JPS59156267A - 魚卵状球形食品の製造法 - Google Patents

魚卵状球形食品の製造法

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JPS59156267A
JPS59156267A JP58030779A JP3077983A JPS59156267A JP S59156267 A JPS59156267 A JP S59156267A JP 58030779 A JP58030779 A JP 58030779A JP 3077983 A JP3077983 A JP 3077983A JP S59156267 A JPS59156267 A JP S59156267A
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protein
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L17/00Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L17/30Fish eggs, e.g. caviar; Fish-egg substitutes
    • A23L17/35Fish-egg substitutes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイクラのような魚卵に酷似した球形食品を製造
する方法に関するものである。
魚卵の一種であるイクラはその特有の風味と食感により
珍重されているが、資源的制約のため極めて高価なもの
となっている。そこで、これをゲル状食品で人工的に製
造する方法が各種提案されている。この種の人工魚卵を
製造する方法としては、アルギン酸ナトリウムがカルシ
ウム塩と接触してゲル化する性質を利用する方法がよく
知られている。しかし、イクラは表面の被膜とこれに内
包される流動状物質の二層から成っており、これを食し
たときに被膜が破れて粘稠な内容物が漏出するイクラ独
特の食感を人工的に作り出すことは極めて難しく、風味
、保存性等含めてすべての点で満足できる製品は未だ市
場に現われていないのが環状である。
従来のこの種の方法としては、アルギン酸ナトリウム水
溶液をカルシウム塩水溶液中に滴下する方法が知られて
いるが、従来品は長時間放置すると魚卵状粒子より水分
が分離して水っぽくなり、粒子形態が変化縮小して食感
および外観を著しく損ね、その結果商品価値が低下して
しまうという欠点があった。そこで、くん液を含む処理
液あるいはアルデヒド類を含む処理剤で接触させて離水
を防止し、保水性を良好にする方法も提案されている(
特開昭55−99175,同55−99176,同55
−104847,同55−104876)。しかし、こ
れらの方法では長期間の保存においては未だ充分満足で
きるものではなかった。また、アルギン酸ナトリウム水
溶液をカルシウム塩水溶液に滴下する方法では、保水性
を向上させるために強固なゲル被膜を形成させようとし
てカルシウム塩濃度を増加すると、カルシウムイオンが
粒子表面のみならず、内部にまで浸入してしまうので表
面のみの強固なゲル被膜を形成するのが難しく、弾力、
固さが強くなりすぎ、ゴムマリのようなものになってし
まうという欠点もあった。
そこで、良好なゲル被膜を形成するために上記の方法と
は逆にカルシウム塩水溶液をアルギン酸ナトリウム水溶
液中に滴下する方法も提案されている(特開昭55−3
4054)。しかし、この方法では粒子内部の液体がカ
ルシウム塩水溶液であるから殆どが遊離した水であり、
これに増粘剤を加えて粘度を増加し得てもこの増粘剤が
同時に保水性をも良好に維持できるものでなければなら
ず、現状では長期保存に耐えられるものは提案されてい
ない。
いずれの方法にしてもイクラの外観、食感に酷似したゲ
ル被膜と内部流動物の二層構造を形成することができ且
つ長期間の保水性も良好であるという決定的な方法は見
出されていない。
本発明の目的は斯かる魚卵状球形食品の製造法のいずれ
