JPS59206454A - 透明性の改良された難燃性アクリル樹脂組成物 - Google Patents

透明性の改良された難燃性アクリル樹脂組成物

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JPS59206454A
JPS59206454A JP8092283A JP8092283A JPS59206454A JP S59206454 A JPS59206454 A JP S59206454A JP 8092283 A JP8092283 A JP 8092283A JP 8092283 A JP8092283 A JP 8092283A JP S59206454 A JPS59206454 A JP S59206454A
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JP
Japan
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acrylic resin
flame
compound
compd
transparency
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Pending
Application number
JP8092283A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Ogawa
小川 吉克
Haruhiko Hisada
晴彦 久田
Takeshi Kasahara
猛 笠原
Ryukichi Kojima
小嶋 隆吉
Fumihiko Kizaki
木崎 文彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marubishi Yuka Kogyo KK
Original Assignee
Marubishi Yuka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透明性の改良された難燃性アクリル樹脂組成物
に関する。
アクリル樹脂は機械的強度が強く、耐水性及び耐候性が
優れ、表面光沢が良く、更に透明性が他の樹脂に比較し
て優れ、成形加工が容易であるため、照明器具、窓ガラ
ス、看板、ショーケース、水槽、温室、自動車用部品、
TV部品、ステレオカバー、光学機器等に使用されてい
る。
しかしアクリル樹脂は燃焼し易いため用途が限定される
場合が多い。
アクリル樹脂の難燃剤としてホスホネートオリゴマーが
有効であることが知られている(特公昭38−8239
号公報参照)。またハロゲン化正燐酸エステルも有効で
あることが知られて℃・るが、正燐酸エステルはアクリ
ル樹脂に対して可塑性を与えるため軟化温度を低下させ
る性質があり、またアクリル樹脂の表面にブリードする
ことがあるためほとんど使用されていない。アクリル樹
脂の有効な難燃剤として知られているハロゲン化ホスホ
ネートは一般にアクリル樹脂に対して1〜65%添加さ
れるが、アクリル樹脂の最も重要な特性である透明性が
悪くなるという欠点を有している。
本発明者らはこの点に関して研究の結果、アクリル樹脂
の難燃性を低下させずに透明性を改良させる方法を見出
した。
本発明は、難燃剤としての一般式 (式中Rは炭素数2又は乙の脂肪族炭化水素残基、χは
ハロゲン原子、rは1〜60の整数、pは1又は2を示
す)で表わされるポリホスホネート化合物及び一般式 () (式中R′は炭素数2又(・工6の脂肪族炭化水素残基
、又はハロゲン原子、mはO〜5の整数、nは1〜4の
整数、qは1又は2を示す)で表わされるポリホスフェ
−1・化合物を、A:Bの重雷比か9:1ないし2;8
でアクリル樹脂中に1〜60車量%含有することを特徴
とする、透明性の改良された離燃性アクリル樹脂組成物
である。
本発明に用いられるアクリル樹脂としては、メチルメタ
クリレートの重合体及びメチルメタクリレート成分を9
0%以上含有する他の単量体との共重合体並びにこれら
と他の重合体との混合物があげられろ。メチルメタクリ
レートとの共重合に用いられる単量体としては、例えば
エチルメタクリレート、メチルメタクリレート、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアク1)レート、メタクリル酸、アクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、スチレン、酢酸
ビニル等があげられる。
化合物Aの置換基Xのノ10ゲン原子として(1塩素原
子又は臭素原子が好まし℃・。■を130以下の整数で
、rがこれ以上の化合物でQま、アクリル樹脂の物性、
特に耐衝撃性を低下させるため好ましくない。Rは炭素
数2又は乙の炭化水素残基であり、炭素数が4以上の場
合は難燃効果が低下する。
化合物Aとしては例えば下記の化合物カー用℃・もれろ
CH30 (It CIC)I□2CH2(−P −0−CH−)P(OC
H2CH2C1)20CH2CH2C1 II           II CIcH2CH2(−P−〇−aH2Ch2−+−P(
OCI42CH2C1)z0CR2CI−I2C1 OCH30 II         I    II0CH2CH2
B r  CH3 00 111 化合物Bにおいてnは1〜4の整数であり、nが5以上
の場合は難燃効果が低下する。またUlは0〜5の整数
であり、mが6以上の化合物は透明性の改良効果が弱く
なる。
化合物Bとしては例えば下記の化合物が用いられる。
〇− 111 (CI CH2CH2O)2PO(CH2Cl:工20
 +−P (0CH2CH2Cl )20CH2CH2
Br 化合物Aと化合物Bの重量比は、9:1ないし2:8と
することが必要であり、化合物Bの割合が10%より少
ないと目的とする透明性の改良が不充分であり、また8
0%を越えるとアクリル樹脂の物性、特に軟化温度を低
下させる。
本発明の組成物は、化合物A及び化合物Bをアクリル樹
脂中に合計で1〜60重景%重量する。この含有量が1
%より少ないと難燃効果が不充分であり、60%より多
