JPS59152944A - 熱収縮性物品 - Google Patents
熱収縮性物品Info
- Publication number
- JPS59152944A JPS59152944A JP2680783A JP2680783A JPS59152944A JP S59152944 A JPS59152944 A JP S59152944A JP 2680783 A JP2680783 A JP 2680783A JP 2680783 A JP2680783 A JP 2680783A JP S59152944 A JPS59152944 A JP S59152944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antimony trioxide
- heat
- polyvinyl chloride
- resin composition
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本考案は、難燃性と共に透明性、耐変色性、熱安定性に
優れた熱収縮性物品に関するものである。
優れた熱収縮性物品に関するものである。
透明ポリ塩化ビニル（以下ＰｖＣと略記する）樹脂から
なる熱収縮性チューブは、電線の端末などの保護用とし
て使用されているが、電子機器等の配線用の絶縁材料に
対してはＵＬ規格など厳しい難燃化が要求されているこ
とから熱収縮性チューブを始めとする熱収縮性物品につ
いても難燃性を向上させる必要があり、その為に透明Ｐ
ｖＣ樹脂組成物にハロゲン系の難燃剤を添加する等の方
法が採られている。
なる熱収縮性チューブは、電線の端末などの保護用とし
て使用されているが、電子機器等の配線用の絶縁材料に
対してはＵＬ規格など厳しい難燃化が要求されているこ
とから熱収縮性チューブを始めとする熱収縮性物品につ
いても難燃性を向上させる必要があり、その為に透明Ｐ
ｖＣ樹脂組成物にハロゲン系の難燃剤を添加する等の方
法が採られている。
従来から二酸化アンチモンは難燃助剤として難燃剤との
併用で使用されていたが、これを添加すると不透明にな
るために透明配合には使用できなかった。その為透明性
に影響を与えないハロゲン系の難燃剤、例えば２，２ジ
（４ブロモエトキシ３゜５ジブロモフエニル）プロパン
（以下ＨＢと称する）等を多量に配合することが為され
ていた。
併用で使用されていたが、これを添加すると不透明にな
るために透明配合には使用できなかった。その為透明性
に影響を与えないハロゲン系の難燃剤、例えば２，２ジ
（４ブロモエトキシ３゜５ジブロモフエニル）プロパン
（以下ＨＢと称する）等を多量に配合することが為され
ていた。
ところが、この様に二酸化アンチモン等の難燃助剤を使
用せずに難燃性を上げようとすると多量の難燃剤を添加
する必要があり、その為高価になっていた。又、ＰｖＣ
に適する変色防止剤もないため加熱による変色が著しか
った。即ち、従来の難燃化された透明ｐｖｃ樹脂から成
る熱収縮性物品は収縮させるために加熱すると変色し、
透明性が損われるという欠点があった。
用せずに難燃性を上げようとすると多量の難燃剤を添加
する必要があり、その為高価になっていた。又、ＰｖＣ
に適する変色防止剤もないため加熱による変色が著しか
った。即ち、従来の難燃化された透明ｐｖｃ樹脂から成
る熱収縮性物品は収縮させるために加熱すると変色し、
透明性が損われるという欠点があった。
本発明は、上記欠点を改良するために為されたもので、
透明ポリ塩化ビニル樹脂組成物に平均粒子径が０．１ミ
クロン以下の三酸化アンチモンを０．５〜５重量部添加
して成る樹脂組成物を使用することによって、難燃性で
且つ加熱による変色の少ない透明な熱収縮性物品を提供
するものである。
透明ポリ塩化ビニル樹脂組成物に平均粒子径が０．１ミ
クロン以下の三酸化アンチモンを０．５〜５重量部添加
して成る樹脂組成物を使用することによって、難燃性で
且つ加熱による変色の少ない透明な熱収縮性物品を提供
するものである。
従来から使用されていた難燃助剤の一つである三酸化ア
ンチモンは、透明ｐｖｃ樹脂組成物に添加すると不透明
になるが、本発明者はその原因について調査した結果、
三酸化アンチモンの平均粒子径が０．１ミクロン以下に
なるとＰＶＣ樹脂組成物が透明になることを見出した。
ンチモンは、透明ｐｖｃ樹脂組成物に添加すると不透明
になるが、本発明者はその原因について調査した結果、
三酸化アンチモンの平均粒子径が０．１ミクロン以下に
なるとＰＶＣ樹脂組成物が透明になることを見出した。
その他ＰＶＣ樹脂組成物の難燃性が向上すると共に理由
は不明だが熱変色も少なく、熱安定性にも優れていると
いう効果も見出され、又得られた樹脂組成物はＨＢを多
量に添加したものより他の難燃剤を特に添加する必要が
ないので安価なものである。
は不明だが熱変色も少なく、熱安定性にも優れていると
いう効果も見出され、又得られた樹脂組成物はＨＢを多
量に添加したものより他の難燃剤を特に添加する必要が
ないので安価なものである。
本発明の透明ｐｖｃ樹脂組成物は、ｐｖｃ樹脂にトリオ
クチルトリメリテート、ジ（２−メチルへキシル）アジ
ペート、ジイソオクチルフタレートなどの可塑剤、及び
錫系安定剤を始めとする液状安定剤を添加して成るもの
である。
クチルトリメリテート、ジ（２−メチルへキシル）アジ
ペート、ジイソオクチルフタレートなどの可塑剤、及び
錫系安定剤を始めとする液状安定剤を添加して成るもの
である。
本発明において二酸化アンチモンの配合量は上記透明ｐ
ｖｃ樹脂組成物中のＰＶＣ樹脂１００重量部に対して０
，５〜５重量部である。配合量が上記の様に限定した理
由は０．５重量部未満では難燃性に対し効果がなく、５