にも適用でき、ゲル被膜と内部液体の二層構造形成にあ
たっての反応上の諸因子に大きな影響を与えることなく
製品の保水性を改良すると共に水っぽさをなくした魚卵
状球形食品を製造する方法を提供することである。
更に本発明の他の目的は、この種の人工魚卵を風味、栄
養価の点でも天然魚卵に酷似させることである。
人工魚卵に風味、栄養価を付加する方法としては成形し
た球体粒子を調味液に浸漬したり、予め内包される液体
に調味料等を加えておく方法が知られているが、本発明
者は天然魚卵、特にイクラに外観や食感のみならず質的
にも酷似した人工魚卵を製造するには魚肉蛋白質の存在
が不可欠であると考え、魚肉蛋白質の添加方法について
種々の検討を加えてきた。従来、生魚より蛋白質を得る
方法とし又は水さらし法、遠心分離法、透析法等の方法
があるが、これらの方法では操作が面倒であるし工業的
に実施する場合にはコスト高となる。
更にこのような方法により得られた生の蛋白質は細菌等
で汚染されやすく、これを人工魚卵に添加する場合には
新鮮なうちに添加しなければならないという操作上の制
約のほか、製品の保存期間も短くならざるを得ないとい
う欠点があった。そこで本発明者は鋭意研究した結果、
魚を加熱蒸煮して得られる加熱変性魚肉蛋白質を添加す
ることにより斯かる問題が解決されると共に天然イクラ
に酷似した風味が得られることを見出し、更には予期せ
ざることに、加熱変性魚肉蛋白質を添加して70℃以上
に加熱処理すると人工魚卵の保水性が向上することを見
出し、本発明に到達したものである。
本発明は被膜ゲル層とこれに内包された液体層とから成
る魚卵状球形粒子の液体層に加熱変性魚肉蛋白質を含有
させ、この加熱変性魚肉蛋白質を含有させた魚卵状球形
粒子を少なくとも70℃以上で加熱処理することを特徴
とするものである。
本発明に用いる加熱変性魚肉蛋白質は以下のようにして
得られる。
鮭、鱒等の生魚を90℃以上で加熱蒸煮すると、抽出さ
れた流動状物質と残存する固形状物質とが得られる。流
動状物質は筋形質蛋白質及び膠状コラーゲンの変性物を
含有し、蛋白質含有量4乃至5重量%、水含有量90乃
至95重量%程度の半ゼリー状物である。固形状物質は
骨、外皮、内皮層、内皮膜等を除去した後、乾燥して水
含有量40重量%程度、粗蛋白質50重量%以上に調整
し、120メッシュより細かい微粉末とする。この固形
状物質の蛋白質は主に筋原繊維蛋白質の変性物である。
これら2種類の加熱変性魚肉蛋白質はいずれか一方のみ
使用してもよい。半ゼリー状物は人工魚卵の内部液体層
に混合し易くまた透明であるからイクラ様の人工魚卵を
製造する場合には好ましいものであるが、蛋白質含有量
が4乃至5重量%と低いため、また、魚肉蛋白質源の有
効利用を図るため、固形状物質の方も併せて使用するこ
とが望ましい。両者の使用量バランスは保水性向上の程
度、製品魚卵の透明度等に応じて調整すればよい。魚の
種類は限定されないが、イクラに酷似させた人工魚卵を
製造するには鮭または鱒を用いるのが望ましい。
加熱変性魚肉蛋白質を人工魚卵の内部液体層に導入する
方法は特に限定されないが、例えば魚卵状球形粒子を形
成する前に内包されるべき液体中にこれを添加してもよ
いし、魚卵状球形粒子を形成してからこの粒子を加熱変
性魚肉蛋白質を含んだ液中に浸して、食塩の浸透圧を調
整しながら導入してもよい。後者の場合加熱変性魚肉蛋
白質は120メッシュ以下の細かい微粒子にして混合し
ておけば固形物であっても粒子の内部へ充分浸透してい
くことが判明している。
魚卵状球形粒子を製造する方法は、加熱変性魚肉蛋白質
を内部液体層内へ導入し得るものであれば、特に限定さ
れない。例えば、アルギン酸ナトリウム水溶液とカルシ
ウム塩水溶液を用いる場合はアルギン酸ナトリウム水溶
液をカルシウム塩水溶液に滴下させる場合と、その逆に
カルシウム塩水溶液をアルギン酸ナトリウム水溶液に滴
下する場合の両方に用いることができる。濃度は方法に
より異なるが通常、アルギン酸ナトリウム0.1乃至3
重量%、カルシウム塩 0.1乃至10重量%の範囲で
ある。特に後者の方法では所望の球体粒子が得られるよ
