JPS6052796B2 - 魚卵状球形食品の製造法 - Google Patents

魚卵状球形食品の製造法

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JPS6052796B2
JPS6052796B2 JP58030779A JP3077983A JPS6052796B2 JP S6052796 B2 JPS6052796 B2 JP S6052796B2 JP 58030779 A JP58030779 A JP 58030779A JP 3077983 A JP3077983 A JP 3077983A JP S6052796 B2 JPS6052796 B2 JP S6052796B2
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L17/00Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L17/30Fish eggs, e.g. caviar; Fish-egg substitutes
    • A23L17/35Fish-egg substitutes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイクラのような魚卵に酷似した球形食・品を製
造する方法に関するものてある。
魚卵の一種であるイクラはその特有の風味と食惑により
珍重されているが、資源的制約のため極めて高価なもの
となつている。
そこで、これをゲル状食品で人工的に製造する方法が各
種提案されている。この種の人工魚卵を製造する方法と
しては、アルギン酸ナトリウムカ幼ルシウム塩と接触し
てゲル化する性質を利用する方法がよく知られている。
しかし、イクラは表面の被膜とこれに内包される流動状
物質の二層から成つており、これを食したときに被膜が
破れて粘稠な内容物が溢出するイクラ独特の食感を人工
的に作り出すことは極めて難しく、風味、保存性等含め
てすべての点で満足できる製品は末だ市場に現われてい
ないのが現状である。従来のこの種の方法としては、ア
ルギン酸ナトリウム水溶液をカルシウム塩水溶液中に滴
下する方法が知られているが、従来品は長時間放置する
と魚卵状粒子より水分が分離して水つぼくなり、粒子形
態が変化縮小して食感および外観を著しく損ね、その結
果商品価値が低下してしまうという欠点があつた。
そこで、くん液を含む処理液あるいはアルデヒド類を含
む処理剤で接触させて離水を防止し、保水性を良好にす
る方法も提案されている(特開昭55−9917飄同5
5−9917伝同55−104847、同55−104
876)。しかし、これらの方法ては長期間の保存にお
いては未だ充分満足できるものではなかつた。また、ア
ルギン酸ナトリウム水溶液をカルシウム塩水溶液に滴下
する方法では、保水性を向上させるために強固なゲル被
膜を形成させようとしてカルシウム塩濃度を増加すると
、カルシウムイオンが粒子表面のみならず、内部にまで
浸入してしまうのて表面のみの強固なゲ.ル被膜を形成
するのが難しく、弾力、固さが強くなりすぎ、ゴムマリ
のようなものになつてしまうという欠点もあつた。そこ
て、良好なゲル被膜を形成するために上記の方法とは逆
にカルシウム塩水溶液をアルギン酸.ナトリウム水溶液
中に滴下する方法も提案されている(特開昭55−34
054)。
しかし、この方法では粒子内部の液体がカルシウム塩水
溶液であるから殆どが遊離した水であり、これに増粘剤
を加えて粘度を増加し得てもこの増粘剤が同時に保水性
を−も良好に維持できるものでなければならず、現状で
は長期保存に耐えられるものは提案されていない。いず
れの方法にしてもイクラの外観、食感に酷似したゲル被
膜と内部流動物の二層構造を形成することができ且つ長
期間の保水性も良好であるという決定的な方法は見出さ
れていない。
本発明の目的は斯かる魚卵状球形食品の製造法のいずれ
にも適用でき、ゲル被膜と内部液体の二層構造形成にあ
たつての反応上の諸因子に大きな影響を与えることなく
