JPH11153216A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH11153216A
JPH11153216A JP32302397A JP32302397A JPH11153216A JP H11153216 A JPH11153216 A JP H11153216A JP 32302397 A JP32302397 A JP 32302397A JP 32302397 A JP32302397 A JP 32302397A JP H11153216 A JPH11153216 A JP H11153216A
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JP
Japan
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control
range
solenoid valve
duty solenoid
automatic transmission
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JP32302397A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Tazawa
貢 田澤
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Original Assignee
JATCO Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NレンジからDレンジへの切換え時などの際
に、変速機の応答性を低下させることなく、かつ、暗騒
音が小さい状態でのライン圧調整用のデューティソレノ
イド弁の作動音の問題が解消できる自動変速機の制御装
置を提供する。 【解決手段】 上記デューティソレノイド弁の作動を走
行状態に応じて停止させる騒音低減制御を行う代りに、
上記デューティソレノイド弁の過励磁制御を一時的に停
止する制御を行うことで、上記デューティソレノイド弁
の作動音を低減させる。特に、上記レンジ切換えの際に
は、過励磁制御を行わないでデューティソレノイド弁を
作動させてライン圧を最低圧以上に昇圧し、変速機のク
ラッチなどの応答性を高く確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の摩擦
係合要素に供給されるライン圧をデューティソレノイド
弁により調整する制御装置に係り、特に、暗騒音の小さ
い状態でのデューティソレノイド弁の作動音の低減と、
摩擦係合要素の高い応答性とが実現できる自動変速機の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用の自動変速機としては、
エンジンの回転をトルクコンバータを介して入力し、複
数組のプラネタリギアを有する変速機構により変速して
プロペラシャフト(車軸側)に出力するものが普及して
いる。この種の自動変速機における変速機構は、トルク
コンバータからのインプットシャフトの回転を、シフト
位置に応じて、プラネタリギアを構成する特定のギア又
はキャリアに伝動したり、特定のギア又はキャリアの回
転を適宜アウトプットシャフトに伝動したり、或いは適
宜特定のギア又はキャリアの回転を拘束するために、通
常複数のクラッチやブレーキ等の油圧式摩擦係合要素を
備えている。
【0003】そして、上記摩擦係合要素に供給されるラ
イン圧は、例えば図4に示すようなデューティソレノイ
ド弁の出力圧(スロットル圧)を基に図示省略した関係
バルブにより調整される。図4に示すデューティソレノ
イド弁は、パイロット圧回路1に絞り2を介して接続さ
れた出力ポート3と、図5に示すような所定の周期
(T)及び所定のデューティ比(Ton/T)で通電さ
れるコイル4と、このコイル4の通電により生じる電磁
力で出力ポート3を解放する方向に移動するニードル弁
5と、このニードル弁5を出力ポート3を閉じる方向に
押圧するスプリング6と、ニードル弁5の移動により出
力ポート3に対して開閉されるドレンポート7とを備え
る。
【0004】この場合、コイル4が通電されたオン状態
(図5のTonの期間)では、ニードル弁5が図4の実
線の位置に移動して出力ポート3を解放し、パイロット
圧回路をドレンポート7に連通させる。一方、コイル4