うに、カルシウム塩水溶液中にキサンタンガム、トラガ
ントガム、ロカストビンガム等の増粘剤を添加するのが
好ましい。カルシウム塩は特に限定されないが、塩化カ
ルシウム、第一酒酸カルシウム等が好ましい。
加熱変性魚肉蛋白質の添加量はこれを添加すべぎ液体物
質の種類によっても異なるが、蛋白質含有量として通常
は1乃至5小量%の範囲である。
魚卵状球形粒子を形成する前に内部液体中に含有させる
場合は粒子形成のための反応上の諸要素に影響を与えず
に適当な粒子が形成し得る範囲内に抑えるべきであるし
、魚卵状球形粒子を形成した後に含浸させる場合は自ず
と浸透量に限界がある。
後者の場合、例えばアルギン酸ナトリウム水溶液にカル
シウム塩水溶液を滴下して得た球形粒子に含浸させた場
合には、蛋白質含有量は、蛋白質の形態、含浸液中の濃
度、塩分、浸漬時間によって異なるが大体3重量%程度
までである。導入方法としては、筋形質及び膠状コラー
ゲンを含有する半ゼリー状物質を、滴下する液体中に添
加し、更に、筋原繊維蛋白質を含有する固形状物質を粒
子形成後に含浸液により浸透させる方法が好ましい。
この方法によれば内部液体をあまり不透明化させずに蛋
白質含有量を高めることが可能である。
本発明の方法は、加熱変性魚肉蛋白質を粒子の内部液体
層に導入した後、少なくとも70℃以上、好ましくは7
0℃乃至90℃の範囲で加熱処理する。
処理時間は前処理の温度、時間等によっても異なるが通
常は1時間以内である。魚卵状球形粒子形成にあたって
は通常水洗工程が最終工程として行なわれるから、粒子
外面に付着した水分及び内部液体層中の遊離した水分を
少しでも減少させるために、前処理として60℃乃至7
0℃未渦の温度下で150分乃至200分程度、乾燥処
理することが望ましい。この前処理をした場合には70
℃以上の加熱処理は30分以内で行なうのが望ましい。
70℃乃至80℃の温度で5分乃至15分加熱処理した
後、80℃乃至90℃の温度で約15分根度加熱殺菌処
理してもよい。70℃未渦の前処理の段階では粒子内部
の液体層の性状は大きな変化はないが、70℃以上の加
熱処理を施すことにより、内部液体層が急激に粘調化す
ると共に均一相化され、この処理によって初めて保水性
向上の顕署な効果が得られる。これは、加熱変性蛋白質
といっても熱に対して完全に不活性化されたものではな
く、更に加熱することにより蛋白質が高分子量化、架橋
化して網状構造化が進行し、粘度が増加すると共に水分
を蛋白質の網状構造内に取り込んでしまい、保水性が向
上するものと考えられる。この意味では、本明細書中で
、加熱変性魚肉蛋白質とは、完全に加熱変性しきった魚
肉蛋白質を意味するものではなく、加熱処理により生の
蛋白質の状態ではなくなった魚肉蛋白質を意味するもの
である。
以上述べたように本発明の方法によれば魚卵状球形粒子
内部の液体層の保水性が向上することにより、離水を生
じず長期に保存しても変形縮小が生じなくなると共に、
離水に基づく水っぽさをなくすことができ、更には、加
熱変性魚肉蛋白質が導入された分だけ水の絶対量が低下
すると基に加熱処理によって均一相の粘稠物が形成され
るので魚肉蛋白質そのものの風味と相俟って一段と天然
イクラ等の魚卵に酷似させることができる。以上の効果
を発揮させるためには製品人工魚卵の水含有量を90重
量%以下にすることが望ましい。例えば、カルシウム塩
水溶液をアルギン酸ナトリウム水溶液中に滴下して魚卵
状球形粒子を形成する方法では、本発明の方法を用いた
場合、従来、製品中95重量%以上であった水含有量を
、通常、87乃至89重量%にまで低下させることがで
きる。因みに天然イクラの水含有量は約50乃至55重
量%程度であるが、従来提案されている人工魚卵の製造
方法ではここまでは水含有量を低下し得ないのが現状で
ある。
イクラに酷似させた人工魚卵を製造するには通称目玉と
呼ばれている油状物質を内部液体層中に存在させるが、
これはサラダ油等の油状物質を力ブサンチン等の天然色
素で着色して導入することができる。更に、調味料、香
料、着色剤等を含有させた調味液中に球形粉子を浸漬し