製品の保水性を改良すると共に水つぽさをなくした魚卵
状球形食品を製造する方法を提供することである。
l 更に本発明の他の目的は、この種の人工魚卵を風味
、栄養価の点でも天然魚卵に酷似させることである。
人工魚卵に風味、栄養価を付加する方法としては成形し
た球体粒子を調味液に浸漬したり、予め内包される液体
に調味料等を加えておく方法が知られているが、本発明
者は天然魚卵、特にイクラに外観や食感のみならず質的
にも酷似した人工魚卵を製造するには魚肉蛋白質の存在
が不可欠であると考え、魚肉蛋白質の添加方法について
種々の検討を加えてきた。
従来、生魚より蛋白質を得る方法としては水さらし法、
遠心分離法、透析法等の方法があるが、これらの方法で
は操作が面倒であるし工業的に実施する場合にはコスト
高となる。更にこのような方法により得られた生の蛋白
質は細菌等で汚染されやすく、これを人工魚卵に添加す
る場合には新鮮なうちに添加しなければならないという
操作上の制約のほか、製品の保存期間も短くならざるを
得ないという欠点があつた。そこで本発明者は鋭意研究
した結果、魚を加熱蒸煮して得られる加熱変性魚肉蛋白
質を添加することにより斯かる問題が解決されると共に
天然イクラに酷似した風味が得られることを見出し、更
には予期せざることに、加熱変性魚肉蛋白質を添加して
気体中で70℃以上に加熱処理すると人工魚卵の保水性
が向上することを見出し、本発明に到達したものである
本発明は被膜ゲル層とこれに内包された液体層とから成
る魚卵状球形粒子の液体層に加熱変性魚肉蛋白質を含有
させ、この加熱変性魚肉蛋白質を含有させた魚卵状球形
粒子を気体中て少なくとも70℃以上で加熱処理するこ
とを特徴とするものである。
本発明に用いる加熱変性魚肉蛋白質は以下のようにして
得られる。
鮭、鱒等の生魚を90℃以上で加熱蒸煮すると、抽出さ
れた流動状物質と残存する固形状物質とが得られる。
流動状物質は筋形質蛋白質及び膠状コラーゲンの変性物
を含有し、蛋白質含有量4乃至5重量%、水含有量90
乃至95重量%程度の半ゼリー状物である。固形状物質
は骨、外皮、内皮層、内皮膜等を除去した後、乾燥して
水含有量4喧量.%程度、粗蛋白質5呼量%以上に調整
し、120メッシュより細かい微粉末とする。この固形
状物質の蛋白質は主に筋原繊維蛋白質の変性物である。
これら2種類の加熱変性魚肉蛋白質はいずれか一方のみ
使用してもよい。半ゼリー状物は人工魚卵の内部液体層
に混合し易くまた透明であるからイクラ様の人工魚卵を
製造する場合には好ましいものであるが、蛋白質含有量
が4乃至5重量%と低いため、また、魚肉蛋白質源の有
効利用を図るため、固形状物質の方も併せて使用するこ
とが望ましい。両者の使用量バランスは保水性向上の程
度、製品魚卵の透明度等に応じて調整すればよい。魚の
種類は限定されないが、イクラに酷似させた人工魚卵を
製造するには鮭または鱒を用いるのが望ましい。加熱変
性魚肉蛋白質を人工魚卵の内部液体層に導入する方法は
特に限定されないが、例えば魚卵状球形粒子を形成する
前に内包されるべき液体中にこれを添加してもよいし、
魚卵状球形粒子を形成してからこの粒子を加熱変性魚肉
蛋白質を含んだ液中に浸して、食塩の浸透圧を調整しな
がら導入してもよい。
後者の場合加熱変性魚肉蛋白質は120メッシュ以下の
細かい微粒子にして混合しておけば固形物であつても粒
子の内部へ充分浸透していくことが判明している。魚卵
状球形粒子を製造する方法は、加熱変性魚肉蛋白質を内
部液体層内へ導入し得るものであれば、特に限定されな
い。
例えば、アルギン酸ナトリウム水溶液とカルシウム塩水
溶液を用いる場合はアルギン酸ナトリウム水溶液をカル
シウム塩水溶液に滴下させる場合と、その逆にカルシウ
ム塩水溶液をアルギン酸ナトリウム水溶液に滴下する場
合の両方に用いることができる。濃度は方法により異な
るが通常、アルギン酸ナトリウム0.1乃至3重量%、
カルシウム塩0.1乃至1轍量%の範囲である。特に後
者の方法では所望の球体粒子が得られるように、カルシ
