JPS5915343B2 - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPS5915343B2
JPS5915343B2 JP10833881A JP10833881A JPS5915343B2 JP S5915343 B2 JPS5915343 B2 JP S5915343B2 JP 10833881 A JP10833881 A JP 10833881A JP 10833881 A JP10833881 A JP 10833881A JP S5915343 B2 JPS5915343 B2 JP S5915343B2
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JP
Japan
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rubber
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nickel
nitrogen
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JP10833881A
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啓治 古賀
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維との接着性を改善したクロロプレ15 ン
ゴム組成物に関する。
クロロプレンゴムは他のジエン系ゴムに較べて種々の特
性にすぐれており、特に非イオウ変性クロロプレンゴム
はポリマー主鎖にイオウを含まず、耐熱性、耐圧縮疲労
性等にすぐれているところかフo ら、厳しい条件下で
使用されるゴム製品に適しているが、繊維との接着性に
乏しい難点がある。
このため、種々の添加剤を配合したゴム組成物が提案さ
れているが、一般に添加剤は未加硫ゴムの貯蔵安定性を
損なうほか、加硫したとき、却つてク95ロロプレンゴ
ムの利点であつた耐熱性や耐圧縮疲労性を損なうことが
多い。例えば、一般にゴムの接着性を改善するために硫
黄や含水シリカを添加することが行なわれているが、ク
ロロプレンゴムにこの方法を適用すると、加硫ゴムの耐
熱性、耐30圧縮疲労性が著しく悪化し、また、メラミ
ン類とレゾルシンを添加する方法によれば、未加硫ゴム
の貯蔵安定性を著しく損なう。本発明は上記に鑑みてな
されたものであつて、クロロプレンゴムの利点を維持し
つつ、接着性に35すぐれたクロロプレンゴム組成物を
提供することを目的とする。
本発明のゴム組成物は(a)非イオウ変性クロロプレン
ゴムを50重量%以上含有する100重量部と、(b)
一般式(但し、R1はそれぞれ独立にアルキル基、アリ
ール基又は二つのR1が窒素と共に形成する含窒素炭素
環を示し、Xは1〜6の整数を示す。
)で表わされるチウラム系化合物2〜15重量部と、(
c)一般式(但し、R2はそれぞれ独立にアルキル基、
アリール基、シクロアルキル基又は二つのR2が結合し
て窒素と共に形成する含窒素炭素環を示す。
)で表わされるジチオカルバミン酸ニツケル及び一般式
(但し、R3はアルキル基を示す。
)で表わされるキサントゲン酸ニツケルから選ばれる少
なくとも一種のニツケル塩0.3〜5重量部とを含有す
ることを特徴とする。
本発明において用いるチウラム系化合物は前記一般式(
1)で表わされ、ここに好ましくはR1はそれぞれ炭素
数5以下のアルキル基、炭素数8以下のアリール基又は
アリールアルキル基、又は二つのR1が結合して窒素と
共に形成する炭素数10以下の含窒素炭素環を示し、X
は1〜4の整数を示す。
従つて、好ましい具体例としてテトラメチルチウラムモ
ノスルフイド、テトラメチルチウラムジスルフイド、テ
トラエチルチウラムジスルフイド、ジペンタメチレンチ
ウラムテトラスルフイド等が挙げられる。このようなチ
ウラム系化合物は非イオウ変性クロロプレンゴムを50
重量%以上含有するゴム100重量部について2〜15
重量部、好ましくは4〜10重量部用いられる。
一般にチウラム系化合物は、イオウ変性クロロプレンゴ
ムの場合に原料重合体の製造時に安定剤として若干量添
加されることもあるが、上記のように多量のチウラム系
化合物を配合することは、天然ゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム等の無イオウ加硫の場合に限られており、クロ
ロプレンゴムでは行なわれていない。その理由はクロロ
プレンゴムに対してはチウラム系化合物は加硫遅延剤と
して作用するため、専らスコーチ防止を目的とする使用
に限られるからであり、1重量部を越えて多量に配合す
ると、通常、加硫ゴムの硬度やモジユラスが低下し、圧
縮特性等を悪化させるばかりでなく、激しいブルームを
起こすからである。しかしながら、本発明においては、