て、天然魚卵に近づけたり、人工魚卵としてではなく単
なる球形状食品として提供することも可能である。
以下に本発明の実施例を示す。
〔実施例1〕 0.61重量%の塩化カルシウム水溶液1000ccに
増粘剤としてロカストビンガム8.8gを加え、粘度5
20cpとした水溶液を、0.7重量%アルギン醸ナト
リウム水溶液(高粘度タイプ)を天然色素であるカブサ
ンチンで着色した水性ゾル溶液中に滴下してイクラ様の
球形粒子を形成した。塩化カルシウム水溶液は水面上1
50cmの位置から内径5.5mmのノズルを通して直
径約6mmの粒子として滴下させた。イクラの通称目玉
の部分を形成するためにサラダ油をカプサンチンで着色
した溶液を上記ノズルの内部に配設した別のノズルから
滴下させ滴下粒子に一定量ずつ含ませるようにした。滴
下粒子の表面には約7分程度で適度なゲル被膜が形成さ
れる。形成された粒子を引き出し水洗いして、水切りの
ため2時間放置した。
一方、加えるべき加熱変性魚肉蛋白質は以下の通り製造
した。
生の鮭を分割して蒸し器に投入し、90℃以上で約45
分間加熱蒸煮して、半ゼリー状物と、凝固した固形状物
質を得た。半ゼリー状物は筋形質蛋白質及び膠状コラー
ゲンの両変性物を含み、蛋白質含有量4.4重量%、水
含有量92重量%であった。
固形状物質から、骨、外皮、内皮層、内皮層等を除去し
、乾燥して水含有量40乃至41重量%に調整した。得
られた固形状物質に含有される蛋白質は主に筋原繊維蛋
白質で含有量は約53重量%であった。この固形状物質
を粉砕して120メッシュ以下の微粒子とした。
上記2種類の形態の加熱変性魚肉蛋白質を含む蛋白質含
有量的4.1重量%の調味液を下記に示す配合割合で調
製した。
   水             600cc 半ゼ
リー状変性蛋白質      400cc 固形状変性
蛋白質          70g 食  塩    
          52g カツオ調味液     
       65g グルタミン         
     4g グリシン             
  2g前記の球形粒子を上記調味液中に投入して17
時間浸漬した。水切りのために2時間放置した後の粒子
の水含有量は約93重量%であった。この粒子を恒温槽
にて60℃の温度で170分乾燥した後、同じく恒温槽
で70℃の温度で10分加熱処理し、更に80℃で15
分間殺菌のための加熱処理を行なった。
得られた製品の蛋白質含有量は2.2重量%、水含有量
は約88市量%であった。水分が減少したにも拘わらず
、粒子表面はシワになることもなく球形粒子は元の形を
維持していた。この製品を10℃の温度下に1箇月放置
したが外観は全く変るところがなく、水含有量はわずか
0.5重量%程度減少しただけであった。一般生菌数は
102で、大腸菌群検査は陰性であった。
〔比較例1〕 調味液中に加熱変性魚肉蛋白質を加えないで処理したほ
かは実施例1と同様の条件でイクラ様球形粒子を製造し
た。加熱変性魚肉蛋白質を全く含まないこの製品を10
℃の温度下で放置しておくと8日目には球体表面に肉眼
で識別できる程度の水が出てきてしまい、水含有量もこ
の時点で3.5乃至4.5重量%減少した。
〔比較例2〕 加熱変性魚肉蛋白質を加えた調味液に浸漬後、60℃の
温度で170分乾燥した後は70℃以上の加熱処理をし
ないでその他は実施例1と同様の条件でイクラ様球形粒
子を製造した。70℃以上の加熱処理をしないと、ゲル
被膜の内側の流動状物質が水っぽく、また得られた製品
を10℃の温度下で放置すると、15日目位に球体表面
に肉眼で識別できる程度の水が出てきてしまい、水含有
量もこの時点で3.5乃至4.5重量%減少した。
〔実施例2〕 実施例1で製造した半ゼリー状の加熱変性魚肉蛋白質を
塩化カルシウム水溶液に混合し、固形状の加熱変性魚肉
蛋白質は調味液に混合して用いた。
600ccの水に半ゼリー状蛋白質400cc加え、こ
れに塩化カルシウム6g、増粘剤としてロカストビンガ
ム8.8gを加え、粘度570cpの水溶液として滴下
溶液を調製した。
調味液の配合割合は下記の通りで蛋白質含有量は約3.
