JPS59160081A - 圧縮機の起動制御方法 - Google Patents

圧縮機の起動制御方法

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JPS59160081A
JPS59160081A JP3313383A JP3313383A JPS59160081A JP S59160081 A JPS59160081 A JP S59160081A JP 3313383 A JP3313383 A JP 3313383A JP 3313383 A JP3313383 A JP 3313383A JP S59160081 A JPS59160081 A JP S59160081A
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JP
Japan
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compressor
time
rotational speed
liquid
speed
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Application number
JP3313383A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kurahashi
正幸 倉橋
Taku Yamamoto
卓 山本
Hiroya Kono
河野 博哉
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication of JPS59160081A publication Critical patent/JPS59160081A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/02Stopping, starting, unloading or idling control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は駆動源に電磁クラッチを介して接続される圧縮
機の起動制御方法に関する。
本発明の圧縮機は車両用の冷房装置等の冷凍サイクルに
用いられるものであり、駆動源としては一般に車両走行
用エンジンが使用される。
第1図は、従来の圧縮機の駆動方法を実現する装置の一
例を示す図である。一般に、圧縮機6は第1図に示すよ
うに励磁コイル51によって励磁される電磁クラッチ5
0を介して駆動源であるエンジン9に接続されている。
前記励磁コイル51は、スイッチ80を介して電源7に
接続され、スイッチ80をオンにすると、励磁コイル5
1が励磁される。これにより電磁クラッチ50が作動し
、圧縮機6は、エンジン9の駆動軸と結合し、エンジン
9から軸トルクを伝達される。
第2図(a )は、励磁コイル51に流れる励磁電流の
大きさを、横軸を時間軸として表わしたグラフであり、
第2図(b)は該励磁電流の変化に対応して変化する圧
縮機の回転速度の特性を示すグラフである。
スイッチ80をオンにすると、第2図(a >に示すよ
うな波形の励磁電流が時刻toにおいて電磁クラッチ5
0の励磁コイル51に供給され、励磁コイル51は励磁
されて電磁クラッチ5oを接続し、圧縮機6はエンジン
9によって時刻toから第2図(b)に示すような回転
速度曲線で起動され、時刻t2において所定の定常回転
速度に達する。
ところが一般に圧縮機を長時間停止させておくと、ガス
状となっていた冷媒が液化して潤滑油とともに圧縮機内
に停溜する。このため、この状態で圧縮機を上記したよ
うに起動すると、圧縮機内に停溜している液状の冷媒や
潤滑油を圧縮することとなる。即ち、高トルクが急速に
圧縮機に伝わると、圧縮機は急速に高速回転し、このた