の通電が停止されたオフ状態(図5のToffの期間)
では、ニードル弁5が図4の点線の位置に移動して出力
ポート3を閉じて、パイロット圧回路をドレンポート7
に対して閉じる。このため、パイロット圧を元圧として
出力ポート3に生じる出力圧(スロットル圧)は、前記
デューティ比(Ton/T)に比例することになり、こ
のスロットル圧を基に調圧されるライン圧も前記デュー
ティ比に比例して変化する。
【0005】なお、前記デューティ比は、変速機のコン
トロールユニットによって、走行状態に応じて制御され
る。即ち、変速機のコントロールユニットには、走行状
態に応じたライン圧特性が複数パターン記憶されてお
り、そのようなライン圧特性になるように、変速機のコ
ントロールユニットが前記デューティ比を適宜調整して
コイル4に通電する制御を行うようになっている。例え
ば、アクセル開度に対しては、図6に例示するように前
記デューティ比を変化させてライン圧を調整するように
なっている。
【0006】また、通常コントロールユニットは、図5
に示すように、コイル4に通電を開始してから予め設定
された期間(図5のT1の期間)が経過した後の期間
(図5のT2の期間)においては、ドロッピングレジス
ター回路と呼ばれる変圧回路を介してコイル4に電流を
流す制御(いわゆる過励磁制御)を行うようになってい
る。すなわち、コイル4に流す励磁電流の大きさは、高
い駆動力の必要なニードル弁5の始動時(図5のT1
期間)のみに高く制御して、ニードル弁5を円滑かつ効
率的に駆動するようにしている。
【0007】また、例えば特開平3−181667号公
報に示されるように、非走行レンジから走行レンジへの
切換えが行われる際に、ライン圧を一時的に通常圧を越
えて昇圧し、摩擦係合要素を締結直前まで締結方向に促
進する制御(いわゆるプリチャージ制御)が行われる場
合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな変速機のライン圧制御を行う従来の制御装置では、
デューティソレノイド弁のオンオフ動作によりライン圧
を調整しており、しかもこのデューティソレノイド弁の
通電制御においては前述したような過励磁制御が行われ
て、勢いよくニードル弁が始動するため、ニードル弁の
作動音(特に、図4における出力ポート3のシート面3
aにニードル弁5が衝突する音)が相当な騒音となる。
なお、このデューティソレノイド弁の作動音は、エンジ
ン回転数や車速などが低く、いわゆる暗騒音が低い状態
で特に問題となる。
【0009】そして、このようなデューティソレノイド
弁の作動音の問題の対応策としては、例えば特開平7−
208593号公報に示されるような騒音低減制御が知
られている。これは、エンジン回転数、スロットル開
度、或いは車速が所定の基準値以下となった場合には、
デューティソレノイド弁の作動を停止させ(図4の場合
には、デューティ比を100%とする)、ライン圧を最
低圧とすることで、デューティソレノイド弁の作動音の
問題を解消するものである。
【0010】しかし、このような騒音低減制御が行われ
ると、車両停止状態などでのデューティソレノイド弁の
作動音が防止される反面、この騒音低減制御が働いてい
る状態からレンジや変速段を変更していざ車両を発進又
は加速しようとする場合などには、変速機の摩擦係合要
素の作動が遅れて、よりスムーズな発進又は加速ができ
ないという問題が生じる。
【0011】例えば、車両が停止していて駆動力を伝達
しない非走行レンジ(例えばNレンジ又はPレンジ)が
選択されている状態では、通常エンジン回転数やスロッ
トル開度等は基準値以下であるため、上記騒音低減制御
が採用されていれば、デューティソレノイド弁は停止状
態(最低ライン圧の状態)にあり、暗騒音が小さい状態
でのデューティソレノイド弁の作動音発生が防止され
る。しかし、この状態から即時に車両を発進しようとし
て、運転者が、駆動力を伝達する非走行レンジ(例えば
Dレンジ、1速レンジ又は2速レンジ)に切換えて、か
つアクセルを踏込んだ場合でも、ライン圧は最低圧から
急上昇する必要があるため、その分だけ変速機内部のク
ラッチなどの応答性が悪くなり、騒音低減制御を採用し
ていない場合に比較してスムーズな発進ができない(つ
まり、セレクトタイムラグが生じる)といった問題があ
る。
【0012】そこで本発明は、少なくとも上述したよう
なレンジ切換え時などの際に、変速機の摩擦係合要素の