3重量%である。
   水             1000cc 固
形状変性蛋白質          70g 食  塩
              52g カツオ調味液 
           65g グルタミン     
         4g グリシン         
      2g上記の他は実施例1と同様の方法でイ
クラ様球体粒子を製造したところ、得られた製品の蛋白
質含有量は3.1重量%、水含有量87重量%であった
本実施例の場合も加熱処理中に粒子表面がシワになるこ
とはなかった。この製品を10℃の温度下に1箇月放置
したが外観は全く変化なく、水含有量はわずか0.5重
量%程度減少しただけであった。
一般生菌数は102で、大腸菌群検査は陰性であった。
特許出願人  株式会社西友ストアー 代理人弁理士  吉 村  悟 手続補正書 昭和郭年4月13日 特許庁長官  若 杉 和 夫  殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第30779号 2、発明の名称   魚卵状球形食品の製造法3、補正
をづる者 事件との関係  特許出願人 4代 理 人 東京都新宿区下落合ニー1−目14番1号〒161  
電話951−1181   i′・−j−・(5960
)  弁理士 官 利   悟   ′5、補正命令の
日付  自発補正 a補正の対象  願書に添附した明訓書の特許請求の範
囲の欄−−−一。
2、特許請求の範囲 (1)被膜ゲル層とこれに内包された液体層とから成る
魚卵状球形粒子の該液体層に加熱変性魚肉蛋白質を金石
ざU、該加熱変性魚肉蛋白質を含÷1する魚卵状球形粒
子を少なくとも70℃以上で加熱処理り−ることを特徴
とする魚卵状球形食品の製造法。
(2)魚卵状球形粒子形成前に、内包さ1′シるべき液
体中に加熱変性魚肉蛋白質をa右さける特f′)゛請求
の範囲第(1)項に記載の魚卵状球形食品の取(進法。
(3)魚卵状球形粒子形成後に、該球形粒子・3加熱変
性魚肉蛋白質を含有覆°る溶液中に浸り−ことに丸り、
魚卵状球形粒子の内部液体層中に加熱度1イ1魚肉蛋白
?’fを金石さUる特J′[請求の範囲第(1)項に記
載の魚卵状球形食品の製造法。
(/l)アルギン酸す1−リウム水溶液と)Jルシウム
塩水溶液を接触さlてゲル被膜層を形成づるCf r?
f晶求の範囲第(1)項乃至第(3)項のい・1”れか
に記載の魚卵状球形食品の製造法。
(5)アルギン酸す1ヘリウl\水イ容液どカルシウ1
\温水溶液のいずれか一方の溶液を他プラの溶Vに滴下
して、滴下粒子の表面(こゲル被膜を形成して魚卵状球
形粒子を形成する特許請求の範囲第(4)項に記載の魚
卵状球形食品の製造法。
(6)加だ1変性魚肉蛋白質を金石ざぜた魚卵状球形粒
子を60℃乃至70℃未満で150分乃J% 200分
加熱処理した後、更に70°C以トで加熱処理1ノる特
許請求の範囲第(’ 1 ) In乃至第((う)項の
いザ゛れかに記載の魚卵状球形食品の12j1造法。
(7) 70℃以上の加熱処理後の球形粒子中の水含イ
J量が90重句%以下である1”■許jjj’l ’に
の範切1第(1)項乃至第(6)項のいずれかに2抄の
加卵状し1;形食品の1ζ!I造法。
(8)加熱度1′I[魚肉蛋白質が、魚類を9(JT:
Jス土で熱意して得られる下記△、Bの物で1のいずれ
か一方よた(ン11両方の形で供給されるQ;Jl’ 
i’r請求の範囲第(1)項乃〒第(7)項のいずれか
に記載の魚卵状球形食品の製造法。
Δ、筋形質蛋白質及び膠状コラーゲンをコ−4,j中白
i:′1ど1ノて含イjrlろl’ l二)゛り一私物
7゛i1、!:2 、 、+、;巳7へをIIM除いた
加り1)固形1力から、1寸、り1皮、内皮1;17、
内皮11ら)1”1゛不要物をF4i去し、’:’:L