多量のチウラム系化合物を前記一般式()で表わされる
ジチオカルバミン酸ニツケル及び/又は一般式(11)
で表わされるキサントゲン酸ニツケルをクロロプレンゴ
ムを主体とするゴム100重量部について0.3〜5重
量部、好ましくは0.5〜2重量部配合することにより
、チウラム系化合物の多量配合によるクロロプレンゴム
のブルームをよく防止しつつ、その接着性を改善したの
である。
前記一般式()で表わされるジチクカルバミン酸ニツケ
ルにおいて、R2は好ましくは炭素数5以下のアルキル
基、炭素数8以下のアリール基又はアリールアルキル基
、又は二つのR2が結合して窒素と共に形成する炭素数
10以下の含窒素炭素環を示し、好ましい具体例として
ジメチルジチオカルバミン酸ニツケル、ジエチルジチオ
カルバミン酸ニツケル、ジ一n−ブチルジチオカルバミ
ン酸ニツケル、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ニツ
ケル、シクロヘキシルエチルジチオカルバミン酸ニツケ
ル、ジベンジルジチオカルバミン酸ニツケル、ルペチジ
ンジチオカルバミン酸ニツケル、エチルフエニルジチオ
カルバミン酸ニツケル等を挙げることができる。
また、前記一般式(助で示されるキサンドゲン酸ニツケ
ルにおいて、R3は好ましくは炭素数2〜5のアルキル
基であり、好ましい具体例としてイソプロピルキサント
ゲン酸ニツケル、ブチルキサントゲン酸ニツケル、エチ
ルキサントゲン酸ニツケル等を挙げることができる。
更に、本発明においては、加硫クロロプレンゴムの圧縮
特性を高めるために加硫促進剤としてチオカルボアニリ
ド、ジオルトトリチルチオウレア、エチレンチオウレア
、ジエチルチオウレア等のチオウレア系、ジフエニルグ
アニジン、ジオルトトリルグアニジン、ジフエニルグア
ニジンフタレート等のグアニジン系の少なくとも一種を
併用するのが望ましく、この場合、その配合量はクロロ
プレンゴム100重量部について1〜5重量部が適当で
ある。
本発明においてクロロプレンゴムを50重量%以上含有
するゴムであれば、クロロプレンゴムの利点を損なうこ
となく、その接着性を改善でき、また、補強剤、充填剤
、可塑剤、老化防止剤、加硫助剤、活性剤等、通常のゴ
ム配合剤を含有していてよいのは勿論である。
本発明のクロロプレンゴム組成物は種々の繊維と良好な
接着性を有する。
このような繊維としては例えばポリアミド繊維、ポリア
ラミド繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、レーヨ
ン、綿等の有機繊維や、炭素繊維、ガラス繊維、スチー
ル繊維、セラミツク繊維等の無機繊維を挙げることがで
きるが、これらに限定されるものではない。このような
繊維は、ゴムとの接着性を改善する目的で一般になされ
る処理を施されていることが望ましい。かかる繊維処理
としては、繊維をレゾルシンーホルマリンラテツクス(
RFL液)に浸漬し、加熱乾燥して表面に均一に接着剤
層を形成する方法が一般的であり、PFL液に水に対し
安定化したイソシアネート化合物やエポキシ化合物を配
合し、又はRFL処理とこのような活性化合物による処
理と併用することも広く行なわれている。以上のように
、本発明によれば、非イオウ変性クロロプレンゴムにつ
いては通常の範囲を越える多量のチウラム系化合物にジ
チオカルバミン酸ニツケル及び/又はキサントゲソ酸ニ
ツケルを併用することにより、クロロプレンゴムのすぐ
れた利点である耐熱性、耐圧縮疲労性等を維持しつつ、
ブルームを抑え、貯蔵安定性にもすぐれた接着性タロロ
プレンゴム組成物を得ることができ、従つて、従来はそ
の接着性の欠如のために使用が困難であつた繊維との強
力な接着を要する分野においても、非イオウ変性クロロ
プレンゴムの使用を可能にするものである。以下に本発
明の参考例及び実施例を挙げるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
参考例水4009、レゾルシン19.7g及び37%ホ
ルマリン29.39からなる水溶液を力性ソーダにてP
HlOに調整し、25℃で6時間熟成した。
次に、この液4009にビニルピリジン−SBRラテツ
クス(日本合成ゴム(株)製JSRO65O)2409
,SBRラテツクス(日本合成ゴム(株)製JSBO6
9l)1209及び水909を混合し、25℃で6時間
熟成してRFL液を調製した。このRFL液にナイロン
6コード(210D/3X9構成)を浸漬した後、21
『Cで2分間加熱処理した。ポリエステルコード(11
00D/3×3構成)は、ジフエニルメタンジイソシア
ネートのトリクレン溶液に浸漬し、220℃で1分間加
熱処理した後、上記同様にRFL処理した。
ポリアラミドコード(1500D/1×5構成)は、グ
リセリンジグリシジルエーテル(長瀬化成(株)製デナ
コールEX3l3)2.229,10%力性ソーダ0.
