JPS59160165A - 複写機のトナ−回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、複写機の感光ドラム上に残留したトナーを
回収する回収装置に関する。

従来、電子写真複写機においては、転写体に対する転写
が終了した感光ドラム上にはトナーが残留しており、こ
の残留トナーはファーブラシ等のクリーニング器により
感光ドラムから分離された後空気とともにフィルターを
通して吸引され、このフィルターによって空気と分離さ
れ回収される。しかしながら、このような従来のトナー
回収装置にあっては、吸引によって、静電荷を帯びたト
ナーがフィルターに高速で衝突するため、フィルターの
表面に時間の経過とともにトナーが層となって付着して
しまう。このため、吸引能力が低下してトナーの回収が
充分に行なわれな（なってしまうのである。このような
事態を防止するため、従来においては、定期的にフィル
ターを交換していたが、ランニングコストが高くなると
ともにメンテナンスが煩雑になってしまうという問題点
があった。

この発明は前述の問題点に着目してなされたもので、フ
ィルターに対して非吸引時に衝撃を付与する衝撃付与手
段を設けることにより、フィルターに付着したトナーを
落下させ、フィルターの空気通過能力を向上させるよう
にしたものである。

以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１．２．３．４図において、（１）は感光ドラムであ
り、この感光ドラム（１）はセレンドラムあるいはＣｄ
Ｓ　ドラム等からなる。（２）は感光ドラム（１）のク
リーニング域に設けられたクリーニング器としてのファ
ーブラシであり、このファーブラシ（２）の回転により
、転写体（転写紙等）に転写された後の感光ドラム（１
）上に残留するトナーが感光ドラム＋１１から分離され
る。ファーブラシ（２）の周囲はファーケース（３）に
よって包囲され、このファーケース（３）には取入口（
４）が接続されている。（５）は−次フイルターケース
であり、この−次フイルターケース（５）内には有底円
筒状の不織布からなる一次フイルター（６）が設けられ
、この−次フイルター（６）の上端開口部は一次フイル
ターケース（５）の上面に固定されている。この結果、
−次フイルターケース（５）内は一次フイルター（６）
により分離室（７）と空気室（８）とに画成される。前
記取入口（４）と分離室（７）とは第１ダクト（９）に
より接続され、このダクト（９）を介してファーブラシ
（２）により分離されたトナーが分離室（７）に空気と
ともに導入される。−次フイルターケース（５）の下部
にはトナーケース（１０）が収納されており、このトナ
ーケース（１０）内には一次フイルター（６）により空
気から分離されたトナー（■１）が落下して集積される
。とのトナーケース０ωには例えばポリエチレンフィル
ムからなる袋（１２）が被せられており、この結果、ト
ナー（印は袋０２）内に堆積することとなり、微粉状の
トナー（１１）の処理が容易となる。

なお（Ｉ３）はトナーケース（１０）を−次フイルター
ケース（５）に出入れする場合に開放する扉である。（
１４）は二次フィルターケースであり、この二次フィル
ターケース（１４１内には前記−次フイルター（６）と
同様の二次フィルター（■５）が設けられ、この二次フ
ィルター（１５）により二次フィルターケースα４）内
は分離室（１６）と空気室０７）とに画成される。（１
８）は前記空気室（８）と分離室（１６１とを接続する
第２ダクトであり、この第２ダクト０８）を介して一次
フイルター（６）を通過した微量のトナーが空気ととも
に分離室（１６）に導入され、再度二次フィルター（１
５）により分離される。（１峡まブロアケースであり、
このプロアケース（１９）内には第３ダクト（２０＋を
介して空気室（１７）に接続された吸引ブロア（２１）
が設置されている。この吸引ブロア（２１）は、複写機
のメインスイッチ（図示していない）がＯＮの開作動し
、感光ドラム（１）から分離したトナーおよび空気を吸
引している。前記−次フイルターケース（５）の外側に
は第３図に詳示するように衝撃刊与手段としてのソレノ
イド（２２）が水平に設置され、このソレノイド（２２
）はコイルが取り付けられた固定鉄心（２３）と、往復
動することにより一次フィルターケース（５）の外周面
に衝突するプシンジャ（２４）と、からなる。このソレ
ノイド（２２１から引き出されたリード線（２５）には
パルスを発振する無安定マルチバイブレータ（図示して
いない）が接続され、この無安定マルチバイブレータか
らパルスが入力されても・る間だけソレノイド（２２１
のプランジャ（２４Ｊは往復動し、−次フイルターケー
ス（５）を介して一次フイルター（６）に衝撃を付与す
る。前記無安定マルチバイブレークにはマイクロコンピ
ュータ又は可変タイマ（図示して（・なし・）が接続さ
れ、このマイクロコンピュータ又は可変タイマは前記複
写機のメインスイッチがＯＦＦとなったとき、無安定マ
ルチバイブレータに所定時間信号を送り無安定マルチバ
イブレータを作動させる。

次に、この発明の一実施例の作用について説明する。

まず、複写機のメインスイッチがＯＮＫなっていると、
吸引ブロア（２１１は作動を継続している。

このとき、複写機の複写スイッチをＯＮにすると、感光
ドゝラム（１）が回転し、転写体に可視トナー像が転写
される。この転写後の感光ドラムＦＩＩ上にはトナーが
若干残留してい金が、このトナーはファーブラシ（２）
の回転によシ感光ドラムｆｉｌから分離され、吸引ブロ
ア磨）の吸引により取入口（４）、第１ダクト（９）を
通じて一次フイルターケース（５）の分離室（７）に導
入される。このとき、空気は一次フイルター（６）を通
過して空気室（８）に流出するが、トナーは一次フイル
ター（６）を通過できないため、−次フイルター（６）
の外周に衝突し、空気とトナーとが分離される。この−
次フイルター（６）外周に衝突したトナーは、その大部
分が一次フイルター（６）に付着する。