吟5、いわゆる液圧縮が起こる。その結果、圧縮機内の
弁やガスケットに過大な圧力が伝わる。また、電磁クラ
ッチ等の機械部分には過大な応力が加わる。
そのため、弁割れ、ガスケット切れ、電磁クラッチの破
損、およびこれに起因する異常音等が発生する。
第3図(a >及び(b)は、前記液圧縮に起因する弁
割れ等の各種の異常を防止するための、励磁電流及び回
転速度の従来の制御方法の一例を示す図である。即ち従
来の圧縮機の起動制御方法の原理は、励磁電流の供給開
始後、該励磁電流を定常値にするまでの予め決定された
一定時間内において、励磁電流をたとえば断続すること
により駆動源から圧縮機への駆動トルクの伝達を時間的
に制限して、圧縮機の回転速度を第3図(b)に示すよ
うに液圧縮を発生する回転速度(以下「液圧縮速度」と
いう)以下に保つという点にある。なお、液を押出すと
きには、どうしても圧力は高くなるため、液圧縮を発生
しない程度とは、異常音を発生しない30〜50kg/
cm2程度までの圧力を差すこととする。ちなみに通常
的に液圧縮と称する場合は、その圧力は100kg/c
…2前後となっている。ここに、第3図(b)に示す破
線は液圧縮速度曲線を表わす。この液圧縮速度曲線は、
起動初期は液冷媒及び潤滑油の慣性等のため非常に小さ
い値である。しかし圧縮機内部の液冷媒及び潤滑油の残
量が少なくなると急激に増大し、残量がOとなると非常
に大きい値となる。
第3図(a )の場合、励磁電流は所定時間パルス電流
として供給される。その結果駆動トルクの伝達は時間的
制限制御され、圧縮機の回転速度は駆動トルクと負荷ト
ルクのバランスをとりつつ第3図(b)のように増減を
繰り返し、液圧縮速度以下の低速度に押えられる。一方
圧縮機内部に停溜している液状の冷媒及び潤滑油は、か
かる低速度運転によって液圧縮を起すことなく圧縮機外
へ送り出される。液状の冷媒及び潤滑油がすべて圧縮機
外へ排出された時刻【3で前記液圧縮速度は第3図(b
 >に示すように大きな値となり、それ以後定常回転速
度では液圧縮は発生しない。なお、ここにおいて駆動ト
ルクの伝達が制限される理由は以下のように説明される
。第3図<a )に示すように時刻toにおいて通電さ
れた電流値I!の励磁電流は時刻1+において遮断され
る。ところが電流値1+の励磁電流を通電した場合に駆
動トルクが完全に伝達さ、れ圧縮機が定常回転速度に達
するのは第2図(b )に示すように前記時刻℃1より
遅い時刻t2以後である。したがって第3図(a >の
ように通電すると、駆動トルクが完全に伝達され、回転
速度が液圧縮速度以上になる前に電磁クラッチがトルク
を伝達しない非作動状態となる。このため駆動トルクの
伝達は時間的に制限されるのである。なお電磁クラッチ
の非作動状態とはクラッチが幾何学的に離れている状態
をいう。
また後述の電磁クラッチの作動状態とはクラッチが幾何
学的に接触している状態である。さらに作動状態にはス
リップ状態と、スリップのない接続状態とがある。
このようにして従来は起動時における液圧縮の発生を防
止していた。しかし起動後の一定不変時間内において駆
動トルクの伝達を制限する従来の起動制御方法は以下の
如き欠点を有する。即ち、圧縮機の回転速度に依らず、
駆動トルク伝達制限時間を一定不変とすると、以下の如
き欠点が発生する。
まず、駆動源の回転速度がNlとN2の場合について作
動の説明をする。第4図〈a)(よ駆動源の回転速度と
してN1とN2 (Nl<N2)の2種類を設定し、そ
れぞれの場合について第4図(b)に示すように励磁電
流を供給して圧縮機を起動したときの圧縮機の回転速度
の特性を示すグラフである。
即ち実線(I>は駆動源の回転速度がN1で゛あるとき
の圧縮機の回転速度の特性を示し、実線(I)は駆動源
の回転速度がN2であるときの圧縮機の回転速度の特性
を示す。破線([a)&よN1であるときの液圧縮速度
