部３２は、実施例においては、止水弁３を底方向
から見るとほぼ十字形に配置されている。

またこの水タンク１の漏斗形部体部５の筒体部外周には
、Ｏリング４が設けられ、以下第２図の水タンクを本体
に着装した断面図から説明すると本体６には、水タンク
１の漏斗形部体部５の筒体部が挿入される着装筒１０が
あり、前記Ｏリング４は、着装筒１０の内壁に押圧され
、後記する水漏れを防ぐようになっている。

着装筒１０は、上部が漏斗形部体部５の筒体部が挿入さ
れるべく開口し、着装筒１０の底抜には、水の通過する
透孔と着装筒１０内方向はぼ垂直に、突出する止水弁３
の押上棒９が一体に設けられ水タンク１が、本体６に着
装されると、押上棒９が止水弁３を押上げ、止水弁３の
椀形部３１と、漏斗形部体部５の漏斗形部内壁面間を開
口し、水が本体６の着装筒１０と接続された、水パイプ
８へ流れる構成としているが、止水弁３は軟性のゴム材
で成形されるもので、たとえばシリコーンゴムが用いら
れ、成形は、第４図側温面図の如く、シリコーンなどの
樹脂をたまり部１１を介し、止水弁３の型の椀形部３１
上端平行部に注入口を設は注入し、椀形部３１の平行部
を垂直方向から、矢印に示すように切断しているが、上
記によれば、第３図止水弁３の平面図の如く、上端周囲
部に、切欠は部１２あるいは、パリ部分１３が発生し、
この切欠は部１２あるいは、パリ部分１３がわずかでも
あると、前記水タンク１の漏斗形部体部５と、接面する
止水弁３の椀形部３１間に隙間ができ水漏れが発生する
。

すなわち止水弁の生命である椀形部３１の上端周囲部は
、止水機能を保たせるためには、漏斗形部体部５の内壁
面と椀形部３１が、水圧により密着性が良くする必要が
あり、椀形部３１は、薄ければ薄いほどよく、切断部の
フィルム状材料にげ厚とほぼ同じとなり従って、切断時
に正常な円形が出にくかったが、本考案は、上記の点を
鑑み考案された止水弁であり、第５図は、樹脂材料注入
時の側断面図から説明すると、止水弁３の椀形部３１上
端周囲部から、はぼ垂直上方向に、たまり部１１からの
注入口を設けて、この垂直方向部分で、平行方向矢印の
如く切線すると、第６図止水弁の断面図の如く、椀形部
３１上に、垂直部３３が形成され切線時に、切欠けある
いはパリ部が発生しても、漏斗形部体部５に接面する部
分は、関係がなくなり、水タンク１内の水漏れがなくな
る。

以上本考案により、止水弁３の不良率は減ることになり
、水タンクの止水弁として、充分な効果を得るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の水タンクおよび止水弁を示す、側断面
図。 第２図は、第１図水タンクを本体に挿入した、側断面図
。 第３図は、従来の止水弁平面図。第４図は、従来の止水
弁成形を示す、側断面図。 第５図は、本考案実施例を示す止水弁成形を示す、側断
面図。 第６図は、第５図実施例による、止水弁側断面図。 第１図〜第６図において、１・・・・・・水タンク、３
・・・・・・止水弁、５・・・・・・漏斗形部体部、１
１・・・・・・たまり部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水タンク底部に位置する漏斗形部体部とこの筒体部に遊
   嵌されてなる、椀形部を有した止水弁において、この止
   水弁椀形部の上端周囲部から、はぼ垂直上方向に、止水
   弁と一体材料で形成した垂直部を設けてなる水タンクの
   止水弁。