応答性を低下させることなく、かつ、暗騒音が小さい状
態でのデューティソレノイド弁の作動音の問題が解消で
きる自動変速機の制御装置を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の自動変速機の制御装置は、複数の液
圧式摩擦係合要素の締結・解放切換により変速を行う自
動変速機において、前記摩擦係合要素に供給されるライ
ン圧をデューティソレノイド弁により調整する制御装置
であって、前記デューティソレノイド弁の始動時の励磁
電流を比較的高くする過励磁制御を、暗騒音が小さいと
判定される所定期間以外で実行する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の自動変速機の制御装
置は、前記所定期間が、自動変速機のレンジが駆動力を
伝達しないレンジから駆動力を伝達するレンジに切換え
られる期間、又は、この切換えが検知された後規定時間
が経過するまでの期間を少なくとも含むことを特徴とす
る。
【0015】また、請求項3記載の自動変速機の制御装
置は、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段をさ
らに備え、前記制御手段が、この走行状態検出手段の検
出結果から暗騒音が小さい状態であると判定したときに
は、前記デューティソレノイド弁を停止させて前記ライ
ン圧を最低圧とする騒音低減制御を実行し、自動変速機
のレンジが駆動力を伝達しないレンジから駆動力を伝達
するレンジに切換えられる期間、又は、この切換えが検
知された後規定時間が経過するまでの期間は、前記検出
結果から暗騒音が小さい状態と判定していたとしても前
記騒音低減制御を行わないで、前記デューティソレノイ
ド弁を前記過励磁制御を行わないで作動させて、前記ラ
イン圧を最低圧を越えて昇圧させることを特徴とする。
【0016】また、請求項4記載の自動変速機の制御装
置は、複数の液圧式摩擦係合要素の締結・解放切換によ
り変速を行う自動変速機において、前記摩擦係合要素に
供給されるライン圧をデューティソレノイド弁により調
整する制御装置であって、前記デューティソレノイド弁
の始動時の励磁電流を比較的高くする過励磁制御を行う
過励磁制御手段と、非走行レンジから走行レンジへの切
換えを検出するレンジ切換検出手段と、前記レンジ切換
検出手段が前記切換えを検出した検出時点から前記ライ
ン圧を一時的に通常圧を越えて昇圧し、前記摩擦係合要
素を締結直前まで締結方向に促進するプリチャージ制御
を行うプリチャージ制御手段と、前記プリチャージ制御
手段により前記プリチャージ制御が行われている期間中
において、前記過励磁制御手段による前記過励磁制御を
禁止する過励磁制御禁止制御手段とを備えたことを特徴
とする。
【0017】また、請求項5記載の自動変速機の制御装
置は、車両のスロットル開度を検出するスロットル開度
検出手段をさらに備え、前記スロットル開度検出手段が
所定値以上のスロットル開度を検出したときには、前記
プリチャージ制御が行われている期間中であっても、前
記過励磁制御禁止制御手段が前記過励磁制御の禁止を解
除することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。本例の制御装置は、図1に
示すように、出力軸回転数センサ11と、エンジン回転
数センサ12と、スロットル開度センサ13(スロット
ル開度検出手段)と、電圧センサ14と、インヒビター
スイッチ15(レンジ切換検出手段)と、コントロール
ユニット16と、デュ−ティソレノイド弁17とを備え
る。
【0019】ここで、出力軸回転数センサ11は、自動
変速機20における変速機構21の出力軸回転数Np
(即ち、車両のプロペラシャフトに連結された回転軸の
回転数)を検出するセンサであり、このセンサの検出出
力からコントロールユニット16が車速を検知する。エ
ンジン回転数センサ12は、エンジン23の出力軸回転
数Ne(トルクコンバータ22のポンプインペラに連結
された回転軸の回転数)を検出するセンサである。
【0020】また、スロットル開度センサ13は車両の
スロットル開度を、電圧センサ14はバッテリーの電圧
を、インヒビタースイッチ15はセレクトレバーの選択
位置を、それぞれ検出する周知の要素である。なお、出
力軸回転数センサ11、エンジン回転数センサ12、ス
ロットル開度センサ13、電圧センサ14、及びインヒ
ビタースイッチ15は、本発明の走行状態検出手段に相
