JPS6228988Y2 - - Google Patents

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JPS6228988Y2
JPS6228988Y2 JP1979135307U JP13530779U JPS6228988Y2 JP S6228988 Y2 JPS6228988 Y2 JP S6228988Y2 JP 1979135307 U JP1979135307 U JP 1979135307U JP 13530779 U JP13530779 U JP 13530779U JP S6228988 Y2 JPS6228988 Y2 JP S6228988Y2
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air suction
sealing plate
opening
pipe
orifice
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として、石油その他可燃性液体の
貯油タンクに取りつけ、該タンクの火災を有効的
に消火する消火泡発泡放出装置に関する。
一般にこの種の消火泡発泡放出装置は、泡室
に、プレイパイプの一端部を突出せしめ、該突出
端の開口部に封板を、設けると共に他端開口部に
オリフイスを設け、更に封板とオリフイスとの間
に、空気吸込孔を開設してなるものであり、火災
時にあつては、エアフオーム消火原液を混合して
なる消火薬液を、前記オリフイスを介して噴射さ
せ、この消火液の噴射圧で、前記封板を破板させ
た後、泡室に流れ込む前記消火薬液の流速による
負圧をもつて、前記空気吸込孔から外部の空気を
吸引し、この空気を前記消火薬液に混混入せしめ
ることで、泡を発生させ、この泡を、前記貯油タ
ンクなどに送り込んで、前記タンクなどにおける
火災を消火するごとく成している。
ところで、前記消火泡発泡放出装置では、前記
封板をポンプから送られる消火薬液の初期的な水
撃作用によつて破板し、消火薬液の泡室への噴出
を可能としているのであるが、前記初期的な水撃
作用によつて封板が破れない場合、即ち、噴射圧
が封板を破板するに至らない圧力の場合、前記消
火薬液は空気吸込孔から流出するから、プレイパ
イプ内の消火薬液が漏出するし、また、前記プレ
イパイプの圧力は封板を破るに必要な圧力になら
ないから、封板を破ることは不可能となる欠点が
あつた。
従つて、確実に消火薬液の初期的な水撃作用に
よつて封板を破るには、封板の厚みを薄くした
り、消火薬液の圧力を非常に高くする必要があ
る。しかしながら、封板の厚みを薄くして耐圧強
度を小さくすると、貯油タンク内の石油などのベ
ーパー圧力によつて封板が割れる虞れが生じ、危
険極まりない可燃性液体のベーパーが貯油タンク
外に流出する危険性が生じるし、又、消火薬液の
圧力を高くするには、高価で高性能なポンプが必
要となるのである。
本考案は、以上の如き問題点に鑑み考案したも
ので、消火薬液の初期的な水撃作用によつて、封
板が破板しない時に、封板とオリフイス板と空気
吸込管の開口部に設ける弁体とによつて、閉鎖空
間を形成し、この空間内の消火薬液の圧力を、封
板の破板に至るまで上昇させ封板が破板すれば、
前記弁体を、オリフイスの負圧を利用して作動さ
せ、空気吸込管の開口部を開口させようとするの
である。従つて、前記封板が破板するまでは噴射
される消火薬液が外部に漏出することなく、しか
も封板の破板後、外部の空気を効率よく吸引可能
とすることで、火災を極めて迅速に消火すること
の出来る消火泡発泡放出装置を提供しようとする
ものである。
以下、本案を貯油タンクに設置した場合の実施
例に従つて説明する。
図において1は、アウトレツトパイプ11を介
して、貯油タンクAに連通する泡室、2は上端開
口部を前記泡室の内底面に突出せしめたプレイパ
イプで、該パイプ2の上端開口部には、封板21
を取りつけ、下端開口部にはオリフイス板22を
設ける一方、前記封板21とオリフイス板22と
の間にあつて、該オリフイス板22近くに空気吸
込孔23を開設している。3は前記プレイパイプ
2の空気吸込孔23よりやや斜め下向方向に連出
形成してなる空気吸込管で、第2図のごとく前記
吸込管3の遊端側開口部における内周面に凹溝3
1を周設し、該凹溝31の更に内方位置に段部3
2を形成している。4は中心に円形の透孔41を
貫設してなる弁取付体で、説透孔41の内周面か
ら前記取付体4の外周面に亘つて連通する複数の
ボルト孔42,42…を形成し、該ボルト孔4
2,42…にセツトボルト43,43…を装着す
る一方、前記弁取付体の一側上端に一対のU字状
受部44,44を連出形成し、この受部44,4
4間に吊掛具5を架設している。そしてこの弁取
付体4は、前記受部44,44が前記空気吸込孔
23側に位置するごとく、前記空気吸込管3内に
挿嵌するとともに、該吸込管3の段部32に添着
して、前記セツトボルト43,43…の螺合によ
り、前記空気吸込管3の所定位置に固定してい
る。
尚、前記弁取付体4は、第4図及び第5図に示
す如く外周面に凹溝を周設し、且つ一部を切欠し
てなる環体を連出形成して、該環体を受部44と
成してもよく、斯くすることで前記弁取付体4の
加工が容易に行なえる。
6は、前記弁取付体4の透孔41よりも、やや
大径の円板状とした弁体であつて、この弁体6を
前記吊掛具5に取りつけることで、該吊掛具5を
介して、前記空気吸込孔23側にのみ揺動自由と
し、前記透孔41を開閉するのである。又、7は
前記弁取付体4と、空気吸込管3の凹溝31に挿
嵌せしめた止環8との間に介装してなる金網など
から成るフイルターで、このフイルター7によつ
て、プレイパイプ2内に塵等の異物が流入するの