重量部越えでは透明性が損われるからである。
ｖｃ樹脂組成物中のＰＶＣ樹脂１００重量部に対して０
，５〜５重量部である。配合量が上記の様に限定した理
由は０．５重量部未満では難燃性に対し効果がなく、５
重量部越えでは透明性が損われるからである。
本発明の効果は、上記三酸化アンチモンを使用する限り
ＨＢと併用しても、損われるものではない。
ＨＢと併用しても、損われるものではない。
本発明にいう熱収縮性物品の形状は、チューブ、シート
、テープ、キップ等その用途に応じ定めらるべきもので
あり、熱収縮性は樹脂組成物を必要形状に成形された後
、該樹脂組成物の軟化点以上 ′に加熱した状態
で膨張、延伸等の変形を加え、変形状態のまま常温まで
冷却することによって付与される。
、テープ、キップ等その用途に応じ定めらるべきもので
あり、熱収縮性は樹脂組成物を必要形状に成形された後
、該樹脂組成物の軟化点以上 ′に加熱した状態
で膨張、延伸等の変形を加え、変形状態のまま常温まで
冷却することによって付与される。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
透明ｐｖｃ樹脂組成物として以下の配合のものを共通配
合として用い、これに第１表に示す配合剤を添加した。
合として用い、これに第１表に示す配合剤を添加した。
共通配合
ポリ塩化ビニル（スミリット １００重量部５Ｘ
−１１Ｆ：住人化学社製 商品名）トリオクチルトリメ
リテート ４５重ｆｆｉ部錫系安定剤
５重量部第１表の各樹脂組成物につき
、酸素指数、焼は時間、透明性及び着色度を試験した。
−１１Ｆ：住人化学社製 商品名）トリオクチルトリメ
リテート ４５重ｆｆｉ部錫系安定剤
５重量部第１表の各樹脂組成物につき
、酸素指数、焼は時間、透明性及び着色度を試験した。
その結果を第１表に併記する。
５−
第 １ 表
（
（１）１）平均粒子径 ２００オングストローム２
）平均粒子径 ２ミクロン ３） ２．２ シ（４，７”ロモエトキシ３，５ジブ
ロモフェニル）プロパン ４〕 ブラベンダー・プラストグラフを用い、試験開始
からトルクが最低トルク＋２５０ｇ−ｍになるまでの時
間（ト）を測定（容積５０ｃｃ設定温度２００’Ｃ，０
−ター回転数４Ｏｒｐｍ）５）透明性の評価方法 ｏ
、５ＩｌＩＩＬ厚のシートを通−〇− して新聞が判読できなくなるまでのシートと新聞との距
離を測定した。（距離が長い程透明性が良好） ◎・１ｍ以上 ■・ １ｍｍ未満５０以以− △・・・５０Ｄｎ未満２ｍ以上 ６）２００°Ｃ１６０分間、ギヤーオーブン中に保持 １・淡茶色〜茶色 ２−茶褐色 ３・・黒褐色 第１表の実施例１〜４と比較例１との比較から明らかな
様に、粒子径０．１ミクロン以下の三酸化アンチモンを
用いると、比較例１に比べ難燃性（酸素指数により評価
される）が向上し、熱安定性（焼は時間により評価され
る）及び着色度も著しく向上することが判る。又実施例
１と比較例２を比較すると同じ三酸化アンチモンを用い
た組成物であっても、平均粒子径が０．１ミクロン以下
の三酸化アンチモンは、同程度難燃性が向上するが熱安
定性、透明性及び着色性に優れており、Ｈ，Ｂ（比較例
３）と比べても熱安定性、着色性に優れている。
）平均粒子径 ２ミクロン ３） ２．２ シ（４，７”ロモエトキシ３，５ジブ
ロモフェニル）プロパン ４〕 ブラベンダー・プラストグラフを用い、試験開始
からトルクが最低トルク＋２５０ｇ−ｍになるまでの時
間（ト）を測定（容積５０ｃｃ設定温度２００’Ｃ，０
−ター回転数４Ｏｒｐｍ）５）透明性の評価方法 ｏ
、５ＩｌＩＩＬ厚のシートを通−〇− して新聞が判読できなくなるまでのシートと新聞との距
離を測定した。（距離が長い程透明性が良好） ◎・１ｍ以上 ■・ １ｍｍ未満５０以以− △・・・５０Ｄｎ未満２ｍ以上 ６）２００°Ｃ１６０分間、ギヤーオーブン中に保持 １・淡茶色〜茶色 ２−茶褐色 ３・・黒褐色 第１表の実施例１〜４と比較例１との比較から明らかな
様に、粒子径０．１ミクロン以下の三酸化アンチモンを
用いると、比較例１に比べ難燃性（酸素指数により評価
される）が向上し、熱安定性（焼は時間により評価され
る）及び着色度も著しく向上することが判る。又実施例
１と比較例２を比較すると同じ三酸化アンチモンを用い
た組成物であっても、平均粒子径が０．１ミクロン以下
の三酸化アンチモンは、同程度難燃性が向上するが熱安
定性、透明性及び着色性に優れており、Ｈ，Ｂ（比較例
３）と比べても熱安定性、着色性に優れている。
Claims (1)
- （１）透明ポリ塩化ビニル樹脂組成物と三酸化アンチモ
ンとからなる樹脂組成物を成形してなる熱収縮性物品で
あって、上記三酸化アンチモンの平均粒子径が０．１ミ
クロン以下で且つ上記三酸化アンチモンの配合量が上記
透明ポリ塩化ビニル樹脂組成物中のポリ塩化ビニル樹脂
１００重量部に対し０．５〜５重量部であることを特徴
とする熱収縮性物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2680783A JPS59152944A (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 熱収縮性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2680783A JPS59152944A (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 熱収縮性物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59152944A true JPS59152944A (ja) | 1984-08-31 |
Family