当する。
【0021】次に、コントロールユニット16は、本発
明の各種制御手段を構成するもので、具体的には予め設
定されたプログラムに従って動作するとともに、各種設
定値を記憶するメモリを備えたマイクロコンピュータよ
りなる。このコントロールユニット16は、この場合後
述する図2,3のフローチャートに示す処理により、セ
レクトレバーの選択状態や車両の走行状態に応じて、前
述の過励磁制御を停止したり騒音低減制御やプリチャー
ジ制御を実行したりする制御を行う点に特徴を有するも
のである。
【0022】また、デュ−ティソレノイド弁17は、例
えば前述の図4に示す構成のもので、通常は、関連のバ
ルブとともに変速機構ケーシング下部に設けられる油圧
制御回路に組込まれている。この場合、デュ−ティソレ
ノイド弁17は、コントロールユニット16の制御信号
に従って所定のデュ−ティ比で動作して、図示省略した
オイルポンプの出力圧であるライン圧を調圧し、変速機
構の摩擦係合要素に供給される油圧を調整するものであ
る。
【0023】なお、変速中の摩擦係合要素の油圧の制御
などは、例えばコントロールユニット16により従来ど
おり行われる構成とすればよいが、本例は、セレクトレ
バーの選択状態や走行状態に応じた過励磁制御や騒音低
減制御等に特徴を有するものであるので、その他の制御
処理については説明を省略する。また、変速機20やエ
ンジン23の構成及び動作についても、本発明は特に限
定されないので、その説明を省略する。
【0024】次に、図2のフローチャートにより、本例
のコントロールユニット16のセレクトレバーの選択状
態に応じた特徴的な制御処理を説明する。なお、図2及
び後述の図3の一連の処理は、例えば、コントロールユ
ニット16の起動により実行されるメインルーチンのサ
ブルーチンとして、例えば一定の周期で繰り返し実行さ
れる。
【0025】まずステップS2では、インヒビタースイ
ッチ15の出力信号を読取り、自動変速機のその時点で
のセレクトレバーの選択状態を判定する。次にステップ
S4では、その時点でのセレクトレバーの選択状態が、
駆動力を伝達しない非走行レンジ(例えばNレンジ又は
Pレンジ)から駆動力を伝達する走行レンジ(例えばD
レンジ、1速レンジ又は2速レンジ)に切換えられる
「切替中」の状態であるか否か判定する。この場合具体
的には、上述のようなレンジ切換えの途上の状態、又
は、この切換えが検知された後規定時間が経過する前の
状態であるか否かを判定する。そして、上述のようなレ
ンジ切換えの最中であるか、或いは切換え後規定時間経
過前であれば、ステップS6に進み、そうでなければス
テップS14に進む。
【0026】なお、レンジを切換える途上の状態(過渡
的状態)が検知できない場合には、このステップS4で
は、上述のようなレンジ切換えが検知された後、規定時
間が経過する前であるか否かのみについて判定し、規定
時間経過前であれば、「切替中」と判定してステップS
6に進み、そうでなければステップS14に進む。
【0027】そしてステップS6では、騒音低減制御を
行うか否かを示す騒音低減フラグをオフとして、騒音低
減制御を停止する処理を行い、ステップS8に進む。
【0028】次にステップS8では、その時点でのライ
ン圧が最低であるか否かを判定する。この場合具体的に
は、デュ−ティソレノイド弁17のデュ−ティ比が10
0%であれば、ライン圧が最低であると判定できる。そ
して、デュ−ティ比が100%でライン圧が最低である
と判定された場合には、ステップS10に進み、そうで
なければステップS12に進む。
【0029】そしてステップS10では、デュ−ティ比
を100%よりも下げて、規定のライン圧に調整する。
つまり、クラッチなどの応答性を高めるために、最低圧
を越えてライン圧を昇圧する。なお、この場合の規定の
ライン圧(デュ−ティ比)は、例えば図6におけるアク
セル開度0の場合のデュ−ティ比(85%程度)でよ
い。但しこの場合には、作動音低減のためにデュ−ティ
ソレノイド弁17の過励磁制御は行わない。つまり、図
5で点線で示すように、オン状態における励磁電流は、
常にドロッピングレジスター回路を経由した低い電流と
しておく。
【0030】一方ステップS12では、ライン圧が最低
圧以上に昇圧されているため、特にデュ−ティ比を変え
る制御を行わないが、作動音低減のためにデュ−ティソ
レノイド弁17の過励磁制御を停止する。
【0031】なお、例えばこれらステップS10,S1