の変化を表わし、破線(、IIa)は駆動源の回転速度
がN2のときの液圧縮速度の変化をそれぞれ表わす。第
4図(a>(こおいて、斜線部は圧縮機内部に停溜して
0た液状の冷媒及び潤滑油の体積に比例した量を表わし
、回転速度曲線(I)と回転速度曲線(It)とで斜線
部の面積は等しい。
第4図(a )に示すように駆動源の回転速度がN2で
ある場合は、圧縮機の回転速度を表わす曲線(1[>は
常に液圧縮速度曲線(IIa)の下にある。即ちこの場
合は液圧縮は発生しない。しかし駆動源の回転速度がN
lである場合は、回転速度曲線(I)は時刻t4以後に
おいて液圧縮速度曲線(Ia )より上となり、時刻t
5までその状態が持続される。即ちこの場合は時刻t4
〜t5において液圧縮が発生する。
駆動源の回転速度がN1である場合に時刻t4〜t5に
おいて液圧縮が発生する理由は、該駆動源に接続される
圧縮機の回転速度も小さいため、圧縮機内部に停溜して
いた液状の冷媒及び潤滑油をすべて圧縮機外へ排出する
のに要する時間が駆動源の回転速度がN2の場合よりも
長くかかるからであると考えられる。具体的に説明する
と、当初圧縮機内部に停溜していた液状の冷媒及び潤滑
油(以下「停溜液体」という)の総体積は一定である。
従って、前記したように曲線(1)と曲線(I[)とで
停溜液体の体積を表わす斜線部の面積は等しい。故に曲
線(II)の斜線部の右端(t3)は曲線(I>の斜線
部の右端(te)よりも左にある。ここに、斜線部の右
端(曲線(II)ではt3、曲線(i)ではte)とは
、停溜していた液状の冷媒及び潤滑油がすべて圧縮機外
へ排出されてしまう時刻である。即ち曲線(II)の場
合は時刻t3において停溜液体はすべて圧縮機外へ排出
されてしまうのに対し、曲線(I)の場合は、t3より
も遅い時刻t6まで圧縮機内部に停溜液体が残溜してい
る。それにもかかわらず時刻t3以後(正確にはt3よ
りも早い時刻tz)において曲線(I>はそれ以前のよ
うに増減を繰り返すことなくすみやかに増加する。この
ため回転速度曲線(I)は液圧縮速度曲線(Ia )と
時刻t4で交わり、それ以後液圧縮が発生するのである
以上述べたように従来の圧縮機の起動制御方法では、圧
縮機駆動源の回転速度が小さすぎ、圧縮機の総回転数が
駆動トルク伝達制限時間内において所定の値より少ない
場合には、圧縮機内部に液冷媒及び潤滑油が若干残溜し
たままで定常運転に移行するため、液圧縮が発生した。
逆に圧縮機駆動源の回転速度が大きすぎ、圧縮機の総回
転数が駆動トルク伝達制限時間内において所定の値より
多(なる場合には、液冷媒等がすべて排出された後にお
いても駆動トルクの伝達を制限するだめの電磁クラッチ
の作動、非作動等の制御がなされる。
かかる必要以上のクラッチの作動、非作動あるいはスリ
ップによってクラッチの寿命は悪影響を受ける。また、
クラッチを作動、非作動させるための励磁電流の制御を
リレー接点のオン、オフによって行なっている場合は、
リレー接点の寿命も悪影響を受ける。
本発明は従来の起動制御方法の以上のような欠点を除去
することを目的とする。
即ち本発明は駆動源と圧縮機とを接続する電磁クラッチ
の励磁コイルに、励磁電流を供給することによって該電
磁クラッチを接続し、駆動トルクを伝達して圧縮機を起
動する圧縮機の起動制御方法において、 圧縮機起動時からの圧縮機の回転数を検出し、その総和
が該圧縮機内の停溜液体をすべて該圧縮機外へ排出し得
るに必要な回転数に達する時刻まで、前記励磁電流を制
御することによって、前記駆動トルクの伝達を制限し、
該時刻まで圧縮機の回転速度を液圧縮速度以下に保つこ
とを特徴とする圧縮機の起動制御方法である。
圧縮機の総回転数が停溜液体をすべて排出し得るに必要
な回転数に達する時刻Tは V=u J n (t )  dt−uf(T) ・−
−(1)より求まる。ここにVは起動時の停溜液体の総
