JPS59150635A - 被服釦用鋲の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、釦をジーンズ等の被服生地に加締固定するた
めの鋲に関する。

従来技術 この種の鋲は、一般に、皿状の頭部と、尖鋭端部を有す
る柱部とから成り、前記柱部を生地に挿通した後、前記
柱部を銅主体の軸部に加圧挿入して先端部分を変形させ
て銅主体に加締固定される。

しかし、従来のこの種の鋲は、素材どして線材を用いて
いるため、前記線材を切断する工程や、切断した素材に
フランジ部を形成する工程の他に、柱部の先端を尖鋭に
する工程が必要であり、従って製造工程が繁雑であり、
コスト高であった。

発明の目的 本発明は、鋲の柱部を尖鋭にする工程が不要で、鋲の製
造工程が簡単になり廉価に製造することができる被服釦
用鋲の製造方法を提供することを目的とする。

発明の構成 上記目的は本発明によれば、帯状をした金属製の板材を
その幅方向に切断して尖鋭頂部を有するくさび状片を作
り、該くさび状片の前記尖鋭頂部と反対側の部分を潰し
てフランジ部を形成し、該フランジ部にキャップを被せ
て加締固定することにより達成される。

実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。

本発明は、釦用の素材として第１図に示すような帯状を
した黄銅等金属製の板材１を用い、この板材１をプレス
機や切断機等により第１図にｄ３いて波線２で示すよう
に幅方向斜めに切断して第２図にで示すように尖鋭頂部
４を有する多数のくさび状片３を製造する。図示の例で
は、板材１をその幅方向にジグザグ状に切断してくさび
状片３を第２図に示ＩＪ：うに２等辺三角形にしている
。

次にくさび状片３の尖鋭頂部４側の部分をブ１７ツク等
の治具により挾み、尖鋭頂部４ど反対側の幅広部５側（
２等辺三角形の底辺側）をハンマー等により潰す。これ
により、くさび状片３は、幅広部分５が潰されて変形す
ることにより、第３図に示すように７ランジ部６が形成
される。このフランジ部６は、くさび状片３の厚さ方向
が短径、幅広部５側の長さ方向が長径のだ円形をしてい
る。

次に、くさび状片３のフランジ部６に、第４図に示すよ
うに縦断面が口字状をしたキレツブ７を被せ、キャップ
７の周縁部８を内向きに曲げて周縁部８と底部９の間に
フランジ部６を挟圧した状態にキャップ７をくさび状片
３に加締固定する。

このようにして得られた鋲は、第５図ないし第７図に示
すＪ：うに、フランジ部６とキャップ７が頭部１０とな
り、他の部分が柱部１１となる。柱部１１は、くさび状
片３０尖ｖｔ頂部４側の部分であるから、第６図に示す
ように２等辺三角形状になる。

この鋲を用いて銅主体を生地に装着するには、柱部１１
を尖鋭頂部４側から生地に挿通し、かつ柱部１１を銅主
体の軸部に加圧挿入して柱部１１の先端側を変形させて
銅主体の軸部に加締固定すればよい。

本発明により得られた鋲は、柱部１１の基端側（頭部側
）の部分の機械的強度が先端側の部分に比べて大である
から、前記加締固定の際柱部１１の先端側の部分が容易
に変形し、基端側の部分は変形せず、従って釦を生地に
正しい状態に装着することができる。

発明の効果 以上のように本発明は、帯状をした板体をジグ１ｆグ状
に切断したくさび状片を用いるから、鋲の柱部の先端を
尖鋭にする工程が省略され、従って鋲の製造工程が簡単
になり、廉価になる。また、本発明により得られた鋲は
、柱部の基端側の機械的強度が先端側よりも大であるか
ら、加締固定時に基端側が変形せず、従って釦を生地に
正しい状態に取付けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で用いる板体の一例を示す斜視図、 第２図はくさび状片の一例を示す斜視図、第３図はくさ
び状片にフランジ部を形成した状態の一例を示す斜視図
、 第４図はキャップの一例を示す斜視図、第５図は本発明
により得られた鋲の一例を示す平面図、 第６図は第５図のＶＩ　−Ｖｌ線断面図、第７図は第５
図のＷ　−ＶＩ線断面図である。 １：板体、３：くさび状片、４；尖鋭頂部、６：フラン
ジ部、７：キャップ。 第１Ｖ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）帯状をした板材をその幅方向に切断して尖鋭頂部を
   有するくさび状片を作り、次いで該くさび状片の前記尖
   鋭頂部と反対側の部分を潰してフランジ部を形成し、該
   フランジ部にキャップを加締固定することを特徴とする
   被服釦用鋲の製造方法。