2において、或いはこれらステップS10,S12の後
に別のステップを設けて、非走行レンジから走行レンジ
への切換えが検出された検出時点からライン圧を一時的
に通常圧(例えば上記規定のライン圧)を越えてさらに
昇圧させる制御処理を行い、摩擦係合要素を締結直前ま
で締結方向に促進するプリチャージ制御を行うようにし
てもよい。そしてこの場合にも、このプリチャージ制御
期間中において、過励磁制御を停止(禁止)する。
【0032】また、一方ステップS14では、その時点
でのセレクトレバーの選択状態が、駆動力を伝達しない
非走行レンジから駆動力を伝達する走行レンジに切換え
られて、規定時間が経過した後の状態であるか否かを判
定する。そして、上述のようなレンジ切換えの後に規定
時間経過した状態であれば、ステップS16に進み、そ
うでなければ一連の処理を終了して、例えばメインルー
チンに戻る。
【0033】そしてステップS16では、前述のレンジ
の切換えが終了し、デュ−ティソレノイド弁17の円滑
な動作が必要とされるため、過励磁制御を再開する。次
にステップS18では、前述のレンジの切換えが終了し
規定時間を経過しているため、騒音低減制御フラグをオ
ンとして、走行状態によっては騒音低減制御が行われる
状態とする。
【0034】次に、図3のフローチャートにより、本例
のコントロールユニット16の走行状態に応じた騒音低
減制御の処理を説明する。まずステップS32では、騒
音低減制御フラグがオンか否か判定し、オンであればス
テップS34に進み、オフならば、騒音低減制御を停止
すべき状態であるため、一連の処理を終了して、例えば
メインルーチンに戻る。なお、ここでの騒音低減制御フ
ラグは、前述の図2の処理により設定される。
【0035】次にステップS34では、その時点でのエ
ンジン回転数センサ12の検出出力から検知されるエン
ジン回転数Neが、基準値K1を越えているか否か判定
する。そして、基準値以下ならば、次のステップS36
に進み、基準値を越えていると判定された場合は、騒音
低減制御をすべき状態でないため、一連の処理を終了す
る。
【0036】次にステップS36では、その時点でのス
ロットル開度センサ13の検出出力から検知されるスロ
ットル開度θが、基準値K2を越えているか否か判定す
る。そして、基準値以下ならば、次のステップS38に
進み、基準値を越えていると判定された場合は、騒音低
減制御をすべき状態でないため、一連の処理を終了す
る。
【0037】次にステップS38では、その時点での出
力軸回転数センサ11の検出出力から検知される車速V
が、基準値K3を越えているか否か判定する。そして、
基準値以下ならば、次のステップS40に進み、基準値
を越えていると判定された場合は、騒音低減制御をすべ
き状態でないため、一連の処理を終了する。
【0038】次にステップS40では、その時点での電
圧センサ14の検出出力から検知される電圧Evが、基
準値K4を越えているか否か判定する。そして、基準値
を越えていると判定された場合は、次のステップS42
に進み、基準値以下ならば、騒音低減制御をすべき状態
でないため、一連の処理を終了する。
【0039】次いでステップS42では、騒音低減制御
を実現すべく、ライン圧を最低圧に調整する。この場合
具体的には、デュ−ティソレノイド弁17のデュ−ティ
比を100%とする。
【0040】以上の処理によれば、図3の処理によっ
て、原則的に従来どおりの騒音低減制御がなされ、走行
状態に応じて暗騒音が小さいと判定される場合に、デュ
−ティソレノイド弁17の動作が停止状態(この場合、
デュ−ティ比が100%)とされるため、デュ−ティソ
レノイド弁17の作動音の問題が解消される。但し、こ
の場合図2の処理によって、例えばNレンジ(ニュート
ラルレンジ)又はPレンジ(パーキングレンジ)からD
レンジ(ドライブレンジ)などにセレクトレバーの選択
状態が切換えられる際には、ステップS6の処理が実行
されて騒音低減制御フラグがオフとされるため、図3の
ステップS42の処理は実行されず、通常の騒音低減制
御は停止される。
【0041】さらにいえば、上記レンジの切換えが行わ
れる際には、以前の制御サイクルの処理で図3の騒音低
減制御が実行されてライン圧が最低になっていたとして
も、ステップS10の処理が実行されることにより、必
ずライン圧は最低圧から規定圧まで昇圧され、この状態
が少なくとも一時的に保持される。また、プレチャージ
