JP2538245B2 - 自動変速機のライン圧電子制御装置 - Google Patents

自動変速機のライン圧電子制御装置

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JP2538245B2
JP2538245B2 JP9930787A JP9930787A JP2538245B2 JP 2538245 B2 JP2538245 B2 JP 2538245B2 JP 9930787 A JP9930787 A JP 9930787A JP 9930787 A JP9930787 A JP 9930787A JP 2538245 B2 JP2538245 B2 JP 2538245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機において変速段を設定するため
の油圧作動クラッチ、ブレーキ等に供給するライン圧
を、デューティ比制御ソレノイドバルブにより調整する
ようにしたライン圧制御装置に関するものである。
(従来の技術) 自動変速機においては、走行条件等に応じて変速機の
動力伝達経路を切換えて、走行条件に応じた変速段を適
宜設定するようになっている。この動力伝達経路の切換
えは油圧作動クラッチ、ブレーキ等の作動により行なわ
せるようにすることが多く、このクラッチ、ブレーキ等
の作動を行なわせるために用いられる油圧がライン圧で
あり、通常はエンジンにより駆動される油圧ポンプから
の供給油をプレッシャレギュレータバルブにより所定の
圧力に調整して用いられる。
このライン圧は、上記クラッチ、ブレーキ等の係合を
おこなわせるに必要な圧があればよいのであるが、この
場合、上記係合に必要な最大圧をライン圧として設定し
たのでは、油圧ポンプ駆動に要する動力が大きくなり過
ぎるため、通常では、これらクラッチ、ブレーキでの伝
達トルクに応じてライン圧を必要最小限とするように運
転状況に応じてライン圧の調整がなされる。このライン
圧の調整は、エンジン負荷、出力回転等に応じて調整さ
れるのであるが、この調整のために、デューティ比制御
ソレノイドバルブが用いられることがある。デューティ
比制御ソレノイドバルブとは、極く短時間のサイクルで
バルブのオン・オフを繰返させるとともに、各サイクル
におけるオン時間の比率(デューティ比)を変化させる
ことにより、このバルブの上流側の油圧を制御するもの
であり、このようなデューティ比制御バルブを用いて変
速制御を行なわせるものとしては、例えば、特公昭54-2
349号公報に開示された制御装置がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のようなデューティ比制御ソレノイドバルブを用
いると、ライン圧の制御を電気的に行なうことができ、
制御が容易になるのであるが、このバルブのソレノイド
を駆動する電力は、イグニッションスイッチがオンにな
ると同時にソレノイドに供給されるので、例えば、車両
をスタートさせるためイグニッションスイッチをオンに
すると、エンジンはまだスタートされていない状態であ
っても上記ソレノイドバルブは駆動され、このソレノイ
ドバルブの作動音が騒音の原因となるという問題があ
る。特に、エンジンをスタートさせる前ではエンジン音
が発生していないので車内騒音は小さく、ソレノイドバ
ルブの作動音が相対的に大きく聞こえ、このときに車内
騒音の問題が大きいと言える。さらに、エンジンがスタ
ートされる前においては、油圧ポンプも駆動されておら
ず、デューティ比制御ソレノイドバルブの駆動も不要で
あり、このような不要な駆動を行なわせることにより、
このソレノイドバルブの耐久性、ひいてはこのソレノイ
ドバルブの駆動を制御するコントロールユニットの耐久
性を低下させ、また、バッテリの寿命も低下させるとい
う問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、デューティ比制御ソレノイドバルブを上記
従来のように用いる場合に問題となるソレノイド作動に
よる騒音の発生や、ソレノイドバルブ等の耐久性の低下
や、バッテリの寿命低下を防止して、上記問題を解決せ
んとするものであり、そのための手段として本発明のラ
イン圧電子制御装置においては、変速段設定用の油圧作
動クラッチ、ブレーキ等を作動させるためのライン圧
を、デューティ比制御ソレノイドバルブにより制御する
ようにしているのであるが、ここで、イグニッションス
イッチがオン状態であってもエンジンが完爆状態となる
までの間は、上記デューティ比制御ソレノイドバルブの
駆動を禁止するようにしている。なお、ここで完爆状態
とは、エンジンのクランキングがなされて、通常の運転
状態となった状態を言い、例えば、エンジン回転が400r
pmを越えたか否か等に基づいて判断される。
(作用) 上記のようなライン圧電子制御装置を用いると、ライ
ン圧調整はデューティ比制御ソレノイドバルブによりな
されるので、ライン圧を各クラッチ、ブレーキ等の伝達
トルクに応じて必要最低限の値にするのが容易であり、
また、エンジンが駆動されていない場合には、ソレノイ