 VIXI !D 、、 ire ’L分;iZどした
、1務原#JJ! 屑1蛋白質ヲ主・け蛋白又−[と’
−’−’−’;、、’? (Jりる固形状物1′−7゜
(9)曵印状工、11形:I’f’/ ’I’ r勺(
1,゛)径5乃仝8111111のイクラ4.3+ に
ii (,4・”+” b:)る1脣′Fみt’i求の
箱出ド:n  (1)  liりり〒第(ε3)■3″
:のいづl′Lかに記載の魚卵状球形良品の製)ご法。
(10) Q、i 煩hK、x′1−isl、りI’J
 WO−<’ O9”++> rl、t i’!i:i
’l求(7) q、ii j)il第< 9 ) 31
1に記載の〃1卯状J)1;形rl品の製造法。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被膜ゲル層とこれに内包された液体層とから成る
    魚卵状球形粒子の該液体層に加熱変性魚肉蛋白質を含有
    させ、該加熱変性魚肉蛋白質を含有する魚卵状球形粒子
    を少なくとも70℃以上で加熱処理することを特徴とす
    る魚卵状球形食品の製造法。
  2. (2)魚卵状球形粒子形成前に、内包されるべき液体中
    に加熱変性魚肉蛋白質を含有させる特許請求の範囲第(
    1)項に記載の魚卵状球形食品の製造法。
  3. (3)魚卵状球形粒子形成後に、該球形粒子を加熱変性
    魚肉蛋白質を含有する溶液中に浸すことにり、魚卵状球
    形粒子の内部液体層中に加熱変性魚肉蛋白質を含有させ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の魚卵状球形食品の
    製造法。
  4. (4)アルギン酸ナトリウム水溶液とカルシウム塩水溶
    液を接触させてゲル被膜層を形成する特許請求の範囲第
    (1)項乃至第(3)項のいずれかに記載の魚卵状球形
    食品の製造法。
  5. (5)アルギン酸ナトリウム水溶液とカルシウム塩水溶
    液のいずれか一方の溶液を他方の溶液に滴下して、滴下
    粒子の表面にゲル被膜を形成して魚卵状球形粒子を形成
    する特許請求の範囲第(4)項に記載の魚卵状球形食品
    の製造法。
  6. (6)加熱変性魚肉蛋白質を含有させた魚卵状球形粒子
    を60℃乃至70℃未満で150分乃至200分加熱処
    理した後、更に70℃以上で加熱処理する特許請求の範
    囲第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の魚卵状
    球形食品の製造法。
  7. (7)70℃以上の加熱処理後の球形粒子中の水含有量
    が90重量%以下である特許請求の範囲第(1)項乃至
    第(6)項のいずれかに記載の魚卵状球形食品の製造法
  8. (8)加熱変性魚肉蛋白質が、魚類を90℃以上で蒸煮
    して得られる下記A,Bの物質のいずれか一方または両
    方の形で供給される特許請求の範囲第(1)項乃至第(
    7)項のいずれかに記載の魚卵状球形食品の製造法。 A.筋形質蛋白質及び膠状コラーゲンを主な蛋白質とし
    て含有する半ゼリー状物質。 B.上記Aを取除いた加熱固形物から、骨、外皮、内皮
    層、内皮膜等不要物を除去し、乾燥後、微粉末とした、
    筋原繊維蛋白質を主な蛋白質として含有する固形状物質
  9. (9)魚卵状球形粒子が直径5乃至8mmのイクラ様球
    体である特許請求の範囲第(1)項乃至第(8)項のい
    ずれかに記載の魚卵状球形食品の製造法。
  10. (10)魚類が、鮭または鱒である特許請求の範囲第(
    9)項に記載の魚卵状球形食品の製造法。
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