体積、n (【)は圧縮機の時刻tにおける回転速度、
Uは圧縮機−回転当りの吐出量である。
ところが上記n(t>は一般に n   (t  )  = N  (t  )  ・ 
(1−8(t  )  )・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(2)として表わし得る。ここにN(
t)は時刻しにおける駆動源の回転速度、5(t)は駆
動源と圧縮機を接続する電磁クラッチの時刻tにおける
スリップ率である。
よって、液圧縮が発生しなくなる時刻下は、f(T)=
V/uを満す時刻下として求められる。
(3)式カラ分ルttfA ニT ハ、N(t)、5(
t)の関数である。ここで圧縮機起動時から時刻1゛ま
での時間においてN(t)=N(一定〉とみなし得るか
ら f (T>=N f(1−8N ) )dt=V/uで
ある。よってTはN及びクラッチの伝達特性(スリップ
率)によって変化する。5(t)はトルク伝達の制御方
法に依存する。同一制御方法においては、(5)式から
、Nが大きい程Tは小さく、Nが小さい程、王は大きく
なることが分る。
本発明は、上記時刻Tの検出を、く1)式から分かる様
に、直接、圧縮機の回転速度n(t)を積分することに
より、即ち、起動後の圧縮機の総回転数を検出しその値
がV/uになる時刻とじて求め、その時刻Tまでの時間
内において、圧縮機の回転速度を液圧縮が発生しないよ
うに、クラッチの伝達特性S (t )を制御すること
である。又、本発明の望ましい実IM態様は、上記時刻
Tまでの制限時間内において駆動源の回転速度Nに応じ
てクラッチの伝達特性S (t )を制御することであ
る。
駆動トルクの伝達の制限とは、前述の5(t)を設定す
ることであり、時間的、量的制御を含む。
たとえば電磁クラッチを前記定義のスリップ状態に置く
か、又はスリップ状態と非作動状態とが交互に繰り返さ
れるような状態に置くことによって実現し得る。ここに
、電磁クラッチのスリップ状態、又はスリップ状態と非
作動状態とが交互に繰り返される状態は、励磁電流値を
制御することによって実現し得る。かかる励磁電流値制
御の例を第5図〜第7図に示ず。第5図〜第7図におい
て各図<a)は励磁電流の波形を表わし、図中1゜はク
ラッチの無負荷時のスリップ率を100%とする電流値
であり、■+は負荷時のスリップ率を0%とする電流値
である。第5図〜第7図の各図(b)は各図(a )に
示される励磁電流を供給した場合の圧縮機の回転速度の
変化をそれぞれ表わし、各図中破線は、それぞれ液圧縮
速度曲線を表わす。
以上述べたように本発明は(1)式で与えられる時刻T
1即ち圧縮機の総回転数が所定値となる時刻Tまでの間
、駆動トルクの伝達を制限することによって、該時刻ま
で圧縮機の回転速度を液圧縮速度以下に保つものである
本発明の圧縮機の起動制御方法によると、圧縮機内部に
液状の冷媒及び潤滑油が停溜している間は、圧縮機の回
転速度は液圧縮速度以下の低速度に抑えられる。一方液
冷媒及び潤滑油がすべて排出された後は、圧縮機の回転
速度はすみやかに上昇して定常運転速度となる。したが
って液圧縮は発生せず、また無駄に電磁クラッチの作動
、非作動等の制御が繰り返されることはない。故に本発
明の起動制御方法では、圧縮機の弁及びガスケット、電
磁クラッチ、励磁コイルのリレー接点等への悪影響は有
効に防止される。
以下、本発明の詳細な説明する。
第8図は圧縮機の総回転数が停溜液体をすべて排出し得
るに必要な回転数に達する時刻T(以下「排出終了時刻
T」という〉を決定する時刻決定器10(第9図)の構
成を示すブロック図である。
また、第9図は本実施例の起動制御方法を実施するため
の各種装置の構成を示すブロック図である。
時刻決定器10は、第8図に示すように、信号の進行方
向に順に、主として、回転センサ100と、増幅器10