ウム塩水溶液中にキサンタンガム、トラガントガム、ロ
カストピンガム等の増粘剤を添加するのが好ましい。カ
ルシウム塩は特に限定されないが、塩化カルシウム、第
一燐酸カルシウム等が好ましい。加熱変性魚肉蛋白質の
添加量はこれを添加すべき液体物質の種類によつても異
なるが、蛋白質含有量としては通常は1乃至5重量%の
範囲である。
魚卵状球形粒子を形成する前に内部液体中に含有させる
場合は粒子形成のための反応上の諸要素に影響を与えず
に適当な粒子が形成し得る範囲内に抑えるべきであるし
、魚卵状球形粒子を形成した後に含浸させる場合は自ず
と浸透量に限界がある。後者の場合、例えばアルギン酸
ナトリウム水溶液にカルシウム塩水溶液を滴下して得た
球形粒子に含浸させた場合には、蛋白質含有量は、蛋白
質の形態、含浸液中の濃度、塩分、浸漬時間によつて異
なるが大体3重量%程度までである。導入方法としては
、筋形質及び膠状コラーゲンを含有する半ゼリー状物質
を、滴下する液体中に添加し、更に、筋原繊維蛋白質を
含有する固形状物質を粒子形成後に含浸液により浸透さ
せる方法が好ましい。この方法によれは内部液体をあま
り不透明化させずに蛋白質含有量を高めることが可能で
ある。本発明の方法は、加熱変性魚肉蛋白質を粒子の内
部液体層に導入した後、気体中で少なくとも70℃以上
、好ましくは70℃乃至90℃の範囲で加熱処理する。
処理時間は前処理の温度、時間等によつても異なるが通
常は1時間以内である。魚卵状球形粒子形成にあたつて
は通常水洗工程が最終工程として行なわれるから、粒子
外面に付着した水分及び内部液体層中の遊離した水分を
少しでも減少させるために、前処理として60℃乃至7
(代)未満の温度下で15紛乃至20紛程度、乾燥処理
することが望ましい。この前処理をした場合には700
C以上の加熱処理は3紛以内で行なうのが望ましい。こ
のような前処理を行なわずに、70C以上の温度で乾燥
処理と加熱処理とを同時に行なつてもよい。7CfC以
上の加熱処理は気体雰囲気中(通常は空気“中)で行な
うことが必要であり、これを水中で行なうと内部液体層
中の遊離水が除去されず却つて増加することにもなるの
で好ましくない。
7(代)乃至8CfCの温度で5分乃至1紛加熱処理し
た後、80℃乃至9CfCの温度で約1紛程度加熱殺菌
処理してもよい。
70℃未満の前処理の段階では粒子内部の液体層の性状
は大きな変化はないが、気体中に特に乾燥条件下で7C
fC以上の加熱処理を施すことにより、内部液体層が急
激に粘稠化すると共に均一相化され、この処理によつて
初めて保水性向上の顕著な効果が得られる。
これは、加熱変性蛋白質といつても熱に対して完全に不
活性化されたものではなく、更に加熱することにより蛋
白質が高分子量化、架橋化して網状構造化が進行し、粘
度が増加すると共に水分を蛋白質の網状構造内に取り込
んでしまい、保水性が向上するものと考えられる。この
意味では、本明細書中で、加熱変性魚肉蛋白質とは、完
全に加熱変性しきつた魚肉蛋白質を意味するものではな
く、加熱処理により生の蛋白質の状態ではなくなつた魚
肉蛋白質を意味するものである。以上述べたように本発
明の方法によれば魚卵状球形粒子内部の液体層の保水性
が向上することにより、離水を生じず長期に保存しても
変形縮小が生じなくなると共に、離水に基づく水つぽさ
をなくすことができ、更には、加熱変性魚肉蛋白質が導
入された分だけ水の絶対量が低下すると共に加熱処理に
よつて均一相の粘稠物が形成されるので魚肉蛋白質その
ものの風味と相俟つて一段と天然イクラ等の魚卵に酷似
させることができる。
以上の効果を発揮させるためには製品人工魚卵の水含有
量を9踵量%以下にすることが望ましい。例えば、カル
シウム塩水溶液をアルギン酸ナトリウム水溶液中に滴下
して魚卵状球形粒子を形成する方法では、本発明の方法
を用いた場合、従来、製品中95重量%以上であつた水
含有量を、通常、87乃至8踵量%にまで低下させるこ
とができる。因みに天然イクラの水含有量は約50乃至
55重量%程度であるが、従来提案されている人工魚卵