一方、空気室（８）内の空気（微量であるがトナーを含
んでいる）は第２ダクト０８）を介して二次フィルター
ケース（１４）の分離室（Ｉ［ｉｌに導入され、二次フ
ィルター（■５）によりトナーと空気とが再度分離され
る。

このようにして清浄となった空気は第３ダクト（２０）
を介して吸引ブロア（２１）から複写機の外部へ放出さ
れる。前述のようにして、多数回の複写を行なうと、−
次フイルター（６）の外周にはトナーが衝突力および静
電力によって層をなして付着する。この状態において、
・帰宅時間あるいは昼休み等により複写機のメインスイ
ッチをＱＦＦ　にすると、マイクロコンピュータ又はタ
イマは無安定マルチバイブレークに所定時間信号を送る
。これにより、無安定マルチバイブレータは複数のパル
スを発振してソレノイド（２２）に送る。このため、ソ
レノイド（２２１のプランジャ（２４）が複数回−次フ
イルターケース（５）を打撃し２、この−次フイルター
ケース（５）を介して一次フイルター（６）に間接的に
衝撃を与える。このとき、前記メインスイッチがＯＦＦ
　となったため、吸引ブロア（２１）は作動を停止し、
−次フイルター（６）を通過する空気の量が吸引状態の
時より減少するか、若しくは零となっている。このため
、トナーを一次フイルター（６）の外周に押し付ける力
が減少あるいは零となり、−次フイルター（６）の外周
に付着しているトナーは前記衝撃によって一次フイルタ
ー（６）から分離して落下する。このように、メインス
イッチをＯＦＦにする毎に一次フイルター（６）に衝撃
が付与されてトナーが分離落下するため、−次フイルタ
ー（６）は常に組み付は時の状態を維持する。このため
、−次フイルター（６）を通過するトナー量が減少し、
二次フィルター（Ｉ５）の寿命も長くなる。−・方、前
述のようにして回収されたトナー（印は定期的に扉（１
３）を開けて取り出し、廃棄若しくは再使用に供する。

このとき、トナー旧）は袋（１２１に収納されているの
で、取扱いが便利になるとともに、トナーケース（１０
）を汚損することはない。

なお、前述の実施例においては、メインスイッチがＯＮ
の間は作動を継続する吸引ブロア（２１）を使用したた
め、メインスイッチがＯＦＦ　となつたとき第１フイル
ター（６）に衝撃を付与するようにしたが、複写中のみ
作動する吸引ブロアを使用した場合には、複写終了毎に
衝撃を付与するようにしてもよく、つまり、吸引ブロア
の非吸引時、すなわち、吸引空気量が定格値以下となっ
た時、であれば、何時でも衝撃を付与してよい。また、
前述の実施例においては、−次フイルター（６）に対し
てのみ衝撃を付与するようにしたが、−次、二次フィル
ター（６１ｊ１５１双方に衝撃を付与するようにしても
よい。さらに、−次フイルターのみ設置されている場合
は、この−次フイルターのみに衝撃を付与し、また、−
次トナー回収器がフィルター以外のものを使用し、二次
トナー回収器がフィルターヲ使用Ｉ、ている場合には、
このフィルターのミニ衝撃を付与することになる。また
、前記実施例においては、−次フイルター（６）に−次
フイルターケース（５）を介して間接的に衝撃を付与す
るようにしたが、直接−次フイルター（６）に対して衝
撃を付与するようにしてもよい。さらに、前記実施例に
おいては、水平方向の衝撃を付与するようにしたが、垂
直方向又は斜め方向の衝−を伺与するようにしてもよい
。また、前述の実施例においては、衝撃゛付与手段とし
てソレノイド（２２１を使用した場合について説明した
が、フィルターに向って付勢された板ばねおよびこの板
ばねを揺動させる偏心カムを用いたり、エアシリンダ竺
を使用してもよい。さらに、衝撃の強さ、衝撃の継続時
間、衝撃の回数はフィルターの大きさ、直接衝撃か間接
衝撃か等により適宜選択して決定すればよい。

以上説明したように、この発明によれば、衝撃付与手段
によって非吸引時にフィルターに衝撃を付与し、該フィ
ルターに付着したトナーを落下させるようにしたので、
フィルターは組み付は時の状態を長時間維持し、交換の
回数が極端に低下する。このため、ランニングコストが
低下する、とともにメンテナンスが容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す概略斜視図、第２図
はその要部断面図、第３図はンレノイド近傍の拡大斜視
図、第４図はトナーケースを取り出す際の状態を示す斜
視図である。 （１）・・・感光ドラム （２）・・クリーニング器（ファーブラシ）（６）・・
フィルター（−次フイルター）（２２）・・・衝撃付与
手段（ソレノイド）特許出願人　　　写真工業株式会社 代理人　　弁理士　　多　１）敏　雄 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光ドラム上の残留トナーをクリーニング器により感光
   ドラムから分離し、該分離したトナーを空気とともにフ
   ィルターを通して吸引して該フィルターによりトナーを
   回収するようにした複写機のトナー回収装置において、
   前記フィルターに対して非吸引時に衝撃を伺与する衝撃
   付与手段を設け、該フィルターに付着したトナーを落下
   させるようにしたことを特徴とする複写機のトナー回収
   装置。