ドバルブの作動は行なわれないので、従来において問題
となったエンジンスタート前におけるソレノイドの作動
音の発生がなくなり、騒音の問題がなくなる。さらに、
エンジンスタート前においてはソレノイドが作動されな
いので、ソレノイドバルブの耐久性が向上するととも
に、このソレノイドバルブの作動を制御するコントロー
ルユニットの耐久性も向上し、バッテリの過放電が防止
されてその寿命も向上する。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の好ましい実施例について
説明する。
第1図は本発明に係るライン圧電子制御装置を有する
自動変速機の制御用油圧回路の一部を示す図である。こ
の制御回路は、エンジンにより駆動される油圧ポンプ1
と、この油圧ポンプ1の吐出口に繋がる第1ラインL1
油圧を変速用のクラッチ、ブレーキ(図示せず)に必要
な所望のライン圧P1に調整するプレッシャレギュレータ
バルブ4と、このプレッシャレギュレータバルブ4によ
る油圧調整のためのパイロット圧P2を得るため上記第1
油圧ラインL1の油圧を低下させるプレッシャリデューシ
ングバルブ2と、このプレッシャリデューシングバルブ
2により低下された第2油圧ラインL2の油圧を調整して
パイロット圧P2を作り出すデューティ比制御ソレノイド
バルブ3とを有している。プレッシャレギュレータバル
ブ4はソレノイドバルブ3により作り出された第2油圧
ラインL2のパイロット圧P2に基づいて、このパイロット
圧P2に対応させて第1油圧ラインL1のライン圧P1を調整
する。そして、この第1油圧ラインL1のライン圧P1は変
速用のクラッチ、ブレーキ等に選択的に供給されること
になる。このため、上記回路においては、デューティ比
制御ソレノイドバルブ3により、第2油圧ラインL2のパ
イロット圧P2を制御することにより、ライン圧P1を制御
することができる。
次いで、デューティ比制御ソレノイドバルブ3による
パイロット圧P2の調整について説明する。このソレノイ
ドバルブ3のソレノイドの通電制御を行なわせるのが第
2図の回路図に示した装置であり、この回路は、デュー
ティ比を決定するデューティ値決定回路11を有したコン
トロールユニット10と、デューティ値決定回路11からの
出力信号を受けるAND回路12と、このAND回路12の出力信
号をベース電極に受けるトランジスタ13と、トランジス
タのエミッタにライン13aを介して接続された上記ソレ
ノイドバルブ3のソレノイドコイル14とからなる。コン
トロールユニット10には、スロットル開度の検出信号、
トルクコンバータのタービン回路数検出信号、変速レバ
ーの位置を検出して得られたエンジン信号等、種々の信
号が入力されており、これらの信号に基づいて変速用の
クラッチ、ブレーキの作動制御用信号が変速用ソレノイ
ドバルブ等に出力される。また、このコントロールユニ
ット10においてはスロットル開度信号やタービン回転数
信号に基づいて、クラッチ、ブレーキへ所望のライン圧
P1を算出するようになっており、デューティ値決定回路
11においては、この算出されたライン圧P1を第1油圧ラ
インL1に作り出すために必要なパイロット圧P2を得るた
めに必要なデューティ比が決定され、このデューティ比
を有する信号がライン12aを介してAND回路12に出力され
る。このAND回路12にはライン12bを介して“A"信号が入
力されている。この“A"信号は、“0"信号か“1"信号か
のいずれかであり、“A"信号が“0"の場合には、AND回
路12の出力は“0"であり、トランジスタ13は非通電であ
り、ソレノイド14も非通電で励磁されないが、“A"信号
が“1"の場合には、デューティ値決定回路11から出力さ
れる所定のデューティ比を有する信号がAND回路12を介
してトランジスタ13のベースに出力され、ソレノイド14
は上記デューティ比に基づいてオン・オフを繰返す。
ここで、所定のデューティ比でオン・オフが繰返され
た場合のデューティ比制御ソレノイドバルブ3の作動に
ついて第3A図および第3B図により説明する。デューティ
比とは、第3図に示すように、1サイクルt1時間中に、
t2時間のオン信号を有して繰返される信号におけるオン
信号の占める割合を言い、例えば、第1図の回路におけ
るデューティ比制御ソレノイドバルブ3のデューティ比
を0%から、100%まで変化させると、第3B図に示すよ
うに、バイロット圧P2は点線で示すように変化し、ライ
ン圧P1は実線で示すように変化する。このことから分か
るように、デューティ比を変えることにより、ライン圧
P1の調整を行なうことができるのである。
なお、第2図の回路において、ライン12bを介してAND
回路12に入力される“A"信号により、ソレノイドバルブ
3の上記デューティ比に基づく駆動を、行なわせたり禁
止させたりしているが、この“A"信号について以下に説
明する。
第4A図は、“A"信号をオルタネータのL端子21からの
電圧により設定する例を示している。このL端子21の電
圧はエンジンが通常の運転状態にあるとき(エンジンが