いとアクリル樹脂の物性、特に機械的強度を低下させる
本発明の組成物を製造するに際しては、化合物A及び化
合物Bを一度に又は段階的にアクリル樹脂に添加して、
加熱しながら混和することが好ましい。アクリル樹脂の
形状は、粉末、ビーズ又はペレットのいずれでもよい。
化合物A及び化合物Bは別個に添加してもよいが、あら
かじめ両者の混合物を調製して添加することが好ましい
。また必要に応じて着色剤、安定剤、耐候剤、帯電防止
剤、増量剤等の添加剤、他の難燃剤を添加してもよい。
次イテ例エバミキシングロール、バンバリーミキサ−1
押出機等を用いて溶融混和することにより、本発明の組
成物が成形物として又は成形用コンパウンドとして得ら
れる。またメチルメタクリレート等の単量体に化合物A
及び化合物Bを添加したのち重合させることにより、本
発明の組成物を製造することもできる。
本発明の組成物は、常法によりフィルム、プレート、チ
ューブ、パイプ等の一般成形品等i7)種の形状の成形
物に成形することができる。これらは建築用材、電気器
機用材、インテリア用品、雑貨用品、車輌用品等に使用
することができる。
下記実施例中の難燃性の評価は、厚さ6mmのシートを
用いて下記の方法で行った。
a)アンダーライターズ・ラボラトリーズ(米国)のプ
ラスチックスの燃焼性試験法(以下UL−94)。
b) JIS・K−7201の方法による限界酸素指数
(LOI )の測定。
また透明性の評価は、厚さ1.5朋のシーFを成形し、
このシートの可視光線の透過率を、分光光度計により波
長530nm、スリット幅2゜00mm、光源として可
視部用白熱ランプを用いて測定することにより行った。
なお表中には難燃剤無添加の樹脂の透過率を100%と
して、それぞれの透過率を示した。
実施例中の化合物A及び化合物Bとしては、下記の化合
物を用いた。
これは米国モンサント・ケミカル社製のホスガードC−
22R(商品名)で、分子量611、P含有率15.2
%、C1含有率29.0%である。
これは特公昭42−19337号公報に記載の方法ニよ
り、エチレンクロロホスファイトをアセトンと反応させ
ることにより製造した。軟化点る2〜40℃の無色透明
な固体で、分子量約4500、P含有率16.5%、C
1含有率20.5%である。
CH30 1t   l   II A−3BrqH2CH−P−0−CHCH2−P (○
CH−CH2Br )2II        l CH30CHCH2B r    CH3CH3 これは特開昭51 18176A公報に記載の方法に準
じて、三臭化燐とプロピレンオキサイドの反応生成物を
加熱し、異性化及び縮合反応をさせたのち、低揮発分を
減圧除去して製造した。粘稠透明な油状物で分子量68
8、P含有公報に記載の方法に準じて製造した。無色透
明な油状物である。
0           0 111 B−1(CICH,CH20)2P−〇−(CH2CH
20)「P (OCH2CH2C1)2分子量516、
P含有率12.0%、C1含有率27、5%。
11      II B 2  (BrCH2CHO)2P 0CH2CH2
0P(OCHCH2Br)21 CH3CH3 分子量706、P含有率8.7%、Br含有率45.6
%。
−3 +1       11’        11(CI
cH2CH20)2P−0−(Ch2a−+20)2(
I)−0(CH2CH20)2”jzP(○CH2CH
2C1)20CH2CH2C:L 分子量979、P含有率12.7%、C1含有率21.
8%。
111 B−4(c1cH2cH2o)2p−o−(aH2al
(2oip(ocH2cH2C1)2分子量606、P
含有率10.2%、C工含有率26.4%0 実施例1〜8と比較例1〜5 市販のメタクリル酸メチル樹脂ビーズ100重量部に化
合物A及び化合物Bを第1表に示す割合で添加し、この
混合物を160℃で熱ロールを用イテ練り込み、190
°C及び100 kg/cTL2でプレスして厚さ3關
及び1.5m、のシートを作成し、このシートについて
難燃性及び透明性を評価した。比較例としては化合物A
のみを添加し又は肺燃剤オ無添加で作成したシー)・を
用いた。試験結果を第1表に示す。
実施例9〜16と比較例6〜1゜ メタクリル酸メチルモノマーに難燃剤A及びBを溶解し
、アゾビスインブチロニトリルをモノマーに対して0.
6%添加し、85〜90℃の水浴上で4時間加温して重
合させた。得られた重合物を粉砕し、190℃及び10
0 kg/cm2で10分間プレスして厚さ3 mm及
び1.5 mmのシートを作成し、難燃性及び透明性を
評価した。比較例としては難燃剤の一方だけを添加した
もの又は無添加のものを使用した。試験結果を第2表に
示す。
実施例17〜22と比較例11〜15 メタクリル酸メチルモノマ一95部、アクリル酸エチル
モノマー6部及びスチレンモノマー2部の混合物に難燃
剤A及びBを溶解し、アゾビスイソブチロニトリル0.
3部を添加し、実施例9〜16と同じ方法で重合したの
ち、プレス成形して厚さ3 rnm及び1.5mmのシ
ートを作成し、雛燃性及び透明性を評価した。比較例に
ついても同様である。試験結果を第6表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 難燃剤としての一般式 %式% (式中Rは炭素数2又は乙の脂肪族炭化水素残基、Xは
    /10ゲン原子、rは1〜60の整数、pは1又は2を
    示す)で表わされるポリホスホネート化合物及び一般式 () (式中R′は炭素数2又は乙の脂肪族炭化水素残基、X
    はハロゲン原子、mは0〜5の整数、nは1〜4の整数
    、qは1又は2を示す)で表わされるポリホスフェート
    化合物を、A:Bの重量比が9=1ないし2:8でアク
    リル樹脂中に1〜60重量%含有することを特徴とする
    、透明性の改良された難燃性アクリル樹脂組成物。
JP8092283A 1983-05-11 1983-05-11 透明性の改良された難燃性アクリル樹脂組成物 Pending JPS59206454A (ja)

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