の製造方法ではここまでは水含有量を低下し得ないのが
現一状てある。イクラに酷似させた人工魚卵を製造する
には通称目玉と呼はれている油状物質を内部液体層中に
存在させるが、これはサラダ油等の油状物質をカプサン
チン等の天然色素で着色して導入すること−ができる。
更に、調味料、香料、着色剤等を含有させた調味液中に
球形粒子を浸漬して、天然魚卵に近づけたり、人工魚卵
としてではなく単なる球形状食品として提供することも
可能である。以下に本発明の実施例を示す。〔実施例1
〕 0.6重量%の塩化カルシウム水溶液1000ccに増
粘剤としてロカストピンガム8.8yを加え、粘度52
0CPとした水溶液を、0.踵量%アルギン酸ナトリウ
ム水溶液(高粘度タイプ)を天然色素であるカプサンチ
ンで着色した水性ゾル溶液中に滴下してイクラ様の球形
粒子を形成した。
塩化カルシウム水溶液は水面上15C1fLの位置から
内径S5?のノズルを通して直径約6?の粒子として滴
下させた。イクラの通称目玉の部分を形成するためにサ
ラダ油をカプサンチンで着色した溶液を上記ノズルの内
部に配設した別のノズルから滴下させ滴下粒子に一定量
ずつ含ませるようにした。滴下粒子の表面には約7分程
度で適度なゲル被膜が形成される。形成された粒子を引
き出し水洗いして、水切りのため2時間放置した。一方
、加えるべき加熱変性魚肉蛋白質は以下の通り製造した
生の鮭を分割して蒸し器に投入し、90′C以上で約4
紛間加熱蒸煮して、半ゼリー状物とし、凝固した固形状
物質を得た。
半ゼリー状物は筋形質蛋白質及び膠状コラーゲンの両変
性物を含み、蛋白質含有量4.4重量%、水含有量♀重
量%であつた。固形状物質から、骨、外皮、内皮層、内
皮膜等を除去し、乾燥して水含有量40乃至41重量%
に調整した。得られた固形状物質に含有される蛋白質は
主に筋原繊維蛋白質で含有量は約5鍾量%であつた。こ
の固形状物質を粉砕して120メッシュ以下の微粒子と
した。上記2種類の形態の加熱変性魚肉蛋白質を含む蛋
白質含有量約4.1重量%の調味液を下記に示す配合割
合で調製した。
前記の球形粒子を上記調味液中に投入して1酌間浸漬し
た。
水切りのために2時間放置した後の粒子の水含有量は約
9鍾量%であつた。この粒子を恒温槽にて60℃の温度
で17紛乾燥した後、同じく恒温槽で7(代)の温度で
1紛間加熱処理し、更に80℃で15分間殺菌のための
加熱処理を行なつた。得られた製品の蛋白質含有量は2
.種量%、水含有量は約羽重量%であつた。水分が減少
したにも拘わらず、粒子表面はシワになることもなく球
形粒子は元の形を維持していた。この製品を10℃の温
度下にl箇月放置したが外観は全く変るところがなく、
水含有量はわずか0.5重量%程度減少しただけであつ
た。一般生菌数は1σで、大腸菌群検査は陰性であつた
。〔比較例1〕 調味液中に加熱変性魚肉蛋白質を加えないで処理したほ
かは実施例1と同様の条件でイクラ様球形粒子を製造し
た。
加熱変性魚肉蛋白質を全く含まないこの製品を10℃の
温度下で放置しておくと8日目には球体表面に肉眼で識
別できる程度の水が出てきてしまい、水含有量もこの時
点で3.5乃至4.5重量%減少した。〔比較例2〕 加熱変性魚肉蛋白質を加えた調味液に浸漬後、−60℃
の温度で17紛乾燥した後は70℃以上の加熱処理をし
ないでその他は実施例1と同様の条件でイクラ様球形粒
子を製造した。
70℃以上の加熱処理をしないと、ゲル被膜の内側の流
動状物質が水つぽく、また得られた製品を10℃の温度
下で放置二すると、15日目位に球体表面に肉眼で識別
できる程度の水が出てきてしまい、水含有量もこの時点
で3.5乃至4.5重量%減少した。
〔実施例2〕 実施例1で製造した半ゼリー状の加熱変性魚肉蛋白質を
塩化カルシウム水溶液に混合し、固形状の加熱変性魚肉
蛋白質は調味液に混合して用いた。
600ccの水に半ゼリー状蛋白質400ccを加え、
これに塩化カルシウム6g、増粘剤としてロカストピン
ガム8.8gを加え、粘度570CPの水溶液として滴
下溶液を調製した。
調味液の配合割合は下記の通りで蛋白質含有量は約3.