制御が行われる場合には、例えば上記規定圧よりもさら
にライン圧が昇圧され、摩擦係合要素の油圧が締結直前
まで一時的に締結方向に促進される。
【0042】このため、例えばNレンジからDレンジに
切換えられて即座に車両が発進操作される場合などにお
いて、変速機構のクラッチなどの動作遅れが生じること
なく、円滑な車両の動作が実現される。つまり、騒音低
減制御を採用することによる、前述した問題点(クラッ
チなどの応答性の低下によるセレクトタイムラグなどの
問題)が解消できる。
【0043】しかも本例の場合には、このようなレンジ
の切換えやそれに伴うプリチャージ制御が行われる際に
は、前述のステップS10及びS12などの処理におい
て、過励磁制御を行わないようにしている。このため、
デュ−ティソレノイド弁17のニードル弁が勢い良くシ
ート面に衝突する作動音が格段に低減される。したがっ
て、本例によれば、上述したようなレンジ切換え時など
の際に、変速機の摩擦係合要素の応答性を低下させるこ
となく、かつ、暗騒音が小さい状態でのデューティソレ
ノイド弁の作動音の問題が全般的に解消できる。
【0044】なお、本発明は上記形態例に限られず、各
種の態様があり得る。まず、ライン圧を最低圧状態(デ
ュ−ティソレノイド弁停止状態)に調整するという騒音
低減制御は、必ずしも採用する必要はない。例えば、上
述したようなレンジ切換え時以外の期間においても、過
励磁制御を停止して、騒音を低減する態様も有効であ
る。すなわち、例えば、図3のステップS34,S3
6,S38に示すような走行状態の判定の結果、暗騒音
が小さい状態と判定された場合に、過励磁制御を停止さ
せるだけでもよい。
【0045】但し、デュ−ティソレノイド弁の作動音を
完全になくすためには、デュ−ティソレノイド弁を完全
に停止させてしまう上記騒音低減制御が好ましいので、
この点では、上記騒音低減制御と過励磁制御の停止制御
を組合せて、なおかつクラッチなどの応答性の低下の問
題を解消した上記形態例の態様が好ましい。
【0046】また、走行状態の判定(暗騒音が小さい状
態か否かの判定)の処理は、図3に示す処理に限定され
ない。例えば、セレクトレバーの選択状態を判定条件に
加えることもできる。具体的には、NレンジやPレンジ
が選択されている場合には、例えば無条件に暗騒音が小
さい状態であると判定し、上記騒音低減制御や過励磁制
御の停止を実行するようにしてもよい。また、図3に示
す判定処理の基準値K1〜K3を走行状態(例えば、セ
レクトレバーの選択状態)に応じて変更するようにして
もよい。
【0047】また、過励磁制御の停止(禁止)を解除す
る時期についても、上記態様例に限られない。すなわ
ち、図2に示すフローチャートでは、非走行レンジから
走行レンジへの切換えが検出された検出時点から所定時
間が経過した時点で、ステップS16を実行して過励磁
制御を再開するようにしているが、この態様に限られな
い。例えば、スロットル開度が規定値以上になった場合
には、上記所定時間経過前(或いは、プリチャージ制御
期間中)であっても、強制的に過励磁制御の禁止を解除
するような態様もあり得る。このようにすれば、アクセ
ル操作に対する応答性が高まるという利点がある。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の自動変速機の制御装置で
は、制御手段により、ライン圧を調整するデューティソ
レノイド弁の始動時の励磁電流を比較的高くする過励磁
制御が、暗騒音が小さいと判定される所定期間以外で実
行される。このため、暗騒音が小さい状態では、上記過
励磁制御が停止されてデューティソレノイド弁の弁体が
シート面に衝突する作動音が格段に低減されるようにな
り、暗騒音が小さい状態でのデューティソレノイド弁の
騒音の問題が、デューティソレノイド弁の弁体の作動を
停止させてしまう従来の騒音低減制御を採用することな
く解消できる。
【0049】このため、騒音低減制御を常時採用するこ
とによる問題点、即ち、クラッチなどの摩擦係合要素の
応答性低下の問題が解消できるとともに、暗騒音が小さ
い状態での自動変速機の騒音低減が図れるという優れた
効果が得られる。なお、暗騒音が大きい通常の走行時に
は、上記過励磁制御が行われることにより、デューティ
ソレノイド弁のより円滑な作動が実現され、摩擦係合要
素の油圧制御の高い応答性、ひいてはより円滑な変速動
作が従来どおり実現される。