1、とコンパレータ102と、減算カウンタ103と、
RSフリップフロップ104とから構成される。減算カ
ウンタ103は、多段(本実施例では4段)に接続され
たT型フリップフロップ10311〜10314から構
成される。
減算カウンタ103の各T型フリップフロップのプリセ
ット及びクリア端子にはカウンタに初期値を与える初期
値設定回路1032が接続され、また各ご端子は反転増
幅器を介してAND素子1033のそれぞれの入力端子
に接続される。該AND素子1033の出力端子は前記
RSフリップフロップ104のS端子に接続されている
。第9図に示すように、波形発生回路20は所定時間間
隔で繰り返される方形波を発生する。時刻決定器10と
波形発生回路20の入力端子はスイッチ8を介して図示
しない回路によって車載のバッテリー電源7に接続され
、−力出力端子はOR素子30の入力端子に接続される
。OR素子30の出ツノ端子は抵抗40を介してパワー
トランジスタ52のベース端子に接続される。パワート
ランジスタ52のエミッタ端子は接地され、コレクタ端
子は励磁コイル51の一端に接続される。励磁コイル5
1の他端はスイッチ80を介して車載のバッテリー電源
7に接続される。スイッチ80と前記スイッチ8とは連
動している。圧縮機6と駆動源9とは電磁クラッチ50
によって作動的に接続される。
第10図<a )は本実施例の制御を施す励磁電流の波
形を表わし、同図(b)は該励磁電流に対応する圧縮機
の回転速度曲線を表わす。同図(a )において実線(
IC>は駆動源の回転速度が大ぎい場合の励磁電流を表
わし、破線(Ic )は小さい場合の励磁電流を表わす
。また同図(b)の一点鎖線は、l[aが回転速度が大
きい場合、■aが回転速度が小さい場合の液圧縮速度曲
線をそれぞれ表わず。又、実線■及び破線■は上記励磁
電流のそれぞれに対応した圧縮機の回転速度曲線を表わ
づ゛。
本実施例の起動制御方法は以下のようにして実施される
スイッチ8をオンすると波形発生回路20は所定の時間
間隔で方形波を発生して出力する。一方時刻決定器10
は圧縮機の総回転数に応じて定まる排出終了時刻下以後
高レベル信号を出力する。
ここにおいて時刻−「は第10図に示すように、駆動源
の回転速度が大きい場合は比較的早い時刻TIとなり、
駆動源の回転速度が小さい場合は比較的遅い時刻Tエ 
となる。゛波形発生回路20と時刻決定器10の出力は
OR素子30に入力される。したがってOR素子30か
らの出力信号は、排出終了時刻Tまでは所定間隔で断続
される出力信号であり、排出終了時刻T以後は一定の高
レベル信号が連続的に出力される。したがって)〈ワー
トランジスタ52は排出終了時刻Tまでの間はターンオ
ン、ターンオフを繰り返し、その後導通状態を維持する
。このため励磁電流■は第10図(a >に示すような
波形となり、圧縮機は第10図(b)に示す回転速度曲
線で起動する。
なお上記排出終了時刻Tは第8図に示す時刻決定器によ
って以下の如く決定することができる。
まず圧縮機の回転は、回転センサ100によって検出さ
れる。回転センサ100は、圧縮機の駆動軸もしくは該
駆動軸と一体的に回転する部材の回転を、電磁誘導によ
って電圧の変化として検出するセンサである。この場合
、駆動軸の回転の周期と電圧波の周期とは一致する。な
お、回転センサ100は、圧縮機の回転異常を検出する
と、づ−みやかにクラッチを非作動状態とし、駆動系の
損傷を防止する保護装置のセンサをも兼ねることができ
る。即ち、圧縮機が駆動系と連結状態にあるときに、摺
動部の焼付事故等によって回転不能となると、それが抵
抗となって駆動系に過負荷がかかり、駆動源及びそれに
関係する機器類を損傷することがある。これを防止する
だめの保護装置に使用する回転センサとして、上記回転
センサ、100を兼用ザることができる。回転センサ1
00の出力信号は増幅器101で増幅された後、コンパ