鍾量%である。
上記の他は実施例1と同様の方法でイクラ様球体粒子を
製造したところ、得られた製品の蛋白質含有量は3.1
重量%、水含有量87重量%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被膜ゲル層とこれに内包された液体層とから成る魚
    卵状球形粒子の該液体層に加熱変性魚肉蛋白質を含有さ
    せ、該加熱変性魚肉蛋白質を含有する魚卵状球形粒子を
    気体中で少なくとも70℃以上で加熱処理することを特
    徴とする魚卵状球形食品の製造法。 2 魚卵状球形粒子形成前に、内包されるべき液体中に
    加熱変性魚肉蛋白質を含有させる特許請求の範囲第1項
    に記載の魚卵状球形食品の製造法。 3 魚卵状球形粒子形成後に、該球形粒子を加熱変性魚
    肉蛋白質を含有する溶液中に浸すことにより、魚卵状球
    形粒子の内部液体層中に加熱変性魚肉蛋白質を含有させ
    る特許請求の範囲第1項に記載の魚卵状球形食品の製造
    法。 4 アルギン酸ナトリウム水溶液とカルシウム塩水溶液
    を接触させてゲル被膜層を形成する特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかに記載の魚卵状球形食品の製造
    法。 5 アルギン酸ナトリウム水溶液とカルシウム塩水溶液
    のいずれか一方の溶液を他方の溶液に滴下して、滴下粒
    子の表面にゲル被膜を形成して魚卵状球形粒子を形成す
    る特許請求の範囲第4項に記載の魚卵状球形食品の製造
    法。 6 加熱変性魚肉蛋白質を含有させた魚卵状球形粒子を
    60℃乃至70℃未満で150分乃至200分加熱処理
    した後、更に70℃以上で加熱処理する特許請求の範囲
    第1項乃至第5項のいずれかに記載の魚卵状球形食品の
    製造法。 7 70℃以上の加熱処理後の球形粒子中の水含有量が
    90重量%以下である特許請求の範囲第1項乃至第6項
    のいずれかに記載の魚卵状球形食品の製造法。 8 加熱変性魚肉蛋白質が、魚類を90℃以上で蒸煮し
    て得られる下記A、Bの物質のいずれか一方または両方
    の形で供給される特許請求の範囲第1項乃至第7項のい
    ずれかに記載の魚卵状球形食品の製造法。 A 筋形蛋白質及び膠状コラーゲンを主な蛋白質として
    含有する半ゼリー状物質。 B 上記Aを取除いた加熱固形物から、骨、外皮、内皮
    層、内皮膜等不要物を除去し、乾燥後、微粉末とした、
    筋原繊維蛋白質を主な蛋白質として含有する固形状物質
    。 9 魚卵状球形粒子が直径5乃至8mmのイクラ様球体
    である特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれかに記
    載の魚卵状球形食品の製造法。 10 魚類が、鮭または鱒である特許請求の範囲第9項
    に記載の魚卵状球形食品の製造法。
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