完爆状態の時)には+12Vであるが、エンジンが動いて
いない場合や、完爆に至っていない場合にはほぼ0Vとな
るので、抵抗22,23およびコンデンサ24により図示の如
く構成された回路により、L端子電圧がほぼ0Vのときに
は“A"信号として“0"信号を出力し、L端子電圧が12V
のときには“1"信号を出力するようになっている。
第4B図は、“A"信号を設定する第2の例を示してお
り、ここではイグニッションコイル31の出力波形を波形
整形回路32により整形してエンジン回転数を検出し、回
転数判定回路33においてこの回転数が400rpmより大きい
か否かを判定し、400rpmより大きい場合には“A"信号と
して“1"信号を、小さい場合には“0"信号をそれぞれ出
力する。すなわち、この場合には、エンジン回転が400r
pmより大きくなったときに完爆状態となったと判定する
ようにしている。
第4C図は、“A"信号を設定する第3の実施例を示すフ
ローチャートであり、この場合には、イグニッションが
オンとなると、まず“A"信号を“0"に設定する。この後
のステップに割込みステップが入るのであるが、この割
込みがなされた後の“A"信号が“1"か否かが判定され、
これが“1"である場合には、この回のフローは終了し、
次のフローは上記割込みステップから開始され、以下同
様なフローがなされる。上記判定において“A"信号が
“0"であると判定された場合には、トルクコンバータの
タービン回転数を検出し、この回転数が400rpm以上か否
かの判定がなされる。タービン回転数が400rpm以下の場
合にはこのままこのフローを終了させ、一方、400rpm以
上の場合には“A"信号を“1"に設定してこのフローを終
了させる。なお、今回のフローが終了すると次のフロー
は上記割込みステップから開始され、以下同様なフロー
がなされる。すなわち、この例においては、エンジンの
完爆をエンジン回転とほぼ一致するタービン回転数から
判定するようにしているのである。
なお、以上においては、エンジンの完爆状態を検出す
る3つの例を示したが、エンジンの完爆状態を検出する
方法はこれらに限るものではないのは無論のことであ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、変速段設定用
の油圧作動クラッチ、ブレーキ等を作動させるためのラ
イン圧を、デューティ比制御ソレノイドバルブにより制
御するとともに、イグニッションスイッチがオン状態で
あってもエンジンが完爆状態となるまでの間は、このデ
ューティ比制御ソレノイドバルブの駆動を禁止するよう
にしているので、ライン圧調整はデューティ比制御ソレ
ノイドバルブによりなされ、ライン圧を各クラッチ、ブ
レーキ等の伝達トルクに応じて必要最低限の値にするの
が容易であり、一方、エンジンが完爆状態でない場合や
まだ駆動されていない場合には、ソレノイドバルブの作
動は行なわれないので、従来において問題となったエン
ジンスタート前におけるソレノイドの作動音の発生がな
くなり、騒音の問題を押えることができる。。さらに、
エンジンスタート前においてはソレノイドが作動されな
いので、ソレノイドバルブの耐久性を向上させることが
できるとともに、このソレノイドバルブの作動を制御す
るコントロールユニットの耐久性も向上させることがで
き、バッテリの過放電を防止してその寿命を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るライン圧電子制御装置を有する自
動変速機の制御用油圧回路図、 第2図はデューティ比制御ソレノイドバルブのソレノイ
ドの通電制御を行なわせる装置を示す回路図、 第3A図および第3B図はデューティ比を示すグラフおよび
このデューティ比とライン圧との関係を示すグラフ、 第4A図から第4C図は“A"信号を設定する例を示す回路図
およびフローチャートである。 1……油圧ポンプ 2……プレッシャシデユーシングバルブ 3……デューティ比制御ソレノイドバルブ 4……プレッシャレギュレータバルブ 10……コントロールユニット 12……AND回路、13……トランジスタ 14……ソレノイドコイル、21……L端子 31……イグニッションコイル 32……波形整形回路、33……回転数判定回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速段設定用の油圧作動クラッチ、ブレー
    キ等を作動させるためのライン圧を、デューティ比制御
    ソレノイドバルブにより制御するようにした自動変速機
    において、 イグニッションスイッチがオン状態であってもエンジン
    が完爆状態となるまでの間は、上記デューティ比制御ソ
    レノイドバルブの駆動を禁止するようにしたことを特徴
    とする自動変速機のライン圧電子制御装置。
JP9930787A 1987-04-22 1987-04-22 自動変速機のライン圧電子制御装置 Expired - Lifetime JP2538245B2 (ja)

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