を防いでいる。
尚、図中Bは、エアフオーム消火原液を混合せ
しめた消火薬液の送液管で、前記プレイパイプ2
の下端開口部に連結している。
本案の消火泡発泡放出装置は、以上の構成から
なり、その作動の仕方は下記の通りである。
即ち、送液管Bからプレイパイプ2に流送され
てくる消火薬液を、前記プレイパイプ2の下端開
口部に設けたオリフイス板22を介して噴射さ
せ、この消火薬液の噴射圧により、まずプレイパ
イプ2の上端開口部に嵌着せしめた封板21を破
板させるのである。
しかし、前記封板21を破板できない時、噴射
した消火薬液は、前記プレイパイプ2内に充満
し、前記空気吸込孔23より外部に流出せんとす
るが、前記消火薬液の圧力により、前記弁体6が
押圧され、この弁体6が、前記弁取付体4の透孔
41を閉鎖する結果、前記消火薬液は、ほとんど
外部に漏出することがないのである。
而して、前記封板21が消火薬液の圧力により
破板すると、前記消火薬液は、プレイパイプ2内
の中心部を高速度で流通して、前記オリフイス板
22の二次側である前記空気吸込孔23附近を負
圧状態にする結果、前記弁体6が、空気吸込孔2
3側に揺動して、前記弁取付体4の透孔41を開
口し、プレイパイプ2内に空気が吸引され、続い
てこの空気が、前記消火薬液に混入することで、
該消火薬液は発泡し、貯油タンクに注入されるの
である。尚以上説明した実施例は、貯油タンクA
にセツトして、前記タンク1内の火災を消火する
ものであるが、その他の火災発生箇所に適用する
こともできる。
以上述べた如く本案消火泡発泡放出装置はプレ
イパイプの空気吸込孔を、オリフイスの二次側近
くに設けて、この空気吸込孔に空気吸込管を連出
形成するとともに、この空気吸込管の遊端側開口
部に、該開口部を開閉する弁体を前記空気吸込孔
側にのみ移動自由に支持し、オリフイスを介して
噴射する消火薬液の圧力により、封板が破板する
までは、前記消火液の圧力で、前記弁体を押圧し
て、前記開口部を閉鎖する一方、前記封板が破板
した後、前記消火液の流速による負圧で、前記弁
体を空気吸込孔側に移動せしめて前記開口部を開
口するごとく成したので、消火薬液の噴射圧によ
り、プレイパイプの上端開口部に取付ける封板が
破板されない場合でも、消火薬液がほとんど外部
に漏出することなく、従つて、前記プレイパイプ
内における消火薬液の圧力が上昇することから、
前記封板の破板が早く行なわれ、かつ、確実に行
なわれるから、プレイパイプ内の消火薬液が泡室
へ噴出する。しかも、前記封板の破板によつて、
オリフイスを介して噴射する消火薬液の流速によ
る負圧で、弁体を作動させて、空気吸込管の開口
部を開口させ、空気の吸引を可能とするのであつ
て、消火薬液の初期的な水撃作用によつて、封板
が破れない場合でも、確実に消火性能の良好な泡
を得ることができるのである。
更に封板の被破壊度や、噴射圧を正確にコント
ロールしなくとも、封板を薬液の噴射で確実に破
壊できるから、封板の設計及び配置ポンプの計画
が容易になると共に、消火泡発泡装置としての安
定的な作動が期待できるのである。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案の一実施を示し、第1図は、本
案消火泡発泡放出装置の断面図、第2図は本案装
置における空気吸込管を拡大して示す断面図、第
3図は、第2図における−線断面図である。
又、第4図は、弁取付体の別の実施例を示す側面
図、第5図は、前記弁取付体の縦断面図である。 1……泡室、2……プレイパイプ、21……封
板、22……オリフイス板、23……空気吸込
孔、3……空気吸込管、4……弁取付体、44…
…受部、5……吊掛具、6……弁体、7……フイ
ルター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 泡室に、プレイパイプの一端部を突出させて、
    該突出端の開口部に封板を設けると共に、前記プ
    レイパイプの途中にオリフイスを設け、且つ前記
    封板とオリフイスとの間に空気吸込孔を形成して
    なる消火泡発泡装置であつて、前記空気吸込孔
    を、前記オリフイスの二次側近くに設けて、この
    空気吸込孔に空気吸込管を連出形成するととも
    に、この空気吸込管の遊端側開口部に該開口部を
    開閉する弁体を前記空気吸込孔側にのみ移動自由
    に支持し、前記オリフイスを介して噴射する消火
    薬液の圧力により、前記封板が破板するまでは、
    前記消火薬液の圧力で前記弁体を押圧して、空気
    吸込管の開口部を閉鎖する一方、前記封板が破板
    した後は、前記消火薬液の流速による負圧で、前
    記弁体を、空気吸込孔側に移動せしめて、空気吸
    込管の開口部を開口するごとく成したことを特徴
    とする消火泡発泡放出装置。
JP1979135307U 1979-09-29 1979-09-29 Expired JPS6228988Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5653451U JPS5653451U (ja) 1981-05-11
JPS6228988Y2 true JPS6228988Y2 (ja) 1987-07-25

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JP2011206232A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nohmi Bosai Ltd フォームチャンバ

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