289、界面活性剤(花王石鹸(株)製ペレツクス0T
P)0.56f1及び水96.99からなる混合液に浸
漬し、240℃で1分間加熱処理した後、上記と同様に
RFL液で処理した。
ガラス繊維(ECGl5Ol/3構成)は、γアミノプ
ロピルトリエトキシシランの5%水分散液に浸漬し、2
00℃で3分間加熱処理した後、上記と同様にRFL処
理し、更に3本構成(ECGl5O3/13)に撚つた
試験方法 所定のクロロプレンゴム組成物を12インチロールにて
調製し、24時間放置した後、次の各試1験を行なつた
(1)ムー[メ[スコーチ試験 JISK63OOに従い、120℃においてS形ロータ
ーを用いてムー[メ[スコーチ試験を行なつた。
(2)接着強度 所定のゴム組成物を厚さ6.51W!のシートに成形し
、参考例で得た繊維コードのそれぞれについて、コード
Jヶ{をシート上に相互に接触させて並べ、150℃で3
0分間加圧加硫し、24時間放置した後、両端に位置す
るコードを除き、残りの5本のコードについて剥離速度
50mm/分、剥離角度180゜で剥離した。
(3)耐熱性 ASTMD3l82−74に規定する金型を用い、15
0℃で30分間加圧加硫して加硫シートを得、JISK
63Olに従い、ギヤー式熱老化試験機にて120℃で
168時間老化させたときの破断時伸び(EB)の変化
率を測定した。
(4)耐圧縮疲労性及び発熱150℃で30分間加圧加
硫したゴムをASTMD623lに従い、グツドリツチ
フレクソメータ一により荷重24ポンド、ストローク4
.4rn7!L1温度100℃にて圧縮疲労試験を行な
い、25分後の永久歪及び発熱を測定した。
(5) ブルーム性 接着試験で用いた試料ゴムを25℃で1か月間放置した
後、目視により観察した。
尚、以下において部は重量部を示す。
実施例 1 ネオプレンTRTlOO部についてステアリン酸0.5
部、酸化マグネシウム4部、酸化亜鉛5部、老化防止剤
2部、FETカーボン50部及び可塑剤5部を含有し、
更に第1表に示す成分を含有するクロロプレンゴム組成
物についての試験結果を第1表に示す。
実試番号1,2及び3を比較例実験番号4,5及び7と
比較して、明らかに本発明のゴム組成物は各種繊維との
接着性が改善されている。
また、比較例実験番号6はイオウを含有し、繊維との接
着性は良好であるが、耐熱性に劣ることが明らかである
。実施例 2 ネオプレンWlOO部についてステアリン酸0.5部、
酸化マグネシウム4部、酸化亜鉛5部、老化防止剤2部
、FEFカーボン50部及び可塑剤5部を含有し、更に
第2表に示す成分を含有するクロロプレンゴム組成物に
ついての試験結果を第2表に示す。
比較例から、チウラム系化合物をカルバミン酸ニツケル
と併用しない場合、ゴム100部についてチウラム系化
合物が1.5部含まれるとブルームが生じ、3部以上で
は顕著となる。
しかし、本発明に従つて、両者を併用することにより、
ブルームが完全に防止されることが示されている。また
、キサントゲン酸ニツケルを用いた場合もブルームを抑
えて、接着性が改善されている。実施例 3 第3表に示すタロロプレンゴム組成物についての試験結
果を第3表に示す。
50重量%以上の非イオウ変性クロロプレンゴムを含有
するゴム混合物も、本発明によれば耐熱性、耐圧縮疲労
性等のクロロプレンゴムの利点を維持しつつ、繊維との
接着性が著しく改善されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)非イオウ変性クロロプレンゴムを50重量%
    以上含有するゴム100重量部と、(b)一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼( I )(但し、R^1は
    それぞれ独立にアルキル基、アリール基又は二つのR^
    1が窒素と共に形成する含窒素炭素環を示し、Xは1〜
    6の整数を示す。 )で表わされるチウラム系化合物2〜15重量部と、(
    c)一般式▲数式、化学式、表等があります▼(II)(
    但し、R^2はそれぞれ独立にアルキル基、アリール基
    、シクロアルキル基又は二つのR^2が結合して窒素と
    共に形成する含窒素炭素環を示す。 )で表わされるジチオカルバミン酸ニッケル及び一般式
    ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(但し、R
    ^3はアルキル基を示す。 )で表わされるキサントゲン酸ニッケルから選ばれる少
    なくとも一種のニッケル塩0.3〜5重量部とを含有す
    ることを特徴とするゴム組成物。
JP10833881A 1981-07-11 1981-07-11 ゴム組成物 Expired JPS5915343B2 (ja)

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JPS5893341U (ja) * 1981-12-15 1983-06-24 株式会社小松製作所 プレス機械用搬送装置の搬送部材交換装置
JPS619475A (ja) * 1984-06-25 1986-01-17 Toyoda Gosei Co Ltd ゴム用接着剤組成物
JPH0299667A (ja) * 1988-09-29 1990-04-11 Mitsuboshi Belting Ltd ゴム補強用処理繊維及び同繊維により補強した補強ゴム製品
JP5459541B2 (ja) 2009-11-17 2014-04-02 株式会社リコー シート材供給装置及び画像形成装置

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