【0050】請求項2記載の自動変速機の制御装置で
は、自動変速機のレンジが駆動力を伝達しないレンジか
ら駆動力を伝達するレンジに切換えられる期間、又は、
この切換えが検知された後規定時間が経過するまでの期
間が、少なくとも前記所定期間とされる。すなわち、特
に上記のようなレンジ切換えの際には、過励磁制御が停
止されることにより、従来の騒音低減制御を採用するこ
となくデューティソレノイド弁の作動音の問題が解消で
きる。
【0051】このため、騒音低減制御を特に上記のよう
なレンジ切換えの際にも採用することによる問題点、即
ち、クラッチなどの摩擦係合要素の応答性低下によるセ
レクトタイムラグの問題が解消できるとともに、特に上
記のようなレンジ切換えの際にも自動変速機の騒音低減
が図れるという優れた効果が得られる。
【0052】請求項3記載の自動変速機の制御装置で
は、制御手段が、走行状態検出手段の検出結果から暗騒
音が小さい状態であると判定したときには、デューティ
ソレノイド弁を停止させてライン圧を最低圧とする騒音
低減制御を実行し、駆動力を伝達しないレンジから駆動
力を伝達するレンジに切換えられる期間、又は、この切
換えが検知された後規定時間が経過するまでの期間は、
前記検出結果から暗騒音が小さい状態と判定していたと
しても前記騒音低減制御を行わないで、デューティソレ
ノイド弁を過励磁制御を行わないで作動させて、ライン
圧を最低圧を越えて昇圧させる。
【0053】すなわち、上記のようなレンジ切換えの際
以外においては、デューティソレノイド弁を停止させる
通常の騒音低減制御を実行し、上記のようなレンジ切換
えの際には、過励磁制御を停止してデューティソレノイ
ド弁を作動させることにより、上記騒音低減制御を採用
することなくデューティソレノイド弁の作動音の問題を
解消している。
【0054】このため、騒音低減制御を特に上記のよう
なレンジ切換えの際にも採用することによる問題点、即
ち、クラッチなどの摩擦係合要素の応答性低下によるセ
レクトタイムラグの問題が解消できるとともに、特に上
記のようなレンジ切換えの際にも自動変速機の騒音低減
が図れるという優れた効果が得られる。しかもこの場合
には、上記のようなレンジ切換えの際以外においては、
走行状態に応じてデューティソレノイド弁を停止させる
通常の騒音低減制御が行われ、デューティソレノイド弁
の作動音を完全に解消できるので、高い騒音低減効果が
得られる。
【0055】請求項4記載の自動変速機の制御装置で
は、プリチャージ制御手段が、非走行レンジから走行レ
ンジへの切換えを検出した検出時点からライン圧を一時
的に通常圧を越えて昇圧し、摩擦係合要素を締結直前ま
で締結方向に促進するプリチャージ制御を行う。そして
過励磁制御禁止制御手段が、前記プリチャージ制御手段
により前記プリチャージ制御が行われているプリチャー
ジ制御期間中において、前記過励磁制御手段による前記
過励磁制御を禁止する。
【0056】このため、上記のようなレンジ切換えの際
における摩擦係合要素の応答性が特に高く確保されて、
セレクトタイムラグの問題が解消されるとともに、特に
プリチャージ制御期間中においては、過励磁制御が停止
されてデューティソレノイド弁の作動音の問題が解消さ
れる。
【0057】なおこの場合、過励磁制御の禁止の解除
は、プリチャージ制御期間終了時に行うようにしてもよ
いし、プリチャージ制御期間の終了に係わらず、請求項
5記載のように、スロットル開度が所定値以上になった
ときに、強制的に過励磁制御の禁止を解除するようにし
てもよい。このようにすれば、アクセル操作に対する応
答性が高まるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の制御装置の主要構成を示
すブロック図である。
【図2】同装置のレンジ選択に応じた特徴的な処理を示
すフローチャートである。
【図3】同装置の走行状態に応じた騒音低減制御の処理
を示すフローチャートである。
【図4】自動変速機のライン圧を調整するデューティソ
レノイド弁の概略を示す図である。
【図5】同デューティソレノイド弁の励磁電流の波形の
一例を示す図である。
【図6】同デューティソレノイド弁のデューティ比制御
の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 出力軸回転数センサ(走行状態検出手段) 12 エンジン回転数センサ(走行状態検出手段) 13 スロットル開度センサ(走行状態検出手段、スロ