レータ102に入力されてパルス波に波形整形され、そ
の後減算カウンタ103に入力される。
減算カウンタ103には、あらかじめ初期値設定回路1
032によって、所望の数値をセットしておく。ここに
、初期値設定回路1032は、スイッチ8を投入した時
点で初期セット回路105によってセット状態に置かれ
ている。たとえば圧縮機を14回転させた後、定常運転
に移行させたい場合は、初期値設定回路1032に14
をセットする。14の2進表示は1110であるから初
期値設定回路によって減算カウンタ103にR1=0、
R2= 1 、R3= 1 、Ra = 1として11
10をセットする。すると、各T型フリップ70ツブ1
0311〜10314のご端子の出力は、dl−OXひ
?=1、ひ3−1、ご4−1となる。
ここに1は高レベルの信号に、また、0は低レベルの信
号に対応する。 このようにセットされた状態でコンパ
レータ102から減算カウンタ103ヘパルス波が入力
すると、1つ人力する毎にカウンタの値は1つづつ減算
され、合計14のパルス波が入力すると、各d端子の出
力はQ+=O1σ2−0、ご3−0、d4−0となる。
各ご端子からの出力信号は反転増幅器を介してAND素
子1033へ入力し、その出力は高レベルとなる。
即ち、合計14のパルス波が減算カウンタ”103に入
力すると(これは圧縮機が14回転したことに対応する
)、AND素子1o33は高レベル信号を出力する。一
方、RSフリップフロップ104は、スイッチ8の投入
によって、圧縮機の起動時に初期セット回路105によ
ってリセット状態に置かれている。したがってAND素
子1o33からの高レベル信号によってRSフリップフ
ロップ104はセット状態に転じ、そのQ端子は高レベ
ルとなる。このRSフリップフロップ104のQ@子が
高レベル信号を出力する時刻が、前記排出終了時刻Tを
与える。
第10図<b)かられかるように、本実施例の起動制御
方法によると、圧縮機の総回転数に応じて排出終了時刻
Tが決定されるため、圧縮機の回転速度を液圧縮速度以
下の低速度に抑える励磁電流制御が、過不足なく行なわ
れる。このため液冷媒及び潤滑油が圧縮機内部に残溜し
たまま定常運転になることもなく、また、液冷媒及び潤
滑油が排出された後において無駄に低速度運転が行なわ
れることもない。したがって定常運転に移行した後にお
いても液圧縮は発生せず圧縮機の弁及びガスケット、電
磁クラッチの破損は防止される。また、無駄な低速度運
転は防止されるため電磁クラッチの作動、非作動、によ
るクラッチへの悪影響も最小となる。
第11図は本発明の他の実施例を表わす説明図であり、
同図(a )は励磁電流の波形を表わし、同図(b)は
圧縮機の回転速度曲線を表わす。図中11は電磁クラッ
チの負荷時のスリップ率を0%とする電流値であり、I
oは無負荷時のスリップ率を100%とする電流値であ
る。実線、破線、及び一点鎖線の意味するところは第1
0図に準する。
本実施例は、スリップ率Sを駆動源の回転速度Nに応じ
て変化させることによって駆動トルクの伝達率を決定す
る場合を表わす。
たとえば、駆動源の回転速度が大きい値N2の場合(I
t)は、第11図(a )の実線(IIc )に示すよ
うに励磁電流の平均値を小さくすることによって、スリ
ップ率Sを大きくし、駆動トルク伝達率を小さくしてい
る。逆に駆動源の回転速度が小さい値N1の場合(I)
は、励磁電流の平均値を(Ic)のように大きくするこ
とによってスリップ率Sを小さくし、駆動トルクの伝達
率を大きくしている。
このように、スリップ率の操作によって本実施例では圧
縮機の総回転数によって定まる排出終了時刻Tまでに停
溜液体をすべて圧縮機外へ排出している。
本実施例の場合も第11図(b)かられかるように、液
圧縮速度以下の低速度運転が過不足なく行なわれるため
前記した実施例の場合と同様の効果が得られるとともに