ID=12203559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2680783A Pending JPS59152944A (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 熱収縮性物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59152944A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4753829A (en) * | 1986-11-19 | 1988-06-28 | Basf Corporation | Opalescent automotive paint compositions containing microtitanium dioxide pigment |
| JP2012102303A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Achilles Corp | 透明難燃性フィルム |
-
1983
- 1983-02-18 JP JP2680783A patent/JPS59152944A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4753829A (en) * | 1986-11-19 | 1988-06-28 | Basf Corporation | Opalescent automotive paint compositions containing microtitanium dioxide pigment |
| JP2012102303A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Achilles Corp | 透明難燃性フィルム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2015025701A1 (ja) | 難燃性合成樹脂組成物 | |
| JPH0292961A (ja) | 抗着火性改質熱可塑性組成物及び製造方法 | |
| JPH04503081A (ja) | フルオロポリマー組成物 | |
| JPS59152944A (ja) | 熱収縮性物品 | |
| US4111885A (en) | Synergistic fire retardant additives for plasticized polyvinyl chloride consisting essential of boric acid and zinc oxide or zinc phosphate | |
| US2560160A (en) | Stabilization of polymeric resins with bismuth salts | |
| US2455612A (en) | Compositions comprising a polyvinyl chloride resin stabilized with the alkali metal salts and the alkaline earth metal salts of ortho-sulfobenzimide | |
| JPS5837039A (ja) | 低発煙性軟質ポリ塩化ビニル組成物 | |
| JPS5815514B2 (ja) | ナンネンセイジユシソセイブツ | |
| JPH048749A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
| US5087521A (en) | Modified polymer containing articles | |
| JPH029056B2 (ja) | ||
| JPS59206454A (ja) | 透明性の改良された難燃性アクリル樹脂組成物 | |
| JPS6011543A (ja) | 低発煙性ポリ塩化ビニル組成物 | |
| US2455611A (en) | Compositions comprising a polyvinyl chloride resin stabilized with ortho-sulfobenzimide | |
| JPH08113682A (ja) | 難燃ポリプロピレンシート | |
| JPH0359941B2 (ja) | ||
| JPH0415244A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
| US3053802A (en) | Stabilized vinyl compositions | |
| JPS6011546A (ja) | 低発煙性ポリ塩化ビニル組成物 | |
| US3326839A (en) | Plasticized vinyl chloride polymers stabilized with an alkyl diphenylamine | |
| JPH03152143A (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
| JPH02218732A (ja) | 難燃性塩化ビニル系樹脂組成物及び該組成物を保護層材とする難燃性電線・ケーブル | |
| US3380956A (en) | Stabilized vinyl halide resin compositions | |
| JPH04331252A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 |