ットル開度検出手段) 14 電圧センサ(走行状態検出手段) 15 インヒビタースイッチ(走行状態検出手段、レン
ジ切換検出手段) 16 コントロールユニット(制御手段、過励磁制御手
段、プリチャージ制御手段、過励磁制御禁止制御手段) 17 デューティソレノイド弁 20 自動変速機 23 エンジン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液圧式摩擦係合要素の締結・解放
    切換により変速を行う自動変速機において、前記摩擦係
    合要素に供給されるライン圧をデューティソレノイド弁
    により調整する制御装置であって、 前記デューティソレノイド弁の始動時の励磁電流を比較
    的高くする過励磁制御を、暗騒音が小さいと判定される
    所定期間以外で実行する制御手段を備えたことを特徴と
    する自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定期間は、自動変速機のレンジが
    駆動力を伝達しない非走行レンジから駆動力を伝達する
    走行レンジに切換えられる期間、又は、この切換えが検
    知された後規定時間が経過するまでの期間を少なくとも
    含むことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
    手段をさらに備え、前記制御手段が、 この走行状態検出手段の検出結果から暗騒音が小さい状
    態であると判定したときには、前記デューティソレノイ
    ド弁を停止させて前記ライン圧を最低圧とする騒音低減
    制御を実行し、 自動変速機のレンジが駆動力を伝達しない非走行レンジ
    から駆動力を伝達する走行レンジに切換えられる期間、
    又は、この切換えが検知された後規定時間が経過するま
    での期間は、前記検出結果から暗騒音が小さい状態と判
    定していたとしても前記騒音低減制御を行わないで、前
    記デューティソレノイド弁を前記過励磁制御を行わない
    で作動させて、前記ライン圧を最低圧を越えて昇圧させ
    ることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の液圧式摩擦係合要素の締結・解放
    切換により変速を行う自動変速機において、前記摩擦係
    合要素に供給されるライン圧をデューティソレノイド弁
    により調整する制御装置であって、 前記デューティソレノイド弁の始動時の励磁電流を比較
    的高くする過励磁制御を行う過励磁制御手段と、 非走行レンジから走行レンジへの切換えを検出するレン
    ジ切換検出手段と、 前記レンジ切換検出手段が前記切換えを検出した検出時
    点から前記ライン圧を一時的に通常圧を越えて昇圧し、
    前記摩擦係合要素を締結直前まで締結方向に促進するプ
    リチャージ制御を行うプリチャージ制御手段と、 前記プリチャージ制御手段により前記プリチャージ制御
    が行われている期間中において、前記過励磁制御手段に
    よる前記過励磁制御を禁止する過励磁制御禁止制御手段
    とを備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 車両のスロットル開度を検出するスロッ
    トル開度検出手段をさらに備え、 前記スロットル開度検出手段が所定値以上のスロットル
    開度を検出したときには、前記プリチャージ制御が行わ
    れている期間中であっても、前記過励磁制御禁止制御手
    段が、前記過励磁制御の禁止を解除することを特徴とす
    る請求項4記載の自動変速機の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100342155C (zh) * 2003-05-27 2007-10-10 现代自动车株式会社 控制车辆自动变速器电磁阀的方法和装置
KR101013963B1 (ko) 2007-12-13 2011-02-14 현대자동차주식회사 자동변속기의 변속 제어장치 및 방법
JPWO2013073307A1 (ja) * 2011-11-18 2015-04-02 ジヤトコ株式会社 自動変速機及びその発進時制御方法

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