、液の溜っていない場合はスリップを繰り返すことなく
、クラッチ寿命をより高いものにすることができる。
以上要するに本発明は、圧縮機を起動する際に起動時か
ら圧縮機の総回転数によって定まる排出終了時刻まで励
磁電流を制御することによって駆動トルクの伝達を制限
し、圧縮機の回転速度を液圧縮速度以下に保つ起動制御
方法である。
実施例に詳述したところからも明らかなように、本発明
の制御方法によると、駆動トルクの伝達を制限する励磁
電流の供給時間に過不足がない。このため液冷媒及び潤
滑油が圧縮機外へ排出されるとすみやかに圧縮機は定常
運転状態となる。したがって、液圧縮は発生せず圧縮機
の弁、ガスケット、電磁クラッチ等の破損は防止される
。また、無駄に電磁クラッチが作動、非作動を繰り返さ
ないため電磁クラッチの寿命に及ぼす悪影響も最小とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧縮機の駆動方法の原理を示す説明図であり、
第2図(a )は第1図における励磁電流の供給特性を
横軸を時間軸として表わした図であり、第2図(b)は
該励磁電流に対応し・た圧縮機の回転速度特性を示す図
である。第3図(a)は従来の圧縮機の起動制御方法に
おける励磁電流の供給特性の一例を示す図であり、同図
(b )は該励磁電流に対応する圧縮機の回転速度特性
を示す図である。第4図(a )は駆動源の回転速度が
異なる場合の圧縮機の回転速度特性を表わず説明図であ
り、同図(b)は同図(a ’)に対応する励磁電流の
供給特性図である。第5図〜第7図は本発明を実施する
場合の励磁電流の供給特性図(各図(a〉〉と、圧縮機
の回転速度特性図(各図(b))である。第8図は時刻
決定器の構成を示すブロック図である。第9図は本発明
の一実施例を実施するための各種装置のブロック図であ
り、第10図は第9図の装置による実施例の励磁電流の
供給特性図(第10図(a))、及び圧縮機の回転速度
特性図(第10図(b))である。第11図は本発明の
他の実施例の説明図であり、同図<a >は励磁電流の
供給特性図、同図(b)は圧縮機の回転速度特性図であ
る。 10・・・時刻決定器     6・・・圧縮機9・・
・駆動源 (I)・・・駆動源の回転速度が小さい場合(■)・・
・駆動源の回転速度が大きい場合特許出願人  株式会
社豊田自動織機製作所代理人   弁理士  大川 宏 同    弁理士  藤谷 修 同    弁理士  丸山明夫 第1図 第3図(a) 1(A) 第4図(a) (b) ■ □1 第6図(a) (b) 第7図(a) ヒ (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〈1〉駆動源と圧縮機とを接続する電磁クラッチの励磁
    コイルに、励磁電流を供給することによって該電磁クラ
    ッチを接続し、駆動トルクを伝達して圧縮機を起動する
    圧縮機の起動制御方法において、 圧縮機起動時からの圧縮機の回転数を検出しその総和が
    該圧縮機内の停溜液体をすべて該圧縮機外へ排出し得る
    に必要な回転数に達する時刻まで、前記励磁電流を制御
    することによって、前記駆動トルクの伝達を制限し、該
    時刻まで圧縮機の回転速度を液圧縮速度以下に保つこと
    を特徴とする圧縮機の起動制御方法。 (2)前記駆動トルクの伝達を制限する割合は、前記駆
    動源の回転速度に応じて決定することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の圧縮機の起動制御方法。
JP3313383A 1983-03-01 1983-03-01 圧縮機の起動制御方法 Pending JPS59160081A (ja)

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